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ソロモンの偽証
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【この小説が収録されている参考書籍】
ソロモンの偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 41~60 3/4ページ
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第五巻。クリスマスイブの夜、中学校の屋上から転落死した柏木卓也。柏木卓也は自殺なのか、大出俊次が殺害したのか…中学校で中学生による裁判が始まった。 第四巻までの様々な事件や出来事のリマインドと補足といった感じの長い、長い、あり得ないシロウト裁判が延々と続くのには少し参った。第四巻の三巻分は無駄だったように思うのだが。恐らく、自殺で決着が付いた事件を中学生の手により、意外な犯人による他殺という形にひっくり返す結末に違いない。しかし、事件の真相は非常に気になる。 | ||||
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最終巻。これだけの長編を読み切ったというのに読後、全く満足感を味わうことが出来なかった。 結局は物語は第一巻で完結していたということか。後の巻は伏線を垂れ流し、無駄に物語を引っ張ったように感じた。もしも、第五巻の裁判から物語が始まったとしたら、逆の感想だったのかも知れない。 文庫には書き下ろしの『負の方程式』を収録。しかし、本編を読み切った段階で、がっかりして、斜めに読み飛ばした。 | ||||
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一部のハラハラ感やドキドキ感に比べて、第二部は本当にかったるいです☆ 話がほとんど進みません。すでに最後の第三部まで、すべて読み終わっているので書きますが、重要なストーリーや伏線は一切ありません。 無駄に長かった気がします。それでも自殺の真相が知りたくて我慢して読み進めました。 全部で700ページ以上あるのですが、100ページくらいにまとめられる気がします。 今、振り返ってみても第二部の内容は、ほとんど印象に残っていません。それくらい内容の薄いものでした☆ | ||||
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1,2巻のスピード間に比べて、3,4巻は似たような話が延々に続き、 中だるみしてしまいました。 | ||||
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人の悪意に満ちた作品というのは、あまり好きではないのだけど、中学生が裁判をするというのが気になって読んでみた。 まだ、1巻が終わっただけで、いいとも悪いともまだ判断はつかないので星3個にした。 だけど、人間の本質みたいなものは、うまく描かれているなと思わされる。 さてこれから第二巻、これからの展開に期待したい。 | ||||
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第三巻。なかなか物語は進まない。柏木卓也の死の真相を探るべく、藤野涼子は学校内裁判の実行を決意する。 第二巻までは柏木卓也の死から次々と事件が起こるサスペンスフルな展開だったのだが、第三巻はなかなか物語が展開せず、イライラする内容。この先、新たな展開はあるのか、やや不安を感じながら、第四巻に突入。 | ||||
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宮部みゆきの初期の作品は,長さに見合うスケールの大きさがありましたが,特にこのソロモンの偽証は長すぎます。 | ||||
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評価が高いので読んでみた。「楽園」に通じるおせっかい小説。700頁X3巻からなる超長編小説。中学生が結論の見えている自殺事件を大げさに裁判にまで開いて個人のプライバシーを暴く。悪趣味すぎる。中学生が、裁判で大騒ぎするのは現実的ではなく不自然。これなら350頁の小説を6冊読んだ方がよかった。でも読んでいてそれなりに面白かったので☆☆に近い☆☆☆とした。ちょっとな~…という感じ。正直言って駄作です。 | ||||
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これ、推理小説ではなく、「ソロモンの偽証」を打ち破るための、子どもたちの(痛快空想)冒険小説です。 こんなことがあったいいなという感じの。。 | ||||
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ストーリーテラーとしての作者を高く評価しています。 しかし、この作品は、話の展開もまあまあで、ちまちまと余分なくどい説明っぽいエピソードが挿入されていて、冗長な感じがします。最初、若いころの作品かなと思い違いしたほどです。 かなり飛ばし読みしても筋が分かります。数ページ飛ばしても、まだこの話かー、と思うほどです。全体的に、先すぼみ感がぬぐえません。それから、教師や学校の扱い方もパターンにはまっていて、残念。 そこが残念。 | ||||
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まだ1巻目の中程だけど、『告白』意識してないですか? 登場人物みんな闇を抱えていて、その闇だけが独り歩きして、事件がどんどん大きくなって行くという展開が、読みながらそのこと思った。 | ||||
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面白かったですがいくらなんでも長すぎます。 多くの登場人物が何を考えどう行動するかというのは興味を持って 読めますが、限界があります。 私の場合この本は限界を超えてました。 じゃあ、短くまとめればそれでいいかといえばそういうことでもないと思います。 決して内容が薄いというわけではないので。読みごたえは十分ありました。 作者の教育に対する考え方は、かなり興味深かかったです。 しかし、それは物語の面白さとは別物の部分が多いです。 ということでタイトル通り、面白さを長さで割ると☆3つです。 700ページ以上が三巻という長さが気にならず、中学校の教育問題に興味が ある方にはおススメします。 | ||||
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3冊まとめ買いは高いなあ、1巻中古で買って残りは衝動買い。 人物描写を凄い、巧みと考えたら5。悪意をもって描きすぎ、偏りとみたら3。 読んでいて苦痛だと早く次をが入り交じる作品でした。 でも2*3巻買って後悔はないと考えて衝動買い。 読んでいてイライラ、ムカムカ、成る程と悶絶する日が楽しみです。 | ||||
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700ページ超のボリュームですが、するすると一気に読めます。 読んでいる間は面白く、先が気になってページを捲るのですが、読了後、続きを読みたいという気持ちが特に湧いてきません。手元に3部があればすぐ読むけど、なければいいか、という感じ。 なぜかというと、キャラクター造形があまりにも類型的で感情移入できないという理由が大きいように思います。 宮部さんの作品には今までもそういう傾向があったかもしれませんが、人間の善意をわかりやすく魅力的に描く一方で、それに相反する悪意の深さや業も提示してきて、それが読みやすく共感でき、また考えさせられる点でもありました。 でも、この小説の中では、不良はいかにも不良、賢い子は綺麗で正義感に溢れ、デブは鈍くてお人好し、スポーツマンは男らしく、優等生は切れるメガネ、ひねくれたブス、悪い大人いい大人といった漫画のような人物設計ばかりです。それが覆る意外な事件もなく、むしろ強化されるエピソードが続くので、ページ数の割に内容が感じられません。 綴られる心情は子供なのに整理されすぎ、台詞はできすぎで、家族間の問題にもドキリとさせられるような真実味があるわけでなく、薄く感じてしまいました。 このボリュームを一気に読ませるだけで凄いことですが、宮部さんの作品には期待値が高いだけに残念でした。 | ||||
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宮部みゆきさん、ストーリーテラーとしては本当に才能のある方だと思います。このあとどうなるんだろうと気を持たせつつ、ぶあつい本を一気読みできるという、読書の醍醐味はしっかり味わえます。 一方で、残念な点いくつか。 他のレビューでも触れている方がいますが、長期連載ということで、人物説明などの繰り返しが多いのが気になります。単行本化にあたっては、もう少し手を入れていただきたかった。 さらに残念なのが、人物や設定の粗さ。 たくさんの人物が描き分けられているという評もあります。たしかに一人一人「ああ、そういうタイプの人いるよね」と思わせるところはさすが。ところが、その人たちのセリフは、まさに「そういうタイプの人ならそう言うだろう」というものであり、著者に負わされた役割通りに動き、著者に「言わされている」感がある。本当描写のうまい作家の登場人物の場合は、本当に物語の中で人物たちが勝手に動いている感じがするのですが、なんかみなアンドロイドっぽいです。 設定の面では、日常的な生活に関する描写はうまいと思うのですが、学校とか会社とか社会が関わるところになるとかなり怪しい。 たとえば、年度末に校長が辞表を出した公立中学で、夏休みになっても教頭が校長代理を勤めてるなんてありえない。休職ならまだしも校長が辞職して空席になれば、都教委は新しい校長を即座に送り込んでくるはずです。教頭と校長は必要な資格も違う。そもそもどちらも兼任できるほどヒマな仕事でもない。 それから、神原が他校生だというのが「シャツの襟の形が違う」ってあったけど、お坊ちゃま学校ならいざ知らず、下町の公立中の男子の夏服なんて、どこも市販の開襟シャツです。襟の形じゃ区別つきません。シャツに縫い付けてある校章が違うとか、校帽が違うとかなら、わかりますが。 スクールカウンセラーという単語がさらっと出てくるけど、公立学校にはじめてスクールカウンセラーが配置されたのは1995年。それ以前はそんな単語(これは和製英語なので)、存在しなかった。 etc と、思わず突っ込みを入れたくなるところ、いくつでも出てくるのですが、それがこの現実世界を舞台にしていると思うからであって、宮部ワールドではそうなっているのだ、と割り切って楽しむほうがいいのかもしれません。 | ||||
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宮部みゆきさんの作品は大好きで、全てもらさず読んでいますが、この作品が深く心に残り、何度も読み直したいかと聞かれれば、正直、NOです。分厚い3冊をそれなりの価格で購入する必要はなかったかなと。ネタバレ?になるので詳しくは書けませんが、人物の正体?も早いうちから分かってしまったし。 | ||||
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とにかく長い1章、2章を読み切り、やっとたどり着いた最終章。 メインである法廷の話だが、どこか単調に過ぎて行く展開。 タンタンと裁判の内容が続き、結末も想定出来る範囲にとどまってしまった。。 ここまでたどり着くのが長かったせいか、期待しすぎていたので少し残念な感じです。 法廷後の主人公たちのその後に厚みを持たせて終わらせてみるのも面白かったかもしれない。 | ||||
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長かった学校裁判が始まり、とうとう判決が出ます。 どんな裁定が下るのか、自殺として片付けられた本件には隠された真実があるのか。 ものすごく期待して読んだのですが、残念ながら第2部の終わりで想像した通りの内容でした。 こんな長大な小説を、くじけることなく書き終えた宮部さんはすごいと思います。 が、それは内容の評価にはつながりません。 第1部は面白かった。 ぐいぐい引き込ませるのにどこまでも丁寧な書きぶりは見事でした。 さすが宮部さんらしい。 第2部になると、若干中だるみを感じました。 でもまだ面白かった。 しかし第3部は、もう結末を知るために惰性で読み進めた感じ。 何となく先が読める。 頭が良く、理性的で冷静な中学生はいると思います。 たまたまそういう子が集結していたのがこの中学校でしょう。 中学生といえども、大人よりも頭が良く、物言いもしっかりしていて、だから子どもなんだけど、でもこういう子は一定数いるので別に非現実は感じませんでした。 が、これがずっと続くときつい。 裁判を終わらせるのに必要な手順をしっかり踏んだからこそこんなに長くなったんでしょうけど、とにかく長いんです。 私は、本作は2部構成にして、もっと内容を蜜にすべきだったんじゃないかと思います。 だらだらと長い、と感じさせる第3部でした。 総合的には面白かった、と思いますが宮部さんの他の作品に比べると面白くはありませんでした。 第2部が中だるみでだらだら、第3部が勢いのある書きぶり、という構成であれば良かったのですが。 最後まで読んで、私は結局自殺した柏木くんを真に理解することが出来ませんでした。 同世代の子どもよりは優れている、でも彼には生きる上で必要な思いやりというものがなかったんだと思います。 思いやりがないから、最後には自分を殺すという道を選んでしまったのでしょうか。 何となく悲しい終わりでした。 最後のエピローグは、かなり物足りないと思いましたが、これくらいで良いのではないでしょうか。 繊細で殻に閉じこもって、他人を密かに見下していた矮小な、等身大の中学生ともいえる野田くんの成長した姿を知ることが出来たのは嬉しかったです。 言葉遣い等、端々に気になる点があったのは残念でした。 でも次回作に期待しています。 この作品は当分読み返すことはないと思います。 | ||||
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この二冊目は、基本的に筋としての進行がなく、学校内で裁判との事で、同じようなやりとりの繰り返しが続きます。また、「孤宿の人」など、宮部みゆき作品にありがちな「実はこうだからこうだと読者を説き伏せるやり方」もしつこく出てきます。はっきり中弛みというと、何を偉そうにとなりますけど、私にはそう映りましたし、退屈で、ドストエフスキーやトルストイより読むのが大変でした。素直な感想です。 | ||||
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「面白いか、面白くないか」と言えば、時間をかけて読んで損はない程度には面白いです。宮部みゆきは文章が上手なので。 ただ、1部が一番面白く、2部は中だるみ、3部は非現実的で尻すぼみ、だったと思います。 3部では中学生だけで「学校内法廷」を取り仕切るのですが、そんなこと現実には100%不可能だし、また、このような中学生の「法廷ごっこ」に保護者や警察が協力することなど絶対にあり得ないので、たとえフィクションだとしても、違和感を抱えながら読まざるを得えず、この違和感と非現実的な展開を補って余りあるほどの結末ではなかったと思っています。 そもそも2部の途中にある「ある人物」に対する描写で、殆どの人は3部の展開に気づくのでは?と思います。 柏木卓也の死んだ「原因」と「動機」は「あぁ、その展開ね。他の本でも読んだことある」と思うほどよくあるものでした。 長い文章を読むのが苦手な方や衝撃的な結末を期待されている方にはお勧めしません。 宮部みゆきファンの方や、本を読むことが大好きな方には良いと思います。 | ||||
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