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蒸気機関車と血染めの外套
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蒸気機関車と血染めの外套の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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原題は『DEADLY BELOVED』.89年にイギリスで発表されたシリーズの3作目にあたる作品です. 帯に謳われている通りのフーダニットミステリで,最後までしっかりと楽しめるという印象. 事件の中心となる夫妻の名前が似ていたり,呼び名がファーストネームだったり敬称だったり, そのあたりにやや戸惑う部分はありましたが,翻訳にはクセもなくスムーズに読み進められます. また,ハウダニット,ホワイダニットとしても面白く,少しばかり説明っぽさはありましたが, 見つからない存在するはずの物証,容疑者と被害者に第三者の関係,入り交じる思惑の数々など, 新しい疑問や推理が浮かんでは消えていく終盤は,静かながらもスピード感があり引き込まれます. なお,自分はこの巻が初めてでしたが,過去や主人公父子の関係にたまに触れたりはするものの, 事件としては一冊で完結となっているようで,ついて行けなくなるほどのことはありませんでした. | ||||
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主人公のファロ警部補と若手医師のヴィンスが複数の登場人物から犯人を探し当てるという、古典調のミステリです。推理小説好きとしては、新作としてこのような作品を読めるのは嬉しいですね。時代の設定がビクトリア朝時代のイギリスということで、現代の警察の組織力と科学力を持ってすれば、この事件は一網打尽で即解決となるところですが、それはあえて考えず、主人公の推理をもとにしたスローな展開を楽しみ、そして読者も一緒に考えてと、そういう楽しみができる物語だと思います。 | ||||
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