■スポンサードリンク


(短編集)

今昔続百鬼 雲



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

今昔続百鬼 雲の評価: 3.96/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 1~20 1/2ページ
12>>
No.27:
(5pt)

お得でした

ほとんど新品で大変お得に購入出来ました。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.26:
(4pt)

いまいち

いまいち。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.25:
(3pt)

梱包いまいち

他の商品と同梱
箱の中でカバー外れていました
エコは良いのですが、書籍等固定した方が良いのでは?
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.24:
(5pt)

期待を裏切って面白い

多々良さんが主役というのはいかがなものかと思っていましたが、読んでいくうちにあの特殊なキャラに引き込まれて虜になっている。
すごい。
いい意味で騙された。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.23:
(5pt)

ミステリーだけど、笑えます。

とてもおもしろい。多々良センセイ最高でした。皆さん、読んでみたらわかります。笑えますよ。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.22:
(4pt)

最後の「古庫裏婆」は星5つ

在野の妖怪研究者多々良勝五郎センセイと、同様に民俗学や妖怪好きの沼上君、2人がお互い罵りあい腹を立てあいながら各地で旅の珍道中を繰り広げる様子が描かれています。この2人、「塗仏の宴」に脇役で登場していたということですがすっかり忘れていました。
物語のベースになっているのはあの鳥山石燕の「画図百鬼夜行」。その中から「岸涯小僧」(甲府が舞台)、「泥田坊」(信州)、「手の目」(群馬)、「古庫裏婆」(山形県湯殿山)が取り上げられています。

妖怪となると先のことも考えずに突っ走り、人の迷惑も省みず常識も礼儀もわきまえない多々良センセイ。嫌ならよせばいいのについつい妖怪繋がりで一緒に旅に出てしまう沼上君。2人の噛み合わないやり取りとセンセイの押しの強さがコメディタッチで笑うべきところなのに、似たような文章の繰り返しが多く、時にくどく感じてイライラすることがありました。正直、この2人にはあまり魅力が感じられません。
が、京極氏独特の民俗学や怪談、妖怪に関する薀蓄はやはりおもしろく、ついつい引き込まれます。このあたりが好きな方は読む価値があると思います。各地の神社仏閣に関するいわれや伝説も興味深いです。

個人的には、「岸涯小僧」と「泥田坊」はまあまあ。「手の目」はめずらしく企業誘致や詐欺、賭博などなんだか現実的な話であまり好みではなく、けれど最後の「古庫裏婆」が出色の出来でした。
こちらは、主人公の2人が東京で開催された衛生博覧会で出会った即身仏(=生きたまま断食をしてミイラになった上人様)から話が始まります。そこでばったり会った昔の知り合いに「湯殿山麓の知り合いの寺から博覧会に貸し出した即身仏が行方不明になっている。」と聞きます。即身仏に夢中になってしまった2人は出羽三山参詣に行くことを思い立つのですが、そこで遭遇したものは・・というお話です。
湯殿山の即身仏をテーマにした小説といえば、山村正夫「湯殿山麓呪い村」、高橋克彦「即身仏の殺人」などベテラン作家も取り上げていて、おどろおどろしい雰囲気が小説にしやすいのだと思います。この京極版もなかなかのもので、ミイラの詳細な作り方なども描かれていて、結構ぞくぞくきます。事件の真相もうまく妖怪「古庫裏婆」に掛けられていて見事です。
最後に京極堂が登場して締めてくれたのはファンにはうれしい驚きで、なつかしい人に会ったような気持ちになりました。総合で星4つですが、「古庫裏婆」には星5つです。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.21:
(4pt)

京極さんの本

まあ面倒くさいほんですわ。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.20:
(4pt)

別の物語

京極堂をはじめとするお馴染みメンバーがお好きな人には
若干物足りないかしれません。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.19:
(5pt)

ありがとうございます。

とてもたんしいでした。ありがとう。またよろしく。次が楽しみです。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.18:
(5pt)

あのドS氏のシリーズよりは質は落ちます

この作品はちょっと特殊なシリーズと言ってもいいでしょう。
決して名探偵的な人物も出てはきませんし。
それに偶然事件を解決した、的な要素が強いので
人によっては拒絶反応を示してしまうかもしれません。

だけれどもやはり、濃すぎる設定、と言うのは
相変わらず健在のようで。
どうやら「センセイ」と呼ばれる多々良先生には
いささか性格上の欠陥があるようですよ?
そのせいで助手(?)は散々な目に遭いますし。

今回の作品は
ダントツの作品があります。
それは最後に出てくる「古庫裏婆」です。
これは真相が恐ろしいのでインパクトがあるのですが
その他にもある人が出てくるので
ファンは必読でしょう。

少しクセのある作品に思えました。
耽溺できない人にはきついかもしれません。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.17:
(5pt)

多々良先生のキャラが良い

他のレビューでボロクソに書かれていたので期待せずに読んだのですが、嫌悪どころか多々良センセイのキャラに惚れました。
正直百鬼夜行シリーズで一番好きなキャラになりました。
今後のシリーズでも再登場を期待します。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.16:
(3pt)

多々良先生

ちょっと読むのがキツかったかも・・・・

全体的にコミカルというか軽いというか。ちょくちょく事件に巻き込まれてはいるんですが、なんだかほほえましい思いがしてしまうのは、二人のとぼけたキャラのおかげなのかも。

ですが、多々良先生こんな人だったの?!とイライラ。で、なんだかんだ言いながら、流されてしまう沼上さんにも、イライラ(笑)。
つまらなかったわけではないのですが、多々良先生にイライラしすぎて途中読むのがつらくなってきました(-_-;)

でも、最後にはやっぱり京極堂が締めてくれました。京極堂が出てこなかったら、もう少し評価が低かったかも知れません。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.15:
(3pt)

いまひとつキャラがたっていない、奥田英朗の伊良部先生。

百鬼夜行のスピンオフシリーズ第3弾は妖怪研究家、多々良勝五郎先生の珍道中。常に妖怪研究にいそしむ先生は、行く先々で事件に巻き込まれる。そして、彼の思惑に関係なく、勝手に事件が解決してゆく。お話としては、まあまあ面白いですが、多々良先生のキャラが、今ひとつ突き抜けていないので面白みがありません。奥田英朗の「伊良部」シリーズっぽいですが、あそこまで破天荒ではないですし。最後の書き下ろし、は京極堂も出てきますし、なかなかdeepに怖いお話で星1+です。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.14:
(5pt)

ぬ。

百鬼夜行シリーズの外伝に位置する本作は妖怪研究家と伝説収集家の凸凹コンビがお送りするコメディータッチの話が4つ入っています。

嫌だ嫌だと言いつつも、多々良センセイとは腐れ縁の沼上君の視点で話はどんどん進んでいきます。彼の多々良センセイに対する突込みがいちいち面白い。多々良センセイの爆走を止められるものは誰もいない。

最終話には、我らが黒衣の男も登場。自分の看板小説ではないせいか、彼の言動もまたなんだか軽い気がしました。今まで読んだ百鬼夜行シリーズの小説には珍しく、これは本編を全く切り離して読んでも、十分楽しめると思いました。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.13:
(4pt)

妖怪への愛が感じられ、笑える本

導入部分は新幹線の中で読んでいたのですが、『馬鹿』に関する考証が見事で、別の分野で馬鹿な部分を持つ自分は、必死で笑いを堪えながら読んでいました。
(自分の中にオタク的要素をお持ちの方は、導入部だけでもお勧めします・笑)

妖怪馬鹿で子供で恥を知らないセンセイはある意味最強で、妖怪馬鹿だけどちょっとは大人で恥を知ってる沼上くんが、馬鹿を共にしつつも、センセイに迷惑を掛けられて怒って困ってるシーンは笑えます。

多々良先生と沼上くんは、その後本編にも登場シーンがあるので、やはり京極物ファンとしては押えておきたいシリーズだと思います。

最近気付きましたが、この多々良先生と沼上くんって、明確にモデルがいるようです。多○先生と○上氏。
『妖怪旅日記 (ホラージャパネスク叢書) 』を読めば明白だと思います。
ちゃっかり実在する旅仲間を登場させちゃう作者(「創造した人物とそっくりな人物が偶然目の前に現れたんだ!」と書いてありましたが)の遊び心を感じて笑っちゃいました。
水木先生と荒俣氏も出てきて、現実の妖怪馬鹿の旅日記も楽しいと思いますよ!
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.12:
(5pt)

サイドストーリーの面白さ

2001年11月リリース。『岸涯小僧』、『泥田坊』、『手の目』、『古庫裏婆』の4編からなる多々良先生+沼上君を主役に据えた短編集。

京極堂は榎木津を主役に据えた百器徒然袋のようにサイドストーリーの方が本編より面白い、と思っている人はおそらく僕だけではあるまい。最近特にその傾向が強くなってきている。榎木津に負けず多々良先生も頑張っていて、沼上君との凸凹した妖怪道中はかなりの傑作だ。

中でも出羽を舞台にした『古庫裏婆』は特に素晴らしい出来映えだ。ここでは京極堂や監察医里村なども登場してくる。

こんなにサイドストーリーが面白いのは京極堂にそれだけ魅力的なキャラクタが集合している証拠でもあるだろう。次は監察医里村のサイドストーリーなんてどうだろうか。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.11:
(5pt)

よい落語臭。

京極堂シリーズ『塗仏の宴』にこそっと出てきた「センセイ」こと多々良勝五郎と「俺」こと沼上蓮次の「事件簿」、ではなく、やはり「行状記」。何故「事件簿」と言い切れないかは読んでからのお楽しみ。
趣向としては、ご存知天才絵師鳥山石燕の妖怪画、なかでも石燕が狂歌仕立てに拵えた妖怪画の絵解きに、我らが多々良勝五郎センセイが、事件に巻き込まれながら挑んでゆく、というものです。
主人公の二人は自他共に認める変人です。京極堂シリーズで変人といえば榎木津礼ニ郎が浮かびあがりますが、彼が超世間的な変人だとすると本作の二人は没世間的な変人。いずれ世間的には迷惑な存在には違いありませんが、本作の二人には迷惑承知で付き合ってみたいという親しみのようなものが(わたしには)わきあがってきます。その分だけ、同じ京極堂シリーズから派生した物語でも、『百鬼徒然袋』より『今昔続百鬼』の方が、わたしは好きです。
付け加えるならこの作品、どうも落語臭がするんですね。ドタバタコメディータッチなところもそうなのですが、まず人物設定があり、その人物設定を起因とする難儀・苦労が変に滑稽である点であるとか、その人物の酷く薄情な行為もその設定を通してみると大層な愛嬌に思える点などは、落語好きのわたしをすこぶるくすぐるところです。世間知らずな変わり者と多少世間知のある変わり者との取り合わせからして落語ですしね。京極先生が落語をお好きなのか、可笑しい文芸というものを突き詰めるとすべからく落語的になるのか、その辺のことはよくわかりませんが、落語臭フェチという方(変人?)も是非ご一読を。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.10:
(4pt)

フィールドワーク型ユーモア妖怪談

京極堂シリーズのサブの物語で、「薔薇十字探偵社」シリーズとは一味違ったユーモアが楽しめる。妖怪研究家の多々良先生とやはり妖怪馬鹿の沼上のコンビが東日本を駆け巡り、妖怪談に巻き込まれる騒動を描くもの。2人共フィールドワーク型なので、メイン・シリーズより広範囲な地域を舞台にできる点が眼目なのであろう。収録作は「岸涯小僧」、「泥田坊」、「手の目」、「古庫裏婆」の4作。

「岸涯小僧」は村に伝わる河童伝説と過疎地開発を結び付けた話。この事件で2人はスポンサーを得る。「泥田坊」は妖怪名にふさわしい"タオカエセ"というダイイング・メッセージと不可思議な密室事件が目玉だが、密室の方は前例が多くあり、ダイイング・メッセージも真相を明かされると腰砕けになる。「手の目」は不敗の盲目の賭博師の技を多々良先生のダミ声の歌が打ち破るという趣向に笑わされる。「古庫裏婆」では"黒衣の男"がゲスト出演し、恐怖のミイラ売買事件を解決する。

作者としては他の作品群より自由気ままに書いたものであり、読む方もリラックスして読むべきであろう。それにしても多々良先生と沼上のモデルは「妖怪馬鹿」の多田氏、村上氏の2人なんじゃないですか ? 教えて下さいよぉ〜。"妖怪馬鹿"の方にお勧めの一作。
今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:今昔続百鬼-雲 (講談社ノベルス)より
4061822217
No.9:
(4pt)

これはこれで

京極堂シリーズとは一風かわった京極夏彦の傑作。

こんな話もあるのかと、京極先生の懐の深さにやられました。

軽いタッチでコメディとしても一品です。

一人でこそこそ笑いながら読める。そんな京極作品もありですね。

わたしはこれはこれで面白いと思いますし、むしろ好きですね。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207
No.8:
(3pt)

多々良先生を読む

京極堂シリーズではあるが「多々良先生行状記」と銘打ち、多々良センセイという妖怪研究家が主役。「京極堂」はあくまでチョイ役でしか登場していない、別シリーズなのだ。物語は「妖怪」がテーマと、作者にしては珍しく直球勝負だなと読んでいると、そこはさすがの京極夏彦。ただの妖怪バカの主人公が、事件に巻き込まれてドタバタと騒動を起こし、妖怪について講釈を垂れるうちに偶然にも怪事件を解決してしまうというトリッキーなお話なのである。同じく妖怪好きの男を狂言回しに据え、二人で日本中の伝説や怪異を求めての珍道中を繰り広げるのだが、江戸の風物がまだ色濃く残っている戦後すぐの時代を背景に、相変わらずマイナーな妖怪たちに薀蓄を傾けている。

 このような物好きな作家が居なければ絶対埋もれてしまう地方色豊かな風俗、風習、伝聞を掘り起こし、その背景や起源まで解説していく博覧強記。急速に失われていく妖怪伝説をこよなく愛し、日本全体どころか世界全体が均質な文明に覆われていく現代を憂う感性。因習が差別や偏見と表裏一体であることを指摘できるバランス感覚。さすがである。

 また、個性豊かな「京極堂シリーズ」のキャラのなかで、多々良センセイは特に魅力的というほどのキャラではないが、愛すべき主人公の一人なのである。
文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 今昔続百鬼 雲 〈多々良先生行状記〉 (講談社文庫)より
4062754207

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!