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アウトブレイク 感染



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【この小説が収録されている参考書籍】
アウトブレイク―感染 (ハヤカワ文庫NV)

アウトブレイク 感染の評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

良い意味でも悪い意味でも映画的

原書Kindle版を購入しました

読んでる間はハラハラドキドキでページをめくるのももどかしく、読み終えたら「なんだこりゃ」とツッコミを入れたくなること確実です。
良くも悪しくもアメリカ的エンターテインメントの鑑であり、映画のように気の置けない友人と一緒に楽しめれば最高です。

良い点は、前半のエボラ出血熱のアウトブレイクの様子が丁寧に緊迫感をもって描かれているところ。
最初の数ページを読んだ時点で引き込まれます。

悪い点は後半に集中しています。
前半の緊迫感がどこへやら、サスペンスからアクションへと大きく方針転換し、主人公はトラップに引っかかってから潰す女マッチョへと華麗な変身を遂げます(本文中の描写では小柄で華奢なはずなのですが…)。文章が流麗なので、それはそれで面白いのですが、「なにこれ笑うところ?」というようなベタな展開あり、「主人公補正強すぎるだろ」といわんばかりのウルトララッキーありと、一気にB級映画のテイストに。くり返しますが、それはそれで面白いのです。最初の数章とあまりにもノリが違うだけで。

あとは他の方も書かれているとおり、主人公に倫理観のようなものは一切なし。
他人の友情も好意も利用して使い捨て、「どう考えてもお前自身がアウトブレイクの引き金になりかけてるだろ」というような重大な規則違反もへっちゃらです。エピローグの最後の数行に至っては目を疑いました。

なお、終始、主人公のメリッサは"Homeland"のキャリー・マティスンで再生されていました。
ああいうキャラクター造形が米国では好まれるのでしょうか。
アウトブレイク―感染 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:アウトブレイク―感染 (ハヤカワ文庫NV)より
4150404828

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