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教皇暗殺



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教皇暗殺の評価: 2.67/5点 レビュー 15件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(3pt)

教皇暗殺

作者トムクランシーの本にしては若干期待外れ。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.14:
(3pt)

アンチ・クライマックス?

トム・クランシーと言えば軍事スリラーの世界的ベストセラー作家だが、
今作は正統派のスパイ小説になっている。
自分はあまりスパイ小説を読んだりしていなかったので、クランシーが描く
懇切丁寧な作風によるスパイ稼業の描写や、冷戦時代のソ連で暮らす市民の
心情が判って面白く読めた。

しかし、これをジャック・ライアン・シリーズとして考えるとかなりの物足りなさ
を感じる。実際、彼の出番は極端に少ない。CIAエージェント見習い期間中のせいも
あるけど。
アクション・シーン皆無。
もしかしてわざと?
クライマックス・シーンさえ回避しているのは意図的なのか。
本当に平凡なスパイ小説を書きたかったのかな。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
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No.13:
(2pt)

誉めどころがない

「大戦勃発」などの後に読むと,ちょっと違和感があるが、本書ではライアンは大統領ではない。
 なぜならば、本書の時代は遡って、「パトリオット・ゲーム」でイギリス皇太子を救った後のイギリス駐在である。ステイタスは、CIAアナリストである。
 CIA長官はムーアであるし、FBI長官のジェイコブスはまだ死んでいない。

 本作の評価であるが、厳しいものにならざるを得ない。トム・クランシー凋落を誰にも確信させた作品とも言えるだろう。正直、全体を覆うストーリーの冗長さは目に余る。
 
 ただ、第1巻でロシア人のメンタリティをSIS(センチュリー・ハウス)のハーディングに語らせているが、これは、なかなかおもしろいと感じた。
 ・ロシア人にとってはすべてが政治である(中国政府の幹部のメンタリティについても同じようなことを言っていたような気が・・)
 ・現実のすべてを政治理論つまりマルクスとレーニンの言葉に合わせることに全力を尽くす。彼らの世界でうまくいかないことのすべては、政治的背教のせいなんだ。
 ・彼らの政治理論は人間性を無視するものなのに、絶対的権威を持つ「聖書」になってしまっているので、誤謬などあり得ず、間違っているのは人間性の方ということになる。
 ・ねじ曲げられた異常なルール・ブックを手にする狂人に支配されると、大変な代価を支払わなければならない

 全体のストーリーだが、KGBの壮大な暗殺な企ての秘密を握るKGBの通信担当官(Red Rabbit)を西側に脱出させる話(第2次大戦の「ミンスミート作戦」を彷彿とさせる作戦だとか)だが、「レッド・オクトーバーを追え」や「クレムリンの枢機卿」のような壮大な仕掛けがないのが何とも残念。

 ハンガリーの国境越えといい、サンピエトロでの捕り物も、何か手に汗を握るシーンがなくて拍子抜け。

教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
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No.12:
(3pt)

あの頃をもう1度

既に大統領にまで上り詰めてしまったRyanは何処となく達成感が出てしまって、シリーズ前半の特に“Patriot Games”の頃が懐かしい気すらします。こうした感想を作者も持ったかのかどうか分りませんが、本作は同作の数ヶ月後にいきなりタイムスリップです。

その後のシリーズでお馴染みの面々の若かりし頃が垣間見れて、ファンとしてはそれなりに楽しめます。が、残念なのは相も変わらずの米ソ冷戦ネタで、正直それしかないのかなぁという感じです。加えて実際にあった暗殺未遂事件をなぞっている訳ですが、それはF.フォーサイスの縄張りで(?)、ちょっと違う畑を耕してしまった気が・・・。

良くも悪くもDie Hard的なインテリジェンスと軍事物で売っているのであれば、別の選択肢としてシリーズに殆ど出て来ていない中東に目を転じることは出来なかったのかとも愚考しました。但し、本作発表は9/11の翌年であり、「人一倍愛国心の強い」作者の心の傷はそれを正面から取り上げる程には未だ癒えていなかったのかも知れません。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
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No.11:
(1pt)

トム・クランシーも終わったか?

レッドオクトーバー以来のクランシーファンとしては、衝撃的といってもいいくらいのひどい作品です。
他の方もいろいろ書いているので重複する部分は省きますが、よくぞここまで「身内」(アメリカ、ライアン、キャシー、ジョンホプキンス等)を持ち上げられるな、と気持ち悪くなりました。まあ、日米開戦あたりからその傾向はあったけど。とにかく彼らは絶対的な正義、賢さ、勇気の象徴として延々と描かれている。もう勘弁してくれ、というくらい。
ついでに言うと、イギリスに対してはコンプレックスからか、「畏れ敬いつつも嘲笑する」という何だか読んでいて胸がムカムカするような文章がダラダラと続く。(対して、日本はお嫌いなようですね)そのくせ、ストーリーは冗長。つじつまも合わない。必然性もない展開が続く。あの緻密な構成のクランシー作品はもう読むことができないのか?以前からのファンは読まなくていい。というより、読まないほうが賢明です。
新しいファンは、「クレムリンの枢機卿」「レッドストームライジング」あたりを読んでください。きっと「クランシーはすごい作家だ」と感動すること請け合いです。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
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No.10:
(3pt)

J・Rシリーズの入門書っぽい

「恐怖の総和」以来のシリーズは全部読んでいます。いままでは例えば会話のシーンが台詞のやり取りだけで表現されていて背景に隠れた心理描写を読取るむのを難しく感じていましたが、当作品では背景の逡巡の過程も詳しく書かれています。 一言で言えば、頭を使わないで誰でも気楽に読める作品になっていると思います。ただ今までのシリーズを読みこなしてきた人にはストーリ展開の少なさや登場人物の若さを物足りないと感じるかも。初めて読む人にはお勧めです。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
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No.9:
(4pt)

懐かしい内容です

久しぶりの、ジャック・ライアンを主人公とした作品です。
トム・クランシーのデビュー作「レッド・オクトーバーを追え」以前の時代設定で、「愛国者のゲーム」の5ヶ月後という設定です。
ソ連が存在していた頃の諜報戦が、トム・クランシーの現在の筆力で、描かれており、懐かしい登場人物も、とても魅力的に描かれています。「日米開戦」以後のジャック・ライアンの物語で、鼻についた人種差別的な表現も陰を潜め、先端技術よりも人物の表現が面白い作品です。トム・クランシーの昔のコンセプトを、今の技術でもう一度描くと、この作品になりました。という、内容です。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.8:
(1pt)

日本語タイトル「教皇暗殺」の失敗、原題「Red Rabbit」なら星二つ

~トム・クランシーのジャックライアンシリーズは全部読んでいるのですが・・・・と、いうところ。日本語タイトルを「教皇暗殺」としてしまったことで、私は過度の期待を込めて読み始めてしまいました。レッドオクトーバからカーディナルに連なるロシア関連という事で、興味が深いのですがそれが前置きだと思って読んでいるとがっかりでした。3巻まで読み進ん~~で、なぜ本題が始まらないのかと思っていたら、最後の10ページで終わってしまった。解説で原題を知って納得というところ。
~~
トム・クランシーの英国への偏見というか、こだわりがよくわかる。イングランドから見たら、アメリカ人は変な米語をしゃべっていて、何いっているのだかわからないのだが、アメリカ人から見るとこう見えるのね、というのは興味深い。ただ、しつこすぎてちょっと辟易。
次は、分析官たるジャックライアンが活躍する事に期待したい。~
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.7:
(2pt)

緊張感なし

1.だらだらと話が進んでいて、話はあまり面白くない。
2.相変わらずの極端な米国びいきな視点が散見される。
3.加えて、必死で主人公のジャック=ライアンを持ち上げようとしているのが鼻につく。こんな文句を言いつつも、ジャック=ライアンシリーズはなぜか全てよんでいる私ですが、今回は、特に上記の1がひどい。思うに、これは、時事的な問題があるのでしょう。
今までのシリーズは、小説で問題とされている事件がup to dateな時にかかれて来ました。対ソビエト、対イスラム、対日、対中など。それに対して、今回は過去の出来事です。クランシーは、こういう過去の出来事に基づきつつ、緊張感ある話を書くのが不得手なのではないだろうか。上記、2にあげたように、彼は非常な愛国主義者であると思う。そこで、例えば、現在のイラク戦争のようなホットな題材を与えられれば、書いている本人が昂揚して、緊張感のある物語をかけるのだと思う。その一方で、この本のように過去の出来事では、クランシーの創作意欲というか愛国心が燃え上がらないのではないかと推測する。その結果、話に緊張感がなくなる。いずれにせよ、あまり面白い話ではない。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
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No.6:
(3pt)

お勧めします

ジャックライアンシリーズいつものパターンです。ジャックライアン初心者にお勧めです。ジャックライアンフリークにも(本が薄いので気楽に読めて)お勧めです。
前半のラビット亡命成功までが緻密に緻密に描かれ、後半の暗殺阻止が人(著者)が変わったようにラフに書かれているのが不思議でなりません。そういう意味で私も「トムクランシーは大丈夫?」に賛成です。(これを4冊刷りにする必要があるのかな?厚めの2冊でもいいと思うんですが。)
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.5:
(2pt)

トム クランシーは大丈夫?

大丈夫なのでしょうか、トム クランシー。「教皇暗殺」1~4を
読んで見ました。残念ながらロシア+スパイものでしたら「クレムリンの
枢機卿」の方が数段上の様な気がします。今回の作品は緊迫感も意外性も
まったく足りません。ここで内容に関して書いてしまうのはどうかと
思いますので、書きませんが、同じセリフが自慢げに何度も出てきたりそんなわけなだろと言うような状態で事件が解決したり、読んでいて
なんだろなぁ、と言う気分になりました。
また、題名の「教皇暗殺」と言う題名は内容に比して正しいのでしょう。
疑問に思いました。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.4:
(3pt)

タイトルは「KGB要人亡命大作戦」の方がふさわしい

ジャック・ライアン・シリーズの最新作です。時代は一気に遡り、「愛国者のゲーム」と「レッド・オクトーバーを追え」の間のエピソードが描かれています。
ライアンは登場しますが、本作の主人公はフォーリ夫妻(常連の登場人物)と亡命KGB局員です。教皇暗殺というショッキングなタイトルがついていますが、KGB議長が教皇の暗殺を計画していることを知ったKGB局員が亡命を決意、アメリカとイギリスがどうやって彼の亡命を成功させるかに焦点があてられています。4巻中、3巻半を費やして亡命の経緯、登場人物達の心理が細かく描かれます。どうやって亡命を成功させるのか?、教皇暗殺は防げるのか? 読みすすめていくうちにグイグイ引きこまれていきます。国会議事堂に航空機を突っ込ませ、アメリカでエボラウィルスをばらまき、中国の核ミサイルをアメリカに打ち込ませたクランシーの作品ですから、ラストのクライマックスをお楽しみに!
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.3:
(4pt)

「パトリオットゲーム」から「クレムリンの枢機卿」の間

上記の時期のライアンが主人公です。CIAで経験を積んでいく様子が描写されています。エド&メアリ=フォーリ夫妻も登場。クランシーは時間の隙間を埋めていく作戦に出たようです。グリーア提督が出てくるのは何か違和感を感じますが…。共著ではない、クランシー単独著作らしい、世界各地での同時進行で話が進んでいきます。あっという間に読み終わりました。
3巻・4巻は4月発売予定だそうで、待ち遠しいです。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.2:
(3pt)

今までのJack Ryanシリーズとは少々違い....。

クランシーのジャック・ライアンのシリーズといえば、Jackの明晰な分析と、官僚制や政治などの障害、工作員や職業軍人の活躍、ハイテク兵器、迫りくる危機...というハイテクスリラーであったが、冷戦のさなか、時系列的にPatriot GamesとThe Hunt for Red Octoberの間に位置するこの作品(Jackがロンドンに赴任直後から話は始まる)には、ハイテク兵器どころか軍人は一切出てこない。通常、クランシーの物語には手に汗握るような危機と、苦悶しながらもそれを切り抜けるエキスパートたち人間が織り成すクライマックスが用意されているが、今回の物語には大きな山場が2つあるものの、一つ目の、Rabbitの亡命はあっさりと成功するし、2つ目の暗殺計画の阻止の部分にもあまりスリルは感じられなかった。シリーズ中の作品群では残念ながら一番「惹かれなかった」作品だが、ファンならばやはり作品全てに目を通しておきたいところ。Foley夫妻やJudge Moore, Bob Ritter, Admiral GreerのCIA幹部トリオなど、おなじみの人物が出てくるところも安心して読める。
やや厳しい基準で評価して、星3つ。"The Teeth of the Tiger"が次世代の話になってしまったので、Jackの活躍がもう読めないならば残念。ならばせめてRainbowの続きでDingやClarkのストーリーが読みたいもの....。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.1:
(3pt)

魅力は中程度

"Hunt for the Red Octorber"で登場したJack Ryan が、作品が新しくなるごとにどんどん出世し、遂に "Debt of Honor(日米開戦)”では大統領にまでなってしまったが、今回の設定は1980年代前半。時代はぐっと遡り、Jack Ryan も若すぎて今回は脇役並。エド・フォーレイやマリー・パットが中心となって活躍する。米ソ冷戦の真っ最中で、鉄のカーテンを挟んだ情報戦の時代。東西陣営のスパイ活動が最も盛んな頃であり、CIAとKGBの情報活動・防諜活動や旧ソ連体制下での政治力学など、それなりに面白い。しかし、毎度のことながら、始まりの数章はじっと我慢をして読む覚悟が必要。読み進んでストーリー展開にのめり込んでしまうと、最後まで読まずにはいられなくなってしまうが、勢いに乗るまでは、正直言って苦しかった。Tom Clancy の魅力は、ストーリー展開の面白さもさることながら、専門的で詳細すぎる程の描写の迫真性にある。最先端の専門技術、例えば他の作品での例をあげれば、潜水艦がどのような仕組みで成り立っているかとか、プルトニウム爆弾がどのように核爆発の連鎖反応を引き起こすかといった技術的・科学的なことを、これでもかと言うぐらいに何ページにも渡って細かく説明する。
こうした記述は普通は冗長なだけだが、Tom Clancyの場合には、よく調べてあるだけに、これがまた面白い。リアリティと言うか説得力というか、妙に引き込まれる不思議な魅力となっているのだが、本書には、これがないのが残念。時代を遡ったので仕方がないのかも知れないが、旧ソ連下の政治力学について延々と書かれても、少々疲れるのが、やや難点。但し、本筋であるストーリー展開の面白さ、読後の爽快感は期待して良い。
ファンとしては、あえて辛目の評価をして星3つ。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274

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