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パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動



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【この小説が収録されている参考書籍】
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)

パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動の評価: 3.25/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(1pt)

幼稚な哲学

[ネタバレ含む] 前作「神様のパズル」は間違いなく良作SFでした(映画版はクソ映画と呼ぶしかない出来でしたが)。それを読んでから4年越しに本作を読んでみたけれど、最初に思ったのは、こんなに文章が下手だったかということです。まず本作は主人公の忘備録という設定になっているせいなのか、大学1年生が書くレポートかと思わせるような「である」の使いすぎで、読んでいて気持ちが悪いです。主人公は前作から時間が経って既に社会人なのに。確かに主人公は無能なのかも知れないけれど、これでは読者としては、単に無能が書いた文章を読まされている感覚でした。文章のレベルを落とさずに主人公の無能さを表現するべきだったと思います。さらに登場人物にも共感できない上に好感も持てません。主人公に下心があるのは構わないけれど、場面を選ばず唐突に下品なことを口走るのは白けるし、天才設定のキャラが全く天才に見えず、「天才集団」が云々と言われても凄みがないです。天才が中学生レベルのことで思い悩んでるなんて残念過ぎます。また他の方のレビューにもあるように、本作に出てくる技術はさておき、そこでやっていることはロボトミーと同じです。それが人間が直面する問題を解決する真理と言われても説得力がないでしょう。真理と言うよりただの思考停止です。この時点でオチが読めてしまいます。前作のようなSF的スケール感もなく、内側の思考も浅いという残念な作品でした。
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)より
4758434360
No.1:
(2pt)

ロボトミ手術では心理は得られない。SFではなく平凡なミステリ作品。

機本伸司のデビュー作、「神様のパズル」の続編。穂積沙羅華、と綿貫が登場する話だが、失踪者を探して、自殺サイトらしき秘密結社に潜入するというミステリになっている。加速器ががん治療に利用されていることは事実だが、それで脳細胞を破壊して真理を得られるはずがない。そんなこと、医学や脳科学者には自明のことだろう。彼らのやっていることはロボトミ手術で脳の感情や施行する部分を壊し、見た目に何も感じてないように壊しているにすぎない。なんとか加速器と人間とは何かというテーマを結びつけたかったのだろうが、少々無謀だった。あまり、キャラにこだわらずSF作品を書いてほしい。
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)より
4758434360

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