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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 21~40 2/3ページ
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本は「ガダラの豚」しか読んだことがなく、ご本人のこともよく知らなかったのですが、レビューを見てこの本を買いました。 時代もあるのでしょうが、とても面白く読めました。 「ガダラの豚」を書くような人には思えず、才能の深さに驚きました。 こんな人がいたんだな、と今更ちょっとファンになりました。 | ||||
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中島らもさんの半生を綴ったエッセイです。 灘高時代からの筋金入りのお酒飲みのらもさんの、ガラスのように脆い感受性が痛いほどに伝わってきます。 らもさんの、エッセイを含むほかの作品を読む前に読むことをお勧めします。 | ||||
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特にどうってことのない話ですが、神戸出身の私にはなじみの地名が出てきてとても懐かしく読みました。 思わずもう一冊買って父にプレゼントしたら、面白かったと返事がきました。 | ||||
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中島らもさん、 大分前に亡くなられたことだけは知ってましたが、どんな方は全く知りませんでした。 青春期のようなエッセイです。 書かれていることは、かなり破天荒ですが、ハチャメチャ感、切迫感、脅迫感といったものは感ぜず、著者になにかゆったりとしたものを感じてしまいました。 妙に共感でき、不思議な魅力のある本でした。 (286) | ||||
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著者の思春期に何があったのか。脱「学習ロボット」は良いとして、その脱線ぶりのはなはだしさは度を越している。生まれ持った芸術的な探索傾向がその背景か。社会が求める枠にはまらなかった焦燥感と不安感、それでも自分らしさを求めて生きていくという破滅的充実感。才能一般を生かすことがいかに困難か、示唆しているような気がする。 | ||||
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らもさんが青春時代を過ごした60-70年代。70年代後半生まれの僕には実体験がないが、そこに何故か憧れにも似た感情を抱いている。この本を読んで、らもさんのハチャメチャなエピソードに抱腹絶倒すると共に、それがモラトリアムとして寛容された年代、そのフトコロの広さにますます憧れてしまうのだ。異端、フーテンが絶滅危惧種となった今の世相、やはりらもさんにはあの時代が良く似合う。 | ||||
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国際線の中で読んだ。 何度も腹を抱えて笑った。 時折、なぜか切なくてなつかしい気持ちになった。 自分も同じ時代を生きた。 軽妙だが味わい深い作者の力量に感服した。 | ||||
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私が本著に出会ったのは18歳。 友人から勧められ何気に読み始めたところ、瞬く間に「らもワールド」へ引きづり込まれ、それからというもの彼の著を読み漁るようになったきっかけの一冊です。 初めて読んでから20年以上たち、電子版で改めて購入。 そこには、私にとって色褪せることのない中島らもの世界観が凝縮されていて、読み始めてすぐ20年前に感じたあの頃の衝撃が生々しく蘇り、圧倒されました。 私の人生に大きな影響を与えた一冊です。 | ||||
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週刊誌のエッセイを集めたような内容でした。 エッセイによっては、面白い内容のものもありましたし、正直退屈な内容の物もありました。 正直、期待を裏切れたかなあ。 | ||||
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こういうものだということがわかりました。退院後もなくなるまでお酒を飲んでいらっしゃったみたいですね。 らもさんからは人生がどのように見えていたのでしょうか。合掌。 | ||||
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NHKの「あの人に会いたい」で中島らもさんが出ていて それをみて興味を持ちアマゾンで数冊買った本のうちの1冊です。 評価が高いのだけみて買ったのですが、 ヘッセの「車輪の下」を、中島らもが書いたらこんな感じになった見たいな本で 内容は、思わず声を出して笑ってしまいそうなエッセイ集。 活字本でここまで笑ったのは初めてなぐらい面白い本でした。 ただ面白いだけかといえばシリアスな内容もあり 学生時代の自分を思い出して感慨にふけったりもしました。 らも氏は自分からは結構上の世代になる為、リアルタイムで見たことは無く殆ど知らないのですが ネット等の情報をみたりしてると「小説家」「戯曲家」「随筆家」「俳優」「コピーライター」 「広告プランナー」「ミュージシャン」と非常に多彩な才能を持っておられた方のようで、 広く浅くで内容が薄いかといえば他の小説などでは結構良い本を書かれていたり、 テレビ番組をいくつか見ても今でも通用するぐらい面白い方で驚きます。 「あの人に会いたい」で取り上げられる理由がなんとなくわかります。 余談ですが、NHKラジオの「すっぴん(木曜日)」に娘の中島さなえさんが出ています。 たまに聞いていますが、此方も面白いです。 | ||||
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中島らも氏は何度も自分の半生、過去の話を書いていますが、 この作品が一番好きです。 内容は高校生から大学卒業までの時期に絞って書かれています。 他の本では人を面白がらせるために、過剰な表現、トリッキーな 書き方をしていたりしますが、この本ではそのような表現がなく、 若い子によくある淡々とぼんやりとした不安、出来事がメインに書かれています。 大人になった人だと自分の過去と比較して 「私も青春時代は特に良いこともなかったし、不安がつきまとっていたなあ」 と思い返すと思います。 特に明るい内容では無いのですが、読んできて気分が暗くなるわけでもなく 文章が上手く読みやすいので、逆に気分が軽くなると思います。 | ||||
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是非とも読んでみてください。 死ぬのがなんだかバカバカしくなります。 | ||||
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アマゾンの新書で購入し2週間前に読み始めました。けっこう重たい用事が2件続いてあって、出かけてゆくのも辛かったのですが、そのときこの本を持参して、電車の中、病院の待合室で読んでいました。とても読みやすい文章で、中味も面白く、ひとつの作品の長さが文庫2ページ程度で、疲れないのです。 レビューの冒頭でノーゼンさんがお書きですが、素晴らしいの一言! 全く同感です。らもさんについては、この本を読むまで、2つの記事が目に留まっただけでした。ひとつはなにか破滅型の生き方を、どなたか芸人さんが、「らもさんヤバイ」と心配していたもの、そしてもうひとつは亡くなった時のものでした。 いまは、なぜこの本を読む気になれたか思い出せないのですが、間違いなく、人生の一冊です。 今日読み終えて、らもさんの他の文庫をまとめ買いしました。味読させてもらいます。 ああ、本当に若い頃にこの本と出逢えた人は、人生少し上向きになれたのではないでしょうか・・・ | ||||
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朝日新聞の「あかるい悩み」の文章で毎回笑わせてくれる人というのが、 私がもっている中島らものイメージであり、彼の活動期間に関西にいなかったし、 忙しくて,本も読めないような状態だったので、 どういう人なのか、あまりよくわからなかった。 彼が亡くなってから、追悼のテレビ番組を見て、こういう人なのか?と思いながら、 どこかで見たことある面影だし、どこかで聞いた声だな?と思って, よーく考えたら、私はこの人と、共通の友人を介して、 お互いに高校時代に2回ほどおしゃべりしていることに気がついた。 彼のシャイでありながら、人なつこくて,人をそらさない話術を思い浮かべて、 この本を読むと本当に感慨深く、なんと小学校の先輩であることも判明した。 そして、1960年代後半から1970年代の神戸の様子が見事に描かれていて、 懐かしくて、大笑いして一気に読んだ。 世代も大分違うのであるが、 遠藤周作の回想録やその話術の中にあるペーソスと共通点があって、 これって灘高劣等生の校風かな? それとも関西の優しい頭脳明晰なおぼっちゃまの系譜かな? と思ってしまった。 | ||||
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二十年くらい前に確か単行本で読んだ記憶があったのですが、先日、書店で、「なつかしいな」と文庫を手に取って、そこに「増補版」の文字を見つけ、あらかた内容も忘れてることだしと購入しました。読みながら少しずつ記憶がよみがえってきて、前半がやけに面白かったことなどを思い出したですが、今回読み返してみて、まぁ薬などはもちろんやってはいなかったものの、後半の大学生活の自堕落さやいい加減さに我が身を顧みるものがあり、以前読んだ時とはまた違った感慨に耽ったりしましたが、よく考えてみれば、それだけ自分も年を取ったのだなぁと気づかされたりもしました。もしまた二十年後に読み返す機会があれば、その時はどんな気持ちになるのだろうかと、これまた自らの老いに思い至らせられるようなことも考えたのでした。ところで、196ページだかに書いてあった「ブラインド・レモン・ジェファーソン」のエピソードは、おそらくスリーピー・ジョン・エステスの間違いですよね。 | ||||
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数多くある、中島らも作品を初めて読んだのは、この本だった。 20年ほど前に当時、つきあってた彼女から、面白いから読んでみたらと勧められて読んでみるとグイグイ、らもワールドに引きずりこまれていった。 抜群に最高に面白かった。 声を出して笑った(読書で声を出して笑うというのは私にとっては非常に稀である) その頃、私はまだ22だったが今まで読んだ、どの作家よりも関西出身のせいか親近感もあり、その後、出版されたものは、読破したが、もう二度と、こんな本に出逢う事もないと思う。 友人や後輩にも、だいぶ紹介した本だ。 みんなハマっていった。 しかし、しかしだ、らもさんは逝ってしまった。 もう新刊を待つ楽しみも、なくなってしまった。 私は、まだたくさんの病気と闘いながら生きてるというのに、らもさんも… 彼女も追いかけるようにして逝ってしまい、もうこの世にはいない。 さみしい… どう生きていけばいいのか、まだわからずにいる | ||||
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故・中島らもの自伝的エッセイ集。 ガットギター(いわゆるクラッシックギター)片手にたった二人というあまりにも無謀なスト ーンズのコピーバンドの結成譚から、内田裕也の追いかけ回されたり、超進学校である灘高生 でありながらしだいに勉学から離れていき、大阪芸大の上空を舞うトンビとテレパシーの交信 を計るまでの少年期、青年期の思い出が綴られる。らもさん独特の悲哀と自虐に満ちながらも それでも少しのユーモアを付け足すこと忘れない文章は、何度読んでも胸をくすぐる。 あとがきで著者が述べるとおり、本書は前半と後半で、若干トーンが変わってくる。というよ りも、後半にいくほど文章で語られる青年時代のらもさんと、それを叙述する側のらもさん自 体が疲弊していくといった方が正しいだろうか。 そこには、「規格外」である自分を受け入れてくれない世界(=自分以外)への苛立ちと諦め のようなものがあったのだろうか。まだ20代の僕がらもさんを読むようになったころには、す でに彼はセミリタイアのようなスタンスであったが、たまに映像で見る彼は、よく言えばとて も落ち着いた、悪く言えばどこか常に意識を夢半ばに置いてきたかのような、穏やかな口調で 話し、それにもかかわらず時にものごとの本質をズバッとつくような、仙人のような雰囲気が あった。まるで何かを達観したかのような。 本書を読むと、大麻の件で捕まった彼とは、また別の中島らもというのが見えてくる。らもさ んが大麻を使ったり酒に溺れていったのは、何も彼が破天荒だったからではない。事態は逆だ。 らもさんは「世界」に“誠実すぎる”人で、僕も含む彼にとっての「世界」こそが、不誠実だったの ではないか。そんな世界の中で、それでもなお誠実であろうとした彼が心と体をすり減らして いったのだと思うと、少しせつなくなる。 | ||||
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何度も読んでいる本。 初めて読んだ中高生くらいのときは、 彼の破天荒な高校生活にただただ笑った。 あの灘高でここまでやる人がいるとは……と感心し、 自分にはできないなとも思ったので、 うらやましさも半分あったのだろう。 らもさんもあとがきで書いているように、 後半(大学生以降)は「ひたすらに暗い」。 先日読み返してみたところ、 この暗い部分をかなりおもしろく、 興味深く感じるようになっている自分に気づいた。 それなりに人生経験を積んだということなのだろうか? 自分の息子がこうなったら困るだろうなと思いつつも、 高校生くらいになったら読ませてみたいかも。 やっぱり、純粋培養ではいけない気がするから。 | ||||
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著者の人となりを垣間見れるようなコミカルなエッセイ集。 同じ少年・青年期を過ごした同級生が羨ましくなるくらい破天荒な日々が詰まった自伝書。 | ||||
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