教皇暗殺
- ジャック・ライアンシリーズ (16)
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作者トムクランシーの本にしては若干期待外れ。 | ||||
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トム・クランシーと言えば軍事スリラーの世界的ベストセラー作家だが、 今作は正統派のスパイ小説になっている。 自分はあまりスパイ小説を読んだりしていなかったので、クランシーが描く 懇切丁寧な作風によるスパイ稼業の描写や、冷戦時代のソ連で暮らす市民の 心情が判って面白く読めた。 しかし、これをジャック・ライアン・シリーズとして考えるとかなりの物足りなさ を感じる。実際、彼の出番は極端に少ない。CIAエージェント見習い期間中のせいも あるけど。 アクション・シーン皆無。 もしかしてわざと? クライマックス・シーンさえ回避しているのは意図的なのか。 本当に平凡なスパイ小説を書きたかったのかな。 | ||||
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「大戦勃発」などの後に読むと,ちょっと違和感があるが、本書ではライアンは大統領ではない。 なぜならば、本書の時代は遡って、「パトリオット・ゲーム」でイギリス皇太子を救った後のイギリス駐在である。ステイタスは、CIAアナリストである。 CIA長官はムーアであるし、FBI長官のジェイコブスはまだ死んでいない。 本作の評価であるが、厳しいものにならざるを得ない。トム・クランシー凋落を誰にも確信させた作品とも言えるだろう。正直、全体を覆うストーリーの冗長さは目に余る。 ただ、第1巻でロシア人のメンタリティをSIS(センチュリー・ハウス)のハーディングに語らせているが、これは、なかなかおもしろいと感じた。 ・ロシア人にとってはすべてが政治である(中国政府の幹部のメンタリティについても同じようなことを言っていたような気が・・) ・現実のすべてを政治理論つまりマルクスとレーニンの言葉に合わせることに全力を尽くす。彼らの世界でうまくいかないことのすべては、政治的背教のせいなんだ。 ・彼らの政治理論は人間性を無視するものなのに、絶対的権威を持つ「聖書」になってしまっているので、誤謬などあり得ず、間違っているのは人間性の方ということになる。 ・ねじ曲げられた異常なルール・ブックを手にする狂人に支配されると、大変な代価を支払わなければならない 全体のストーリーだが、KGBの壮大な暗殺な企ての秘密を握るKGBの通信担当官(Red Rabbit)を西側に脱出させる話(第2次大戦の「ミンスミート作戦」を彷彿とさせる作戦だとか)だが、「レッド・オクトーバーを追え」や「クレムリンの枢機卿」のような壮大な仕掛けがないのが何とも残念。 ハンガリーの国境越えといい、サンピエトロでの捕り物も、何か手に汗を握るシーンがなくて拍子抜け。 | ||||
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既に大統領にまで上り詰めてしまったRyanは何処となく達成感が出てしまって、シリーズ前半の特に“Patriot Games”の頃が懐かしい気すらします。こうした感想を作者も持ったかのかどうか分りませんが、本作は同作の数ヶ月後にいきなりタイムスリップです。 その後のシリーズでお馴染みの面々の若かりし頃が垣間見れて、ファンとしてはそれなりに楽しめます。が、残念なのは相も変わらずの米ソ冷戦ネタで、正直それしかないのかなぁという感じです。加えて実際にあった暗殺未遂事件をなぞっている訳ですが、それはF.フォーサイスの縄張りで(?)、ちょっと違う畑を耕してしまった気が・・・。 良くも悪くもDie Hard的なインテリジェンスと軍事物で売っているのであれば、別の選択肢としてシリーズに殆ど出て来ていない中東に目を転じることは出来なかったのかとも愚考しました。但し、本作発表は9/11の翌年であり、「人一倍愛国心の強い」作者の心の傷はそれを正面から取り上げる程には未だ癒えていなかったのかも知れません。 | ||||
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レッドオクトーバー以来のクランシーファンとしては、衝撃的といってもいいくらいのひどい作品です。 他の方もいろいろ書いているので重複する部分は省きますが、よくぞここまで「身内」(アメリカ、ライアン、キャシー、ジョンホプキンス等)を持ち上げられるな、と気持ち悪くなりました。まあ、日米開戦あたりからその傾向はあったけど。とにかく彼らは絶対的な正義、賢さ、勇気の象徴として延々と描かれている。もう勘弁してくれ、というくらい。 ついでに言うと、イギリスに対してはコンプレックスからか、「畏れ敬いつつも嘲笑する」という何だか読んでいて胸がムカムカするような文章がダラダラと続く。(対して、日本はお嫌いなようですね)そのくせ、ストーリーは冗長。つじつまも合わない。必然性もない展開が続く。あの緻密な構成のクランシー作品はもう読むことができないのか?以前からのファンは読まなくていい。というより、読まないほうが賢明です。 新しいファンは、「クレムリンの枢機卿」「レッドストームライジング」あたりを読んでください。きっと「クランシーはすごい作家だ」と感動すること請け合いです。 | ||||
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