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震える牛
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震える牛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 21~40 2/6ページ
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私たち庶民が食べている加工肉は本物ではないかもしれない。 だったらせめて小説ぐらい、本物だ、上質だと感じるものを読みたい。 この小説は変な混ぜ物がない、事実が何であるかということよりも、真実や真理は何であるか、ということを改めて考えさせられる小説だった。 3.11から7年経った今でも、私たちは何が事実なのか分かっていない。 けれど、真実はいつも闇の中ではなく、自分の心の目で感じ信じたことの中にあるのではいか。 そんなことを漠然と考えさせられた。 | ||||
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「行き過ぎた○○権力をそぐための戦い」は企業だけのことではないなと感じました。 ある程度権力が巨大化すると、それを拡大、維持することが目的となり、 そもそもの目的を見失ってしまい暴走してしまいますね。 刑事小説として、最初は少しまどろっこしいですが、徐々にスピードアップし、 そして終盤は様々な伏線が回収されていくので、おさまりがよかったです。 そして、ちょっと綺麗すぎるなと思ったところで、最後の最後でひっくり返したり、、、。 楽しませてもらいました。 | ||||
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ドラマを見て原作を読みたくなり購入。1円というお値段なので、汚れているものが来ても諦められると、おもいきって古本を購入。予想外に綺麗で、とても良かったです。 | ||||
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文庫化されたのが2013年5月のこと。読むまで随分日が経ってしまった。もう賞味期限は過ぎてしまった感は否めないが、どうして独特の緊迫感を持ち、最後まで一気に読ませてしまう。最近、狂牛病(BSE)という言葉を聞かなくなり、問題になった頃の危機感は薄れているものの、食品偽装など食の安全問題は決して無くなってはいない。私は自分で厨房に立つのでしばしばスーパーマーケットに行く。食材を買うときには産地と添加物を必ず見る習慣がついている。自分や家族の口に入るものがちゃんとしたものかどうか、やはり気になるのだ。本書を読んだ今、更にチェックが厳しくなりそうだ。というより、もう安売りチェーン店やろくな調理をしない居酒屋には行けません。たとえ行ったとしても、栓の抜いてない瓶ビールくらいしか口に入れることができそうにありません。あぁ気持ち悪い。 | ||||
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当時は細切れで報道されていたような廃品処理業や獣医、など登場する業者間の関わりを描いていて感心しました。その後の3.11後のことも描いてくれたらと今後にも期待します。 | ||||
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滝沢さんが一生懸命会社のためにあくせく働くので滝沢さん応援したくなります 滝沢さん社長就任おめでとう! 滝沢さんがボンボンに、「オックスマートの店舗が一億円稼ぎ出すのにどれだけの商品を売らなきゃいけないか知ってるのか?」って詰め寄るところで、滝沢さんの今までの苦労がうかがえて涙。 食品加工はきちんと表示されるなら問題ないかな、と個人的には思いました。偽装が問題なのであって。 私(貧乏人)が肉をほぼ食べれらない社会よりは、添加物満点でも肉を食べれる社会のが貧乏人に優しいのでは。 添加物入りの肉のファミレス肉だと舌がピリピリするんだよねーって高い肉を商店街で買う刑事は、どんだけ給料もらってるんだ。と、安い肉でもないと肉を食えない貧乏人は思いました | ||||
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このテーマで、社会派サスペンス、面白くないはずがないと思ったが、やはり大当たり、メチャクチャ面白く、当然、一気よみ。 | ||||
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読み始めてから期待していたのでしたが、普通のストーリーでした。 | ||||
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刑事もの、食の安全のりょうだて。 アクションは無いけど、ドキドキワクワク。 | ||||
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以前から加工食品の安全性についての疑問はありましたが,この本は正にそのことについての無知を痛感させられる本でした。 作者はフィクションとしていますが,比較的食に関して無頓着だと自認していた僕ですら,普段何の気もなしに口にする食肉加工品について,どのように作られ,どのような添加物が入っているのか注意しなければいけないというより,むしろもう食べないし,子供達にも食べさせないと決意せざるを得ないようなリアルさでした。 しかし,このデフレの下,特に地方においては全国展開のスーパーや全国チェーンの居酒屋に行かざるを得ないのも事実で,大人はまあ多少は仕方ないにしても,子供達には,老廃牛のくず肉に内蔵を混ぜ,脱脂大豆に亜硫酸ソーダ水溶液を混ぜ亜硫酸ガスを加え,さらに亜硫酸塩,塩化カルシウム,イオン交換樹脂の薬で濾し,甘味料,化学調味料,牛の香りを演出する合成香料を混ぜてできるハンバーグは食べさせたくありません。 | ||||
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的な水戸黄門のような勧善懲悪ものにカタルシスを感じる人にはお勧めです。 殺人関係の謎解きはまあいいんだけど、八田ミートステーションはなんで警察沙汰になるのかわかりません。 100パーセントビーフが虚偽表示という描写があるが、それなら農水省や消費者庁の管轄。 オックスマートに対する強請りでしょうか? それも仙台に出店する大型ショッピングモールに反対する人間を切り崩す工作を担った人間に対する見返りで、双方に後ろ暗いところがあるので被害届を出すとは思えないし、生活安全課が所管することでもない。 八田はこの本では「お主もワルよのう」な越後屋的悪徳商人を役割なのでそんなのは罰せられて当然みたいな雑な善悪感を感じる。 商店街の風景に愛着やノスタルジーを感じるのは勝手だが、「商店街はなぜ滅びるのか」なんて本を読むと商店街なんて人為的に作られた一世代限りの物のようで、それが破壊されたのは利潤最優先の大企業のせいって決めつけるのは小説じゃなくてなんか他のジャンルの本かなと思う。 | ||||
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登場人物に魅力なく文章も稚拙、ストーリーにも無理があり、時間の無駄でした。 | ||||
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元時事通信の記者である作家が(恐らく)緻密な取材に基づき、食品業界のヤミに迫る一冊。非常におもしろく一気に読んだ。これだけの小説が書ける作家であるのなら、ノンフィクションで読みたかった。内容的には迷わず星5つだが、小説にしてしまった点が残念。 | ||||
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期待もせず暇つぶしに読み始めたが、案外面白かった。ストーリー展開にも 無理は無いように思う。「ナルホドこういう事もあるかもネ」という感じ。 刑事の捜査とルポライターの取材と会社内部の動きが同時並行的に進行するが、 いずれこの3本の線が1本になるのだろうと先読み出来てしまうのは弱点と 云えば弱点。スーパー刑事が悪徳経営者をスカッとやっつけるという形で 終わらせなかったのは正解だと思う。プロローグとエピローグは構想としては 面白いがインパクトが弱い。必要なかったかもしれない。 | ||||
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評価が高かったんで買いました。 内容は理解できます、消化不良。 そもそもジャンルはミステリー?刑事モノ? でも考えさせられる内容ではあります。 だからこそ、う~~ん | ||||
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後半にきて、ストーリー展開が読めてしまい、わたしの中ではイマイチ…。警察小説ともミステリーとも言えない感じがします。 | ||||
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この作品の上梓が2012年であるから、今の2016年に初読みというのは本読みニストとしていささか 情けなくもあるがそれでも中々エキサイティングに読み切ることができました。 この後、ガラパゴスへと続いていく相場版コロンボとでもいうべき田川刑事シリーズの一作目です。 昔気質の実直な捜査方法にこだわる風采の上がらない自称窓際の田川刑事。 仕事と飲み過ぎで健康を害して現場職から外され、継続捜査課という解決の目途の立たない迷宮入り前の 事件を引継ぎ単独で洗い直しするのが彼の役どころ。 仕事あがりに一杯飲みたいのはすごくよくわかるのに律儀にノンアル缶ビールとウーロン茶しか飲まず、 愛用の肥後の守で削った鉛筆で、元の厚さの3倍にも4倍にも膨らむぐらい手帳にメモを採り続けます。 結構奥さんとも仲が良いし、良い年頃の娘さんとも上手くやっていて、ちょっといい味を出しています。 本作では大規模ショッピングセンターと食肉偽装をメインテーマに、次作では派遣労働と自動車会社の数値改竄に とまさにニュースな社会問題が捜査に絡めて浮上してくる、といったとてもためになり、しかも面白いという 事件解決のサスペンスを楽しみながら興味ある知識をモノにできる御得なシリーズになっています。 この作品が皮切りとなってからでしょうか、食の安全についての情報もずいぶんと世間の目が厳しくなり ニュースの量も消費者の監視も増えてきたような気がします。 それでも中国や国内の格安加工食品、そして今後のTTPによる食のグローバル化の美名のもとに繰り広げられる ナンデモアリ状態、安さ至上主義的にますますなるであろう経済の次の大転換を予想すると、 まだまだ自分の家族の食の安全は自分で守るしかないなあ、としみじみ思うのでした。 とりあえずハンバーグは家でお肉からつくろう!!お肉を両手包丁でトントンとミンチにするのは楽しいですよ。 | ||||
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「ガラパゴス」が社会派ミステリー、警察モノとして面白かったので、二冊目として読み始めました。こちらは、社会派の面よりも刑事モノの要素が強いように思いました。どちらからといえば、ガラパゴスの方が人間心理、格差社会の現代問題をよく捉えていると思います。キャリア官僚とノンキャリ叩き上げとの確執、蛇の道は蛇の警察機構と企業の癒着。エンターテイメントとしては、面白いですが、昼のドラマのようなテロップで厚みはあまりありません。ガラパゴスが社会の闇(と言っても、派遣社員自体は労働の多様性を生み出したという明の面もある)に一石を投じたと思いますが、こちらは昔からの勧善懲悪もののイメージが強いです。もう少し、BSEについて突っ込んだ議論や情報があっても良かったと思います。基本的な目線が、主婦の昼ドラのレベルでした。 | ||||
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読了後、満足して単行本の奥付を見ると、2012年2月発行となっているので、念の為、「このミステリーがすごい!」を開くと、ベスト10にも20にも入ってなく、ランク外の30作品まで見ても入ってないので首を傾げる。読み巧者から見たら、どこが悪かったのか考えてみる。 深夜の居酒屋で強盗を装った犯人に、居合わせた二人の客が刃物で殺される。結果的にプロの犯行ではなかったので、即死に近い状況は不自然? 盗難車の盗難は偶然過ぎる? ――― 色々突っ込みどころは有るだろう。でも、読みやすいし、主人公の風采が上がらないのが逆に魅力的だし、どんどん読み進めていける。 「震える牛」というタイトルは正直気に入らなかったが、読了したらまさにピッタリだし、後半の怒涛の追及シーンは迫力が有ったし、そこから予想外のひねりがあって、驚愕と同時に落胆させたと思ったら、最後に、もうひとひねりを持ってくる巧さ! | ||||
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題材は興味深かったが、謎解き、心理描写、全体的な構成などは稚拙だと感じた。普段、横山秀夫などを読んでいるので、どうしても比較してしまう。読後、時間を無駄にした感が大きかった。 | ||||
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