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クロイツェル・ソナタ



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【この小説が収録されている参考書籍】
クロイツェル・ソナタ
クロイツェル・ソナタ (講談社文庫)

クロイツェル・ソナタの評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

トルストイの作品を読んでまた読むと重厚な感動が

苦しくなるほどいろいろな人の思いの糸がもつれあって、
誰も悪くない(?)のにとため息をついてしまう。
クロイツェル・ソナタを聴きながら、そしてトルストイの同名小説を読んだ後に読むと、
感動もなおさらです。
エンディングには肌に粟立つ思いがしました。
クロイツェル・ソナタAmazon書評・レビュー:クロイツェル・ソナタより
4062074451
No.1:
(4pt)

ルサンチマンの心理

先年起こった、女子高生コンクリート詰め殺人事件に題材をとった作品。
と、今さらながら「解説」まで来て、最後に知った。

どおりで、題名は聞いていたが、発売当時は、事件の凄惨さまだまだ生々しく、避けてあえて読まなかったはずだ。

犯人探しやトリックを駆使した、いわゆる本格サスペンスではなく、事件の渦中にある人間模様、心理をきめ細かく描写し、「この人間なるもの」を見事に表現している点は、さすが夏樹の本領発揮。

少年法の見直しが、急速に進行しつつある今、その根底にある感情を考えさせられるという点でも、ようやく手にして損のない一冊だった。

ところで、この作家独特でもないだろうが、最近の売れっこ作家は、犯人に事件のおさらいのような独白をさせすぎるのではないか。

しかしそれはおそらく、読解力が衰えた、あるいは、忍耐力を失った現代読者へのサービスなのだろうが。
クロイツェル・ソナタAmazon書評・レビュー:クロイツェル・ソナタより
4062074451

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