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ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1)

ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会の評価: 3.90/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

第2弾への布石もある

極端に登場人物が乱立せず、イメージしやすいようにキャラも冒頭に示してあるので、頭の中で人物が整理されやすく読みやすい謎解き本だ。
謎解きのほかに主人公の主観で縦軸のストーリーも流れているので、謎解きはサイドストーリーとして展開を楽しんだ方がスイスイ読めることだろう。
まあ、前半の半分くらいまでは、ちょっと整理が難しいのとゴチャついているので飽きそうになるが、後半戦から登場人物が整理されていくのでぐっと引き寄せられて、面白い小説になっていると思う。
ぜひ、本刊を読んだら2作目も読んで欲しいし、読みたくなると思う。
ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1)Amazon書評・レビュー:ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1)より
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No.9:
(4pt)

ドラキチ星加に注目

幹館大学ヘンな建物研究会(ヘンたて)が舞台。 プロローグの展開では超芸術トマソンか!と思ったけどさにあらず。 ヘンな建物と言うよりはあり得ない建物を舞台にした謎解き+恋愛ドラマ。 謎解きも恋愛もかなり緩い感じ。 物足りないと感じる人も多いだろう。 が!特筆すべきは主人公の同級生伊倉星加。 なんと岐阜県出身のドラキチ。 こんな設定の登場人物はそうはいないよ。 そしてこの星加が他大学と繰り広げるドラゴンズカルトQ。 これだけでも読む価値はあるな。 それにしても、落合英二が1球で敗戦投手になった時の阪神の打者って誰だったっけ。
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No.8:
(5pt)

気に入りました

面白いそうです!
娘が読んでいます!
作者を気に入って全部を購入する勢いです(@_@;)
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No.7:
(4pt)

短編だからこその面白さ

適当にさわやかで、適当に甘酸っぱくて、面白かった。だれか特定の探偵役がいるという訳でもなく、そのときそのときに、少し閃いてみたり、あるいはポンコツだったり、まだあやふやな状態とも言えるし、そうあるべくしてそうなっているとも言えるし、いいバランスだと思う。
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No.6:
(5pt)

面白い

館ものが好きな方におすすめです。
館ものにありがちの
暗くドロドロしたものでは無く明るいほのぼのミステリー。
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No.5:
(4pt)

アイディアを楽しむ一冊

「ヘンな建物研究会」
一体なんだそれは。と思いながらスラスラ読める。
何と言っても出てくる建物が本当に変だった。いくら何でもこりゃあないだろう、と言いたくなるくらいに変。
だからと言って冷めるわけでもなく、次はどんな建物が出てくるのかな、という点でそこそこ楽しめる。
良くも悪くも、そこの奇抜さが全てなのではないだろうか。

大学が舞台ということもあって、結構個性的ビジュアルを持った人間も出てくるが、いっそのことなら、もっとぶっ飛んでいて良かったのではないかな、と思ってしまった。のっけから馬鹿なことをしているのだから、常識人っぽい人たちと、明らかにおかしい人の差をもっとはっきりさせて欲しい。

唯一、ティー大とやらの先輩が少し奇抜だが、哲学を独学で勉強している頭のいい人、と言う割には発言内容の偏差値が低すぎて、やや気持ちが冷めていく。奇抜ながらも気遣いの出来る、結構重要な立ち位置のキャラなのだから、もっと精巧に頭の良さを表現してくれればなあ、と残念な思いである。
こいつがしゃべるたびに、「頭のいい人の発言だ」と主人公が感想をこぼすが、それが皮肉にしか聞こえない。実際はどっちなのかよく分からないが。

ただ、本作はあくまでも、ヘンな建物を楽しむものであって、それ以上のものを求めるのも筋違いなのかも知れない。大学のサークル青春物語の皮を被ってはいるが、そちらが重要なのではない。

こういう身近(?)なミステリというのもたまには良いのかも知れない。
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No.4:
(4pt)

「日常の謎」ならぬ「日常のヘンな建物」が好きな人に

へんたて、とはヘンな建物、それを愛好する大学の研究会の謎解きものです。しかし、登場人物の名前がぜんぶ寿司ネタだったり、ヘンな建物自体が、奇想の「館」ではなく、トマソン物件のレベルだったりするので、本格ミステリを読もう、と気負い込む読者には向かないかもしれません。

 なので「日常の謎」が好きで、殺人が苦手で、かつ奇妙な味の建物、つまり日常の死角を楽しみたい人にお勧めします。また語り手がナイーブな一年生女子なので、淡い青春ドラマもあります。

 一話目はこんな部屋だれが作るんだ、というだけの冗談ネタ(私は好きですが)、二話目は、やっぱりこれもありえない、部屋が上がり下がりするマンション、三話目は江戸時代のトマソンというべきか、ある城の隅櫓が何に使われたかの謎、そして四話目は、某ホテルでのミステリクイズ競技会となります。

 いずれも建物の見取り図がメインで謎が解けてゆく、ちょっと幾何的なおもしろさがあり、いままでなかったタイプのミステリではないかと思います。しいていえば建物が主人公。
 ドロドロした怨念や憎悪や殺意が建物の構造と一体化して立ち上がるという、従来の建築ミステリとは違った角度から、建物が楽しめます。
 ヒロインとその友達の関係が少しゆるくて幼い気もしますが、全体の趣向はシュールと冗談の境目の淡さが面白く、シリーズ化を期待します。

 


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No.3:
(5pt)

ヘンな建物×ヘンなキャラクター=ゆるくてたのしいミステリー

自分も大学に入ったときにとくにやりたいこともなくて、
でもサークルには入りたくて・・・・・・という気持ちを思い浮かべながら読みました。

ある大学にある、「トマソン」と呼ばれる
ヘンな建築物が好きなサークルが舞台。

活動として見に行く先々で出会うヘンな建物を見てたのしみ、
その建物が関連した謎をわいわいしながら解く、
いわゆる日常の謎のミステリです。

日常の謎はたくさんありますが、
この作品のいいところは、謎をといても解かなくても、
普通に小説を読んでいるだけでなんとなく楽しいことだと思います。

ヘンな建物なのに(回転ずしが流れてるホテルとか)
図版はすごく本格的で、そのアンバランスさも絶妙。

サークル、ということでキャラも面白いですね。
ちょっとネタバレになりますが、
探偵役が固定じゃないのもよくて、

探偵役がわかっていると、その人物がいうこと=正解、
とわかってしまうと思いますが、
この本では誰が解くのかわからないおもしろさがあって、
今回はどの人物が活躍するのかな?
とたのしみに読み進めることができます。

続篇があるらしいおわりかたをしてたので、
そちらにまた期待してます。
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No.2:
(1pt)

中途半端

キャラものとしてもミステリとしても中途半端。
流行りのライトノベル風のイラストをつけてカバーしようとしているが、
それも微妙・・・

この作者の作品は全部そんな感じなので、もう買わないと思う。
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No.1:
(3pt)

非日常が舞台の日常の謎

事件や謎は血の流れないいわゆる『日常系』,その舞台はヘンな建物という『非日常系』と,
日常と非日常が折り重なり,時にはその建物自体が謎となる,全四話の連続短編集になります.

現実ではとうていあり得ない建物の様子は,一話目こそはイメージが掴みづらく戸惑うものの,
いったん『事』が起きたあたりから,見取り図とにらめっこと状態で謎解きに引き込まれていき,
その後も,ヘンというよりはとんでもない建物や,パズルっぽい要素もあって楽しませてくれます.

ただ,三話までがヘンな建物を前面に押し出し,その建物にまつわる謎解きであったのに対し,
最後となる四話目だけは,同じくヘンな建物ではあるものの,イベントとはいえ犯人捜しとなり,
それまで,また物語全体ともバランスが崩れてしまい,ちょっと浮いたように感じられるのが残念.

また,サークル仲間として結構な人数が居る割に,話によって出たり出なかったりが目につき,
いろいろキャラ付けもあった割に,それほど印象に残らなかったのはもったいなく感じられます.

とはいえ,巻末からは続刊もありそうな様子で,チラリとあった三角関係や,新たなヘンな建物,
他にも,今回は地味目だったメンバらの活躍にも期待し,できればもう少し読んでみたい作品です.
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