■スポンサードリンク


教皇暗殺



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

教皇暗殺の評価: 2.67/5点 レビュー 15件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.67pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

教皇暗殺

作者トムクランシーの本にしては若干期待外れ。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.7:
(3pt)

アンチ・クライマックス?

トム・クランシーと言えば軍事スリラーの世界的ベストセラー作家だが、
今作は正統派のスパイ小説になっている。
自分はあまりスパイ小説を読んだりしていなかったので、クランシーが描く
懇切丁寧な作風によるスパイ稼業の描写や、冷戦時代のソ連で暮らす市民の
心情が判って面白く読めた。

しかし、これをジャック・ライアン・シリーズとして考えるとかなりの物足りなさ
を感じる。実際、彼の出番は極端に少ない。CIAエージェント見習い期間中のせいも
あるけど。
アクション・シーン皆無。
もしかしてわざと?
クライマックス・シーンさえ回避しているのは意図的なのか。
本当に平凡なスパイ小説を書きたかったのかな。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.6:
(3pt)

あの頃をもう1度

既に大統領にまで上り詰めてしまったRyanは何処となく達成感が出てしまって、シリーズ前半の特に“Patriot Games”の頃が懐かしい気すらします。こうした感想を作者も持ったかのかどうか分りませんが、本作は同作の数ヶ月後にいきなりタイムスリップです。

その後のシリーズでお馴染みの面々の若かりし頃が垣間見れて、ファンとしてはそれなりに楽しめます。が、残念なのは相も変わらずの米ソ冷戦ネタで、正直それしかないのかなぁという感じです。加えて実際にあった暗殺未遂事件をなぞっている訳ですが、それはF.フォーサイスの縄張りで(?)、ちょっと違う畑を耕してしまった気が・・・。

良くも悪くもDie Hard的なインテリジェンスと軍事物で売っているのであれば、別の選択肢としてシリーズに殆ど出て来ていない中東に目を転じることは出来なかったのかとも愚考しました。但し、本作発表は9/11の翌年であり、「人一倍愛国心の強い」作者の心の傷はそれを正面から取り上げる程には未だ癒えていなかったのかも知れません。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.5:
(3pt)

J・Rシリーズの入門書っぽい

「恐怖の総和」以来のシリーズは全部読んでいます。いままでは例えば会話のシーンが台詞のやり取りだけで表現されていて背景に隠れた心理描写を読取るむのを難しく感じていましたが、当作品では背景の逡巡の過程も詳しく書かれています。 一言で言えば、頭を使わないで誰でも気楽に読める作品になっていると思います。ただ今までのシリーズを読みこなしてきた人にはストーリ展開の少なさや登場人物の若さを物足りないと感じるかも。初めて読む人にはお勧めです。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.4:
(3pt)

お勧めします

ジャックライアンシリーズいつものパターンです。ジャックライアン初心者にお勧めです。ジャックライアンフリークにも(本が薄いので気楽に読めて)お勧めです。
前半のラビット亡命成功までが緻密に緻密に描かれ、後半の暗殺阻止が人(著者)が変わったようにラフに書かれているのが不思議でなりません。そういう意味で私も「トムクランシーは大丈夫?」に賛成です。(これを4冊刷りにする必要があるのかな?厚めの2冊でもいいと思うんですが。)
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.3:
(3pt)

タイトルは「KGB要人亡命大作戦」の方がふさわしい

ジャック・ライアン・シリーズの最新作です。時代は一気に遡り、「愛国者のゲーム」と「レッド・オクトーバーを追え」の間のエピソードが描かれています。
ライアンは登場しますが、本作の主人公はフォーリ夫妻(常連の登場人物)と亡命KGB局員です。教皇暗殺というショッキングなタイトルがついていますが、KGB議長が教皇の暗殺を計画していることを知ったKGB局員が亡命を決意、アメリカとイギリスがどうやって彼の亡命を成功させるかに焦点があてられています。4巻中、3巻半を費やして亡命の経緯、登場人物達の心理が細かく描かれます。どうやって亡命を成功させるのか?、教皇暗殺は防げるのか? 読みすすめていくうちにグイグイ引きこまれていきます。国会議事堂に航空機を突っ込ませ、アメリカでエボラウィルスをばらまき、中国の核ミサイルをアメリカに打ち込ませたクランシーの作品ですから、ラストのクライマックスをお楽しみに!
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.2:
(3pt)

今までのJack Ryanシリーズとは少々違い....。

クランシーのジャック・ライアンのシリーズといえば、Jackの明晰な分析と、官僚制や政治などの障害、工作員や職業軍人の活躍、ハイテク兵器、迫りくる危機...というハイテクスリラーであったが、冷戦のさなか、時系列的にPatriot GamesとThe Hunt for Red Octoberの間に位置するこの作品(Jackがロンドンに赴任直後から話は始まる)には、ハイテク兵器どころか軍人は一切出てこない。通常、クランシーの物語には手に汗握るような危機と、苦悶しながらもそれを切り抜けるエキスパートたち人間が織り成すクライマックスが用意されているが、今回の物語には大きな山場が2つあるものの、一つ目の、Rabbitの亡命はあっさりと成功するし、2つ目の暗殺計画の阻止の部分にもあまりスリルは感じられなかった。シリーズ中の作品群では残念ながら一番「惹かれなかった」作品だが、ファンならばやはり作品全てに目を通しておきたいところ。Foley夫妻やJudge Moore, Bob Ritter, Admiral GreerのCIA幹部トリオなど、おなじみの人物が出てくるところも安心して読める。
やや厳しい基準で評価して、星3つ。"The Teeth of the Tiger"が次世代の話になってしまったので、Jackの活躍がもう読めないならば残念。ならばせめてRainbowの続きでDingやClarkのストーリーが読みたいもの....。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274
No.1:
(3pt)

魅力は中程度

"Hunt for the Red Octorber"で登場したJack Ryan が、作品が新しくなるごとにどんどん出世し、遂に "Debt of Honor(日米開戦)”では大統領にまでなってしまったが、今回の設定は1980年代前半。時代はぐっと遡り、Jack Ryan も若すぎて今回は脇役並。エド・フォーレイやマリー・パットが中心となって活躍する。米ソ冷戦の真っ最中で、鉄のカーテンを挟んだ情報戦の時代。東西陣営のスパイ活動が最も盛んな頃であり、CIAとKGBの情報活動・防諜活動や旧ソ連体制下での政治力学など、それなりに面白い。しかし、毎度のことながら、始まりの数章はじっと我慢をして読む覚悟が必要。読み進んでストーリー展開にのめり込んでしまうと、最後まで読まずにはいられなくなってしまうが、勢いに乗るまでは、正直言って苦しかった。Tom Clancy の魅力は、ストーリー展開の面白さもさることながら、専門的で詳細すぎる程の描写の迫真性にある。最先端の専門技術、例えば他の作品での例をあげれば、潜水艦がどのような仕組みで成り立っているかとか、プルトニウム爆弾がどのように核爆発の連鎖反応を引き起こすかといった技術的・科学的なことを、これでもかと言うぐらいに何ページにも渡って細かく説明する。
こうした記述は普通は冗長なだけだが、Tom Clancyの場合には、よく調べてあるだけに、これがまた面白い。リアリティと言うか説得力というか、妙に引き込まれる不思議な魅力となっているのだが、本書には、これがないのが残念。時代を遡ったので仕方がないのかも知れないが、旧ソ連下の政治力学について延々と書かれても、少々疲れるのが、やや難点。但し、本筋であるストーリー展開の面白さ、読後の爽快感は期待して良い。
ファンとしては、あえて辛目の評価をして星3つ。
教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:教皇暗殺〈1〉 (新潮文庫)より
4102472274

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!