ひらいたトランプ

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

ひらいたトランプの評価:

4.03/5点 レビュー 38件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 1〜20 1/4ページ
No.70
(3pt)

面白かった

面白かった
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.69
(3pt)

面白かった

面白かった
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.68
(4pt)

たしかに「手の内を見せて」る

〇電子書籍版発行……2012年3月10日
 Kindleの「メモとハイライト」「栞」機能……×(本文のどの位置だろうが、「目次」と表記)
 Kindleの表紙……×(なぜか著者の肖像写真)
 Kindleのページ表記……×(No.表記)

 ポワロのみならず、幾つかのクリスティ作品に登場していたバトル警視、レイス大佐、アリアドネ・オリヴァ夫人が共演する豪勢な作品。
 とは言うものの、謎解き役はハッキリとポワロであって、特にレイス大佐の出番はオリヴァ夫人以下のチョイ役であった。【注1】

 探偵組に入ってるオリヴァ夫人も複数のクリスティ作品に登場したキャラ(推理作家)のようで、著者も気に入っていたらしく、本作以降にもそこそこ顔を出すが、本作の時点では、『パーカーパイン登場』の短篇のどれだかに出演済みだったようだ。
 どうやら被害者は、彼が考えるところの「一種の芸術家」を"探偵"たちと同じパーティーに出席させて、彼/彼女がどのような反応を見せるかを楽しもうという悪趣味に走って、猫が窮鼠に噛まれてしまったのではないか……。
 被害者が臭わせていたように、ポワロ、バトル、レイス、オリヴァの探偵組と別のブリッジ・テーブルに坐った男女四人の中に、過去に完全犯罪を行った殺人者がいるのか?
 それとも四人全員がそうなのか?
 そして、誰がシャイタナ氏を殺したのか……。

 かなり人工的な設定のうえに構築した作品である。
 序文でクリスティは、「この小説における読者の推理は、心理的方法をとることになる。わたしはそこにこそこの作品の興味が存在する」(No.64)と宣言していて、また「ヘイスティングス大尉は、ポアロから、この話を手紙で知らされ、非常に単調だと思った」(No.64)とわれわれを刺激しているw
 江戸川乱歩が「『本陣殺人事件』を評す」の中で、「今後の推理小説は単なる物質的トリックと物質上の論理にのみ跼蹐すべきではない。私の夢見るところは性格や心理そのものによるトリックの創造と論理の駆使」(『横溝正史読本』P.237)と書いているので、彼ならどのように本作を読んだかが気になるが、一般の読者としては、ヘイスティングス以上の反応を示さなければならない……。

 そこで霜月蒼はどのように評価してたかいなと見てみると、――★★評価だったw
 とはいっても、もちろん彼がヘイスティングスレベルの感想しか持てなかったわけではないww
 著者が序文で宣言したように、本作が「心理」だけから推理する構造になっていることを説明したうえで、「「心理」は、Aを入力すれば必ずBが出力される、といったものではない。因果関係は曖昧だ。要するにどうとでも言える。それは説得の道具として有効とは言えない」(『アガサ・クリスティー完全攻略』P.62)と書かれていた。
 これは、言葉を変えれば、横溝正史流のコネコネクチャクチャ小説と云うことではないか?

 わたしはと言えば、霜月蒼の評価に十分頷きながらも、いつもどおりの巧みな筆さばきも感じたので、彼ほど低評価にしなかったが、着地点にはあまり感心もできなかった。
 おもしろいことに、ブリッジのプレイスタイルから読み取れる容疑者の心理(性格)はきちんと記述してくれているので、事件発生後のストーリーは丸無視して、それのみで犯人を指し示せば正解になる。
 これがPoirot puts his cards on the tableといったところか。さすがは著者である……。
 ところが、それじゃおもろないと、わたしは奇を衒って犯人を外してしまった。
 それはよいのだが、その結果、『矢の家』を思いだしてもやもやしてしまった……。
 と書けば、わたしが誰を疑っていたかがわかってしまうかもww

 ちなみに坂口安吾によると、クリスティには「優雅な美人は絶対に犯人にならないという女らしい癖」(『横溝正史読本』P.245)があるらしいww

 【注1】警視と云えばかなりの役職だが、なぜかバトルのフットワークは軽くて自ら聞き込みもするし、ポワロ、レイスと三人の中では一番若輩っぽいw
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.67
(4pt)

たしかに「手の内を見せて」る

〇電子書籍版発行……2012年3月10日
 Kindleの「メモとハイライト」「栞」機能……×(本文のどの位置だろうが、「目次」と表記)
 Kindleの表紙……×(なぜか著者の肖像写真)
 Kindleのページ表記……×(No.表記)

 ポワロのみならず、幾つかのクリスティ作品に登場していたバトル警視、レイス大佐、アリアドネ・オリヴァ夫人が共演する豪勢な作品。
 とは言うものの、謎解き役はハッキリとポワロであって、特にレイス大佐の出番はオリヴァ夫人以下のチョイ役であった。【注1】

 探偵組に入ってるオリヴァ夫人も複数のクリスティ作品に登場したキャラ(推理作家)のようで、著者も気に入っていたらしく、本作以降にもそこそこ顔を出すが、本作の時点では、『パーカーパイン登場』の短篇のどれだかに出演済みだったようだ。
 どうやら被害者は、彼が考えるところの「一種の芸術家」を"探偵"たちと同じパーティーに出席させて、彼/彼女がどのような反応を見せるかを楽しもうという悪趣味に走って、猫が窮鼠に噛まれてしまったのではないか……。
 被害者が臭わせていたように、ポワロ、バトル、レイス、オリヴァの探偵組と別のブリッジ・テーブルに坐った男女四人の中に、過去に完全犯罪を行った殺人者がいるのか?
 それとも四人全員がそうなのか?
 そして、誰がシャイタナ氏を殺したのか……。

 かなり人工的な設定のうえに構築した作品である。
 序文でクリスティは、「この小説における読者の推理は、心理的方法をとることになる。わたしはそこにこそこの作品の興味が存在する」(No.64)と宣言していて、また「ヘイスティングス大尉は、ポアロから、この話を手紙で知らされ、非常に単調だと思った」(No.64)とわれわれを刺激しているw
 江戸川乱歩が「『本陣殺人事件』を評す」の中で、「今後の推理小説は単なる物質的トリックと物質上の論理にのみ跼蹐すべきではない。私の夢見るところは性格や心理そのものによるトリックの創造と論理の駆使」(『横溝正史読本』P.237)と書いているので、彼ならどのように本作を読んだかが気になるが、一般の読者としては、ヘイスティングス以上の反応を示さなければならない……。

 そこで霜月蒼はどのように評価してたかいなと見てみると、――★★評価だったw
 とはいっても、もちろん彼がヘイスティングスレベルの感想しか持てなかったわけではないww
 著者が序文で宣言したように、本作が「心理」だけから推理する構造になっていることを説明したうえで、「「心理」は、Aを入力すれば必ずBが出力される、といったものではない。因果関係は曖昧だ。要するにどうとでも言える。それは説得の道具として有効とは言えない」(『アガサ・クリスティー完全攻略』P.62)と書かれていた。
 これは、言葉を変えれば、横溝正史流のコネコネクチャクチャ小説と云うことではないか?

 わたしはと言えば、霜月蒼の評価に十分頷きながらも、いつもどおりの巧みな筆さばきも感じたので、彼ほど低評価にしなかったが、着地点にはあまり感心もできなかった。
 おもしろいことに、ブリッジのプレイスタイルから読み取れる容疑者の心理(性格)はきちんと記述してくれているので、事件発生後のストーリーは丸無視して、それのみで犯人を指し示せば正解になる。
 これがPoirot puts his cards on the tableといったところか。さすがは著者である……。
 ところが、それじゃおもろないと、わたしは奇を衒って犯人を外してしまった。
 それはよいのだが、その結果、『矢の家』を思いだしてもやもやしてしまった……。
 と書けば、わたしが誰を疑っていたかがわかってしまうかもww

 ちなみに坂口安吾によると、クリスティには「優雅な美人は絶対に犯人にならないという女らしい癖」(『横溝正史読本』P.245)があるらしいww

 【注1】警視と云えばかなりの役職だが、なぜかバトルのフットワークは軽くて自ら聞き込みもするし、ポワロ、レイスと三人の中では一番若輩っぽいw
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.66
(3pt)

矛盾を感じました

ポアロが容疑者の話を疑いもなく信じてしまったり 別の容疑者へ窃盗の罠を仕掛けたものの本人には暴かずにあっさりと終わってしまい読了後の満足感が得られませんでした。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.65
(3pt)

矛盾を感じました

ポアロが容疑者の話を疑いもなく信じてしまったり 別の容疑者へ窃盗の罠を仕掛けたものの本人には暴かずにあっさりと終わってしまい読了後の満足感が得られませんでした。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.64
(5pt)

ポアロの一芝居が決め手に

1936年の作品。
原書のタイトルは、“CARDS ON THE TABLE”
直訳すれば、ブリッジ卓上のトランプ札。
「ひらいたトランプ」は意訳です。

巻末の「解説」(新保 博久さんによる)に、
コントラクト・ブリッジのルールについて説明があったので、
本書『ひらいたトランプ』を一層味わい深く読むことができました。

なぜ「ひらいた」なのか?
「攻撃側の一人は《持ち札をすべて卓上に表向きにさらし(カーズ・オン・ザ・テーブル)》、どの札を出すかは一切パートナーに委ねて、休み(ダミー)としてプレイには参加しない」(395頁)

自分の「持ち札をすべて卓上に表向きにさらし」た状態が、「ひらいた」状態なのです。
「手の札は開けて置く(カーズ・オン・ザ・テーブル)」(248頁)のがルールです。

ダミーは、「暖炉のそばにいる第三者を刺殺したりすることも出来る」(395頁)のです。
しかし「暖炉で温もっていた死体からは厳密な死亡時刻が推定できない」ので、
四人のうち誰がダミーになったときに刺殺が行われたのか特定できません。

ポアロの、おとり捜査みたいな、あぶない知恵で、推理の正しさが証明されます。
最後の最後で、ポアロの一撃。私立探偵ならではの愉快な一芝居がありました。

このオチには、さすがの犯人も口を開けませんでした。
「自分の札をテーブルの上に開けてしまったんですから。これでお終い(セ・フィニ)」(389頁)

なんて面白いのでしょう! アガサの推理小説は。

《備考》 アンについて
登場人物のアン・メレディスには、「可憐な娘」という説明があります。
この説明は、一種のミスリードでは? 「可憐な娘」が殺人などするはずがない。
アンは「二十五」歳(234頁)の「若い美人」(374頁)で、「可憐な娘」に見えます。
一方、ローダ・ドーズは、「アンの友人」となっていました。
アンは、ローダにとっては「けっしていい友達じゃなかった」(373頁)
アンは、友人ではあっても、実は「いい」友人ではなかったのです。
ローダ・ドーズに言わせれば、
アンは「“頼りなげな美女”ってふうに見えるわ」(362頁)
しかし、どちらも泳げない二人の娘たちが池で一緒におぼれているとき、
デスパード少佐は、まっすぐにローダの方へ泳いで進んでいき、ローダを助けました。
次に、アンを助けましたが、アンはおぼれて死んでしまいました。
男が本当に好きな女は、どっちか?
これを証明するプロットとして、アガサはこの選別方法を使いまわしています。
このプロットは、別のアガサ作品でも読みました。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.63
(5pt)

ポアロの一芝居が決め手に

1936年の作品。
原書のタイトルは、“CARDS ON THE TABLE”
直訳すれば、ブリッジ卓上のトランプ札。
「ひらいたトランプ」は意訳です。

巻末の「解説」(新保 博久さんによる)に、
コントラクト・ブリッジのルールについて説明があったので、
本書『ひらいたトランプ』を一層味わい深く読むことができました。

なぜ「ひらいた」なのか?
「攻撃側の一人は《持ち札をすべて卓上に表向きにさらし(カーズ・オン・ザ・テーブル)》、どの札を出すかは一切パートナーに委ねて、休み(ダミー)としてプレイには参加しない」(395頁)

自分の「持ち札をすべて卓上に表向きにさらし」た状態が、「ひらいた」状態なのです。
「手の札は開けて置く(カーズ・オン・ザ・テーブル)」(248頁)のがルールです。

ダミーは、「暖炉のそばにいる第三者を刺殺したりすることも出来る」(395頁)のです。
しかし「暖炉で温もっていた死体からは厳密な死亡時刻が推定できない」ので、
四人のうち誰がダミーになったときに刺殺が行われたのか特定できません。

ポアロの、おとり捜査みたいな、あぶない知恵で、推理の正しさが証明されます。
最後の最後で、ポアロの一撃。私立探偵ならではの愉快な一芝居がありました。

このオチには、さすがの犯人も口を開けませんでした。
「自分の札をテーブルの上に開けてしまったんですから。これでお終い(セ・フィニ)」(389頁)

なんて面白いのでしょう! アガサの推理小説は。

《備考》 アンについて
登場人物のアン・メレディスには、「可憐な娘」という説明があります。
この説明は、一種のミスリードでは? 「可憐な娘」が殺人などするはずがない。
アンは「二十五」歳(234頁)の「若い美人」(374頁)で、「可憐な娘」に見えます。
一方、ローダ・ドーズは、「アンの友人」となっていました。
アンは、ローダにとっては「けっしていい友達じゃなかった」(373頁)
アンは、友人ではあっても、実は「いい」友人ではなかったのです。
ローダ・ドーズに言わせれば、
アンは「“頼りなげな美女”ってふうに見えるわ」(362頁)
しかし、どちらも泳げない二人の娘たちが池で一緒におぼれているとき、
デスパード少佐は、まっすぐにローダの方へ泳いで進んでいき、ローダを助けました。
次に、アンを助けましたが、アンはおぼれて死んでしまいました。
男が本当に好きな女は、どっちか?
これを証明するプロットとして、アガサはこの選別方法を使いまわしています。
このプロットは、別のアガサ作品でも読みました。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.62
(3pt)

思った程推理がブリッジと関連してなかった

クリスティの作品を読むのは10作目。
ブリッジは以前多少勉強したことがありますが、本作を読むまでどんなゲームだったか忘れていた程度です。

まず一番言いたいのは「ブリッジのルールは知らなくても楽しめる」ということ。
ルールわからないから挫折したというレビューもありますが、それはルール知らないから読めないという思い込みからのものだと思います。
なので、ブリッジ知らなくても身構えることなく手にとって大丈夫だと思います。

逆に言うと、ブリッジがそれほど密接に事件解決に関わってないということ。
私は勝手に期待してもっとブリッジを楽しめる内容かと思っていたので、その点で残念でした。

ブリッジ以外の面では、いつも通り犯人には驚きましたが、今回の推理はもやもやが残りました。
それでも、楽しかったです。またポアロ読みます。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.61
(3pt)

思った程推理がブリッジと関連してなかった

クリスティの作品を読むのは10作目。
ブリッジは以前多少勉強したことがありますが、本作を読むまでどんなゲームだったか忘れていた程度です。

まず一番言いたいのは「ブリッジのルールは知らなくても楽しめる」ということ。
ルールわからないから挫折したというレビューもありますが、それはルール知らないから読めないという思い込みからのものだと思います。
なので、ブリッジ知らなくても身構えることなく手にとって大丈夫だと思います。

逆に言うと、ブリッジがそれほど密接に事件解決に関わってないということ。
私は勝手に期待してもっとブリッジを楽しめる内容かと思っていたので、その点で残念でした。

ブリッジ以外の面では、いつも通り犯人には驚きましたが、今回の推理はもやもやが残りました。
それでも、楽しかったです。またポアロ読みます。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.60
(5pt)

私ならアガサベスト10に入れる!

本作を及第点扱いする出版物やネット批評を、残念ながら度々目にします。
それを参考にしてこれを読まないなんて、モナミよ、もったいない。

カードゲームプレイ中の事件が中心のお話ですが、アガサお得意の、様々な一見無駄話が面白くて。犯人の絞り込みとエピソードが、本作は白眉だと思います。
 
『女店員は後ろに倒れそうになった』…の件あたりのポアロの行動は、繰り返し読んでしまうほど好きです。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.59
(5pt)

私ならアガサベスト10に入れる!

本作を及第点扱いする出版物やネット批評を、残念ながら度々目にします。
それを参考にしてこれを読まないなんて、モナミよ、もったいない。

カードゲームプレイ中の事件が中心のお話ですが、アガサお得意の、様々な一見無駄話が面白くて。犯人の絞り込みとエピソードが、本作は白眉だと思います。
 
『女店員は後ろに倒れそうになった』…の件あたりのポアロの行動は、繰り返し読んでしまうほど好きです。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.58
(5pt)

痛快なポアロの推理!

クリスティの作品の中では、登場人物が限られ、また舞台の展開もそれほど難解ではない。にも関わらず、読み手を全く飽きさせない疾走感。最後はおきまりの場面となるが、爽快感では随一といえる作品では。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.57
(5pt)

痛快なポアロの推理!

クリスティの作品の中では、登場人物が限られ、また舞台の展開もそれほど難解ではない。にも関わらず、読み手を全く飽きさせない疾走感。最後はおきまりの場面となるが、爽快感では随一といえる作品では。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.56
(5pt)

終盤にかけての疾走感のある展開が素晴らしい

数あるクリスティの作品の中でもかなり傑作の部類だと感じたのですが、その理由は終盤の話の運び方でした。
疾走感のある展開の中で犯人が二転三転し、最後の最後には驚きの結末がありました。
この終盤が大変素晴らしく、読後感はかなり良かったです。

この作品はブリッジの得点表から犯人に迫る展開なのですが、ブリッジのルールを全く知らない私でも楽しめました。
ただ私はミステリーを読む際、なんとなく犯人を推測するくらいで、あまり真剣に推理はしません。
本格的に推理される方が読む場合は、ルールを知らないと楽しめない(推理できない)かもしれません。

クリスティの作品はいつも登場人物が多いうえに、同じ姓の夫婦やら親子やらがでてくるのでなかなか覚えられず、登場人物一覧を何度も見返すのが常でした。
しかしこの作品は、容疑者がたったの4人というシンプルさで、全員殺人の前科者という設定に加えて、各容疑者の性格設定が上手くなされていたので、すぐに覚えられました。
登場人物一覧を一回も見返さなかったのは初めてかも…。

作品の大半は容疑者4人の性格分析や過去の犯罪調査に費やされていますが、特に中だるみもせず、クリスティの巧みな人物描写のおかげか大変楽しめました。
その上で、終盤は上記の通り二転三転と驚かされる展開なので、クリスティの作品の中でもかなり質の高い作品ではないでしょうか。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.55
(5pt)

終盤にかけての疾走感のある展開が素晴らしい

数あるクリスティの作品の中でもかなり傑作の部類だと感じたのですが、その理由は終盤の話の運び方でした。
疾走感のある展開の中で犯人が二転三転し、最後の最後には驚きの結末がありました。
この終盤が大変素晴らしく、読後感はかなり良かったです。

この作品はブリッジの得点表から犯人に迫る展開なのですが、ブリッジのルールを全く知らない私でも楽しめました。
ただ私はミステリーを読む際、なんとなく犯人を推測するくらいで、あまり真剣に推理はしません。
本格的に推理される方が読む場合は、ルールを知らないと楽しめない(推理できない)かもしれません。

クリスティの作品はいつも登場人物が多いうえに、同じ姓の夫婦やら親子やらがでてくるのでなかなか覚えられず、登場人物一覧を何度も見返すのが常でした。
しかしこの作品は、容疑者がたったの4人というシンプルさで、全員殺人の前科者という設定に加えて、各容疑者の性格設定が上手くなされていたので、すぐに覚えられました。
登場人物一覧を一回も見返さなかったのは初めてかも…。

作品の大半は容疑者4人の性格分析や過去の犯罪調査に費やされていますが、特に中だるみもせず、クリスティの巧みな人物描写のおかげか大変楽しめました。
その上で、終盤は上記の通り二転三転と驚かされる展開なので、クリスティの作品の中でもかなり質の高い作品ではないでしょうか。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.54
(4pt)

読み手を飽きさせない工夫は、さすが女王

最後の“事件”のトリックは、かなり無理がある感じがする。一つの部屋で、ブリッジをしていた四人が、容疑者になって、この人でもない、あの人でもない、とやっていくうち、こいつだったか、と思ったら、それも違う、一体何がどうなってんだ……?となって、かなりややこしい。最後に、“どんでん返し”が用意されてますが、もともと四人しか容疑者がいないから、“大どんでん返し”というほどではないです。クリスティ氏としては、四人に絞られているからこそ、四人の性格や行動力から犯人を推理する面白さを追求するつもりだったのではないかと思えます。
 23章“絹のストッキングの語るもの”の最後の方に、ポアロが、来客に、「十二人の人々が、一人の男を刺したという短剣ですよ。国際寝台車商会から記念品としてもらったものです」と言って、短剣を見せる場面がありますが、それは同じクリスティ氏の小説『オリエント急行の殺人』の中で“使われた”短剣であるということにほかならないし、30章“殺人”の中では、“女流推理作家の”オリヴァ夫人に、「案外、現実の事件でも、探偵小説と同じような解決が生れるものなのねえ」と言わせたりして、読者を楽しませる仕掛けが、用意されていて、さすがという感じはします。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.53
(4pt)

読み手を飽きさせない工夫は、さすが女王

最後の“事件”のトリックは、かなり無理がある感じがする。一つの部屋で、ブリッジをしていた四人が、容疑者になって、この人でもない、あの人でもない、とやっていくうち、こいつだったか、と思ったら、それも違う、一体何がどうなってんだ……?となって、かなりややこしい。最後に、“どんでん返し”が用意されてますが、もともと四人しか容疑者がいないから、“大どんでん返し”というほどではないです。クリスティ氏としては、四人に絞られているからこそ、四人の性格や行動力から犯人を推理する面白さを追求するつもりだったのではないかと思えます。
 23章“絹のストッキングの語るもの”の最後の方に、ポアロが、来客に、「十二人の人々が、一人の男を刺したという短剣ですよ。国際寝台車商会から記念品としてもらったものです」と言って、短剣を見せる場面がありますが、それは同じクリスティ氏の小説『オリエント急行の殺人』の中で“使われた”短剣であるということにほかならないし、30章“殺人”の中では、“女流推理作家の”オリヴァ夫人に、「案外、現実の事件でも、探偵小説と同じような解決が生れるものなのねえ」と言わせたりして、読者を楽しませる仕掛けが、用意されていて、さすがという感じはします。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028
No.52
(4pt)

ブリッジ

すでに他の方も述べてるが、ブリッジを知らなくても何も問題なく読み進められます。そもそもブリッジに関わる話はほんの少しだけだし、自分もブリッジどころかポーカーさえ全く知らないくらいだから。星4にしたのは、訳がイマイチだと感じたからです。日本語が上手い外人が話してるような?ニュアンスというか。もう少し上手い訳者だったら文句なしのサスペンス。
ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300139
No.51
(4pt)

ブリッジ

すでに他の方も述べてるが、ブリッジを知らなくても何も問題なく読み進められます。そもそもブリッジに関わる話はほんの少しだけだし、自分もブリッジどころかポーカーさえ全く知らないくらいだから。星4にしたのは、訳がイマイチだと感じたからです。日本語が上手い外人が話してるような?ニュアンスというか。もう少し上手い訳者だったら文句なしのサスペンス。
ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2)) Amazon書評・レビュー: ひらいたトランプ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐2))より
4150700028