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冬芽の人



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【この小説が収録されている参考書籍】
冬芽の人
冬芽の人 (新潮文庫)

冬芽の人の評価: 3.86/5点 レビュー 21件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(3pt)

『氷の森』を思い出しました。

久しぶりに大沢在昌氏の小説を読み通しました。始めの5分の1あたりまでは、会話のテンポもかなりスローで、大沢氏の小説ってこんなだったか、といぶかしんだのですが、中盤からはテンポが上がり小気味良く進んでいったと思います。ただ、最初から最後まで抜け切れなかった思いが、しずりとういのは、かなり男性願望が反映されたいくぶん理想化されすぎた女性ではないかということ。今の女性はこれほどピュアではないような気がします。女性読者がいるとすれば、ついてこれないのではないかな。筋は適度にひねりが効いていてまずまず面白いと思います。実は警察の内部に悪がいた、という構図は新宿鮫でもすでに十分お馴染みのものとは思いますが。最後の山の奥に入っていき悪と邂逅するシーンは、なかなか雰囲気が出ていました。『氷の森』を思い出しました。大沢氏の小説の愉しみのひとつとして、魅力的な脇役の存在がありますが、今回でいうとしずりの上司の中崎でしょうか。適度に抑制の効いた言動がかっこいいなと思わせます。芋焼酎を買ってしまいました。
冬芽の人 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:冬芽の人 (新潮文庫)より
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