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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全303件 201~220 11/16ページ
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電車の中には、いろんな人が乗っていて、その人たちには色んなドラマがあって、 ホントだったら出会うことのなかった運命が交錯する場所。 たぶん、それって人生と同じで、生きていくうえで、たまたま出会った。とか、何かの拍子でたまたま自分の人生に何かが入ってきて、人生が変わる。 東京は、「電車」で見たら、今や携帯見たり、音楽聞いたり、外部を遮断する人のほうが多くなって、人と人とが交わる機会ってあんまりない気がするけど、 たぶん、日常生活、ちょっと目を外に向けるだけで、色々なドラマに出会うことできると思うし、 それによって、自分の人生も変わっていくんだろうなって思いました。 | ||||
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神戸在住の自分にとって、阪急電車というのはとても身近で且つ上品なイメージがある。 海側を走る阪神電車。市街地を中心に走るJR。そして山側を走る阪急電車。 その阪急電車で繰り広げられる、複数の乗客による複数の物語。 その乗客達がそれぞれ物語の中で出会い、また新たなる物語を生む。 文章については、読みやすい表現を積極的に使用しているため、非常に読みやすい。 また、文庫なのでリーズナブルな価格で手に入る点も嬉しい。 阪急電車に馴染みがない方でも、身近に電車がある地域の人であれば、 必ずこの本に引き込まれると思います。 映画化についても期待してます。 I LOVE HANKYU-TRAIN !! | ||||
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読んだ後、心温まる、それでいてちょっとだけ前向きになれるストーリーです。 同じ電車に乗っているだけ、普段なら何も起こらない電車の中で、ある人の何気ない行動から始まる小さな(ラブ)ストーリーの集まりです。 それぞれの人にそれぞれの物語があって 、その物語の中には、同じ電車に乗っているだけの人は普段は登場しません。でも、ふとしたきっかけや小さな事件で、それぞれの人達の物語が少しだけ重なる。そんな物語が温かく綴られ、自分もその電車に乗っている気分になれます。 関西のひとの人懐っこさや、サバサバした感じ、それと阪急電車という(阪神やJRより)おしゃれなイメージも重なって、ただの日常風景が素敵な舞台を創っています。 | ||||
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阪急今津線は縁の深い沿線なので、(神戸線ならともかく)こんな脇の線を取り上げてくれたことがうれしくて読ませてもらった。 面白かったですよ。 いやな人はやっつけられ、悩みを抱えた人はそれが解消し、きちんとカタルシスが得られる。個人的には美人で気の強い翔子さんが好き。 ただ、この作者の作品って「フリーター家を買う」にしろ「ストーリー・セラー」にしろ、頭がよく弁の立つ女性が登場して、「正しくない」人を舌鋒鋭く理路整然とやりこめる場面が必ず出てくる。最初は痛快なんだけど、なんだか疲れてくるんだよね、そういうのって。言っていることは間違っていないけど、もう一皮向けてほしいなあ、といつも思う。 | ||||
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沿線に親しみある若い方向き。もしくは女性向き。 女性目線の小切れ良いいくつかのストーリーが絡み合って一つのストーリーに溶け込む斬新な構成。 ストーリーがややポップで軽いの為、特に心に残るほどのモノではなく、少し流行り過ぎではという印象は拭えないが 斬新なストーリー構成には脱帽。 | ||||
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娘の通っている大学も舞台になっているので、読みたくなりました。映画のエキストラにも娘が応募したので、映画が公開される前に読みたくなって。どこにでもある日常だけど、ハラハラドキドキもあって。私自身も学生時代、阪急電車で通学していたので、懐かしさもありました。映画になるとどんな感じになるんだろうって期待してしまいます。映画の公開も楽しみです。 | ||||
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読み終わって、はぁ〜ってなる。もちろん、いい意味で。良かったね〜と。すべてがハッピーになれるのは読んで気持ちがいい。そんなに都合良く!?ってこともなきにしもあらず、だけど著者の作品の成り行きに比べたらかなり現実より。欲をいえばいつも女子が素敵すぎること。もう少し等身大に近づけて欲しい。現実には、普通の容姿のアラサー女子とかキャリアウーマンでもないアラフォーとかたくさんいるし。頑張ってる普通の女子が主人公でもいいのに、と思うから☆4! | ||||
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都市部の電車の中で、他人と会話が素直に始まるなんて考えられない。 この小説に書かれているのは、こういう世の中だったら良いのになあ、という願い。 読んだ後は自分も同じ車両に乗って、元気をもらったようなそんな感覚。 話自体は各話とも短く、電車通勤の際に気軽に読みやすい。 私は他人に声なぞかけませんが・・・ | ||||
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心がほっこりする連作集。読後感も実に清々しい。 話が出来すぎてる? いいんです!この本はそれで!! なんとなく宮本輝の『夢見通りの人々』を思い出しました。 | ||||
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何気ない日々、電車の中で紡がれる 様々な人間模様を描いた、ほのぼのと 心温まる短編集でした。元カレの結婚式に 「討ち入り」した女性、非常識なおばさん連合 に売られた喧嘩を買ったおばあさんの話は 特に秀逸で、何度も読み返してしまいました。 久しぶりに「買って良かったなぁ・・・・・・」と 思えた小説でした。 | ||||
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阪急電車の今津線(宝塚駅から西宮北口駅の往復)を主人公とした物語。って電車がしゃべるわけではありません。各駅停車の電車に乗り合わせた見ず知らずのそれぞれの人生が乗り合わせた電車の中で少しづつ絡み合い作用する。白装束の綺麗な女性の「仇討」?の顛末と行きずりのおばあちゃんの「その後の指南」・夫を亡くしたおばあちゃんの犬にまつわる思い出と再び飼おうと決心するまでや車窓の風景に気を取られ素で出会った若い男女の飾らない付き合いとその後・DV彼氏との決別を決心させた言葉と再スタート・女子高生と社会人の笑いを誘う?交際・子供の中学校のPTA以来の付き合いになるはた迷惑で非常識なおばさんグループとの付き合い方と今後・・・・。電車にたまたま乗り合わせたまったくの赤の他人同士。また会うこともないだろう行きずりの人からもらった言葉が彼らに人生を振り返ったり、方向修正をしたり、立ち直らせたりするきっかけを与え、しなやかに生きていく自信のようなものをくれる。往復の今津線は当然ながら生きた人を乗せている。これまた当然、その分だけの人生が電車の中でひしめいている。電車の中での乗客の会話、次から耳をそばたててしまいそう(^_-) | ||||
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関西では大きな私鉄である阪急電車の中でも、かなりローカルな片道15分の「今津線」を舞台にした連作短編小説です。 個人的に今津線は大学生の頃通学で何度も利用しているので、細かい駅の描写が出てくるだけでも懐かしくて楽しくて仕方がなく、☆5点をつけたのは内容はもちろんですが、「よくも今津線を舞台に小説書いてくれたなあ」という気持ちもかなりあります(笑) で、その肝心の内容ですが、「漫画か!」と突っ込みたくなるぐらい甘〜〜い話がほとんどなので、著者の作品を読むのが初めてだった私は「いくら小説だからと言っても、オジサンがこんなの書いてて恥ずかしくないんだろうか・・・」と思いながら読んでいましたが、巻末の解説を読んで初めて気が付きました。 著者は女性の方なんですね!(笑) ずっと「ありかわひろし」さんという男性(しかも勝手にオジサン)を想像しながら読んでいたので相当違和感がありましたが、女性だと知ってしっくりきました(笑) 実際は男性もこういう甘いシチュエーションが好きな人は多いんじゃないかと思いますが、余りにもそれがストレートに表現され過ぎていて、男性の作家なら恥ずかしくて普通書けないんじゃないかと思うので(笑) 展開は特に驚くようなところはなく、良く言えば安心して読むことができ、悪く言えばちょっと軽過ぎるかなという感想ですが、たまにはこういう本でほっこりのほほんとするのも悪くないかなと気付かせてくれた良いお話だと思います。 | ||||
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普通に生きてる普通の人々に訪れる、出会いと別れ。 袖振り合うも多生の縁、といいますが、電車に乗り合わせるのだってきっとひとつの縁なのでしょう。 基本的に登場人物たちの初々しい恋愛模様がベースなのですが、片想いの高揚感や恋人への胸高鳴る描写のリアルさに、思わずニヤけてしまいました。笑 また、章ごとに主人公が変わり、他章の人物が脇役として登場していくという構成も面白かったです。 一話一話、良く言えば非常に読みやすく、逆に言えばあっさりと、そして都合良く進み、全体的にボリュームの少なさを感じました。 なので、普段から分厚い本を読んでいる方にとっては少し物足りないかもしれません。 ですが、だからこそ、普段は忙しさに追われ、あまり本を読む時間が取れていない方に手には是非取っていただきたい一冊です。 読後には爽やかで、ほっこりとしたものが心の中に広がる作品でした。 | ||||
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ペットセラピーとか世の中にはさまざまな癒しの商売があるが、 まさにこれは、読むセラピー。 列車に乗り合わせた人をそれぞれの立場から追うスタイルそのものは、 そう目新しいものではない。 でも、そのひとつひとつがたまらない、優しさとあったかさに満ちている。 有川さんの作品の女性はいつも、背筋が伸びて、とても正しい。 自分の根っこがしっかりしていて、誇り高いんだ。 だからあたしも、そうありたいと思える。 振り返って顔の赤くなるレンアイや失敗、もう数えきれないあたしだけど、 有川さんの作品を思い出したら少しだけ、誇り高くいられるような気がしてる。 すべての、これからレンアイをするみんなに、がんばろうね!ってコトバとともに、 勝手ながらこの本を、勧めます。 あと、もっと胸を張って生きたい人にも。 | ||||
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学生時代に関西に住んでいたので、懐かしくて買いました。簡単に読めてすっきりした気分になって、よし自分も頑張ろう!と思う気持ちになれます。話ができすぎているという感じがしなくもないですが、こんな事があってもいいよね、あるかも、と思わせながら一気に読めてしまいました。個人的には孫と登場するおばあさんが好きです。 | ||||
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女子バージョン「萌え」だと思う。 女子がキュンキュンくるシチュエーションをさりげなく入れている。 くそう、と思うくらいだ。 こういう「キュン」から離れている既婚者読者にとっては、ちょっと毒づいてみたくなるほど。 ただ恋愛だけのものかと思いきや、おばさん同士の微妙な人間関係や、 おばあちゃんと孫、小学生のちょっとしたいじめのヒトコマなども入っている。 そんな、色とりどりの人間劇が阪急列車を舞台に繰り広げられていく。 ローカルネタも多いので、その地域の人にはうれしいだろう。明日にも自分に起りそうな、 ちょっとした奇跡の数々。 しかもそのどれもが、基本的にはハッピーで、すかっとするエピソード。 読者の期待を裏切らない。 口元がニマニマするのをおさえられないだろう。 しかし、あえて星一個減らしたのは、やっぱり、どこか夢見がちな、乙女の理想的な、 ちょっと「よくできた」物語過ぎるからだ。 こういう恋を信じるのもいいけれど、どちらかといえば中・高・大学生向きの恋愛小説だと思う。 そのまま少女マンガにできそうなくらいのノリだ。 私はそういう年齢ではもはやなくなってしまっているので、 ちょっとこそばゆいくらいの恋模様が、楽しくていいんだけど、しっくりは来なかった。 とはいえ、万人受けする、非常に読後が爽快な小説ではある。 | ||||
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著者も書いているが、普段当たり前に乗っている電車の中での目のやり場や何を聞いているかということを改めて意識した。都会では電車の中とは言え知らない人に声をかけることがまずない。かりにそれが親切な助言であっても逆襲されてしまうだろう。 阪急電車はちょっと田舎で、大阪とは違う京阪神の知的センスが漂う雰囲気がとてもよく出ている。乗ったことのある方もない人も一読の価値あり。 | ||||
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テンポ良く進むストーリー。全く無駄のない表現。 ストーリーの軽やかさには、カメラワークのようなものを感じる。 話そのものは、市井にありふれたモノながら、抜群のウィットと仕掛けにあふれる。 読後感が非常に心地よい作品。 | ||||
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この本、大阪界隈の少し大きな書店では、山盛りの陳列がされています。 タイトルの「阪急電車」にまず関西の人は惹かれると思います。 阪急電車はマルーンと言われる海老茶というのか栗色というか、の車両なのですが、レトロっぽくもあり、真面目そうでもあり、電車が持っている雰囲気を良く伝えた小説だな、と感想を持ちました。 東京、大阪で結構引越しをしましたが、阪急沿線の特徴は、沿線住人が阪急電車をかなり好いている点だと思っています。 「阪急沿線に住んでいる」ということを少し誇らしげに語ったりするのです。 この小説は阪急の少し奥まった今津線の一駅毎のある日の情景をオムニバス形式で連作したものです。 基点は宝塚駅で、そこから阪神競馬場のある仁川を通って西宮北口まで8駅。往復して16駅で、駅の名前がタイトルになっています。 恋の予感を運んでいた往路。しっかりと幸福を抱えて戻ってきました。 これが、とても嬉しくて、電車は幸せを運ぶのに似合っていると思うんです。 昼間の電車ってどこか夢の中を走っているような感じがします。通勤時に目に入らない風景が目に映ったり・・・。 電車で始まる恋って、清々しいですね。 | ||||
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2008年1月の単行本の文庫化.タイトルは関西に実在する大手私鉄電車になります. その電鉄会社にあって駅数は8,所要時間10分強という短い路線で織りなされる物語. 一駅ごとに一編,乗り降りにあわせてメインとなる人物も入れ替わり進んでいきます. また,前の編での様子が次の編では別の視点から描かれるなど少しずつ繋がりがあり, 短い時間に乗り合わせた人たちのそれぞれの時間,本当にありそうな何気ない日常など, 長編とありますが駅から駅,人から人へと繋がっていく様子は連作短編集に近く感じます. そして物語は半分を過ぎたところで電車と同じように折り返しての再出発となります. ただ,それまでの電車がそのまま折り返したのではなく,半年ほどの時間が経っており, 行きでの人たちのその後,あの恋の行方や傷心からの復活,新たに乗ってくる人々を加え, 電車の往復という形式をうまく使い,気になっていた部分も最後までフォローされています. いくつかの物語が繋がっていくという構成自体はそれほど目新しいものではありませんが, 若者から老人まで幅広い『乗客』たちが,親近感あふれる様子で描かれているのが好印象で, 他にも素朴ながら魅力的に映る沿線の様子は,一度は訪れてみたいと思わせられてしまいます. 巻末には文庫版のあとがきに加え,俳優で読書家としても有名な児玉清さんの解説を収録. これがテレビで拝見するイメージとは大きく異なり,ユニークな口調で楽しませてくれます. | ||||
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