■スポンサードリンク
向こう側の遊園(カマラとアマラの丘)
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
向こう側の遊園(カマラとアマラの丘)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『カマラとアマラの丘(12年09月)』を改題して文庫化.四編の連作短篇集になります. 人と動物の『わかりやすい』感動ものかと思いきや,良い意味でそれを裏切る作品で, 命の扱いであったり愛護精神といった,動物に対する人間の身勝手さを描いた篇が多く, 主人公の言動を含め,とても静かに,それでいて強烈にえぐられるような感覚を覚えます. また,生と死やそれにまつわる人たちを見せ,気持ちのいいやり取りは少ないですが, ミステリの要素を織り交ぜるなど,『おもしろさ』もある少し不思議な魅力の漂う一冊. さらに,重苦しい雰囲気の中,月明かりの下で咲き乱れる花々の姿が強い印象を残します. このほか,前置きははじめの一章だけ,以降はスッと物語へと入っていくのもよかったです. その反面,幻想的にも映った主人公の立ち振る舞い,不思議な能力や過去については, 思わせぶりだった割にはハッキリしないままで,その点は少し気になってしまいました. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!