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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全303件 221~240 12/16ページ
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阪急電車今津線の電車の中を舞台に、たまたま乗り合わせた人たちの物語です。 普通に通勤している電車でも起こりうる物語で、読んでいて楽しく感じました。 物語としては、前半と後半で半年ぐらい季節が違うのも面白く感じました。 文中にも出てくる言葉ですが、「人生の機微」とはこういう事をいうのだ、と感じました。 電車通勤している人には楽しんで読める本だと思います。 電車の中で読むのがお勧めです。 | ||||
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この本。 軸になってる主人公は、一歩間違えれば『怖い女』。 でも 自分を客観的に捕らえて、潔く責任を持ってます。 だから 『怖い女』じゃなくて『かっこいい女』。 阪急電車の独特のたたずまいと、 各駅で乗り降りする登場人物たちの生活が絡み合って なんともいい感じに話がすすんでいきます。 読み終わったら 恋がしたくなる。 そして ちょっと自分を頑張りたくなる。 そんな、 澄んだ空気を感じる作品です。 | ||||
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一つ一つのエピソードは、ごくありふれた、よく掲示板で話題になるような身近なものです。 出てくる人も、どこかで会ったような人ばかり……あ、おばあさんはちょっと違いました。 観察されている人も、どこかで見たような困った人たち。 起こるトラブルも「あるある」といったものばかり。 思考の流れやちょっとしたトラブルも、一駅で決着がつくような浅いもの。 でも、半年後の折り返しとあわせてみると、すべての登場人物のエピソードが微妙に絡み合いながら、表面的なエピソードの背後にある何かが浮かび上がってきます。 電車で目の前に座った乗客を見るともなしに観察するうちに自分の生き方を少し深く考えてしまう……といったような深みにはまります。ゆきずりの人たちだからこそ、普段は見ずにすませている何かをズバっと見せてもらえてしまう感じです。 話の舞台が東京だと、これは成り立たないかもしれない……とは思いました。関西の、神戸の、阪急電車ならではの雰囲気なのでしょう。 読後感はすっきり爽やかに終われる小説です。 | ||||
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面白いです 話自体は、ごくありふれた内容ですが、乗客同士が自然に繋がっていく面白さがあります 殺人・誘拐等が無い作品もたまには良いですね | ||||
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この作者の作品は初めてなのですが 地元が題材なので買いました。 軽いタッチの短編で それぞれの話が僅かづつ接点があって ひねくり回した言い回しもありません。 話が安易すぎるという方も居るかも知れませんが そこは短編ですから 私は 話の深さより 進行リズム優先で良いのではないかと思います。 さらっと読めて 後味の良い本でした。 | ||||
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電車の中で隣の人に話かけたことあります? ついでにそっから恋になっちゃったことってあります? ここにあります。 電車の中で織りなされる、4つの物語。 恋がはじまっちゃったり、 恋を思い出したり、 恋を終わらせちゃったり、 電車の中なのにいろんな事が起きる!! 良くも悪くも「いわゆる有川作品」みたいにべたーっと甘い、というわけでもなく、 時の流れを感じたり、景色の移り変わりを感じたり、まさに電車にのっているような感じ。 ただ締めるべきところではしっかり、「ニヤリ」としてしまうような甘さが用意されている 自信を持って人に勧められる一冊です。 是非! | ||||
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ささいな日常のエピソードが各駅でクロスオーバーしていて、次の駅、次の駅、次の駅、とあっという間に読み終わった。 個人的には沿線ぞいに実家があり、かつて何十年も毎日乗っていた路線だったから、文中に描かれていた駅や車窓 町(街ではない)の風景が脳裏に鮮明によみがえってきて、ホントに登場人物が電車に乗ってたんじゃないかって思った。 読後、久々にさわやかな気持ちになった(笑) | ||||
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私がレビューを書き初めて、初の五つ星です。各駅ごとのショートストーリー物だと思っていたので、最初の1つを読み終わって、何?これで終わり?!と唖然とし、数々のメディアで取り上げられてたのに、しょーもなっ!と肩を落としたのですが、せっかく買ったので惰性で読みすすめました。そして2駅目、インパクト大!ですね。そこからはどんどん読みに加速がつきました。本当に上手い具合に、主人公が入れ替わっていき(時々、しばらくぶりに登場してきた人物に関しては読み戻り。。(笑))、話の繋がり、進歩状況を確認します。 阪急沿線、特に今津線、甲陽線、神戸線については個人的に想い入れも強く、自身が高校生〜20代の頃の想い出の詰まった場所場所がいろいろとあり、本の登場人物やその背景についても近しいものを感じたりと懐かしく、きらきらしたものを感じることができました。(団体のおばさん達は別ですが。。)また良い本に出逢いたいです。 | ||||
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名作です。 軽い文体に一見見えるけど、どこか懐かしい、どこかゆったりと甘い。 情景の光の当たりかたも、匂いも、風の吹き方も伝わる文章で、登場人物の姿に愛情をたっぷりと含んだ視線の向け方が語られます。 どうも本好きを自称する人が簡単に読めることを批評する傾向があるようですが、ゆっくりと読めば、軽く書いているように見えて、とても芯がしっかりとしている小説であることが判る筈。 読めば、あなたも誰かに薦めたくなる。 そんな良い本です。 | ||||
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最初このタイトルに惹かれて買って読んだら、ベタ甘小説だけど男性でもすらっと読み答えのある出来です。 | ||||
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阪急今津線の宝塚駅〜西宮北口駅(8駅・約15分)を題材に、 駅ごとに主人公と登場人物が変化する短編連作です。 物語は恋の始まりを描いたり、彼氏を奪われたOLの話だったり、 孫と出かける祖母が主人公だったり、彼氏に暴力を振るわれている 女子大生を題材にしているのですが、電車というある種の閉鎖空間の 中で、主人公達は短い時間を共有し、場合によっては会話をします。 自分にとっては画期的な手法に思えますが、さまざまな小説を 読まれている方から見ると、手法、内容ともにパターン化された ものなのかもしれません。 ただし、この小説の良さは手法云々ではなく、悩みながらも 前を向いていく主人公達を描くことにより、読者を元気にして くれることだと考えます。 「こんな偶然は有り得ないよ」、「世の中、そんなに甘くない」と 思われる方も大勢いるでしょうが、甘くたっていいじゃないですか! 小説はエンターテインメントですし、月曜日の朝や元気のない時に 読むことで活力を得られるのは、とても素晴らしいことだと思います♪ | ||||
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関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語、だそうだ。 主人公は特におらず、いろいろな人が各駅でどんな人生ドラマを生きているかが綴られる。 胸キュンだけではなく、スカっとしたり、ニヤニヤしたり、ちょっと涙ぐんだりした。 これを読んだあとだと電車に乗る時少し楽しくなるかも? 有川浩は何のジャンル書いてもおもしろいね! | ||||
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日常おきそうで起きたらいいなあと想像しちゃいそうな恋愛をするうまく表現して、 女の子から大人の女性、元教員のおばあちゃんなどなど 様々な世代、恋、失恋、嫉妬、わけありの女性たちが電車の中でちょっとづつ絡んでいく。 各キャラクターの心理を見事に描いてる。 また、人としてのマナーや生き方についてこうあるべきだとも訴えている。 まっとうな大人であれば共感するテーマだと思います。むしろ反省してしまうかも。 恋人たちのストーリーは微笑まし楽しい読みやすい小説です。 | ||||
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はじめの1話目が終わったとき、“あ、しょーもない恋愛小説をかってしまった”と思いましたが、そこでやめなくて正解でした。様々な乗客たちの物語が重なり合う、心をほっこりさせるお話。どの主人公にもなぜか感情移入できてしまい、胸がキュンとしたり、腹立たしかったりといろんな気持ちが一気に駆け巡ります。 そして、阪急今津線の紹介本としてなかなか役に立ちそう?なガイドブックでした。来年、中谷美紀さん主演で映画化されるようなので非常に楽しみです♪ | ||||
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交わったり、交わらなかったり…、自分のことを言われているようで心が痛かったり、こんな恋がしてみたいと思ってしまったり。本当に、現実世界にいそうな人たちの感情描写がリアルで、阪急電車でそれぞれの人生が交差する…。阪急ロードムービーと、密かに言わせていただきたい。 | ||||
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昔、学生時代に毎日通っていた路線が懐かしくて読み始めたが、ほのぼのとしつつも、なぜか胸がキュンとなる小説。 本当にこの著者は上手い。この手の小説を書かせたら天下一品だと思うのは私だけではないだろう。 | ||||
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なかなか面白い小説だった。 見事な舞台設定と場面切替え。 読みやすく、視覚に訴える描写。 わずか8駅しかない阪急電鉄今津線。 ひと駅ごとにニアミスを重ねながら、巧みに主役が交替してゆく。 まずは、往路。 宝塚から西宮北口行き。 ちょっとしたきっかけの男女の出会い。 冴えない友人に婚約者を寝獲られた復讐に燃える美女。 小さい孫を連れている夫に先立たれた老婦人。 乱暴な男に必死に連れ添う女子学生。 ちょっと背伸びしている騒がしい女子高校生たち。 彼女いない歴イコール年齢と彼氏いない歴イコール年齢の2人。 そして折り返し。 しかし、時は流れて半年後。 そしてまた、ひと駅ごとに主役達が切り替わる。 ブランドもののカバンを持つ騒がしいオバサン軍団の失礼な席取り合戦を皮切りに、 往路で登場した人たちのその後のドラマが次々展開する。 ドレス。途中下車。燕。携帯電話。ランドセル。ミニュチュア・ダックスフンド。日本酒。 恋。嫉妬。喜び。強がり。寂しさ。涙。そして笑顔。 それぞれの物語が、沿線独自の雰囲気に包まれて、 巧みにつながってひとつの世界が形成される。 女流作家らしい細やかな心理描写。 最初の女性の名前が復路の宝塚南口まで伏せられていたり、 ちょっとした工夫もいくつか。 もちろん、これはあくまでお話。 こんな都合の良い出会いばかりありえないだろうなんて、野暮なことは言いっこなし。 阪急今津線に幸あれ。 | ||||
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阪急電車のローカル線をめぐって、「こうだったらちょっと素敵だろうな」というストーリーが展開されている。「とても素敵だ」というほどのものではない辺りがミソなのではないだろうか。 内容的にはとてもライトなので、それこそ阪急電車の梅田〜河原町間でも読める。 | ||||
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阪急電車に乗ってこの沿線に通学するのが高校生だった私の夢でした。そうすれば冴えない自分が変われるような気がして。夢は実現したものの、そんなに簡単に自分が変われるはずはなく、現実は相変わらず冴えない私のままだったけれど、それでも自分もおしゃれな人たちの仲間入りをしたような、なにかいいことが起こりそうな、そんなうれしい気分にさせてくれる通学路でした。その頃の気分を少しでも味わえたら、と内容をあまり確かめず買いました。ところがうれしい誤算(ごめんなさい)、内容もとっても素敵なオムニバスです。小道具は変わっても、今も昔も日常って、人間関係って変わらないなあ、ってちょっとほのぼのうれしくなりました。もしかして、あなたにも似たような経験や思い出があるかも。現役の人も、昔、現役だった人も、阪急電車を利用している人も 知らない人も楽しめる本だと思います。 | ||||
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わずか15分の間の阪急今津北線で起きる 淡い恋愛話から恋愛ドロドロ話、老婆のお話、 高校生達の楽しい馬鹿話、 天下無敵(?)のおばちゃん達、及びその人間関係までの話・・・ それは不自然な話ではなくて実際にもあっても おかしくない一風景像として描かれており、 誰もが経験してもおかしくないドラマがそこにはある。 それを阪急電車のローカル路線を用いて絶妙な 流れで宝塚から西宮北口、そしてそれからしばらく経過した 折り返しの西宮北口から宝塚へ向かう人間交差点とも言える つながりを持ち、それで読後感が非常に爽やかに感じることが できて重苦しい話になるかと思ったら爽快になるような・・・ 非日常的のように思えて日常のドラマを描いた小説なのか ノンフィクションなのかをも区別しかねる面白さがありました。 話は最初から最後まで読むとバランス良くつながっていますが、 一駅ごとに話がまとめられていて一つの話自体は短編小説を 読んでいる感覚になります。15ページ程度でしょうか。 個人的にですが、関西弁でなかったら良かったのですが・・・ と思ったのですが関西なのでそれは仕方ないですよね。 標準語ではここまで阪急電車というものを体感できなかったと 思います。 阪急電車の魅力も十分に詰まっており地元で利用している人に とってはものすごく感じる部分の多い話だと思いますし、 そうでない人でもわかりやすく表現されており、想像しやすいですね。 口語はいいのですが、文体として少し難易度の高い語彙が所々に見られたので 読みは書いて欲しかったかも・・・でも読めなくても話は推測で読めます! | ||||
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