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ナイフ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ナイフ
ナイフ (新潮文庫)

ナイフの評価: 4.01/5点 レビュー 90件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(3pt)

語り手が苛つく

心に残る短編集です。重松さんの小説はいじめをテーマにしてる物も多いですが、内容の胸糞悪さではこれが1番キツイ。
 キャッチボール日和の語り手のよしみが最高にイライラします。いじめっ子特有の無関心さ、幼馴染に対する思いやりのなさ、反省のなさ、語り口調も古い作品なんで当たり前ですが90年代臭過ぎてキモイです。
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No.14:
(3pt)

ツライ

読んでてツラくて嫌になったが、
現実でもそんな事件や話しはあるので、
自分は対処できるか考えさせられる

親が読んでも、子供が読んでもツライ本
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No.13:
(3pt)

後味の悪い人間ドラマ

いじめを題材にした短編集。様々な立場の主人公を描いている。

本の感想でこういうのを使うのはずるいと思うけど、一言で言うとすごく難しい本だった。
いじめは綺麗事じゃ片付けられないけど、立場が違えばそれこそ他人事。巻き込まれたくないし、親からしてもそれは同じ。ただ当人からすれば、運が悪かったでは済まされないほど苦痛の思い出になる。

言葉汚くいえば、人間のズルさを見事に表現している。自己中心的でわがまま。この本読みはじめた夜は嫌な夢を見たな…。
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No.12:
(3pt)

いじめている人に読んで欲しい!

中学生のときに読んだので、もう内容はあまりおぼえていないです。

私は、小学生のときにいじめをしていました。中学生の時も直接いじめをすることはしなくても、周りのいじめを助けることはしなかったです。

そのような自分だからか、この本の読後に、すごく後悔の気持ちになり、涙が出ました。
本の内容とは程度の差があれ、いじめをしていた自分を許せなくなりました。いじめられている被害者とその家族の気持ちがわかったのだと思います。

TVでいじめ自殺とかのニュースが流れることよりも、いじめの凄惨さがわかったような気がしました。

なぜ、推薦図書に〜というレビューがありましたが、これを読んで、すこしでもいじめられている側の気持ちを理解して欲しいからではないだろうかと私は思います。

当時の私はこれを読んでから、罪悪感から、自分のことをイやなひどい人間だと感じはじめ生きる気力をなくしてしまいました。
しかし、いじめられている側の気持ちがわからなかったのならば、もっと人をいじめて生きていただろうとも思います。

読み手に、ここまで感じさせる作者の力量は素晴らしいと思います。

ただ、上述したことがトラウマになっているので、もう二度と読むことはないでしょう。
重松清の名前の本をみかける度、「ああ、ナイフの人か。またイヤな思いしたくないから、この人の本は読むのやめとこ」と、作品うんぬんよりも作者自体を受け付けなくなってしまいました(笑
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No.11:
(3pt)

被害者が被害を隠す心理

様々な「いじめ」に対峙している人々の、心境や対抗方法、そしてその結果を描写している連作的短編集です。
こういった問題を取り上げる際にありがちな、陰湿で救い様の無い表現や心理描写は極力押さえられており、意図的にライトな感の文章で構成されているように感じます。しかし、その軽さが却って「いじめ」という事象に対する事の重大さを浮き彫りにしているような感じがして、興味深く読み進める事が出来ました。
「いじめ」という動機はとても軽薄で短絡的な行いであり、仕掛けている側は事の重大さに気づく事が少ない。やられた側で無いとこの痛みは解らない、という事をメッセージとして投げ掛けています。

虐められている側は、回りの心配や干渉、そして同情を極度に嫌う為に、この問題が表面化しづらく、その為に認知されにくいんだと痛感しました。被害者が被害を自ら隠してしまう。これはとても不幸な事ですね。

「人間は人間をいじめるもの」とても嫌な気分ですが、そう考えると決していじめは無くならない。もし、そうなった時、人はその子供に「人をいじめてはいけない」とか、「なぜいじめはなくならない」と説くよりも、いざいじめにあった時の具体的対処方法や精神論を教えていくほうが、有効的なのかな?と感じました。
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No.10:
(3pt)

わざとらしくないか?

賞の選考でよく見かける重松清さんの選評はよく読んでいます。文は結構好きです。

ただ本作においては何だか無理して中学生を書いているようでリアリティを感じることができなかったです。
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No.9:
(3pt)

いじめとは

“いじめ”をテーマにした短編集。読み進めるごとに心が抉られていく様な感じになりますが、読み終わった後は不思議な爽快感があります。

氏の親友(相棒)を失ったエピソードを知り、耐え難い状況であっても「生き抜く事」へのメッセージが散見される理由が少しわかった様な気がします。
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No.8:
(3pt)

行動していない

ずいぶん前に読んでの感想なので、もしも思い違いだったら申し訳ない。
私は、この重松清さんの描く人物と言うのは、行動しない人たちだなという印象を持っている。
『疾走』を読んだときも感じたし、この本を読んだときも感じた。
ヒーローと言うのは、愚かであれ、賢くあれ、兎も角行動をするからヒーローなのだ。
しかしこの人の小説のヒーローは行動していない。
現実に翻弄されているだけである。
なぜそういう話が評価されるのか私には分からない。
いや、ちゃんと行動しているよ、と言う方は、コメントを付けてください。
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No.7:
(3pt)

それほどの傑作か?

この作品は、小中高生や教育関係者に非常に人気が高い作品である。
しかし、それほどの傑作であろうか?
確かに、緻密な文章で書かれていてテスト問題にはしやすく、一見いじめの現状を写し出しているかのように見える。
しかし、いじめ問題の現状とはずいぶんかけ離れている気がする。
文章がいささか甘いような軽いような気がする。
本当のいじめとは、ナイフで書かれているものよりも想像以上に過酷なのではないかと感じた。
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No.6:
(3pt)

イジメ

少年少女が主人公。

行われているのは
悪質なイジメ。
私の知ってるイジメより
陰湿で陰険。
これが、今のイジメなの?
って、思った。

不思議と
大人の社会は偽善で
満ち溢れていて
ここまで、あからさまなのは
少ないんじゃないだろうか。
そんな考えの私は
幸せなんだろうか。

面白いとかってより
何か、つい、考えてしまう。
「いい解決方法あるのに」
なんて簡単に言えないけど。
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No.5:
(3pt)

いじめはなくならない

テレビで報道されているような、学校などで弱いものを、強いものが痛めつけることが世間一般で取りざたされるいじめである。

この本の中では親から糾弾される、教師もいじめとして取り上げられる。

しかし、これは意見の相違、立場の違いからくるものでこれをいじめとしてとりあげるのは

どうかとは思う。

これがいじめなら結局、幾つになってもどのような立場になってもいじめはなくならないと思う。

強い立場ものが、弱い立場のものをやり込めることなどいくらでもあるのだから。

だが、学校で繰り広げられる子供のいじめの話は胸が痛くなる。親の立場、いじめられる

立場、傍観者の立場とどの立場から見ても解決策など思い浮かばない。それが私の感想。

こんなつらい立場の子達を救うにはどうすれば良いのだろうか・・・。
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No.4:
(3pt)

どうしても暗くなる本ですが

重松さんの本ははじめて読みました。

テーマは「イジメ」。知らずに読んだので大変でした。

やはり読んでいて気分のいいものでは有りません…

スッキリ万々歳と言う結末になるもんでもありませんし。

ただ深く考えさせられ、良い機会を得たと思いました。

短編集になんで、ひたすら暗い気分にはならなかったのは救いです。
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No.3:
(3pt)

「エビスくん」がピカイチ

・ワニとハブとひょうたん池で…2点

・ナイフ…2点

・キャッチボール日和…2点

・エビスくん…5点

・ビタースィート・ホーム…3点

平均して約3点といったところです。

「学校という閉塞した社会に“いじめ”という現代の病理が巣食っています」

「ふーん。で?」

というカンジで、その壁を打破するほどのバイタリティが無く、イマイチ消化不良。

テーマ自体、陳腐に思えてしまうところもあるので、そこをもう一歩踏み込んで欲しかったと思う。

ただ、「エビスくん」だけはかなり良かった。

得体の知れないポジティブなパワーが、郷愁とともに胸に迫る。

読後感も爽やか。
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No.2:
(3pt)

家族小説

題材が題材なだけに、いじめの部分が変にクローズアップされてしまい、
悲惨ないじめ小説のように捉えられてしまっている部分が否めないけれど、
これは家族小説なんじゃないかと思います。
いじめの内容がどうという事ではなく、いじめを受けた子供と家族(親)が
どうやってそれを乗り越えてゆくか、というのが大事な部分だと思うのですが、いかんせんどの話の家族(親)も同じ人物に見えてしまう…。
いじめ描写の部分と同じくらいの丁寧さで、心が分かり合えた瞬間を描いて
欲しかった。
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No.1:
(3pt)

あんまりこういうのは、好きじゃない。

本書のテーマは「いじめ」です。「いじめ」しかありません。著者は何が楽しくて「いじめ」なんか5編も書いて、1冊にまとめたんだろう…。そんな気持ちを抱かせる(私は2つ目を読み終えた時点で読む気力も失せました)、くら~い本です。もしかして「いじめ」はもはや「読む娯楽」になってしまったのでしょうか。とはいえ、「いじめ」についてよく考えたい方にはためらい無くこの本をお薦めします。5つの物語はそれぞれ立場の異なる「いじめられっ子(時に子供だけにとどまらず…)」が登場しますんで、多角的に「いじめ」を考える一助にはなり得ましょう。
ただ、「いじめ」を扱うので、過激な表現があることは覚悟してページを繰って下さい。
ナイフ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ナイフ (新潮文庫)より
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