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ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1)

ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会の評価: 3.90/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

非日常が舞台の日常の謎

事件や謎は血の流れないいわゆる『日常系』,その舞台はヘンな建物という『非日常系』と,
日常と非日常が折り重なり,時にはその建物自体が謎となる,全四話の連続短編集になります.

現実ではとうていあり得ない建物の様子は,一話目こそはイメージが掴みづらく戸惑うものの,
いったん『事』が起きたあたりから,見取り図とにらめっこと状態で謎解きに引き込まれていき,
その後も,ヘンというよりはとんでもない建物や,パズルっぽい要素もあって楽しませてくれます.

ただ,三話までがヘンな建物を前面に押し出し,その建物にまつわる謎解きであったのに対し,
最後となる四話目だけは,同じくヘンな建物ではあるものの,イベントとはいえ犯人捜しとなり,
それまで,また物語全体ともバランスが崩れてしまい,ちょっと浮いたように感じられるのが残念.

また,サークル仲間として結構な人数が居る割に,話によって出たり出なかったりが目につき,
いろいろキャラ付けもあった割に,それほど印象に残らなかったのはもったいなく感じられます.

とはいえ,巻末からは続刊もありそうな様子で,チラリとあった三角関係や,新たなヘンな建物,
他にも,今回は地味目だったメンバらの活躍にも期待し,できればもう少し読んでみたい作品です.
ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1)Amazon書評・レビュー:ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1)より
4150310718

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