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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全303件 241~260 13/16ページ
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私にとって電車って、単なる移動手段なので この小説の話の様に、偶然乗り合わせた者同士で恋が芽生えたり、はたまた見知らぬ人の助言で自分の人生が良い方向に向かったりする事って 100%ないとは言い切れませんが、中々そういう事って起こりませんよね。 でも有川浩さんの書いた小説ならば、そういうロマンチックな展開もありだな〜と感じました。 『レインツリーの国』も良かったですが、この本もほのぼのとしていて、人と人との繋がりに心がジワッとする…一期一会ってこういう事だな、と思いました。 来年に映画が公開されるそうですが、期待半分不安半分といったところです。 原作に漂う独特の世界観を大切にして欲しいですね。 人と人との繋がりって良いな、って素直に思える映画になる事を期待しています。 | ||||
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タイトルを読んでたまらなく懐かしさ感じました。 生まれは本に出でくる「逆瀬川」で一時、関西を離れたものの再び中学〜高校時代は阪急千里線を利用し、大学時代は京都線を毎日使っておりました。 そして、最初に就職したのが阪急グループの会社でした。 結婚して関東に越してくるまでの25年間 阪急電車は私の生活の一部であり、作中に登場するような出来事がおこっても全く違和感がない雰囲気でした。 リアルさに驚きます。 ほかの方のように上手に書けませんが久しぶりに人に勧められる本に出会ったと思います。 大阪に戻って千里線「千里山」、今津線「宝塚」「逆瀬川」、京都線「河原町」まで乗ってみたくなりました。 本当に良い本です。たの作品も近日読むと思います。 今度は千里線も書いていただけないかな・・・ | ||||
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先ず、そのアイデアの素晴らしさに驚きました。 この今津線には乗った事はないのですが、この本を読むと乗りに行きたくなります。 たった8駅しかないこの区間で出会う人々。 その人たちの人生がそこにはあります。 そして、このどこでもある様な人生の機微を、作者は見事に掬いあげます。 しかも、登場する人々は往路よりも復路で、きっちりと成長した姿を見せてくれます。 しかも、その文章は、いつも通り作者独特のユーモアに溢れています。 読み終えて、心に温かなものが残る、そんな本でした。 | ||||
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やっぱりうーまーい! 個人的にカタカナどころか日本語の名前ですら覚えきれなくなってきている昨今、有川作品はパチッと頭に名前がハマりるので読んでいてストレスが溜まらない数少ない作家さんのひとりであります。 これは作中存在する人物それぞれの背景に血が通っているからだと。キャラクターと言動が一致しているからだと、長編ガッチリかけて連作もできるのはデッサン狂いがないからかも知れません。 恋が始まりそうな2人、美しいひとが結婚式に白いドレスで行った理由、孫と出掛ける祖母、恋人に暴力を振るわれる女子大生などなど。 電車でオムニバスというのは題材としては珍しくない(谷川史子の「各駅停車」はじめ大好物)ですが、これだけの人物たちを揃えていればまさにジャンクション、なのにこの本の軽やかさ。 強いて言えば符丁に気負いがありますが、本当に強いて言えば。 電車通学をウンザリしながらするような日々の方には新鮮な見方を、徒歩やチャリ、車移動のひとは憧れや想いを馳せるにもよし。 すれ違う人たちにそれぞれの人生がある、当たり前なのに忘れそうになっていました。 児玉清氏の解説、これがまたいち読者の目線としての楽しみ方として頷けます。 | ||||
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映画化されるという芸能ニュースを偶然見かけて、ビックリ!! まさに自分が住んでいる沿線が、小説になっている!?映画になる!? 即検索して、購入してしまいました(^_^;) 子育てに追われる毎日、最近はなかなか本を読む時間も作れませんが この本だけは、一気に読んでしまいました。 偶然乗り合わせた乗客たちが織りなす、胸がキュンとするような・・・ちょっとドキリとするような・・・そんな物語の数々。 描かれている風景が自分の住んでいる町なので、車両の隅の方で、自分も一緒に乗り合わせているような気分になりました。 今度電車に乗ったら、周りにいる人たちの会話に耳を傾けてしまいそうです・・・。 | ||||
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普段はあまり小説を読まない方なのですが、実家が正にこの沿線だったので 興味をそそられ、買ってしまいました。 基本的には各駅ごとに一人の人物を中心に物語が展開されます。 ある特定の人物に入り込み過ぎることもなく、かといって浅いわけではない そんな絶妙なバランスで書かれており、一気に読み進めることが出来ます。 そして読み終わった後はなんだかすごくピュアで温かい気持ちになれます。 この沿線で生まれ育ち、この沿線の学校に通い、この沿線で恋をして…。 そんな自分の人生とリンクする部分がこの物語の中にはあって、読んでいるだけで 様々な情景がありありと頭の中を駆け巡りました。 この本を読んで、何だか楽しそうな雰囲気!って感じていただいた方は是非一度 阪急電車に乗って、実際にこの路線を体感してみてください! ゆったりと流れる車内の時間、移り変わる風景、行きかう人々、お話に出てくる ような空気感を少しは体験することが出来るかと思います。 | ||||
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いろんな話が繋がってて、とても面白かったです! | ||||
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ずいぶん前に読んだのですが、幾つかの場面が鮮明に印象に残っていて また読みたいと思っている本です。 連作短編集という形も好きですが、 この本はそれだけでなく、それぞれの人物が 電車が折り返して走っていくにつれ、決断したり成長したり。 駅が進むにつれ日々変わっていきます。 それがみんな気持ちの良い、いい方向への流れなので なんともいえずいいのです。 登場人物全員に味があるのですが、まだまだこの人たちの先を読みたいなーという人もいて、スピンオフを読みたいです。 私自身は関東の人間ですが、みなさんのレビューを読んで 阪急電車にいつか乗ってみたいなと思っています。 | ||||
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昔、阪急で学校に通っていたこともあって買ってしまいました。 短編集なんですが、それぞれの阪急電車での姿や生活がみえて どの話も面白かったです。 大きなドラマはないけれど、日常の小さな人間模様を集めた そんなほんわかする話が多かったです。 読みながら懐かしくなりました。 | ||||
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いつもは難しい専門書とか、推理小説とかを読んでいますが、病院の待合室で、読み始めて、最後まで読みたくなり、購入しました。 なじみのある駅での風景をスケッチ風につづっている、ライト感覚の作品だと思います。 二人の人に勧めて読んでもらっていますが、一人は同じように良い評価をしています。もう一人は読んでいる最中です。 | ||||
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会話がリアルでいきいきしていて、 書いた人は人間が好きなんだなと思いました。 それぞれの人間に向ける視線のあたたかさが、たまらなくいい。 最近読んだ本でベスト。 | ||||
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阪急沿線のよいところも悪いところも すべて乗っけて電車は走っていきます。 宝塚線と神戸線をつなぐマージナルな存在 今津線。 だからこの話は一層魅力的なのではないではないでしょうか。 都会でもなく、田舎でもない街を走る阪急電車。 そのなかで断続的に起こる、なんでもない、でもかけがえのないドラマ。 コンセプトからタッチまで、素晴らしい。 | ||||
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ご存知、阪急電車を舞台にした恋愛短編小説。 これは阪急の中でも”今津線”が舞台。 作者が、今津線沿線にお住まいだそうで、一駅ごとに想像を膨らませたそうな。 ワタシも電車に乗るたびに、多くの乗客を見てよく思う。 「ひとりひとりに人生があって、たくさんのストーリーがあるんだろうな」って。 だからこそ、こういう本を待ってた! * 阪急今津線 宝塚駅から物語りは始まる。 一駅ごとに主人公は変わり、ひとつの物語として終わるけど、一駅だけの登場ではないところが、この本のいいところ。その後の主人公に話が繋がっていくところが面白いし、気になる主人公達のその後(折り返し)も分かる。 なんてったって、主人公たちがとてもいい恋愛をしている。読んでいて、微笑んでしまったり、もう一度、青春時代に戻りたい!と思わず思ってしまったり(^^; それくらい純粋で、心になじむような物語。 | ||||
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本書を読むまで、私の中で「レインツリーの国」が氏の最高傑作でした。 けれど、 ”一冊に織り込まれた数々の恋愛模様!” ”幼稚園生から高校生、大学生やОLや主婦や年配者までが袖触れ合う贅沢!” ランキング変更を余儀なくされるのかと危ぶみましたが、 ”いやいや「レインツリー」の二人はやはり至高!” 同時一位で決着をつけました。 優しくも正義感の強い女子が多くて本当に嬉しい。 こんな人たちばかりなら、世の中まだまだ捨てたもんじゃない、と思えました。 | ||||
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物語のはじまりは「電車の中での恋のはじまり」。 おぉ、流石は有川浩さん、たっぷり心を温めてもらおうと思った矢先に、 次の場面では結婚を目前にして婚約相手に別の女と結婚すると言われた不幸な女の話。 しかも、その相手は友達だったというきつい話。 どうなるんだこれは? 名も知らない行きずりの人からのひとこと。袖振り合うも多生の縁。 それぞれの縁が人生を紡いでいく。 ほのぼのしあわせな気分になれるエッセイ風小説でした。 | ||||
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沿線に住んでいますので、一気に読むことが出来ました。 1つの話の登場人物が、次の話に少し絡んできて。。。 というのは阿刀田さんの「夜の観覧車」でもあった手法ですが こちらはその後日談も「折り返し」で描いてくれてよかったです。 討ち入りを果たした女性、 オーサカの迷惑おばちゃん(さすがに阪急電車内ではこんな人たちはあまりいない・・・はず)に 一歩も引かないおばあさん、 かっこいいです!!! ただ、 イジワルな小学生の話は、後味悪いものです。 たぶん、沿線のお嬢様学校がモデルなんでしょうが、これって駅の外の公立小学校にしたほうが良かったんじゃないかな。本文では私立とは書いてないですが、電車通学する公立ってあまりないですものね。 | ||||
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非常に良かった。他の人のレビューにあるようにこの本は短編から成るけど、全てが内容的につながっている。1駅目の話では「ふーん」程度だったけど、2駅目の話になると「おおっ、そうきたか!」と思い、3駅目あたりで「これはすごく面白いぞ」と思い、結局一度も本を置くことなく一気に読み終えた。 電車の中で一瞬だけ出会う普通の人々の表に見える部分とその奥にあるさまざまな人生が、ドラマチックに緊迫感をもって描かれている。一瞬足りとも飽きさせない見事な筆致だった。 最初、この作家を男性と思っていたので「ここまで女性の心理、視点を知り尽くしてるいるなんてすごい!観察眼が完全に女性だ!」と思ってたが、なんのことはない、あとがきでこの作家が女性であると知って納得。えぐるような鋭さがある。個人的には結婚式の話が秀逸だと思った。自分がそういう状況になったことはないけれど、この話の主人公の心理と行動にはものすごい説得力とリアリティがあった。 | ||||
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ツマが読んでいた。 今津線が舞台。駅ごとの、老若男女の物語が、絡み合う。 ホッコリ、ヒヤヒヤ、ウーム・・・あっという間に宝塚−西北−宝塚、往復し(読み終え)ました。 阪急電車、ここに出てくる、清荒神〜宝塚〜西宮北口は、乗ったことがないなぁ・・・。 | ||||
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『1つ1つの出会いを大切に』 そんなことを教えてくれる作品でした。 『年齢性別関係なく、相手に敬意をもって接する。』 って、簡単なようで難しいと思いました。 読んでみて、『おもしろくなかった』『駄作』etc... そのようなこと言う人なんていないと思います。 | ||||
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ここで会ったのも何かの縁。 同じ電車に乗り合わせたくらいでは、なかなかそう思えるものではないけれど、この本を読むと、少し他の人のことも気にしてみたくなる。 物語の中心には、いつもたくましい女性たちがいる。 "結婚式に白いドレスで乗り込んだ寝盗られ女"×"孫娘の教育に厳しいおばあちゃん" などなど。 すれ違うだけのはずの人生が、ちょっと声をかけたことがきっかけで、それぞれの人生ドラマを豊かに前進させていく。 ローカル線のほのぼのとした風景と人の優しさに、心がほっこりする作品。 | ||||
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