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ジーン・ワルツ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ジーン・ワルツ
ジーン・ワルツ (新潮文庫)

ジーン・ワルツの評価: 3.73/5点 レビュー 90件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 1~20 1/3ページ
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No.53:
(4pt)

ワルツのような心地よい展開

一気読み、面白い
ジーン・ワルツ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ジーン・ワルツ (新潮文庫)より
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No.52:
(5pt)

吸い込まれるように没頭しました

マドンナ、ヴェルデと是非とも合わせて読んでいただきたいおすすめの本です。
そして
チームバチスタシリーズとのつながりも
意識できました
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No.51:
(4pt)

官僚は現場のことを知らず、バカである

海堂尊は じつに アタマがいいね。というか 切れますねぇ。
バサリバサリ と切っていくのが 恐ろしいくらいだ。
医学と医療は違う。その矛盾をついていく。
医学の進歩によって 医療行政が遅れてしまう。
さらに言えば 官僚は 現場のことを知らず、バカであるとはっきり言い切ってしまうのが
すごいですね。
医療過誤問題が 医療に対して 大きな問題があるが、
それよりも おおきなのは 訴訟などによるマスコミのチカラ かもしれない。

曽根崎は マスコミを利用して、乗り切ろうとするが・・・可能だろうか?
マスコミが そんなにも簡単じゃないはずなのであるが。
人工授精 そして 代理母 という 技術の進展によって
物事の焦点は 大きく変わっていくのである。
それに追いつかないのが 官僚たちのくだらない野望。
父親と推定されるだけで、いまは 母親も 定かではない。
妊娠し子供が生まれる という 当たり前のことが
無数の障害を乗り越えて 成り立っているものである。
さて 今回の ジーンワルツ どこまで
問題を明らかにすることが できたのだろう。
ソネザキドクトリン は ミニマムな宣言。でも 本当に変える力になるのだろうか?

清川吾郎 の キャラクターが憎めないね。
青井ユミ が 主人公のような…物語。
風雪に耐えて、しゃんとしたマリア先生が いいね。
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No.50:
(5pt)

海堂シリーズ現代篇の第1作

主人公の産婦人科医師・クール・ウィッチ曽根崎理恵のキャラが濃い。
色んな体制などへの憤りもあるのだろうけど、凍りつくような事をやってしまった!感が。。。
不妊治療や障害を持った子供、代理出産と、マリアクリニックの患者は皆なにかしらを抱えている。
マリアクリニック院長の息子は医療事故の冤罪で逮捕。これは「極北クレイマー」に出てくるお話なので、合わせて読むと理解が深まると思います。
清川は「ひかりの剣」に出てきます。

知らされずに、他人の受精卵で子供を産むというのは、なんとも言えないおもーい気持ちになりました。医師はいいことをしたと思っている所も。。。

チームバチスタとは違った医学もので、今後の海堂ワールドの伏線もあると思うので、本書だけでおなかいっぱいになれるというわけではなかったかな。
「マドンナ・ヴェルデ」は理恵の母・みどりの立場からみた物語。
理恵の夫・曽根崎伸一郎(ステルス・シンイチロウ)は「モルフェウスの領域」「アクアマリンの神殿」に出てきます。
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No.49:
(4pt)

エンターテインメント作品として楽しめた

この著書は、著者の主張をちりばめたのではないか?
と感じた。

医療システムの問題点を提起しており、
その問題点に立ち向かっていく女医を描いている。

エンターテインメント作品としては楽しめた。

信じられないような記述もあるが、
女医が社会と立ち向かうためには、武器がないと太刀打ちできない。

「どうすれば社会と戦うことができるか?」を女医が考え、
その武器として仕込んだ策略が書かれている。

タイトルからは何の本か全く想像できなかったが、
ジーン(gene)とは「遺伝子」。

『生命の基本ビートは3拍子、つまりワルツ』
と書かれている。

なかなか小じゃれたタイトルである。

序章を読んだ時、何を書いているのか理解できなかったが、
最終章と繋がっており、「なるほど」と感心させられた。

「マドンナ・ヴェルデ」も読みたいと思った。
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No.48:
(4pt)

時系で読み返し中

何より驚いたのは「現在の状況」からいうと、「遺伝子解析しなきゃバレない」ってのはもう過去の事になってる事だった。今、理恵の方式で他人の受精卵を子宮に戻したら、将来何が起こるか…。自分の本当の子か?で、実際遺伝子調べるカップルも存在する昨今、たったこれだけの年数で、現実の方が進みすぎ。その事に驚愕してしまった。
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No.47:
(5pt)

産婦人科医療の問題を前面に押し出した異色作

厚生労働省の医療政策の欠陥に対する批判をモチーフとして、子供を持ちたいという女性の願いを叶えるために努力する天才女性医師:曾根崎理恵(助教授)の姿を描く書。海堂氏の著作はいろいろ読んでいるが、これほど強いメッセージを発しているのは珍しい。それほどに医療崩壊がもたらす日本の将来に危機意識を持っている表れだろう。

伏線を張り巡らした小説展開は相変わらずで、ストーリーとしても面白い(今回は途中でネタの想像がついてしまったが、それを差し引いてなお、最後まで面白く読むことができた)。また、曾根崎理恵(助教授)とその上司清川吾朗(准教授)の掛け合いは、バチスタに始まるシリーズの白鳥−田口先生を彷彿とさせる。これは、シャーロック・ホームズとワトソン博士と同じ構図だが、それにしても著者の知性が爽やかで心地よい。

全体として、医学の説明がちりばめられておりに造詣のない者にとって、産婦人科医療というのがどういうものなのかを知る上でも、医者である著者が書いているだけに素晴らしい。

本末尾の東えりか氏の解説は、ストーリーを漫然と追うことなく、いろいろなテーマを簡潔に評論しておりよく書けているので、解説を読んで、この本を読むかを決めても良いかもしれない。
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No.46:
(4pt)

政策提言も多く海堂尊らしい作品

海堂尊さんによる小説。今回は不妊治療と向き合っている作品。

姉妹本と言えるマドンナ・ヴェルデの前に出版されている。
娘の理恵の視点からが本作。
母みどりからの視点がマドンナヴェルデだ。

マドンナの方を先に読んでいたため話しの展開はよくわかっていた。

しかし本作の官僚の失政への憤りや不満。社会への提言を読んでいると
むしろこれこそが海堂尊の作品らしいと思えた。

先日のクローズアップ現代で紹介されて反響を呼んだ女性の卵子は
生涯を通じて500個程であるなどの基本的な知識も得ることが出来る。

妊娠の基本から医療を取り巻く社会問題提起など
ただの小説ではないのが本書の特徴だ。

マドンナヴェルデもあわせて読むとより楽しい。
同じ物語も視点を変えるとこうも違うように見えるのかと驚く。
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No.45:
(4pt)

楽しいです

体外受精の専門家の女医が、
大学病院と弱小産婦人科病院に所属しながら、
現在の産婦人科医療の現場に己の体験をもってして物申す話。
曽根崎は子供が欲しかったのか、
自分が「奇跡」を起こせるのか試したかったのか。
曽根崎の行動はフィクションだけど、
そこはあまり気にならず読めました。
医療はマイナスを取り戻す行為だということは覚えておかなければなりませんね。
知識を得る面とは別に単に読み物としてもとても楽しかったです。
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No.44:
(4pt)

読み応えのある医療ミステリー

現役の医師でもある著者による読み応えのある医療ミステリーだ。

本書のテーマはいくつかあるが、メインは人工授精である。主人公の曾根崎理恵は大学の講師をする傍らで、「マリアクリニック」という産婦人科医院で週二回勤務している。閉院間近のマリアクリニックには最後の5名の妊婦が通院しており、物語は彼女たちの出産を巡って進む。

但し、本書は単なる医療ミステリーではなく、著者は登場人物の口を借りて、日本の医療、特に産婦人科が医療現場に無知(あるいは無知を装う)な官僚たちと権利ばかり主張する患者により崩壊に至っていることを、怒りをこめて語っている。
「要求ばかり高度になって、感謝が抜け落ちているから、現場を支える人たちがどんどん潰れていくんです」「世の人たちの厳しすぎる視線と、役人の能天気な無理解が、現場を殺すのよね」といった痛烈な言葉が並び、一体この国の医療行政はどうなっているのだろうかと、暗然とした気持ちにさせられる。

そして本書を読んで気づくのが、五体満足で生まれることがいかに大変かということだ。「三十億の塩基対が三万の遺伝子の情報を伝達する。それらがすべてきちんと作動してはじめて、受精卵はヒトの個体に成長できる」「たった一ケ所の遺伝子のコピー間違い、一組の染色体の分離不全が致命的なエラーを引き起こす」といった言葉を聞いて、自分が五体満足で生まれたことを当たり前と思っていた認識を改める必要があると感じた。

ミステリーとしても終盤であっと驚く展開が用意されており、読み応えがあってかつ楽しめる作品であった。
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No.43:
(4pt)

禁断の告発に衝撃

本書(海堂尊『ジーン・ワルツ』新潮社、2008年)は医療崩壊の最前線である産婦人科医を主人公とした小説である。舞台は桜宮市ではなく東京であるが、『極北クレイマー』での産婦人科医の医師法第21条届出義務違反での逮捕事件を背景にした広い意味での桜宮サーガの一作である。妊娠についての医学的な説明が多く、軽いミステリーを楽しみたい向きにはハードルが高い。しかし、ラストの禁断の告白は衝撃的である。
海堂作品はバチスタ・シリーズの田口公平が典型であるが、巻き込まれ型の主人公が多い。これに対して『ジーン・ワルツ』は主人公が変革を志向する人物であることが異色である。また、主人公が変革のための具体的な第一歩を踏み出している。主人公が社会を変えられたのか、その後の顛末が知りたくなる作品である。
海堂作品は医療が中心であるが、医療以外でも鋭い社会批判を展開する。『夢見る黄金地球儀』では、街の個性を喪失する再開発が風刺された。『ジーン・ワルツ』でも低層建築中心の地方都市の青い空と霞ヶ関の灰色の高層ビルを対比させた。
「桜宮の空の青さを思い出す。それから理恵はふたたび、霞が関に林立する灰色の塔について思いを馳せる。」(141頁)
霞が関の住民である官僚への批判が主であるが、無機的な高層ビルでは人間性も失われてしまうことを実感する。(林田力)
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No.42:
(4pt)

訂正すべし

人工授精と体外受精がごっちゃになってますね・・・。
映画でも同様でした。
そこしっかりして。
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No.41:
(5pt)

お母さんに、オススメ。

妊娠中に購入し、読みました。
周りになかなか子供ができない人も多く、不妊治療にもとても興味があったので、始めは映画が気になっていたのだけど映画館に行けなかったため文庫本を購入。

予想以上に楽しめました!
不妊治療の詳細、難しさ、出産の危険性など...知らなかった事実も、たくさん。
私も出産して、正常分娩が当たり前ではないことを、実感。
お母さんも、赤ちゃんも、本当に頑張ってようやく対面できた時の幸せと
幸せではない出産もあるのだと、気付かされる一冊でした。

是非、妊婦さんやお母さん、これからお母さんになる女性に読んで貰いたい一冊です。
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No.40:
(4pt)

少子化問題に取り組む前に読んでみては・・・

不妊治療、人工授精、代理母問題などなど産婦人科を取り巻く様々な問題について考えさせられるだけではなく、赤ちゃんが生まれることの素晴らしさ、周りの人たちの感情変化など、そうだよなぁと思えることなどうまく書かれています。
自分の子を持つ親でないと、感情的な部分はいまいち理解できないかもしれません。
関連作品である「極北クレイマー」を事前に読んでおくとこの作品をより楽しめると思います。
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No.39:
(5pt)

問題提起

医師である作者は、常に自分の作品で医療問題の問題提起を行っています。
医療関係者や興味のある読者にとってはそれは納得できる内容ですが、興味のない読者、医療に詳しくない読者にとってはどうでもいい内容に思えて評価が分かれるのだと思います。
本作品では、代理母の問題に切り込んでいき、現在の代理母に対する学会や国の認識に対する矛盾点を理恵という主人公が表現しています。
私自身は面白いと感じましたが、バックグラウンドに詳しくない読者にとっては、はぁ?って感じかもしれません。
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No.38:
(4pt)

妊娠したら、する前に読む本

代理母、体外受精、そして産科が抱える様々な課題を集約した小説です。

海堂先生の本は相変わらず、ぐいぐい読ませる力を持っており、様々な
課題をPRしつつも、エンターテイメントとしても非常に優れた作品と
なっていると思います。

私自身、子どもが生まれる前の3ヶ月、妻が入院する自体となり、本文中
に何度も出てくる「無事に生まれることは奇跡」ということを思い知ら
されました。

是非、子供を作る前に、そして妊娠したら読んで欲しい作品だと思います。

ただ、強いて言えば、少し最後が強引だったかと。体外受精組以外の出産
がぐっとするものだっただけに、体外受精組の後日談は少し、強引だった
と思います。もう少し丁寧な整理でも良かったかと。
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No.37:
(4pt)

作者の産婦人科医療に対する「愛」を感じた

映画を見た後に読んだ。

 読んでいて一番感じたのが、作者の産婦人科医療に対する「愛」だ。

 本作は、作者の現在の日本の産婦人科医療に対する疑問や提言を「小説」という形で発表した作品だと言える。
 だからか、登場人物たちの愚痴めいた言葉や不満の声が多く書かれていたような気はする。
 最初それを見たとき、「グチグチした言葉は聞いていて気分が悪いな」と思った。
 しかし、読み進めていくうちに「これは作者が未来の医療を創る人たちにむけたメッセージなのではないか」と思うようになった。

 特にそう感じたのは、曽根崎理恵の発生学の講義の一部始終、そして「医療」と「医学の」違い等を読んだ時。
 
 海道尊はきっと未来の医療現場に「不安」は感じているのだろうけど、それ以上に「可能性」や「希望」を見いだしているのだろうと思わされた。

 映画を見た人は是非読んで欲しい。
 「未来の医療現場を支えるのは専門家だけではなく、私たち全員なのだ」と感じてもらえると思う。
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No.36:
(4pt)

映画化されるけど・・

作品自体は、良いですが・・ミステリーとはではないと思います。
現代の医療行政と社会倫理に対するアンチテーゼであるので不妊・代理出産など考えさせられることが多い問題作です。

それとは別として映画化されますが・・・はっきり言って期待薄です。
主演が菅野美穂なのも一要因・・女優としての彼女はあまり・・
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4101333114
No.35:
(5pt)

初・海堂尊さんの本でした、面白かった〜!

海堂尊氏の著書の中で、最初に読んだ本です。
食わず嫌いしていて良かったです。
この後、海堂ワールドにはまってしまいました。
さかのぼって読む本がたくさんあり、楽しめました。
産科がテーマなだけに、登場人物が皆さんパワフルで良かったです。

海堂氏著作の既読小説の中で、これが一番好きです。
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No.34:
(4pt)

産婦人科が舞台

海堂作品はどれも、そのときに問題となっている医療問題を取り上げることが多いが今回は産婦人科がその舞台。
読んでいてほんとそうだ、そうだと思うことが多く、主人公の曽根崎の意見にふむふむとうなずくことばかり。
日本という国は、ほんとうに国民のための制度を作る気があるのかと怒りもふつふつとわいてきてしまいます。
また、子どもを生みたいという母親たちの気持ちも十分に伝わってきました。
映画化もされる予定みたいなので、バチスタやジェネラルのときのように、小説、映画から社会に問題を提起してよい方向へ向かうといいなと思いました。
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