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きみの友だち



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【この小説が収録されている参考書籍】
きみの友だち
きみの友だち (新潮文庫)

きみの友だちの評価: 4.46/5点 レビュー 209件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全177件 121~140 7/9ページ
No.57:
(4pt)

久しぶりに出逢った良質の作品

きみの友だちを一人一人紹介していくこの物語を読んでいくと、子供の世界では、きっとリアルタイムでこんな事が起きているようで、とても作り物の小説とは思えない現実感があります。
こんな子いるよね・・と思いながら読む短編は、一つ一つ納得するような形で終わらせているので、若い世代にも読んでもらいたいような、そんな気持ちにさえなります。
というよりも、若い人こそ読んでみると、友人関係で悩んでいる人は、少しは解決に導かれるかも。
「きみ」と呼びかけるとてもやさしい語り口調なので、読んでいるだけで癒されてくるのです。
人と関わる事がどんどん難しくなって、上辺だけの付き合いをしてしまいがちだけれど、本当の意味での友だちって??と考えさせられました。
それにしても、どうして作者はこんなにも子供の世界をまるで見てきたかのようにわかるのだろう??
不思議・・・。
由香ちゃんの部分では、久しぶりに泣いちゃいましたね。
きみの友だち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.56:
(5pt)

ほんとうのともだち

クラスの中に必ずいる、「強い子のいいなりになってる子」「一人でそっぽ向いてる子」「病気で学校に来られない子」などなど、いわゆる「地味」な子達にスポットライトを当てて、学校社会の矛盾に迫った作品といえるだろう。でも底に流れるテーマは「友情」。内容は、ほんわかしていて、ほろりと泣けるようなものばかり。

「ほんとうの友達って?」とことばがあらゆる場面で問いかけられる。だれかと一緒にいないと、どこかのグループに属していないと、そんな不安に駆られてグループを作って、派閥を作って、そのメンバーを友達と呼ぶ人は多い。

でも、ほんとうの友達は、お互いが求め合っている。一人でも全然いい。そこから広がっていく輪の中にいる人たちは一生の友達になる。そんなメッセージだった。

中学生くらいのときに読みたかったなあ。
きみの友だち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.55:
(4pt)

まるで映画のような小説

暗い舞台に無造作に立つ登場人物ひとりずつピンポイントにスポットライトを当て
物語は始まる。
最初は主人公の恵美がほぼ毎回出てきて写真を撮る行為がすこしうざったく感じた。
だが最後の章で納得。(セピア色の)写真が”そのときの一瞬”を鮮やかに映し出す。
あぁ自分もこんな風だったなぁ〜と思うことがあったり、あぁこんな風に感じていた奴も
いたのかもしれないと思うところがある。かなり考えさせられる。
多くの人は、共感できる場面シーンがあるだろう。
なかには発達段階(ステージ)に応じて何場面にもまたがっている人も多くいるように思う。
文章自体は平易で中学生から読める。とかくロールプレイングになりがちな中学・高校生に
是非読んでほしいし、生き方の参考にしてほしい。
大人も勿論読むべきだ。文章中に大人の何気ない一言で傷つけている場面・大人視点から当時を振り返る記述が見られる。是非自身も客観的な視点で振りかえり、現在に活かしてほしい。

最後舞台全体にパッと光が当てられたそこには、皆の晴れた笑顔があるような気がしてならない。
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4101349223
No.54:
(5pt)

泣けます。ただただ、泣けます。

映画をキッカケに読みました。
映画同様に、感動して読みながら落涙してしまいました。

他の重松清さんの作品同様、
短編のようにみえながら、繋がっている、
得意パターンが、同作においても踏襲されています。

感動して泣きたい方にはお薦めいたします!!
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4101349223
No.53:
(5pt)

記憶に残る最高の思い出

とても感動しました。
何よりも本を読むにあたって、誰もが一度は経験をしたことがある学生時代の話。
読んでいて昔の自分の姿を思い浮かべながら、懐かしさや後悔が蘇ってくる感覚が不思議ながらありました・・・
人によって感じる事や思ったりすることは十人十色だとは思いますが・・・
少なくとも学生時代に自分が築いた人間関係で「自分の立場ってどんなもんだっけ?」「本当にあの子とは友達として接していたのかな?」・・・
そんな事を思わず振り返ってみるのではないかと思います。

本の物語だけでなく、自分の学生時代の物語も回想しながら・・胸に熱いものを感じる事の出来る作品でした。

あなたと周りの友達はどんな人でした?・・そう皆さんに聞いてみたいですね。
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No.52:
(4pt)

友達の意味はここに書いてある

この本は章ごとに主人公が変わるが、最初の主人公である恵美ちゃんになんらかで関係している。恵美ちゃんは交通事故で片足をなくした女の子。あることで次第に友達が居なくなりクラスで孤立してしまう。片足だけじゃなく、友達までなくしてしまった恵美ちゃん。
 しかし、逆に得たものがある。それは由美ちゃん。体が弱く大人しい恵美ちゃんと同じクラスの女の子だ。あるきっかけで次第に恵美ちゃんと由美ちゃんは仲良しになる。クラスメイトは「二人はクラスで孤立しているけど本人達はすっごい楽しそう。なんで。」友達は多くなくても良い。心に一生残るそんな友達が一人居れば良い。
 今、友達関係で悩んでいる人たちに読んで欲しい。この本が救ってくれることだろう。
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4101349223
No.51:
(5pt)

良い本に出会いました

読み始めてすぐに、ふわふわっとした何とも形容のし難い気持ちになりました。
そして、読むうちにこの気持ちの正体が分かって。
 重松さんは僕と同年代ですが、なのになんでこんなに思春期にいる子供の内面描写がこんなに上手いんだろう。
 忘れていたあの頃の事を思い出させる、もこもこ雲の物語。
重松さん、ありがとうございます。
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No.50:
(5pt)

あの頃の

お前なんて、「みんな」から嫌われてるんだから

そう言われて、泣き、悩み、自殺まで考えたあの頃の私。
玄関で待っていて、何も言わずに一緒に帰ってくれたあの子。
そんな子がいたのに、「みんな」に嫌われて悲しいって思っていたあの頃の私。

あの頃のことを、私は憶えてるけど、「みんな」は忘れている。

あの頃、この本に出会えたらよかったのに。
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4101349223
No.49:
(5pt)

『君の友だち』の主人公は一人と八人、脇役はいない

タイトルにも記した通り、『君の友だち』には主人公は一人と八人で、脇役はいないと私は思います。

一人は和泉恵美。この物語の主人公であり、一つ一つの話の中で必ず出てくる重要人物です。

八人はブンちゃん、堀田ちゃん、三好くん、ハナちゃん、佐藤くん、西村さん。

この九人が一つの話で主人公になるのは今までのレビューを見れば分かりますが、
それぞれの話で出てくるいわゆる脇役も私としては主人公に近かった印象でした。

それぞれの和泉恵美以外の話は誰もが一度は体験、もしくは目にしたことがあるありふれた話だった、という印象が残っています。
ですが、敢えてそれぞれの心理描写を多く取り入れないで、話をあそこまでリアリティに富んだ作品を作れたのは、重松清さんの若者に対する偏見が無かったからだと思います。
和泉恵美が主人公の話の『花いちもんめ』では、感動的な終わり方をしたゆえあそこで終わっていれば……と言う方を多く見ますが、
私個人の意見では、最終話があったからこその、その前の九話だったのだと思います。

不自然な視点の物語の書き方の理由を説明するのと同時に、ある意味でのバッドエンドもあった九話全てを気持ちのいいハッピーエンドに持っていったのが最終話『君の友だち』だと思います。

学生時代を遠く離れた私ですが、これを読んで、
小学生時代の無邪気な自分や、中学生時代の背伸びした自分、
そこから大人に至るまでの子供だった自分が重松清さんの胸に懐かしく響く描写によって思い起こされました。

青春を謳歌している学生の皆さんや、あの頃を忘れて社会に溶け込んでしまった社会人の方には是非お勧めしたい一冊です。
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4101349223
No.48:
(4pt)

いつもの重松清

重松清はあまり好きではない。この本もあまり好きではない。どこが好きではないかというとストーリーに予測がついてしまうところとか、確信犯的にやたらとウェットなところとかだろうか。手垢のついたパターンを踏襲しているところは大衆小説の王道なのだが、あまりにも意外性がなさすぎるところ。だから小説作法に慣れていない読者に対しては受けがいいのかもしれない。それでも読むのは、予測した結末に至る作業の中で安心感を得たいから。好きではないと言いながらまた別の重松清を読むのだろう。この本の中で語られる「友だち」も、もしかしたらこの関係と似ているかもしれない。
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4101349223
No.47:
(5pt)

とても好きに

中学受験に頻出とのことで読み始めたのですが
最初の恵美ちゃんの話からぐっとひきつけられました。
その後につづく話でも、
本質を捉えた人物の影響ともいえないかかわりがあり
話の主人公一人一人が成長していく、
人間的というよりもっと深いものとして成長していく様子が
すごく楽しく読めてしまい
ほんの1-2日で読みました。

他の重松清の作品を読み漁ってしまいました。

とても好きな本の1冊です。
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No.46:
(4pt)

色々な友達の定義

僕はこの本を買って、読み始めたが1章が入り込みにくく、数ページ読んではやめてを繰り返す事3か月、読む者が無くなって仕方なく読み進めたら、やっと世界に入り込めた。

でも一度入り込むと、一気に数時間で読み終えた。色々な立ち位置の子供たちがそれぞれの青春を生きているお話。それぞれ短編として完結しているお話でありながら、続きものとしても楽しめる。

文庫本には作者による作品誕生秘話が書かれているあとがきが付いていて、それを含めて作品だと思うので、読むなら文庫版の方がお勧めです。
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No.45:
(5pt)

由香ちゃんがいじらしくて

泣きましたね。初っパナの「あいあい傘」が強力でした。2話以降は、由香ちゃんの仕草・セリフひとつひとつを心待ちにし、惹きつけられまくりでした。クールな恵美ちゃんが、友だちと認め、あれだけ一生懸命になるのも、分かる、ほんとに説得力抜群だと思います。とにかく、切ない。小説を読むことの醍醐味ってこういう感じかなあ。・・・ただ、最後の章については、賛否が分かれる、という気もします。私は、作者の優しさ・思い入れの現われというふうには評価しますが、好みとしては「無いほうが」に一票。ともあれ、めったに出会えない大傑作と思います。(だけど重松作品に限っては、こういう超ハイレベルが幾つかあるからすごいなあ。)
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No.44:
(5pt)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

小学4年生の時に交通事故に遭い、松葉杖をつくようになった恵美ちゃんと、恵美ちゃんにかかわる子どもたちのお話が収められています。
「あいあい傘」のきみは、恵美ちゃん。
「ねじれの位置」は、恵美ちゃんの弟ブンちゃん。
「ふらふら」は、クラスの人物相関図に振り回される堀田ちゃん。
「ぐりこ」は、ブンちゃんとの距離を感じるようになった三好くん。
「にゃんこの目」は、心因性視力障害になってしまったハナちゃん。
「別れの曲」は、ブンのサッカー部の先輩、佐藤くん。
「千羽鶴」は、前の学校でイジメにあった西村さん。
「かげふみ」はブンの親友、ライバル、相棒のモトくん。
「花いちもんめ」は由香ちゃんとのお別れをする恵美ちゃん。
恵美ちゃんの、押し付けがましくない優しさが胸に響きます。
「花いちもんめ」と最後の「きみの友だち」は、涙が止まりませんでした。
映画も見てみたいと思いますが、この本を読んだ時の感動が薄れてしまいそうでちょっと心配です。
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4101349223
No.43:
(5pt)

こぼれても こぼれても

どうしてこんなに 涙がでるのだろう
昨日 読んだばかりの1冊なのに
今日も手に取り そして 昨日より
たくさんの 涙が 溢れる
10代は もう遠く離れてしまったのに

遠く離れてしまったから 流れるのかもしれない

もう 二度と会えなくなった あの日々を想い
もう 二度と会えなくなった あの人たちを想うから

言えなかったこと できなかったことが
小骨のように 胸にささっている

後悔と 懺悔と 甘美な思い出
忘れていた その痛みを 思い出し
心が 赤く 熱い 涙を流す
きみの友だち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:きみの友だち (新潮文庫)より
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No.42:
(5pt)

すごい、重松清。

「流星ワゴン」に続く、重松清の小説2冊目の読書体験。
すばらしい物語作家だと確信しました。
「きみ」というのは、読者でもあり、実は語り手からみた「きみ」と呼ぶ愛する人であったり。
「ともだち」の定義を小学生、中学生の子ども達の世界を舞台に、
めくるめく言葉と間合いで見せてくれます。
子ども向けかと思いきや、まったくそんなことはなく、
大人って感情は子どもと何にも変わらないんじゃないかと実感しました。
狭い世界に人間の宇宙が詰まってる。
すごいです、重松清。
最初、手に取って5頁読んでみてください。もう最後まで止まりません。
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No.41:
(5pt)

知り合い?友達?親友?それとも・・・

単純な二元論は好きではないのだけれど「大勢の友達と一人の親友どちらが欲しい?」という質問に答えるならば,私は一人の親友と答える(言わずもがな,親友がいて,その上で大勢の友達がいるにこしたことはないのだけれど・・・).
 知り合い,友達,親友.これらに明確な境界はない.特に親友は難しい.言いたいことを言えるのが親友,という意見もあれば,親友だからこそ相手を大切に思いやり,関係が壊れないように言葉を選ぶという考え方もあるだろう.
 また,親友を作るのは年少の方が容易だ.年を重ねるごとにプライド,異性,周囲の目など様々な阻害要因が多くなり,作るのが困難になる.私も今後仲の良い友達は兎も角,親友はもう出来ないだろうと考えている.
 混沌としたレビューになってしまったが私の言いたいことは「多くの人にこの本を読んでもらいたい」つまりはそういう事だ.
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No.40:
(5pt)

優しくて、どこか切ない

子どもの頃、学校という小さな社会の中で誰もが感じたことであろうことや場面。
大人になってしまえばなんてことのないことが、友だちとの関係が、子どもの頃は一大事で、戦いで、それが全てだったことを思い出しました。
何が正しいとも間違ってるとも言わない、ただどんな場面でも、作者の視点からはあたたかくて優しい。
押しつけがましさもなく、どこか見守るような文章はスッと入り込んできて、自然と切なくなりました。
誰もがこの作品の中で、子どもの頃の自分に出会えると思います。
久し振りに本当に良い作品に出会えました。
きみの友だち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:きみの友だち (新潮文庫)より
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No.39:
(5pt)

「友だち」を作るには・・・

思春期の「友だち」を扱った連作短編集です。

10編目の最後の短編「きみの友だち」は、ヒロイン恵美の結婚式のシーンです。
ここに集うのは、ヒロインと何らかの関係のあった人たちです。
この中に「友だち」はいるのでしょうか?
ところで、「友だち」って何でしょうか?
一般的に言えば、ここに集まった人たちの中で「友だち」と言えるのは、死んでしまって写真での参加になった由香くらいでしょう。

この短編集の中には、様々な「友だち」らしきものが出てきます。そして、その裏返しとしての仲間はずれも出てきます。
衆を頼む関係や、敵を作りたくない八方美人もいます。
そうした中で、ヒロインの恵美は孤高を保ちます。由香との関係だけをしっかりと確立して行きます。彼女の言動からすると、あたかも「親友」と言えるレベルまで関係を高めるべく努力している感じがします。それは、彼女が、「友だち」とか「親友」という言葉を安易に使うのをいやがることからも解ります。ただ、その人その人によって、定義は違って良いのだと言う風にも考えているようです。

ラストの結婚式に招待した人たちの大半の人が、彼女の思春期の一時期に交差した人たちです。でも、そうした僅かな接点であっても、その時期によっては重要な関係を持つことになります。つまり、「友だち」関係に期間は関係ないと言うことでしょう。逆に言えば、いくら長く集っていても、薄い関係は「友だち」とは言えないと言うことでしょう。

現代社会にあっては、互いが競争関係にあり、この本のブンとモトのような関係はなかなか作りにくいし、長続きさせることも難しいかも知れません。
でも、ちょっとした考え方や気の使い方で、「友だち」と言える良い関係が作り得ますよと言っているようです。
きみの友だち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223
No.38:
(5pt)

人間に対する温かいまなざし

恵美とその弟ブンをとりまく様々な人間関係を、時間と視点を変えて綴られた作品。
普通は、スポットのあたらないであろう舞台の端にいる人物にも、繊細で温かいまなざしを向けて書かれています。

みんなには好かれていないかもしれない.....
上手く生きられない...
何をやってもうまくいかない.....
いつもいい人ではいられない.....
八方美人....

それでも、いいんだよ。
生きていて、存在していてもいいんだよ。

そんな温かいメッセージを受け取ることができます。

読み出したら止まらなくて、タオルを涙でびしょびしょにしながら一晩で読んでしまいました。
きみの友だち (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:きみの友だち (新潮文庫)より
4101349223

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