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錨を上げよ
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【この小説が収録されている参考書籍】
錨を上げよの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全262件 201~220 11/14ページ
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上下巻を読むのに一週間かかった。読後の興奮からしばらく覚めそうにない。これまでエンターテイナーだと思っていた百田尚樹への認識が、この作品で一変した。この作品はまぎれもなく純文学だ。その衝撃はずっと以前に『人間失格』を読んで以来のものだった。人生を変えてくれるような迫力を持つ作品だった。作品の中には、数々の名言が散りばめられ、一種の思想小説のような趣きさえある。作家の総決算とも位置付けられるような作品だった。この作品は長い時間をかけて練り上げられた百田氏の実質的な処女作であり、百田氏の根源的な資質のすべてが現れているように思われる。作家がその生涯で書ける唯一の傑作であり、そしてこのような作品は二度と現れないのではないか。 | ||||
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ご多忙であろう日々の中、書き下ろしで2400枚ですか?全くの新作で書くと言うのは難しいですよね。つまり原稿は昔書いてあった「習作」であるという事が容易に予想される訳です。 当然昔書かれた作品ですので、未熟と思われる部分は多々ありますが、さすがに文章の筋がよろしいですね。淡々とただ淡々と書いてますので淡々と読むのがよろしいかと思います。 作田又三という主人公の生きざまは自分の内からくる衝動に忠実で結果的には失敗ばかりを繰り返している。そこに何の成長も見られないところが物語として逆に新鮮なぐらいだ。彼の考え、行動を見るにつけ自分の中にない彼の性格に驚くとともに納得するところもあり大部の作品であったが有用であった。 | ||||
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こんな中身がないのに分厚い本は、本屋や図書館の書棚の場所を取るだけ。 いかにも立派な本田という体裁なのだが、買った人は一様に後悔するだろう。 ちょっと有名になったというだけで、こんな本を平気で出版社の考えが分からない。 小説は面白くないと思う読者が増えることを願っているのだろうか。 とにかく文章に無駄が多く長い。同じことを繰り返し繰り返し述べる。 この作家は文学者ではなく、単なる物書きなのだろう。 3分の1か、4分の1に文章を削り取れば、まだ読める作品になるのかもしれないが。 | ||||
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600ページ以上もある本、上巻・下巻休み休み何とか読めた。下巻からひきこまれた。哲学書みたいだと思った。 | ||||
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おもろかった。 世の中にこんなおもろい小説があるんだ。 嬉しくなった。 | ||||
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百田氏の作品は永遠の0、海賊と呼ばれた男の2作品が非常に良いのだが、本作は自叙伝を大げさに味付けしてみましたという印象の小説である。稚拙な恋愛に関する記述も多く、読んでいてちょっとしょっぱい。しかも多くの男性が経験するようなことがたくさん書いてある。しかも長すぎ。 | ||||
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主人公の普通の愛を求める生きざまが、波乱万丈の半生につながっていて、楽しく読めました。現代版の「男はつらいよ」ともいえる傑作だと思います。 | ||||
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ようやく、の、読了。 あまりにもむちゃくちゃな作田又三くんのお話。 ちょうど、アタシより10歳くらい上の方の設定。 30歳までのお話。ん、31? 大阪で生まれ。 小学校、中学校、高校生と。 ず〜っと丁寧にかかれております。 スーパーに就職するのですが。 京都で大学生になり、中退して。 東京に行き、北海道に行き。 大阪に戻って・・・。 って、下巻からは。 上巻からの?人生経験が生きてくる、のかな? 上巻というか。 結婚するまでの生き方は、まったくもって。 いきあたりばったり。 読むのがつらかったぁ。 ふむ。 まだまだ、これからの又三くんでした。 タイで知り合った影山との対話は面白かった! 〜本当の愛とは、長く愛することなんだ〜 そして。 〜人生の長い航海は、これから始まるのだ。〜 で、結ばれておりますわ・・・。 | ||||
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百田さんの根底に有るものが全て有るような本でした。どんどん読み進んだ。 | ||||
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上巻では主人公・作田又三が同志社大学を中退するところで終わり、 上巻まで読み終えた段階では、『錨を上げよ』の『錨』が何かの メタファーであると思っていたが、それだけでは無く、子供の頃、 勉強は出来なかったにもかかわらず、頭は良いという人物ではいるものの、 短気で場当たり的な生き方ゆえに東京で右翼団体に潜り込んだり、 レコード店でクラシック音楽のレコードを輸入したかと思えば、 北海道でウニの密漁船に乗り、ソ連と海上保安庁の巡視船に 追われながら荒稼ぎをしたり、大阪に戻ってテレビの構成作家になり、 同時に人並みの幸せを掴みかけたと思ったら、バンコクでまたもや 危ない橋を渡りかけるという、僅か三十余年の人生で恐ろしいほどの 波瀾万丈ぶりが描かれている。 主人公・作田又三に対する共感は無く、ある程度のインテリジェンスが ありながら、彼が波瀾万丈な人生を選んでしまうのは、 彼の根底にある自己愛(無意識に、自身が愛されていないと感じ取り、 自分自身を愛することによって愛を満たそうとしたものと思われる)と 周囲に対する反発心から来るものなのだろう。 一度きりの人生、自分にとって一番大事な事は何か? を考え、 それを求道者のように求め続けることは決して悪い事では無いが、 それが間違った思い込みであったり、情報が不足した状態のまま何かを 判断してしまったり、物事を甘く見て足元をすくわれては元も子も 無いなと感じながら、最後まで読み進めていました。 | ||||
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作者百田尚樹の自伝的小説ではないが、彼のパーソナリティが投影された、 上巻は幼少時から二十歳までの主人公作田又三の生い立ちが描かれている。 幼少時における、子ども独特の舌足らず故に筋の通らぬ大人たちに対して抱いた 砂を噛むような思いや、建前と世の中の本質や現実とのギャップを垣間見て憤ったり、 それにただ憤るだけではなく、自分なりの答えを見つけ、それに向かって動く姿を熱く、 かつ最適化された言葉で綴られている。 最初タイトルを目にした時、もしかしたら船に関する話かと誤解していましたが、 もしかして『怒り』とかけて……ということなのでしょうか。 そういうわけで、すぐさま下巻に取り掛かります。 | ||||
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上の半分くらいまでは、途中で読むのをやめようか、、と思う。主人公の独善的な思い込みに反吐が出そうになるのだ。 しかし読み進んで行くうちに、、、、。自分のなかのどこかの部分と共鳴するところが、、、。 あとは下のレビューをご覧下さい。 | ||||
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やたら長い。物語もダラダラと続く。でも一気に読んでしまう。しばらく寝不足が続く。 いったいこの物語の何が寝るのも惜しんで読み進ませるのだろう? 百田さん本人と思われる主人公の破天荒な人生。決して好きにはなれる人物ではないが何故か共感出来るところがある。 怠惰でいい加減で女好きで独りよがり。でも時に見せる真面目な正義感(まあそれとてもかなり独りよがりなのだが) いったいこの主人公はどうなって行くのか、、、と思いながら読み進んでゆく。何人も女との出会いと別れ(書くとカッコいいのだが実はかなりの独りよがりで自己中心的な恋愛)。 多分多くの読者は途中でこの主人公が大いに嫌いになるに違いない。 でもでも百田尚樹の全てがここにある。実際は違うのかもしれないが、僕はこの物語の主人公は百田尚樹そのものだと思っている。 そう思ってこの作品を読むと、他の作品も違った輝きを放つだろう。 作者本人はこの作品が一番好きだ、とツイッターで書いている。確かにツイッター上の破天荒な作者の面影はまさにこの作品の主人公そのものである。 (もちろん一部の読者は百田直樹から離れてゆくかもしれない、、、) | ||||
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期待した程おもしろく無かった。先に、永遠の…を読んでたせいか、面白くなかった。 | ||||
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とにかく分厚くて,通勤途中で読むために持ち運ぶのが大変だった。 3冊,いや4冊構成にしてもいいのではないかと思った。 とにかく壮絶な青春小説で,非常に読み応えがあった。 それぞれの章がひとつの完結した中編小説のようで, これほどの波乱万丈があろうかと,どぎもを抜かれた。 ただ一方で,人生の過ちに対する長い長い言い訳を 読まされている気分になることがあり,ところどころうんざりもした。 それでも,愛とは,恋とは,大学とは,仕事とは,友人とは・・・ つかの間,主人公とともに少し青臭く,悩み苦しむことができたのは確かで, 小説ならではの醍醐味を感じることができたのはすばらしい体験だった。 読むに値するすばらしい小説。 百田尚樹の代表作は『永遠のゼロ』ではく,本作ではないか。 | ||||
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ただただひたすら、[僕]の話が続きまます。 大人になっても「僕」は、怒りを言葉と暴力で表現します。 結局、作者が 何が言いたいかさっぱり分かりませんでした。 | ||||
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本上巻は、五木寛之氏の青春の門とか富島健夫氏の青春の野望の関西版といったかんじです。少し、今の時代とは合っていない感もありますが、三田誠広氏が書きたい小説と書かなければいけない小説といったことを思い出して読みました。まあ、すごく面白いとは言えないですが、このような小説もあって良いとはおもいます。ただ、次々新しい本がでるので下巻を最後まで読む気になるかどうか少し、考えさせられます。もう少し減量した方が良かった様に感じました。 | ||||
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兎に角、話がうまい。現在のトップランクのストーリーテイラ ーだね。ひょくた、というペンネームもいいね。ももたさんが、 読みが違うだろうといっているかも! | ||||
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しょっちゅう、あぁぁぁ…という手に汗握る状況や、ううう痛い痛いイタイ…というシーンだらけで、読み終わったら肩に力が入っていたのがわかるくらい、疲れました。。。 私小説が好きな方にはたまらないかもしれません。 あと、梁石日とか、ビートたけしが好きな人は、匂い的に似ているかもしれません。 タイトルらしくなってくるのは下巻からですが、とにかくいちいち驚きの人生経験。 体が元気でマッチョな男の人だから書けるのかなと思ってしまうくらい、スリルと活力と激情に飛んだジェットコースターのイメージです。老いだとか、身近な人の死だとか、病気だとか、出てこないわけではないけど、さらっと終わってしまって、なんというか、湿ったリアリティの匂いはあまりしないです。ぐちゃぐちゃなんだけど前向きで、目茶目茶なんだけど淡白で、へろへろなんだけどいつもなんだか運が良くって、ドラマかマンガみたいに不死身なんですよねー(笑) あまり暴力的な記述が続くものは好きではないので、読むのをやめてしまうこともあるのですが、主人公の愛に悩む姿やどんどんひどい状況に突き進んでいく状況にハラハラさせられっぱなしで、気づいたらページをめくっていました。 下巻の残り少ないページ数で、この後どう収束させるんだろうとはらはらしていたら、ぷつっ? これにはびっくりしました。でも、この小説の特性上、年齢的なものも考えると、これでいいんだろうなという気もします。 個人的には日本よりタイの方が裏社会はエグイと思うけどなぁ…本当だったらあんなにさらっと帰国できない気が…。 | ||||
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唯一、新作が待ち遠しい作家。 どの作品も、間違いはありません。 | ||||
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