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(短編集)

ココロ・ファインダ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ココロ・ファインダ

ココロ・ファインダの評価: 3.89/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(4pt)

切ないです。

女の子ならみんな感じる切ない話です。
ココロ・ファインダAmazon書評・レビュー:ココロ・ファインダより
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No.5:
(5pt)

繊細なタッチの青春モノ

写真部に所属する女子高生4人、それぞれを主人公とした連作短編。
容姿にコンプレックスのあるミラ。明るさが苦手な後輩秋穂。綺麗なカオリ。写真大好きシズ。
写真に怒った友人、壁の罅(ヒビ)の写真、鏡に映る像、隠された写真。各話のミステリ要素も、主人公たちの悩みと葛藤をあぶり出すための小道具的に使われる、繊細なタッチの青春モノ。
それぞれが、少し成長して、未来に前向きな一歩を踏み出す。
そんな一瞬を切り取る様な、あの頃が眩しい素敵なお話達。
写真にまつわるタームを用いた書名・各話の題名も、ちょっと格好良いです~。
ココロ・ファインダAmazon書評・レビュー:ココロ・ファインダより
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No.4:
(5pt)

独特の空気

高校生の部活仲間女子、一人一人が主人公になる物語の連作短編。 こういうことってあったな、と思わせたり、こういう子っていたな、と思わせたりするのが上手な作家さんでした。 高校生女子の気持ちを丁寧に書いています。 写真の部活なのですが、カメラの知識が豊富で、知らなかったことも多く、とても楽しめました。 一話一話、違う種類のカメラが出てくるところもとても興味深かったです。 また、ミステリーのような謎も毎回出てくるのですが、それが女子四人というゆるいながらも 張りつめたもののある独特の空気に見合う程度の日常系のもので、全体の雰囲気に合っていました。
ココロ・ファインダAmazon書評・レビュー:ココロ・ファインダより
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No.3:
(5pt)

もっと強く!

あれれ・・・、文庫化されて発売ですか・・・。
 ということは、私が最後の単行本購入者かな?(笑)。
  いやいや、文庫化されて、「相沢沙呼」という作家の名前が、もっと知られる機会となりますように。

 まったく年代は違うのですが、自分も、かつて“写真学校”への進学を選んだ者。
 当時バブル絶頂期、“クリエイター”なんて言葉がもてはやされいましたっけ・・・・。
  でも、そんな当時だって、親に進学の希望を説明しても「ふ~~ん・・・・・」。

 今のご時世だったら、もっと強く!もっと「写真を撮りたい」という衝動があってしかるべき
なのではないかな・・・。ですから、終章「ペンタプリズム・コントラスト」は、もっと盛り上がる描写
であって欲しいと思いました。
 とはいえ、高校生の頃、学校内の狭い人間関係が“すべて”だった閉塞感、
 相沢さんは、女子に託して“あの頃”を描かれたな~~・・・・、
                                 ということで、この作品は☆五つにします。
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No.2:
(4pt)

写真部を舞台にした4つの物語。

酉乃初の事件簿(午前零時のサンドリヨン、ロートケプシェン、こっちにおいで)とは違った面白さがあります。

高校の写真部を舞台に、女子高生たち4人(ミラ、カオリ、秋穂、シズ)の物語がつづられています。
ミステリよりも青春小説としての色合いが強いです。
しかし十分楽しめる作品に仕上がっています。

お薦めの作品です。
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No.1:
(5pt)

写真部×青春×日常の謎

高校の写真部に所属している4人の女の子を、各章の主人公として据えている。
写真を通して語られる悩みや不安を透明感あるタッチで描いている、珠玉の青春小説。

 すれ違う高校生はいつも楽しそうに見える。
けれど、本人達が内面を見せないだけで本当は、友達と自分を比べたり、過去に縛られていたり、親が煩わしくなったり自分の存在理由を考えたり、将来の夢と親の期待との差異などたくさんの希望と不安がぐるぐると渦巻いている。そんな悩みや考え、青春と呼ぶココロの動きをファインダで覗きこんだものである。
 前々作『ロートケプシェンこっちにおいで』で、魅せた女性の心理描写の巧さを遺憾なく発揮している作品だといえよう。
読了後も苦々しくなく、様々な「悩み」にほんわかとさせてくれる「応え」を用意している所がこの本の良さである。
 どの章もオススメではあるが、最終章ペンタプリズム・コントラストを読んで「青春」について思いを馳せて頂けたらと思う。
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