クレムリンの枢機卿
- ジャック・ライアンシリーズ (16)
- スパイ小説 (146)
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カバーは上巻でしたが、中身は下巻でした。 | ||||
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今回も今まで同様面白く読ませてもらった。 しかし何だろう、ジャック・ライアンシリーズだというのにソ連側の人物が魅力的過ぎるのは気のせいだろうか? 下手をすると主役を食っている可能性も高い。 クラスヌイ・オクチャブリのラミウス艦長やジャック・ライアンなどこれまでの登場人物が出てくるのは嬉しい限り。 しかし相変わらずソ連は人間味が有り作戦がダメでアメリカは人間がだめで作戦がいい描写。 もうちょっと半々にして、アメリカ側にもトラブル多めに描いてくれればもっと面白くなりそうなのだが… でもラストまでしっかりと内容が詰まった良作であることは間違いない。 ソ連もアメリカも性質の違いが良く出ており、お勧めできる作品だろう。 | ||||
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以前から欲しかったのですが、思い通りの商品で満足できる内容でした。 | ||||
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個人的には、シリーズ最高傑作の一つではないかと思っている。 クレムリンでの党書記長(ナルモノフ)、国防相(ヤゾフ)、KGB(ゲラシモフ)を巻き込んだ権力闘争や、ソビエトが建設する高エネルギーのレーザー施設を巡るスパイを通じた情報戦(ヒューミント、カウンター・インテリジェンス)があたかもノンフィクションのように生々しく描かれている。 国家の安全保障を賭けた真剣勝負は、最近読んだお気楽なインテリジェンスの対談を読んで得られる示唆を遥かに超えていると考える。 上巻と下巻を比べると、圧倒的に下巻がおもしろい。上巻はイントロと割り切って読んだ方がいいと思われる。個人的には、アメリカ原潜ダレスが、デンマークのカテガット海峡を通過しているシーンなんか結構好きである。 下巻では、混沌とした局面の最後に調和が訪れる CIAが仕掛けるトラップはクサイが、それ以外は、迫力の作品である。「レッド・オクトーバーを追え」のマルコ・ラミウスも登場する。 国家安全保障をかけた交渉の主導権を握るため、アメリカとソ連が使える限りの合法非合法のすべてのリソースを使い死力を尽くす。実際のSDI(レーガンが提唱した戦略防衛交渉)交渉の裏側にも、これにも勝らぬとも劣らぬ駆け引きがあったのだろうか。 敗者は誰で、敗者の亡命をどう実行するか、素人の想像の域を超えた(というか映画チックな)手法が使われる。英雄の死を悼む最後の章には心が揺り動かされる。 しかし、改めて読んでみると、この前後のトム・クランシーの充実ぶりには驚かされる。最近の低調ぶりは、いったいどうしてしまったのだろうか? | ||||
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クランシー4作目(ジャック・ライアン・シリーズとしては3作目)の本作は、SDI計画と諜報活動を描いた作品です。一作ごとに焦点を当てる軍事関連のテーマを変える中で同じようにエキサイティングな話を書く手腕はさすがですね。SDIが実戦配備されていない関係上、本作は原子力潜水艦やテロリストを描いたこれまでの作品と比べるとやや派手さには欠けるきらいはありますが、その分現実感があり、文官ライアンの活躍に不自然さがないことに好感を持ちました。後の作品でも活躍することになるクラークという人物が初登場を果たしており、いよいよ腰を据えて長いシリーズにする決意を固めたことが伺えます。 クランシー作品に対する褒め言葉として、「ソ連側の登場人物も単なる悪役としてではなく魅力的に書かれている」というものがあります。確かに“枢機卿”の描写などにはそういう面はありますが、CIA側の作戦に比べてKGB側の作戦が稚拙であるなど、やはり多少の差別感が働いていることは否めません。その点を割り引いて星4つ。 | ||||
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