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教皇暗殺
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教皇暗殺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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「大戦勃発」などの後に読むと,ちょっと違和感があるが、本書ではライアンは大統領ではない。 なぜならば、本書の時代は遡って、「パトリオット・ゲーム」でイギリス皇太子を救った後のイギリス駐在である。ステイタスは、CIAアナリストである。 CIA長官はムーアであるし、FBI長官のジェイコブスはまだ死んでいない。 本作の評価であるが、厳しいものにならざるを得ない。トム・クランシー凋落を誰にも確信させた作品とも言えるだろう。正直、全体を覆うストーリーの冗長さは目に余る。 ただ、第1巻でロシア人のメンタリティをSIS(センチュリー・ハウス)のハーディングに語らせているが、これは、なかなかおもしろいと感じた。 ・ロシア人にとってはすべてが政治である(中国政府の幹部のメンタリティについても同じようなことを言っていたような気が・・) ・現実のすべてを政治理論つまりマルクスとレーニンの言葉に合わせることに全力を尽くす。彼らの世界でうまくいかないことのすべては、政治的背教のせいなんだ。 ・彼らの政治理論は人間性を無視するものなのに、絶対的権威を持つ「聖書」になってしまっているので、誤謬などあり得ず、間違っているのは人間性の方ということになる。 ・ねじ曲げられた異常なルール・ブックを手にする狂人に支配されると、大変な代価を支払わなければならない 全体のストーリーだが、KGBの壮大な暗殺な企ての秘密を握るKGBの通信担当官(Red Rabbit)を西側に脱出させる話(第2次大戦の「ミンスミート作戦」を彷彿とさせる作戦だとか)だが、「レッド・オクトーバーを追え」や「クレムリンの枢機卿」のような壮大な仕掛けがないのが何とも残念。 ハンガリーの国境越えといい、サンピエトロでの捕り物も、何か手に汗を握るシーンがなくて拍子抜け。 | ||||
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レッドオクトーバー以来のクランシーファンとしては、衝撃的といってもいいくらいのひどい作品です。 他の方もいろいろ書いているので重複する部分は省きますが、よくぞここまで「身内」(アメリカ、ライアン、キャシー、ジョンホプキンス等)を持ち上げられるな、と気持ち悪くなりました。まあ、日米開戦あたりからその傾向はあったけど。とにかく彼らは絶対的な正義、賢さ、勇気の象徴として延々と描かれている。もう勘弁してくれ、というくらい。 ついでに言うと、イギリスに対してはコンプレックスからか、「畏れ敬いつつも嘲笑する」という何だか読んでいて胸がムカムカするような文章がダラダラと続く。(対して、日本はお嫌いなようですね)そのくせ、ストーリーは冗長。つじつまも合わない。必然性もない展開が続く。あの緻密な構成のクランシー作品はもう読むことができないのか?以前からのファンは読まなくていい。というより、読まないほうが賢明です。 新しいファンは、「クレムリンの枢機卿」「レッドストームライジング」あたりを読んでください。きっと「クランシーはすごい作家だ」と感動すること請け合いです。 | ||||
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~トム・クランシーのジャックライアンシリーズは全部読んでいるのですが・・・・と、いうところ。日本語タイトルを「教皇暗殺」としてしまったことで、私は過度の期待を込めて読み始めてしまいました。レッドオクトーバからカーディナルに連なるロシア関連という事で、興味が深いのですがそれが前置きだと思って読んでいるとがっかりでした。3巻まで読み進ん~~で、なぜ本題が始まらないのかと思っていたら、最後の10ページで終わってしまった。解説で原題を知って納得というところ。 ~~ トム・クランシーの英国への偏見というか、こだわりがよくわかる。イングランドから見たら、アメリカ人は変な米語をしゃべっていて、何いっているのだかわからないのだが、アメリカ人から見るとこう見えるのね、というのは興味深い。ただ、しつこすぎてちょっと辟易。 次は、分析官たるジャックライアンが活躍する事に期待したい。~ | ||||
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1.だらだらと話が進んでいて、話はあまり面白くない。 2.相変わらずの極端な米国びいきな視点が散見される。 3.加えて、必死で主人公のジャック=ライアンを持ち上げようとしているのが鼻につく。こんな文句を言いつつも、ジャック=ライアンシリーズはなぜか全てよんでいる私ですが、今回は、特に上記の1がひどい。思うに、これは、時事的な問題があるのでしょう。 今までのシリーズは、小説で問題とされている事件がup to dateな時にかかれて来ました。対ソビエト、対イスラム、対日、対中など。それに対して、今回は過去の出来事です。クランシーは、こういう過去の出来事に基づきつつ、緊張感ある話を書くのが不得手なのではないだろうか。上記、2にあげたように、彼は非常な愛国主義者であると思う。そこで、例えば、現在のイラク戦争のようなホットな題材を与えられれば、書いている本人が昂揚して、緊張感のある物語をかけるのだと思う。その一方で、この本のように過去の出来事では、クランシーの創作意欲というか愛国心が燃え上がらないのではないかと推測する。その結果、話に緊張感がなくなる。いずれにせよ、あまり面白い話ではない。 | ||||
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大丈夫なのでしょうか、トム クランシー。「教皇暗殺」1~4を 読んで見ました。残念ながらロシア+スパイものでしたら「クレムリンの 枢機卿」の方が数段上の様な気がします。今回の作品は緊迫感も意外性も まったく足りません。ここで内容に関して書いてしまうのはどうかと 思いますので、書きませんが、同じセリフが自慢げに何度も出てきたりそんなわけなだろと言うような状態で事件が解決したり、読んでいて なんだろなぁ、と言う気分になりました。 また、題名の「教皇暗殺」と言う題名は内容に比して正しいのでしょう。 疑問に思いました。 | ||||
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