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GOTH リストカット事件
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GOTH リストカット事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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「なぜこんな作品を書く?」「なぜこんな作品を読ませようと思ったのか?」「なぜこの作品を出版したのか?」読み始めたとき、そう思った。しかし、ここに書かれているような出来事は、実際にこの世の中で起こりうることであり、残虐性は人それぞれの心の中に、大なり小なり存在するものだ。人間の持つ特異性は、決して一部の特別な人間だけのものではない。何気ない平凡な生活を営む人間の中にも潜んでいる。もちろん私の中にも・・。そのことに気づき、視点を変えて読むと、この作品の持つ輝きが見えてくる。目をそむけたくなるような描写の向こうに、作者の真意が見えてくる。 | ||||
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リストカット事件や土はすごい好きです。暗いところを覗き見てしまう気持ちというのはどこかにあるものだし、そういうのが好きな人にはお薦めです。ホラー・スリラーを期待したらちょっとぬるいかな? 怖いの駄目だけど暗いの好き、程度ならかなりお好みかと思います。 キャラクターが魅力的でした。暗黒とかリスカとか、そういうキーワードに反応してしまう人はぜひどうぞ。 | ||||
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話題作だし、ここでの評判もすごいので、いつかは読まなくてはと思いつつ、ようやく手をつけました。が、過度に期待しすぎたせいか、想像していたほどでもなく、けっこう普通だなと思いました。個人的にはキャラもそれほどたっているようには感じず、予想外のオチに驚かされるということもなく、目を背けたくなるようなグロい表現かと思いきや意外とライトな表現で、誰にでも手をとっていただけるようポップに表現したサイコ小説という感じがしました。決してつまらなく感じたわけではないですし、不快感は全くなかったんですが、やはり評判の良いものに肩透かしをくらった感じがあったんで、どうしてもうーーん、ってなってしまいました。 | ||||
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リスカしてる私としては、なんだか作られちゃってる感が否めないんですよね・・・。「面白さ」ではピカイチだと思いますよ^▽^ | ||||
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「本格ミステリ大賞」という帯の売り文句につられて購入したようなものであるが、良い悪いは別にしてどこらへんが本格なのかさっぱりわからない。もっとも「本格」などという定義自体が妖しいものであるから、「妖しいミステリ大賞」と読み替えればいいのかもしれないが。当作家の作品は「此れまでにない」「せつない」という売り文句で売り出されている。しかし一読されればわかるが、割合この手の小説はある。ただ賞を受ける類の小説としての評価がなされていなかっただけではないかと思う。そういう意味で、本書は確かにミステリとして評価されるのは初めてである分野かもしれない。申し訳無いが突出して出来のよい作家であるとは思わない。だがそれは、面白くないということではない。「ZOO」がさしずめ夢枕「悪夢ぐらい」の延長であるならば、大塚「サイコ」の毒抜き版と言えばわかりやすいだろう。著者の優れている点は異端の思考を静に淡々と語るところに在る。主人公は死体の見つかった場所に立つことが心の糧である少年と少女であり、彼等は世間的な良識を知っていて尚自分の闇を切り捨てない人間であり、自分自身を異端として認識し尚且つ個で居られる存在として描かれている。「Aちゃんが持っているから私も」という解かりやすい感性は彼等にはない。そんな彼等が食指を動かす惨殺事件が当ミステリの核なのだ。面白くないわけが無い。フィクションをフィクションとして楽しめる大人の感性を持っている方にお奨めする。そして本作のキレがあまりにも鋭利である為に、「こういうものを評価する社会が悪いのだ」という人が出ないことを心から願う。 | ||||
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全体として暗い雰囲気の漂う小説。若いと紋切り型に切り捨てるのはよくないのだろうが、経験不足からか文章構成に稚拙な印象を受ける。とはいえ、ストーリー作りについては非常に巧み。 | ||||
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