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夜風のベールに包まれて



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夜風のベールに包まれての評価: 3.50/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

バランスよく万人向きの内容

確かに、リンダ・ハワードにしては濃くなく、さらっとしていますが
ロマンスあり、ミステリーあり、コメディあり、と様々な角度から楽しめる話です。

ホットなシーンはあまりありませんが、その分ヒロインが自分の気持ちを抑制している
のがよくわかるし、
ここまで憎たらしい女性はいないでしょう、というくらいの人物描写には感心するし、
アメリカ南部の様々な結婚式のやり方は興味深く、
ラインダンスやカントリーミュージックが出てくるのも楽しめました。
そういう意味で、色々な人、リンダ・ハワードを読んだことがない人にも
素直に読める物語ではないかと思います。

冒頭から読者を引き込むのはいつもながらの文章力で、
さすがリンダ・ハワードはプロだなぁと思います。
よいタイミングでヒーローを登場させてヒロインにからませてくれますし。
やはりリンダ・ハワードは安心して読めます。

後々まで残る切なさやズッシリ感はありませんが、
さわやかな映画を見たような気分になれました。
夜風のベールに包まれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:夜風のベールに包まれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
4576120166
No.2:
(4pt)

好きな作家だから

あっと言う間に夢中で読んでしまった.。今後の作品も楽しみにまっています。
夜風のベールに包まれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:夜風のベールに包まれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
4576120166
No.1:
(4pt)

朝、コーヒーを買いに行くと、トラブルに見舞われる愛すべきヒーロー(*'A^q)

コミカルなロマサス仕立て。
お互いにほぼ一目惚れな、エリック・ワイルダー刑事とウェディングプランナーのジャクリン・ワイルド。二人が出会った翌日に、ジャクリンに殺人容疑?ジャクリンの取り仕切る6つの結婚式と、殺された花嫁を巡り、これまたこじれまわった二人の恋はどこへ行くやら?

いろいろありまして。ヒロインは男性との人間関係をしっかり築くことができません。
エリックに惹かれるものの、事件の担当者がエリックだったため、親密になった彼に事情聴取をされる=殺人容疑者と思われている→裏切られたような気持ちのヒロイン。
逆にエリックは、さっさと彼女の容疑をはらして、彼女をがっちりつかみたいと思っています。
二人の軽快なやりとり、皮肉合戦が楽しめます。
特に、お上品なはずのジャクリンが、エリックに激怒して啖呵を切るところ。
ヒロインの繊細な心の描写が丁寧にちりばめられた中の、啖呵!
スバラシイ。
ちょっとしたすれ違いや、ちょっとした心境変化、なかなか素直になれなくて、ジレンマでもがくヒロインが愛おしいです。
仕事となると、ぱっきんぱっきん自信をもって差配する、芯の通った実にかっこいい女性。
だけど、恋愛に関しては、父親の影響から、おどおどした面もあり。
このヒロインの描き方、設定といい、実に魅力的。
さすがリンダ・ハワード。
すっと自然にヒロインに共感できます。
素敵ですね。

全体の流れとしては、はじめに殺されたブライジーラ(自分の思い通りに結婚式の準備が整わず、癇癪をおこしてゴジラのように暴れまくる花嫁のこと)があまりにも印象強く、その後のサスペンス、例えば、殺しの動機とか、ジャクリンが執拗に付け狙われる理由付けあたり、薄いなあーと。
薄いおかげで、サスペンスとしての説得力が、イマイチ。
おかげで、二人のロマンスも思ったようには際立たず、ちょっとばかり精彩に欠けてしまったかなあ、と。
エリックの、朝コーヒーのエピソードは大好きなんですけど。
夜風のベールに包まれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:夜風のベールに包まれて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)より
4576120166

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