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阪急電車



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【この小説が収録されている参考書籍】
阪急電車
阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車の評価: 4.15/5点 レビュー 387件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 41~43 3/3ページ
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No.3:
(2pt)

地元民からひとこと。

阪急電車というタイトル、しかも我が街今津線を舞台にした物語とあって思わず手にしたこの本。
期待しました。すみません、期待しすぎました。
電車という限られた空間と時間の中で、乗り合わせた人と人の出会いを各駅ごとに描く短編で、しかも登場人物が微妙に他の物語にもリンクしている構造、
車中での何気ない一言で勇気をもらったり決断したりと、全ては一期一会だなと爽やかに感じさせる設定。
そこはとてもいい。軽い読み物としてよくできています。
しかし所々の登場人物の会話や行動の感覚のズレが気になって仕方がない。
これは微妙であるけど多くなると共感できなくなり、冷めた気持ちで読んでしまう。
女子高生の会話がボケとツッコミ風に続く部分があるが、これは全く面白くない。クスリともしなかった。

阪急今津線を物語に選んでくれた感謝の反面、それゆえ利用している人間として感情移入ができず辛口レビューになってしまいました。
阪急電車Amazon書評・レビュー:阪急電車より
4344014502
No.2:
(1pt)

嗚呼、阪急今津線!

阪急今津線。阪神大震災では甚大な被害を受け、多くの住民が辛酸を甞め、いまだに復興はおろか、復旧すらしていないのが現実だ。評者は震災当時、この地区をも含めた兵庫県を担当する営業マンであった。
本書はお話としてはよくできた、それゆえ何ということもないものだ。『阪急電車』というタイトルに惹かれ、この売れているらしい作家の作品を手に取ったに過ぎない。
しかし、小説はこうした微温的な、現実と何ら引っかからない「お話」に終始していていいものなのだろうか。ファンの皆さんには誠に申し訳ないが、ここにも出版不況、ひいては反知性主義の温床を見てしまうのは穿ち過ぎであろうし、大きなお世話であることは承知しているが、三宮センター街の上辺の喧騒と震災地区の疲弊した現実を鑑みるに、どうしても一言いいたくなった次第である。
阪急電車Amazon書評・レビュー:阪急電車より
4344014502
No.1:
(2pt)

今津線といえば競馬急行というあなたに

行って帰って16章という電車で読むのにちょうどよい構成、女性心理を巧みに描いていること、小説としてはよくできている部類でしょう。ブックばっかり見てないで、こういう本を読まないと。でも、ここにでてくる“きつい子”たちは、今津線には合わないでしょう。ヤイヤイ言うたら嫌われるに決まっとうやん。もっとあっさりしてないと。“よそは知らんけど、この辺にはそんな人おらへんよ”と言いたい震災前からの住民はいっぱいいそう。それに実在の街を舞台にしているにしては明らかに調査不足。具体的内容は地域情報系の掲示板に載るのでしょうが(何なら私が書こか)、誤り・不明確な表現多数。エイリアンに占領されてしまったという噂は東京でも耳にするけど、ちょっとひどいかな。高級住宅地の代表で、駐在所のあるような田舎とは全く違うエリアにふさわしくない登場人物が多すぎる。もっというと、あれだけのキリスト教の教会があることの影響を無視しないでほしい。小説にとりあげられた大学も、完全に無視された女子大も、悪く書かれた小学校も(なんぞ恨みでもあんの?)チャペルあってのものだし、シスターと生徒さんが乗っていなければ今津線ではないのです。あと、セリフの言葉づかいも方言がうまくできていない。今でも河内と阪神間では違いがあるのです。地方出身者にはわからないでしょうけど。正直、これだったら倍の長さになるけど東急大井町線を舞台にしたほうがよかったのではと言いたくもなる。3つドアの電車と競馬場のイラストが入った装丁にだまされた。仁川のできそこない(山や川どころか渓谷やダムもある)を住民どころか外部者まで超一流みたいに思い込んでいる、私の住む街ならこんな筋でもありでしょうけど。それにしても準急で北口(西北なんていわないで)を通過して会社に行く生活をいつか手に入れたいものだ。
阪急電車Amazon書評・レビュー:阪急電車より
4344014502

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