■スポンサードリンク
解
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
解の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
学生時代から政治家と小説家を目指して何でも話すことができた二人の男。一人は罪を犯して手に入れた金を元手に会社を立ち上げ時代の寵児として莫大な資金を背景に政治家になった。もう一人は記者をしながら小説を執筆し、何とか小説家になった。既に時効になった事件に親友が関係しているのではないかと疑念が生じるが、親友は国の政治の中心におり、なかなか問いただせないでいた。ある日、二人が会って事件当時の事を聞き出そうと決心をしてそれとなく話しているうちに親友が犯した事件だと確信する。そんなとき、大地震が起き、国の行方を左右するほどの大災害にリーダーシップを発揮する親友の過去を暴くことが果たして良いものかどうか迷う。もはや、親友とは呼べない気持ちが沸き上がり、昔からの絆が解けるのを感じたのだった。人は二者択一する場合、何を基準に選択するのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
だらだら流れ結局何なの?って言いたい作品。 ひねりがなく単調で残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特にありませんが、満足の限りです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まいったなぁ、最後の数ページで大どんでん返し??? それまでの流れをまったくなかったことにするような、とってつけたような展開に・・・。 あまりに中途半端というか、作者が逃げた???と思ってしまう。 どちらにするにしても、どういう結末にするのか楽しみにしてたのに・・・。 とても残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「結局この手のストーリーの結末は・・・に違いない」と高をくくっていたが、自分が最も安心する結末だった。 なかなかよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変面白かったです!堂場 瞬一 、いつ読んでも素晴らしい!!!!!!今度は何を読もうかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
両方とも時代考証がよく判る私より少し上の世代が主人公となる話で、こんな時代こんな風に社会が流れていたというのがよく判るだけに入り込みやすいです。 新聞記者と政治家という大学時代の同級生がある事件を通じて描かれている話ですが、エンディングを含め読まされました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
堂場瞬一氏のファンです。 ほとんどの作品を読んでます。 これは… 好きではないです。 計算だけして、大河ドラマのような大作を目指して、… だけど、魂を入れ忘れたような印象です。 殺人、人生、友情、それらを、そんなに軽く扱って良いですか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリ小説には、事件の犯人が誰で、動機が何なのかを探るものと、 最初の方でそれを明らかにして、その事実がどう暴かれるのかを描く ものがある。堂場瞬一の『解』はその後者であるが、犯人が失うもの が多いだけに、その犯行後の不安と犯罪の正当化という矛盾する感情 が交差するあたりを、落ち着いた口調で描写しているのがいい。そし てもう一人の主人公が犯人に行き当たるまでのプロセスが読み応えが ある。最後の数ページに差しかかった時、読み終えるのが惜しいくら いだった。 しかしこの作品の大きな魅力は、平成元年から2011年までの空気を 的確に捉えていることだろう。バブル経済とその崩壊、阪神・淡路大 震災、そしてわれわれの生活に最も広くかつ深く影響を与え、人と人 の付き合い方を変えたIT革命、さらに政権交代したものの、旧態依然 の政治体制から脱皮できない状況が、企業家から政治家になる主人公 と、新聞記者から作家になるもう一人の主人公の目を通して描かれて いる。この本を読むと、現在(2012年9月)まで続いている日本の現 実をミステリあるいはエンターテインメント小説という枠組みの中に おさめた作者の観察眼と筆力に圧倒される。こうしたマクロ的な問題 意識と並行しながら語られる、著者と同じように新聞記者から作家に なる主人公の(半自伝的とも思える)個人的な悩みに血の通うような 温かさが感じられ、惹かれるものがある(但し巻末にある略歴を見る と、著者自身はいまも新聞社に勤務しているようだが)。 堂場瞬一の最近の小説、とりわけ今年になってから発表されたものに、 ミステリという枠組みの中で、多くの人が抱いていると思われる社会 的な疑問を取り上げている作品が多い。東日本大震災の影響もあるの もしれない。殊に今回は「一人の命」と「国家」のどちらの方が重要 かという、『罪と罰』にも通じるし、かつマイケル・サンデルの講義 でも取り上げられそうな哲学的な問題も浮上する。これに対して違和 感を覚える場合もあるだろう。でもミステリやSFなどを含むエンター テイメント小説家のうち、歴史に残ると思われる仕事をしている人は、 自分が日頃感じている政治的・社会的・哲学的な問題を盛り込んでい る。そう考えると、堂場瞬一という作家が、今後どのようにさらに発 展するのかが大いに楽しみである。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!