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秀吉の枷
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秀吉の枷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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上巻辺りはなかなか面白いなぁと読んでいましたが 勇将の本多忠勝を謀臣のように書いていたり それって本多佐渡正信の間違いでは... 秀吉が信長の死に関わっている証拠を家康が掴んでいるとしたら 果たして臣下の礼を取る必要があったでしょうか? 少し作りに無理があるような気もします。 歴史のとらえ方は人それぞれですし小説ですから自由ですが、 自分には違和感ありました。 | ||||
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上巻が羽柴秀吉の話、下巻が豊臣秀吉の話、となろうか。当然、利休・秀次・朝鮮と、重苦しい話題が続出する後半のほうが小説として描写するのは難しい。利休にしても秀次にしても新説を書くのは至難の業である(本書で新説が垣間見えたかというとそうでもない)。そうであっても、何とか面白くしないといけないのだが、上巻ほど面白くはなかった。上巻で活躍した多くの者たちはこの巻ではほとんど姿を見せない。前野将右衛門が最後のほうで出てきて、お、何かしてくれるか、と思いきや、2時間ドラマの結末の「事件の解説」みたいなことをする。事件の解説とかよりも、制御を失って変な方向に向かっていた時代に人々がどのように立ち向かっていったかという登場人物の行動・苦悩・駆け引きといったものを描写してほしかった。秀吉自身のそういう姿は描かれているのだが、まわりの武将は本多忠勝も立花宗茂も堀秀政も中途半端な役回りしか与えられていない。登場人物の絡みを重厚感のあるように描くか、それでなければ秀吉の内面の描写に絞れば、もっとよい作品になったのではないかと思う。唯一いきいきと描かれていたのが淀殿で、下巻は彼女の独壇場という感がした。桃山時代のオトコは政治的にこんなに弱かった、というところなのだろうか(司馬遼太郎さんの「豊臣家の人々」を連想させる)。 最後に、閨のシーンが下巻にだけ集中的に登場することについて。「信長の棺」と同様と言えばそれまでだが、上巻の続きで読んでいる読者は期待していないので、下巻にだけ集中的にこういうシーンを登場させるのは好ましくなかった(時代小説は読者層に未成年者も多かろうに)。 | ||||
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「信長の棺」がかなり良かったので(小生的には星5つ)、期待はかなり高く、出版日当日に購入しました。 が、この本は、秀吉の気持ちや淀殿の気持ちの奥深くには入り込めていない感じがします。 前の土牛の突き抜けるような気持ちが感じられないのです。 もちろん、いろいろ調べて書いてあり「歴史ミステリー」と名乗っているのは間違いないとは思いますが。 次回作に期待したいです。 | ||||
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