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マグマ
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マグマの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 41~60 3/4ページ
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専門的な再生のやり取りが少なく、調査量が比較的少なくても書けますね。 タイトルの国際〜は、期待はずれで、内容は完全ドメスティックです。 | ||||
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ダイナミックな展開に乏しく、話が登場人物の周辺の狭い人間関係だけに終始している感があって、「ハゲタカ」に比べると物足りなさを感じた。一方で、情報量は豊富で、日本のエネルギー事情というテーマに現代性があり、経済小説としては十分楽しめた。 原発を海外に売り込もうと官も民も躍起になっている現状を踏まえると、欧米諸国からの外圧によって日本が原発廃止に動くというストーリーはやや無理があるかもしれない。ただ、地球温暖化対策という錦の御旗のもとに世界各地で原発建設が計画されている状況を考えると、本書で指摘されている原発の危険性については改めて認識する必要があるだろう。また、日本は世界有数の地熱エネルギー国であるにもかかわらず、なぜ地熱発電が推進されないのか。本書では制度や利権の問題が詳しく説明されているが、それだけではなく技術的な難易度や経済性の問題も大きいはずで、もう少しそのあたりに踏み込んでもよかったのではないかと思う。 | ||||
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「ベイジン」を読んで、真山仁にすっかりはまってしまった私は、その前作である本書を読んだ。 「ベイジン」の原子力を否定する内容に驚いたが、小説としてはまずまず。しかし、この「マグマ」あっての「ベイジン」だと思うとありがたい本である。 とにかく、この本を手に取った人は、これを読む前でも後でもいいから、「ベイジン」を読んでいただきたい。 | ||||
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二酸化炭素の排出が少なくクリーンだとして近年見直されつつある原子力発電。 しかしその原子力行政の下で、日本が豊富に有する、原子力以上に低コスト・クリーンなある資源が見過ごされていた。 日本の原子力発電の虚実をあぶりだし、次世代エネルギーのあるべき姿を示すこの作品は同時に、この分野の研究を長年進めてきた一人の男の姿を鮮やかに描き出している。 仕事に誇りを持つ男は格好いい。 | ||||
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地熱発電の開発、事業化を、外資による企業買収を軸に書かれた物語。 物語の大部分は、事業化に関わる人たちの人間模様ですが、現実の地熱発電に関する状況も、分かりやすく物語に組み込まれています。ただ、描かれている問題は外的なことだけでした。技術的な問題も、ちょっとは突っ込んでほしかったと思いましたが、技術的なことは専門書を読むべきですかね。その他、頑固な技術者などの登場人物や、わずか1年で国を動かすほどの規模で事業化を成功させるストーリーなど、物語だなぁと思ってしまう部分が多いですが、迷わず一気に読めることで楽しませてもらいました。ラストもありがちですが、私は好きです。 | ||||
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タイトルから想像する地震や噴火といった予想と異なり、地熱発電を事業として成功に導く物語です。 400ページにわたる本ですが、大きな危機もなく、小さなトラブルの対処しているだけですし、また主人公も線が細く魅力を感じませんでした。尤も大きなトラブルが発生していたらマスコミや自然保護団体は黙っていません。 でも地熱発電の有用性と抱える問題は理解できる本です。 | ||||
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外資系の投資銀行で、1人で案件を任された若手ハゲタカ。 任されたのは片田舎の「地熱発電」の会社。 ただの小さい会社、と思いつつ、実は地熱発電自体が これからの発電を変える大きな可能性を秘めているということになり・・ 外資の敏腕若手が片田舎の会社で悪戦苦闘。 でも、最初は舐められていても、ただリストラをするのではなく、 いかに会社を輝かせることができるか、奮闘する様子に、 一緒に会社を応援するように熱中できます。 私も「ハゲタカ」を読んでマグマも買いましたが、 「マグマ」の主人公も一言。 「我々が本気になれば、この温泉街、問答無用で買い上げてみせます。」 ・・・しびれる発言をしてみせます。 ただ、それだけではなくて、いかに会社を輝かせるか、 どうすれば地熱を盛り上げていけるのか、 必死に悩み、奮闘するところに、のめり込まざるをえません。 最後に、地熱というややマニアックな話を扱っていますが、 当然、基礎知識はゼロでかまいませんし、それどころか 実際に地熱発電がこれからのエネルギーを支えるかどうか、という話とは別として、 「本当に日本は地熱でやっていけるんじゃないか」と 思ってしまう程にリアルな地熱の話です。 読み始めたら止まらないので注意。 | ||||
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こまごまとしたディテールは日頃馴染みの無い分野なので ほぼ理解できず飛ばし飛ばしでしたが、主人公がファンド会社員 野上妙子で女性ということが嬉しく(セクハラ)最後まで読めました。 いや、原発は怖いものなんでしょう。代賛エネルギー導入できるものなら 出来たほうがいいんでしょう。地熱発電だけが凄いってこといいたいわけでもないんでしょう。 社会情勢の普段語られ辛い側面を細かに描いたドキュメンタリーを楽しむ気持ちで 読めばアホな頭で満足できます。 何より、地熱発電に心血注ぐ御室夫妻物語として私はこの作品楽しめました。 一つのロマンス傑作として本棚で大切に保管。 | ||||
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地熱発電について、わかりやすく 解説してあり、勉強になります。 しかし、小説としては盛り上がりません。 最初の設定がすでに不可解ですし、 いつまで読んでも話が展開しません。 地熱発電について詳しい本は、 他にもあると思うので特に この本はおすすめしません。 ハゲタカが面白かっただけに、 がっかりしました。 | ||||
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「ハゲタカ」があまりに強烈だっただけに、この出来はちょっと残念。 むしろ今や世界的に原発推進の流れになっている中、欧米から「日本は原発をやめろ」というプレッシャーがかかることは現実的ではない。 また、地球にやさしいエネルギー、ということであれば、太陽光や風力はどうなのか、というところに触れずに、地熱発電だけで脱原発の新しいエネルギーを考えるストーリーにちょっと違和感を感じた。 もちろん、「ハゲタカ」で見せてくれたような外資ファンドがまごつく日本企業をぶった切る様子は爽快だし、利権をめぐる構造的問題、あるいは、理想に夢見るエンジニア魂といったところは読みごたえあり。 | ||||
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映画をお願いしたいと思いました。 地熱発電の様子。ジオ・エナジーの記者会見。 「悩殺の微笑み」、野上妙子のふんばり。 今の女優さんで、どなたに野上妙子を演じてもらうと良いか、考えるだけで楽しみな作品です。 | ||||
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日本の原子力発電を廃止せよという外圧に屈するというかなり無茶な展開から、日本に潤沢にある地殻変動のエネルギーを発電に利用するまでのサクセスストーリー。 地熱発電の可能性については非常に興味をもって読むことができたが、肝心のストーリーに関しては、各章毎に浪花節的盛り上げが続き、できの悪い連ドラを見ているような気がしてあまり楽しめなかった。 | ||||
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近年のエコロジーブームは異常という気がします。 プリウスに代表されるエコカーは生産に必要なレアメタルの抽出に 大量の排水汚染を作り出しているという話が雑誌に出ていました。 空気に値段つけてるとしか思えないCO2排出権取引。 バイオ燃料は食糧危機を増進させている・・・ などなど エコロジーは何が真実か、何のためなのか、よくわからないまま 「環境のため」「地球のため」「子供達の未来のため」といった金科玉条を ぶらさげて世界的なブームを巻き起こしています。 この小説は2006年に書かれたこのですが、石油の値段やエコロジーに対する企業のスタンスなど、現在を見事に予測しています。 エネルギーを主題にし、小説内では利権や金、栄達や名誉が入り組み、多くの陰謀が 張り巡らされ、一気に最後まで読んでしまいます。 しかし、小説内の世界では最後には発電への未来が少しだけ明るく見えました。 我々の暮らす現実の世界はこの小説よりずっと根深い利権や金や各国の思惑の果てに なんだかおかしな方向に向かっているような気がしてなりません。 | ||||
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行間が濃厚。TCIによる電源開発(9513.t)株式買増中止勧告や、カリフォルニア電力クライシスとエンロンなどの膨大な資料と、原子力の現場人が心裡に抱える信念や、大学腐食など研究開発基盤の課題など、緻密な取材が垣間見える。著者は勿論のこと、取材協力に尽力された人々の賜物ではないか。 「外資ファンド=ハゲタカ、物言う株主=総会屋・グリーンメーラー」という固定観念を超え、環境やエネルギーの課題が国境を超えるスキームを、マグマのように情熱を内に込めつつも冷静に提示している印象である。 利回りや元本割リスク(金融商品取引法37条の3)等の法定の説明のみに留まりがちな、日本資本の投信ファンドについて、諸外国における運用について掲げる基本方針と理念に基づいているかを監視する責務を伴うことにも、静かなる警鐘を鳴らしているようにも思えた。 『TCIの電源開発(株)への投資に対し中止勧告を行いました』(平成20年4月16日 財務省・経済産業省 報道発表) https://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/tci20080416-01.htm TCIによる電源開発(9513.t)株式保有状況(東京証券取引所) http://www.tse.or.jp/ 『八丁原バイナリー発電施設のRPS法認定について』(平成17年2月25日 九州電力株式会社) http://www.kyuden.co.jp/press_h050225-1.html 自然公園法及び国立公園における申請・届出 http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32HO161.html http://www.env.go.jp/park/apply/basic/index.html ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(The Children's Investment Fund) http://www.tcifund.jp/ http://www.ciff.org/ | ||||
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ハゲタカの作者の小説と言うことで購入した。 全体として読みやすかったものの、舞台背景があまりにも現実離れしていて、ややもすれば「おとぎ話」化 してしまっていたのが残念であった。またエンディングは「終わらせるために」無理矢理話を収束させた感も あり、もったいなくも感じた。 地熱発電の有効性とその裏返しの各種の規制・障害が詳らかにされてたのは、啓発の意味でも意義があった と感じているが、それと外資系ファンドとを組み合わせたのは無理があったし、欧米から日本が原発全廃を 突きつけられるという大前提からして無理があった気がする。 もっとシンプルに、現在の地熱発電が置かれている現状を詳らかにするような小説に仕立てた方が良かった のではないかと、個人的には感じている。 | ||||
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ハゲタカの作者の小説と言うことで購入した。 全体として読みやすかったものの、舞台背景があまりにも現実離れしていて、ややもすれば「おとぎ話」化 してしまっていたのが残念であった。またエンディングは「終わらせるために」無理矢理話を収束させた感も あり、もったいなくも感じた。 地熱発電の有効性とその裏返しの各種の規制・障害が詳らかにされてたのは、啓発の意味でも意義があった と感じているが、それと外資系ファンドとを組み合わせたのは無理があったし、欧米から日本が原発全廃を 突きつけられるという大前提からして無理があった気がする。 もっとシンプルに、現在の地熱発電が置かれている現状を詳らかにするような小説に仕立てた方が良かった のではないかと、個人的には感じている。 | ||||
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原発への強烈な批判を描いているともとれる作品。 『ハゲタカ』同様、著者の文章力とストーリー構成力は素晴らしい。 終盤の夫婦間のコミュニケーションには涙した。 実に見事な作品。 | ||||
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「ハゲタカ」や「虚像の砦」と大きく違うところは主人公が女性というところ。 また、設定もホリエモンや村上ファンドなどニュースで話題となった投資ファンドの話や、身近なテレビ業界と違い、まったく知らない発電業界ということで、その説明が非常に難しく感じた。 これまでのかっこいい主人公たちに負けず劣らず今回も男気あふれる若い女性が奮闘するが、 これまでよりも心の深い部分の揺れ動く部分があまり表現されていなかったのが残念。 やはり女性の心を描くのが難しかったのか?? しかし、原子力と政治の関係や欧米やアジアの原子力に対する意識、そして地熱発電という未来へ可能性をストーリーの中でうまくあらわしていたと思う。 | ||||
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CO2をほとんど排出しないことから、 「地球環境に優しい」電気として売り込む原子力発電所の欺瞞と利権をあばき、 その陰に隠された地熱発電復活シナリオをテーマにした、 投資銀行(ハゲタカ)およびそれを取り巻く様々な立場を描いた、秀逸の経済小説。 様々な利害が絡んだ登場人物をめぐる人間模様と 物語の展開が実におもしろい。 ただ非常に残念なのは中盤おもしろいにもかかわらず、 終盤がやっつけのようにあっという間に物語を終わらせてしまうこと。 中盤の詳細な記述はどこへやら、 後半の急ぎ足で話を終わらせる雑さは、 せっかくのおもしろい物語を台無しにしかねないので、 非常に残念ではあった。 ただそれを差し引いても、 二酸化炭素削減が叫ばれている昨今、 それを追い風に原子力発電所が「環境に優しい」と 太鼓判を押されていることはどうなのかを考えるには、 非常によい本だと思う。 | ||||
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CO2をほとんど排出しないことから、 「地球環境に優しい」電気として売り込む原子力発電所の欺瞞と利権をあばき、 その陰に隠された地熱発電復活シナリオをテーマにした、 投資銀行(ハゲタカ)およびそれを取り巻く様々な立場を描いた、秀逸の経済小説。 様々な利害が絡んだ登場人物をめぐる人間模様と 物語の展開が実におもしろい。 ただ非常に残念なのは中盤おもしろいにもかかわらず、 終盤がやっつけのようにあっという間に物語を終わらせてしまうこと。 中盤の詳細な記述はどこへやら、 後半の急ぎ足で話を終わらせる雑さは、 せっかくのおもしろい物語を台無しにしかねないので、 非常に残念ではあった。 ただそれを差し引いても、 二酸化炭素削減が叫ばれている昨今、 それを追い風に原子力発電所が「環境に優しい」と 太鼓判を押されていることはどうなのかを考えるには、 非常によい本だと思う。 | ||||
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