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(短編集)
幽霊座
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幽霊座の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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水槽を使った夏向きの歌舞伎と古い劇場の怪談といった趣向はよろしいのですが、扱っているテーマが「人間消失」という不可能犯罪。とはいえ「人間消失」が早々に「人間失踪」扱いとなり大きな謎とはなりません。 金田一耕助は協力者には恵まれています。久保銀造、風間俊六、神門貫太郎という三大パトロン。公僕である磯川警部、等々力警部とそのチーム、民間の協力者としては宇津木記者や多門修。しかし事件と全く無関係の「友人」は少ない。彼が探偵業に目覚める前、渡米前からの唯一の友達が奇禍にあうというファンにとっては悲しすぎる事件となっている点が注目箇所です。都会物にありがちなエログロが抑えられているのは作者唯一の梨園物だからでしょう。 「鴉」は岡山物ですが、同じく「人間消失」を扱っています。「幽霊座」と同様に早々に「人間失踪」になってしまい、不完全燃焼です。本作は登場人物の殆どがロクデナシ揃いなので、読後感がよろしくありません。 「トランプ台上の首」はパズラーとしてすっきりまとまった傑作。隅田川の水上生活者の暮らしが描かれていて素敵な冒頭から、猟奇殺人へ走り、かなり理詰めの謎解きに至ります。金田一の都会物の傑作のひとつです。短編を中編化した話は大体完成度が高いです。(「支那扇の女」を除く) | ||||
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悪い。 | ||||
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