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レッド・ストーム作戦発動



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レッド・ストーム作戦発動の評価: 4.27/5点 レビュー 22件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

「アメリカ最高」

(これは2004.1.11に書かれたものです)

 開戦理由に説得力なし.
「(石油は)奪わねばならない」
という,極端に短絡するソ連政治局.
 作戦開始のための安っぽい自作自演テロ.
 それを察知し,待ち伏せる「優秀な米情報機関」.


 米政府・米軍の行動は8割がた巧くいくが,ソ連軍では必ず起きる何かのヘマ.
 海水での消火で対空ミサイルが駄目になるアイスランド上陸部隊.
 運良くソ連軍戦域司令官の装甲車に出くわし,それを破壊することができる米空軍ステルス攻撃機.
 レイプ中のソ連兵から女性を助ける「勇敢な米兵」.
 作戦行動の妨げになるからと,捕虜を処分する際に,裁判の名を借りるのも,いかにもアメリア人的.
 機械と一体になる,「優秀な米潜乗組員」.


 登場人物は,前作「レッド・オクトーバーを追え」に比べて主要登場人物を増やし過ぎたためか,どれも印象薄.
 「レッド・オクトーバー」で見せた,意表を突く発想はなし.
 加えて,冷戦終結後の今日の目で見るとリアリティ薄とあっては.
【関心率6.579%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】


 2022.3.19追記.
 まさか冷戦終結後30年もたってから,ウクライナにおいて
・リアリティ薄どころか,まさにレッド・オクトーバーのような縦深攻撃をロシア軍がかけようとし,
・「必ず起きる何かのヘマ」がロシア軍に発生し,
・4人もロシア軍の将官ををウクライナ軍が仕留めることができ
るとは思わなかった.
 まさに「事実は小説よりも奇なり」.
レッド・ストーム作戦発動(ライジング)〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:レッド・ストーム作戦発動(ライジング)〈上〉 (文春文庫)より
4167275724
No.1:
(2pt)

パターン既出

多少は,「サンダース軍曹効果」(TVドラマ『コンバット』の主人公.米軍の弾は常に当たり,士気が挫けることを知らず,敵の投げた手榴弾は常に投げ返すことができ,……という米兵万歳!な描写を揶揄した表現)をなくそうとする努力は見られる.
 ソ連軍・前線司令官の努力によるNATO軍前線突破.
(もっとも,このときの殺られ役は西ドイツ軍だが).
 ソ連空軍の「バックファイア」爆撃機に痛めつけられる輸送船団.


 しかし結局,米軍の新たな試みや,増援が間一髪で間に合い,危機を救うという,よくあるパターンに戻ってしまう.
 すなわち「騎兵隊の到着だ」パターン.

 巧みな尋問で重大な情報を捕虜から聞き出すというのも,よくあるパターン.

 「核戦争寸前,クーデターでそれが阻止」というのも,何度見たことやら

 とどめに「戦場で生まれるロマンス」まであるとあっては.

 米潜水艦の作戦行動は,敵味方の艦が入り乱れる状況のときには,図表を入れてもらわないと分かり辛し.


 買った当時に読んだときには,そこそこ面白かったと思ったはずなんだが…….
 時代の変化に耐えるような本ではなかったということか.
【関心率0.7092%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】
レッド・ストーム作戦発動(ライジング)〈下〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:レッド・ストーム作戦発動(ライジング)〈下〉 (文春文庫)より
4167275732

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