■スポンサードリンク


パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)

パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動の評価: 3.25/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

らぶそんぐふうえすえふ?

らぶそんぐふうえすえふ?

ようやく就職した綿貫基一の元に、
“ネオ・ピグマリオン”という怪しげな会社からメールが届いた。
渋々相手と会った綿貫だったが、彼らの依頼は、失踪事件の調査を
天才美少女科学者・森矢沙羅華にして欲しいというものだった。
綿貫は、普通の女子高生に戻ろうとしている沙羅華を説得し、
調査への協力を取り付けたのだが―。
沙羅華と綿貫に、待ち受ける難事件とは!?
大ヒットSF『神様のパズル』の待望の続編、ついに刊行。

感想

前作の『神様のパズル』はデビュー当時に読みました(何年前だろう)

前作は、沙羅華が天才科学者の殻を脱ぎ捨て
普通の女の子として生きていこうとするところで話が終わりました。

今作はその続きからです。テーマは自分探し。

そこにSF的な理屈を持ちこんで、
自分とは何か、自我とは、みたいな展開になっていきます。

理屈それ自体は手を変え品を変え、わりとありがちなんですが
その理屈を使って、ここまで青くさくて、恥ずかしい展開に
持っていける作者の手筋には感心してしまいました。

その場面のセリフはまるで、
『何にも持ってない俺だけど、素のままの俺を愛してくれ』
そんなラブソング風味で、
最先端の理屈と卑近な心情がどういうわけだかスパークして
可笑しみに姿を変えていきました。

って言うか、今作は割れ蓋にとじ蓋的な
沙羅華・綿貫コンビの相性の良さをSF的ガジェットで
語り倒した作品とも言えそうで、
ラストを読む限り、このシリーズは今後も続いていくみたいです。

続きを気ままに待とうと思います。

読んでからの一言
それでもまだ、デレたりはしないのだ
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)より
4758434360
No.3:
(4pt)

前作の不満点を補う一作

前作「神様のパズル」で人に宇宙が作れるか、という命題に取り組んだ二人の新たな物語、
という定番の惹句はさておき、
前作エピローグで見せた女子高生・森矢沙羅華に違和感を感じた私みたいな人間にとって、待望の補完
それが本作です
前作に比べてSFとしてのスケールが若干小さくなった感があるのが残念ですが、その分二人の内面の描写が充実し、小説としてはより完成度が高くなったといえるのではないでしょうか

どうやら新規の伏線も用意されて、続刊の刊行がありそうな気配ですが、綿さんがストレスで禿げないよう、軽い短編も挟みながらの展開を期待します
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)より
4758434360
No.2:
(4pt)

好篇

前作「神様のパズル」はプロットは最高なのに残念な読後感でした。主な理由は「失礼ながら著者の力量不足が感じられること」となんといっても「涼宮ハルヒの憂鬱」のように「主人公(女性)が引き起こす騒動に対し、主人公(男性)が活躍しないこと」に尽きるでしょう。ライトノベルじゃないんだから「萌え」の要素は必要不可欠とは言いませんが、語り部が語り部に徹してしまって「面白くなりそうなのに、ならない」状態が最後まで続いてしまったのです。正直売って処分してしまおうと考えたのですが、本作が出るとわかって「ちょっと待て、もう一作読んでみよう」と自制したのです。
結果は大正解でした。著者の力量がいかんなく発揮されていますし、主人公(女性)が引き起こす騒動に対し、主人公(男性)が活躍します。タイトルの「課外活動」から「番外編」のように感じられますが、前作を「プロローグやバックボーン」とし本作を「本編」として見れば見事な完成度です。「萌え」も「ツンデレ」もあるサービス振りなのに、主人公(男性)のハーレム状態になっていないことが高感度・大です。ラスト近くは不覚にもジーンときて「もったいないから、しばらく再読を控えよう」としたほど。前作も本作も未読の方は本作から読まれることをお勧めします。特にストーリ上の問題はないと思われます。(本作に不満足なら前作を読むまでもないでしょう。)逆に満足ならマニア心で「前日談」も読んでおくべきだと思います。
続編への前フリと思われるエピソードが多々含まれていますが、米澤穂積さんの「*期限定**事件」シリーズのように、あと「*作」とハッキリわかる構成で作り、〆てもらいたいです。
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)より
4758434360
No.1:
(5pt)

ふたりの仲も急接近?!

神様のパズルの続編。

無事大学を卒業し就職した綿さんのもとに、
やっかいな依頼が持ち込まれた。

資産家子息の失踪事件の調査依頼を、
天才美少女沙羅華に取り次いでほしいというのだ。

最初は乗り気ではなかった沙羅華が、
興味を持ち始めた理由には、
綿さんにも話していなかった秘密がかかわっていた…。

「内宇宙」をめぐる深遠な疑問が
凸凹コンビによって漫才さながらに
解き明かされていく、前作同様の楽しみにプラスして、
今回は、
ふたりの仲も急接近しそうな勢い…?!
クライマックスでの綿さんのセリフには、
思わず胸がキュンとときめいてしまった…!

本作はこれで完結しているが、
さらに続編もありそうな感じなので、楽しみ。
パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:パズルの軌跡―穂瑞沙羅華の課外活動 (ハルキ文庫)より
4758434360

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!