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錨を上げよ
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【この小説が収録されている参考書籍】
錨を上げよの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全262件 221~240 12/14ページ
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自身が淡白なのか、ここまで惚れっぽいというか女が生きがいというか、 恋多き人に共感できませんでした。淡白な人には色恋の部分はつかれると 思います。 個人的には劣等生がかよう学校の描写が面白く読めましたが、基本主人公 が頭がよくバイタリィティーにあふれていることが物語を成り立たせてい たのだなと思えた。 | ||||
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この下巻も600ページぐらいあって長いですね。上巻に比べたら読めるかなという印象ですが、結局作田又三という人物にのめりこむことはなかった。こういう人もいるんだなという印象しか残らなかった。所々教訓めいた文章が出てきましたが、それが作田又三にふさわしいなあという感じで読めましたね。「愛のエゴイスト」というのか、愛や恋が大事だといいながらもそれをつかみそこねているわけだ。 第4章 漂流:大学中退して東京で働く 第5章 嵐:根室でウニ密漁船で働く 第6章 停泊:大阪に戻って放送作家として働く。そして、保子と結婚する 第7章 抜錨:保子と離婚したあと、タイに渡る。その後大阪に戻る。 | ||||
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著者の半自伝的小説と思われる大作。その分、ストーリー展開に複線や必然性にかけるが 主人公は破天荒でとてつもない経験をしていく。随所に著者の人生経験から学び取った 教訓やそれによる成長が見られ、勇気付けられることがたくさんあった。 | ||||
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作田又三という人物の生涯を描いた作品です。この人物にはまることが出来たら長くても読み進めることができます。私はろくでもない作田又三という人にはまらなかったので、読み進めるのにつらい上に長かった。私はあまり好きではない感じの話でした。上巻は、又三の生まれてきたから大学3年になるまでですね。 第1章 進水:又三が生まれてきてから高校1年のころ(あてのない旅)まで。 第2章 出航:旅に帰ってから、高校時代(就職が決まる)まで。 第3章 座礁:就職した会社をやめ、大学に入り、大学3年になるまで。 | ||||
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「永遠の零」で作者を知り「海賊とよばれた男」に感銘を受けて、同じレベルの作品を期待してこの本にたどりついたものの、雲泥の差。期待はずれの駄作だった。ピカレスクロマンとも冒険小説ともよべない、単なる大阪出身の下らない若者が、チンピラになっただけのストーリ、多分作者の半生記を美化して書いたものらしい。作者の思い入れは膨大なページ数に表れているのだろうが、つき合わされる読者はたまったものではない。まして、題名章立てから想像される本格海洋小説などではないから、誤解なきよう。 | ||||
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他の百田作品と異なり、とても作品全体像を考えて書かれたものとは 思えません。ただ、ダラダラ続く長いだけの本。 構成が成ってないので、「ホントに百田作品か?」と思える、素人 が書いたような作品です。 特に、作者が何を言いたかったのかが全くわからん。 何か言いたいことあったんだろうか? そして、主人公に感情移入もできなかったのは大きいポイントです。 百田作品は大好きでしたが、頁数の多いだけのもので金を稼ごうとする ならちょっと許し難いくらいの気持ちです。作風を変えたのかな? とは言え、本屋大賞4位ですし、高い評価の方もいらっしゃる。 主人公に感情移入でき、例えば、梁石日が好きな方なら、絶賛できる 作品なのかもしれません。 | ||||
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作田又三という人物の破天荒な人生を描いた長い長〜い小説だ。しかも前後編あわせて1200ページもの長さなのに、一生を描いたのではなく半生だ。 しかも驚くべきことに、これだけのページ数を費やし様々な出来事があったにも関わらず、主人公の又三はほとんど成長しないまま物語は終わってしまう。 この小説の主題は『人間の本質なんてものは、何があったってそうそう変わるものではないよ。』ということなのか?と思うくらい、同じ過ちを繰り返し、その周辺に迷惑を掛け続ける。そして、愛する女性たちからは愛想を尽かされ続ける。 確かに人間の本質なんてそうそう変わるものではないけれど、これだけ延々と1200ページも読むと、残るのは徒労感だけだ。 「永遠の0」や「BOX!」の作者だけに読ませる力はあるけれど、さすがにちょっと辛かった。 百田尚樹作品はいつもは高評価だが、今回はさすがに辛い評価にしかならない。 | ||||
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戦後から10年。昭和30年に、又三は大阪下町で生まれた。破天荒な性格は小学生の頃からで、 しばしば両親を悩ませた・・・。どんなに挫折してもくじけず、おのれの心の命ずるままに生きた 男の半生を描いた作品。 私は、主人公又三と同じ時代を生きてきた。新幹線開通、東京オリンピック、高度経済成長、石油 ショック、ロッキード事件、三島由紀夫事件、浅間山荘事件・・・。どれも、又三と同じくリアル タイムで経験してきた。当時、私や私の周りにいた友人たちは、真剣に自分自身を見つめ、人生に ついてもっとまじめに考えていたと思う。だからこそ、彼の生きざまが受け入れられない。許せない。 何をやらせても中途半端で長続きしない。自分の人生について、心の底から真剣に考えたことなど ない。気に入らないことがあれば相手を殴り暴れまわる。お金を稼ぐためなら、他人の迷惑になろうが 法に触れようがまったくおかまいなし。相手を思いやるという、人としての根本的なところも欠けて いる。女性に対してもそうだ。相手に理想を押しつけるが、又三自身の異性との関係は最悪だ。 いったいこんな男の人生のどこに魅力を感じることができるのか。彼の人生には共感すべきところが まるでない。今後の又三の生きざまにも、興味を示すことができない。単行本上下巻あわせて1200 ページの大作だが、読後の充実感は全然感じられなかった。さまざまな男の人生を読んできたが、怒り しか感じない主人公は初めてだった | ||||
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友人に薦められ、百田の本で初めて読んだ作品。 人生とは何か、という普遍のテーマを、ある男の破天荒な半生から描いた作品だった。 先の読めない展開は日本版フォレストガンプといった所か。 この男の破天荒な人生自体は、読んでいてハラハラして面白い。 ただ、若い頃の無茶・無謀な体験ー特に人を肉体的・精神的に傷つけていることをー昔は無茶したな、で許されるとは思わない。 それでも、上・下合わせて1000ページを優に超えるボリュームを一気に読み終えるほどの、凄まじい展開だった。 人生において、失敗と思っていたことがとても些細なことだ、と気付くのは時間が経ってからのこと。 だからこそ、今、失敗する可能性があったとしても、チャレンジしていくべきなんだろな。 | ||||
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百田さんらしい、丁寧に書き連ねていく姿勢を感じました。 ”ばかなやつ”が人を傷つけながら、自分も傷つきながら成長する姿が描かれていると感じました。 犯罪と性ばかりが出てきているようにも思いますが、人生とは、そんなものかもしれない、とも思いました。 決して退屈させない、大作だと思いました。 この先も読みたいです。 | ||||
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百田さんらしい、丁寧に書き連ねていく姿勢を感じました。 ”ばかなやつ”が人を傷つけながら、自分も傷つきながら成長する姿が描かれていると感じました。 犯罪と性ばかりが出てきているようにも思いますが、人生とは、そんなものかもしれない、とも思いました。 決して退屈させない、大作だと思いました。 この先も読みたいです。 | ||||
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僕は、上下巻両方を読むのに1時間かかりませんでした。買う価値なし。 | ||||
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永遠の0、ボックスから百田尚樹の作品を楽しみに読んできました。が、ざんねーん。ナガーイナガーイ自己中男の話に付き合わされた感じです。男性の方は"男のロマン"を感じる方もいると思いますが、正直勘弁して欲しい話でした。せっかく買ったから読みとうしましたが。(笑) 永遠の0からのデビューで、衝撃を受けて期待値高かっただけに、ちょっと腹が立ちましたし、話の中での数々の恋愛の扱いも、違うでしょーと思うことしきりでした。 百田尚樹を初めて読む方には、この作品からはやめて欲しいです。彼はこんなもんじゃない作家なんです! | ||||
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ものすごくなめらかで、わかりやすい文章である。 下手な例えでいうならば、非常によく書けた取扱説明書を読むようによくわかる。 だが、それでよいのだろうか。 主人公は、その行動を見るならば実に熱い人物である。 しかし文章は、あくまで冷静にきれいに読者に親切に書かれている。 その乖離に違和感がある。 | ||||
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戦後の経済成長期に破天荒な少年〜青年時代を過ごした男の青春を描いた長編小説です。 当時の時代背景や学校、流行などの描写がとてもリアルで、主人公に作者自身を投影したように思われる自叙伝のような趣が全体を包み込んでいます。 本書は上下二巻で相当に長い話でしたが引き込まれてあっという間に読了しました。 ただし、下巻の途中から読むのが少々息苦しく感じました。それは主人公が激情家で、自身の身勝手な行動で恩ある大切な恋女を決定的に傷つけたり、自身や周囲をほとんど無意味としか思えない危険にさらすということを終盤まで何度も繰り返すために、感情移入することが難しかったためです。 しかしそれでもラストシーンで別れた妻と再会し、過ぎてしまった大切な思い出を切なく振り返り、彼女の自分以外の男との幸せをほろ苦く祈る姿には胸熱くなりました。 先日読んだ「影法師」ほどの感動はありませんでしたが、文章はすごくうまく自然に小説の中に引き込まれてしまいます。今後ともこの著者の作品を読んでいきたいと思っています。 | ||||
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いやはや大変な人生ですネ!それでもまだ人生の半分にも達していない? 女に惚れるたびに 別れるたびに人生の大きな岐路に立ち これだけの色々な 経験を若いうちにすることになる作田又三の人生は凄いに尽きる これだけ の長文小説 読んだことはなかったが なかなか内容でした 面白かった。 | ||||
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いやー読んだ。もう意地で読んだって感じ。なんどリタイアしようと思った事か。永遠の…、影法師、ボックスと大好きな作家だから期待して読んだけど長い…ひたすら長い…これはフルマラソンどころじゃなく100キロマラソンもしくはトライアスロンって感じです。内容はともかく、読み切る為に読みました。もうお腹いっぱいです。 | ||||
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百田尚樹さんは関西ではおなじみ、「探偵!ナイトスクープ」でメイン構成作家をされている方で、デビュー作の「永遠の0」は大変面白く、また深い余韻があってダイスキな作家です。 物語は終戦後ちょうど10年たった昭和30年から、その昭和の終わりごろまでの時代の背景を織り込んだ、主人公、作田又三の30過ぎまでの人生が描かれます。 この主人公、めちゃくちゃ行動力があり、即断即効、頭の回転も速いのに、将来のものぐさ、不器用さがたたってとことん孤独、挫折の連続なのです!! その挫折の様は多岐におよび、学歴、友情、家族関係、就職、果ては企業、結婚まで、途中何度も大成功を収めることもありますが、最後は必ず失敗します! 特に恋愛にいたっては、何度も新たな恋(又三の一方的なものも含みます)にのた打ち回りますが、必ず大きな挫折を味わうことになるのです!! こうなると、呼んでいるほうもハイになってきて、何か成功するたびに、 「次はどうやって失敗するのだろう???」 と、楽しみになってきます!!(笑) この小説は、主人公の作田又三に感情移入できるかどうかが、楽しめるかどうかの鍵になると思いますが、ぼくはこの「超エネルギッシュ」な主人公を大いに楽しむことができました!! 小説はこの又三が「真実の愛」に目覚めたはずの結婚にも失敗したところで唐突に終わるのですが、ぼくはこれだけの体験をしてきた又三が、結局何の教訓も得られなかったこと、が気にかかり、その後の又三を知りたくてたまらなくなりました! あれだけの濃い人生を送ってきて、まったく成長しないなんてことが、果たしてありえるのでしょうか??? (まあ、それが又三らしいといえば、らしいのですが・・・。) あと、これは作者の主張とも重なるのではないかと思うのですが、作中、登場人物の一人が主張する、 「現代人の不幸と苦悩の多くは、生きることと、仕事と、愛、がばらばらになってしまったからやって---。」 という呟きには、大いに共鳴するものがありました! かなり好き嫌いが分かれる小説とは思いますが、エネルギッシュな「昭和史」としてもお勧めしたい小説なのでした! | ||||
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これは、恋愛行動主義というよりも、むしろ失恋行動主義に殉じた男の自伝的小説です。 小説の舞台は、大阪→京都→東京→根室→大阪→バンコク→大阪と、大体こんな感じで移っていくのですが、ボクはこのうち、京都を舞台にした大学時代の話が好きです。 その中でも、特に『タコの学習』のくだりは、主人公の作田を除く登場人物全員と共に大笑いをしてしまいました。小説を読んで目頭が熱くなるということは結構あるのですが、小説を読んでお腹をかかえて笑い転げるという体験は、この作品が初めてのものでした。 それにしても、作田はホンマにアホですねぇ〜。 なお、多少脱線しますが、作田が通っていた同志社の学生運動については、京大や立命館で学生運動をしている人たちが、「同志社はわけがわからん!」と言っていたということを聞いたことがあります。ボクも在学中、何がどうなっているのか?さっぱりわかりませんでした。 しかし、この作品を読んで、どうしてわけがわからなかったのか?その理由を納得することができました。成程、これではわけがわからないのも無理はないですねぇ〜。 最後に、この作品を読んで、関西の人気番組『探偵ナイトスクープ』が、20年以上の長きにわたって上質の番組を送り続けて来た理由を、ようやく理解することができました。経験力にケタ違いの差があるからなんですねぇ〜。 | ||||
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作者の経験もかなり混じっていそうだけど、よくもこれだけの沢山のエピソードを入れ込んだものだと感心。しかもひとつひとつのストーリーは面白く、全体ではものすごい人数になるだろう多彩な登場人物も平たんではなく、主人公と出会う前も出会った後もそれぞれの人生を想像させるだけの存在感がある。最初は現代版青春の門?と想像しながら読んでいたが、読んだ時の世代が全く違うせいもあり印象は大きく異なるものだった。青春の門では、この小説の主人公がつぶやく嫌いな私小説的悩みを感じつつさまようという印象が強いが(すみません。正確なストーリーはもう定かではないです)、この主人公はある意味性格の根っこが軽いというか明るいというか、さもないとこのボリュームは読みとおせなかったかもしれない。 ここからネタばれの可能性があります。 全体の3/4程までは、楽天的な悪漢小悦で自分は悪人ではないと思っている気の短い主人公が、さまざまな出来事にぶつかり、すぐ開き直る性格や、やたら身勝手な女性感で失恋を繰り返す学習能力の無さには呆れて、一体何を書きたいのだろうと思い始めていた。ところが残りを読んでいくうちに実は惚れっぽい男の恋愛小説だと納得。今までのくどいほどの失恋エピソードはそのための伏線とは。こう書くと軽く思えるかもしれないが、男女の性と愛に関する考察は納得させるもので振り返ると自分の中にも見え隠れするものでもあり、かなりドキリとさせられる。 ただ恋愛小説のインパクトとしては「船に乗れ」のほうが強い。船に乗れは読み終わってから2,3日主人公の気持ちを思い胸が苦しい程だった。この差はどこから来るのか。初恋ならでは残酷さ?。主人公の性格の違い?。両方読んでいない方は読み比べると面白いかも。 | ||||
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