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ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会
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ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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事件や謎は血の流れないいわゆる『日常系』,その舞台はヘンな建物という『非日常系』と, 日常と非日常が折り重なり,時にはその建物自体が謎となる,全四話の連続短編集になります. 現実ではとうていあり得ない建物の様子は,一話目こそはイメージが掴みづらく戸惑うものの, いったん『事』が起きたあたりから,見取り図とにらめっこと状態で謎解きに引き込まれていき, その後も,ヘンというよりはとんでもない建物や,パズルっぽい要素もあって楽しませてくれます. ただ,三話までがヘンな建物を前面に押し出し,その建物にまつわる謎解きであったのに対し, 最後となる四話目だけは,同じくヘンな建物ではあるものの,イベントとはいえ犯人捜しとなり, それまで,また物語全体ともバランスが崩れてしまい,ちょっと浮いたように感じられるのが残念. また,サークル仲間として結構な人数が居る割に,話によって出たり出なかったりが目につき, いろいろキャラ付けもあった割に,それほど印象に残らなかったのはもったいなく感じられます. とはいえ,巻末からは続刊もありそうな様子で,チラリとあった三角関係や,新たなヘンな建物, 他にも,今回は地味目だったメンバらの活躍にも期待し,できればもう少し読んでみたい作品です. | ||||
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