■スポンサードリンク
GOTH リストカット事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
GOTH リストカット事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 61~80 4/7ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私が乙一さんに嵌る切っ掛けとなった本です! 文章や話の作り。……そして、もっとも目を引かれるのはキャラクター性です!!! 乙一さんの本を読んだことのない方は、まずこの本から読むことをお薦めします。 人の暗い一面。そして、それを求めて止まない生存本能ともいえる思考。読み始めたら、止まりません!!!!!!!!!!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校のクラスでは溶け込んでいるけれど、実は芯まで異常な男の子。 クラスでは浮いた存在、異常な神経の持ち主だけど、 実は芯まで異常には入り込んでいない女の子。 そんな2人が絡むプチサイコホラー。 「その笑顔の作り方を私にも教えてくれない?」の台詞に、 ゾクリとした感覚を味わったのは私だけじゃないと思います。 多重人格探偵サイコとかが好きな人は、まず「買い」かと。 構成としては短編が続く感じなのですが、いくつか読んでいくうちに、 話の構成にある種のパターンが見えてきます。 人によっては、「ああ、またか。」と感じてしまうかもしれませんが、 個人的にはルールを知っているパズルを、いくつも解いている感覚で楽しめました。 (ナンバークロスは、ルールはどれも同じだけど、全部問題は違う。みたいな。) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オチにびっくり!!読んだ後「えっ?ええーっ!?」って感じでもう一度読みたくなる。もし映画化されたらどんな感じになるんだろう?映像では表現できないかな。私は、かなりおすすめします。ちなみに私は3回読み返しました…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乙一さんの作品が好きな自分としては、満足です。 ただ、多くの乙一さんの作品のように「切なさ」を期待してはいけません。 けっこうグロいシーンもあるので、そういうのが苦手な方は気をつけてください。 それなら平気って方は、ぜひオススメします。 ただ、なぜゆえ2分冊にしたのかが不明…… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容は結構グロいのですが、それを感じさせないほど美しく様式的な描写が読む者を惹きつけてくれます。 凶悪犯罪者に対し崇拝に近い感情を抱く二人の学生が数々の事件に関わっていくストーリーが 正義も悪も廃した「只の事実と当人の感情」を中心に描かれております。 文章のみで全てを伝える小説ならでは(とゆうか小説でしかできない)トリックが使われており 普段小説に触れない方には是非読んで欲しい作品です。 きっと活字の新たな魅力に気付かれる事でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
グロテスクな表現も出てくるし、主人公や夜の心情はとても推し量れないものがあるのですが・・・とにかくむさぼるように読みました。 一章一章を読み終わるごとに、なんて美しいんだろう、と思いました。 次々と押し寄せるどんでん返しの嵐。 ミステリー慣れしてない私だからこそかもしれないけど 本当に鳥肌物でした。 ありえない話ばかりだけど、そこを淡々とした口調で語っているものだから案外すんなりと受け入れられたように思います。 一読の価値、あります。 ぜひ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校生の神山と森野の男女がどの事件にも関わってきます。 出だしかなり猟奇的な殺し方の描写があるため、この本は「グロ系」なのかと構えましたが 読んでいくうち、ミステリー色がかなり強いことに気付きます。 「エッ!?」という驚きの結末が読み手を待ち構えています。 特に、「犬」など、まさに『アザーズ』な感じでした。。。 「声」も、驚きの結末です。作者はこの本を「ファンタジー」として書いたそうです。 人によってファンタジーもいろいろな捕らえ方があるのですね。 また、教室では喋らないけど放課後誰もいなくなったら神山と森野は会話をします。 別に「愛情」とかではなく同じ臭いを持つ2人として情報交換というところでしょうか。 この、ベタベタしてないCOOLな感じもこの作品を引き締めます。 残酷な描写が少々あるため、苦手な方もいらっしゃるでしょうが、まぁ大丈夫と言う方にはお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
グロいとは全然思いませんでした。小林泰三慣れしてるからかなあ?? 「犬」はちょっとわかりやすすぎですね。「土」あたりから、「僕」のイメージがわかんなくなってきました。 でもまあ、なかなか楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィクションだからこそ、人の死も死体も血もアッサリと書けるし、 そういう作品だからこそ、暗黒面に魅せられる部分を満たすことが 出来るのでしょう。 一冊を通して秀逸だと思うのが、一切の被害者が殺人のときに感じる 痛みの描写がないこと。そしてあくまでもファンタジーとして物語を 読ませてくれる主人公2人の軽やかさ。以上の二点からオススメです。 しかし、フィクションをフィクションとして楽しめない人には不向きかと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今までの乙一作品の中で1番気に入ったのがこの作品!主人公とクラスメイトのどこか謎めいた森野夜との近すぎない関係の中様々な事件を見ていく!本当に面白い! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は、「乙一さんってどんなジャンルの話でも書けそうだなあ」と思わせる作品です。 やはりミステリーということもあり、いつも以上に『どんでん返し』や『騙まし討ち』のある作品です。 また主人公・ヒロインが『GOTH』ということもあり少々グロイところもあるし、少々GOTHな人に 理不尽さを感じますが、暗黒さに魅せられながらもスンナリと楽しめて読めてしまう作品です。 ただのミステリー小説ではなく、主人公などが『GOTH』ということで新鮮な感じがします。 「犯人を捕まえて事件解決♪」で物語終了かと思いきや、もっと驚き、少々切なく (特に第三作目『犬』や第四作目『記憶』や第五作目『土』なんかは)、怖いラストで物語終了でした。 第三作目『犬』の『どんでん返し』は少々無理があるが、十分楽しめるし、森野の意外な一面が笑える。 「僕」のGOTH的思想・推理や、ヒロイン森野のキャラがやはり面白く設定もイイと思った。 乙一さんの良いところがキラリと光る、新感覚で十分楽しめる作品です。 オススメです! というより読まなきゃ絶対損だと思います。 乙一さんの作品をまだ読んでない人も、是非読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説のようなライトノベルのような本です。 ただやはりグロいところがありますので注意。 (ホラーってわけではないです) 失踪HOLIDAYやCALLING YOU等のイメージから入ってくるのはやめましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「死」に対して共通の意識を持つ“僕”とクラスメイトの森野が織り成す連作短編ミステリー。 「暗黒系」は、クラスメイトの森野が持ってきたのは、猟奇殺人事件の犯人が落とした手帳。そして、三人目の被害者の発見。被害者の服の持ち去り。森野からの「助けて」のメール。果たして森野は…!? 「リストカット」は、リストカット事件の犯人は化学教師の篠原であると見抜いた“僕”は、篠原から“手”を奪う。篠原は“手”を盗んだ犯人に復讐しようする…。そこにはもうひとつの思惑が! 「犬」は、私とユカは近所の小型犬ばかりを狙って連れ去り、川辺の草地で殺害していた。一方、“僕”は妹の特殊な能力で殺害現場を見つけ、張り込んでいた。そこでペット殺害の真の目的を知ることに…。 「記憶」は、森野から双子の妹がいたが事故で亡くしたと聞かされる。その話に不審な点があり、森野が幼少時代を過ごした田舎を訪れる。当時、そこで何が起こっていたのか!? 「土」は、人を生き埋めにする殺人鬼。森野が捕まり埋められるが、クラスメイトの少年に感づかれた節があり、彼も殺害することに。だが、少年の口から思わぬ言葉が…。 「声」は、廃虚となった病院から北沢博子の死体が発見された。そして、犯人から博子の妹に姉の肉声が録音されたカセットテープが渡される。その内容とは? そして、ついに“僕”の正体が明らかに!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは私的に凄くいいと思います^^ 是非みなさんにオススメしたいです。 少し乙一さんのいままでの作品からすると珍しい感じです。 マンガ版もありますので。 そちらも是非どうぞ♪ 乙一をスキな人もそうでもない人にもオススメです^^ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
書店で発見して、まず思ったこと。 何、これ。 表紙・暗い。挿し絵・ナシ。タイトル・G0TH。 「あっ!乙一の文庫があるっ!!」そう思って手に取ったのに。 何、これ。 今まで「夏と花火と私の死体」とか「天帝妖狐」など、パッと見て直ぐ分かりそうな表紙やタイトルだったのに。 何、これ。 「まぁ、乙一だし買ってみよう。」 そんな軽い気持ちで買ってみた、今年の夏。 裏切られた。 甘く見ていた。 何、これ。 これが私の読後の感想である。 此処ではあえて作品の内容について触れないが、これで、乙一の真髄を知った気がする。 「読め!!」と強制はしないが、「嬉しい裏切り」を体験したい人は、読んでおくべきだと思う。 おすすめ、です・・・! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どう考えてもありえないくらい異常です。主人公が淡々としすぎていて驚きました。罪悪感とか、良心というものを持ち合わせていないようですね。これだけ淡々としていると逆に面白いです。普通の人ならトラウマになるようなことを平気でやってのけてくれます。少々残酷なシーンもあります。その手のものが嫌いな人にはお勧めしません。また、正義感の強い人にもお勧めしません。登場人物の性格がすさまじいので、憤慨するかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かの乙一先生の傑作「GOTH」の文庫本化。作品の内容などはもうすでに解説不要なくらいまでに知れ渡っている傑作だと思います。 しかしねこの文庫化に際しては何故!?!?が少し。もともとの単行本がそんなに厚いものではない(約330ページ)のに、何故に2冊に分かれているのかということ。夜の章、僕の章と分け方は面白いのですが、どうも販売戦略のほうが見え隠れして、ややげんなりします。 あとがきをよんで乙一さんも「どのような都合かわかりません」と書いており、彼の意図ではないことに一安心。そうです久々の彼のあとがきが復活、これまた面白い読み物となっています。これを読むために本書を購入してもいいくらい面白いですよ。(しかし、これまた律儀に次に(僕の章)続くとは笑いますが) この作品コミック化されていたのですね。私的には絶対的に文字から入る事をお勧めします。とくに最後の章の「声」にかんしては小説ならではのトリックが仕掛けられており、先に結果を知ってしまうと面白さ半減以下間違いないからです。逆にこのトリックを漫画でどう描くのかが面白く思えてきます。 なのでタイトル(ゴス文化などなど)につられて来た皆さん、まずは本書から読みましょう。期待を裏切らない面白さがここにはありますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人称の内省文に決定的な情報欠落を含ませることによるミスリーディング。「人称代名詞が実際誰のことなのか」について読者の先入観をはるかに高い次元で裏切てみせており、非常に芸が立っています。つまり、GOTHの各話は「規範的な叙述トリック」と言って良いと思います。 ところが一方、それを集大成して本となったGOTHは、特異キャラクタによるシチュエーションドラマが週連載風に付け足されて成立しています。つまり、GOTHは「典型的なライトノベル」でもある訳です。 私は、ライトノベルは、角川歴彦式のメディアミックス展開の果てにアニメ化というゴールを目指すものと思ってました。どう考えても、ミステリの人称ミスリーディングとアニメ化は相性悪すぎます! GOTHは実に不思議な商品です。コミック化されてるというから尚不思議。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の魅力は「僕」の名前が最後まで出ていない所だと思う。犯罪を目撃する事が好きな「僕」。「僕」が事件に関って行きながら、彼の中のGOTHが変化して行く様を三編に渡り違う角度から見る事が出来る。関わってくる級友森野夜との、ある一定の距離や関係が面白い。背景の描写はグロテスクな所が多い。けれどそれを感じさせない予測不可能な展開は、続きを読んで真相を知りたいという気持ちにさせる。とても読みやすい、情景を思い浮かべやすい本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「僕」は、自分が周りの人々とは異なる趣味を持っていること、心の中に存在するある種非現実的な衝動を、無理矢理取り払うでもなく、ただ真っ直ぐに見つめ、自覚しています。自分とはそういう人間なのだと受け止めています。この「僕の章」には、なぜ周りと同じように普通に生きられないのか、自分自身を激しく責める人がでてきますが、そんな人物をも「僕」はただ静かに観察します。生と死は表裏であり、一瞬にして世界がガラリと変わることもある。自分が今見ている世界は、はたしてどちらなのか。どこで生と死は繋がっているのだろう・・・。「声」という話の登場人物は、いつの間にやらその境目がわからなくなり、必然的ともいえる人の心理によって、自ずから死に近付いてしまいます。遠い世界のようで、実はすぐそばに存在していた死。だからこそ改めて目に映る生。私はこの「声」という作品に、特に惹かれました。先に「夜の章」を読んでおくと、キャラクターの把握もしやすく、より一層この物語を楽しめると思います。ひんやりとした人物造形が見所だと思っていましたが、最後の場面はまるで著者の手から離れたように彼らが能動的に動き出し、読み終わった後は予想外の爽やかさがありました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!