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裏閻魔
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裏閻魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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江戸時代の終盤から、明治時代、そして第二次世界大戦という激動の時代において、彫し師の「鬼込め」という呪いで不老不死となった男の生涯を描いた物語。 文章も読みやすくて、ストーリーもよく考えられていたと思うので、この作品が新人賞と聞いて驚いた。不老不死の男が何を考え・どのように生きるのかも興味があったが、本書の読みどころは、なんといっても20歳で年齢がとまった不老不死の男宝生閻魔と、閻魔の友人に託された娘奈津との微妙な関係性だと思う。 最初は妹と名乗っていた奈津が、年を重ねるに従って姉、母、祖母と変わっていく切なさが、閻魔と奈津、それぞれの視点から描かれていたのがよかった。お互いの関係性が変わっても想いを貫き通した二人の生き様は立派だった。 もう一人の不老不死の男夜叉との確執は中途半端だったが、それでも全体的には十分に楽しめた。 | ||||
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著者名も良く知らなかったのだが、予想以上に面白く読んだ。 | ||||
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抑えて平易な筆致で書かれていたので、惹句にあるような「超弩級エンタテインメント・ストーリー」とまでは思わなかったのですが、休日の午後を丸々使い、高ぶる気持ちで読み通しました。 改行だけでふいに語っている人物が変わっていることあるので、数行戻って読み直すこともままあったのですが、残念な程度にマンガアニメ好きの自分としては、素直に脳内画像化してしまいました。 「日本を中心に優れたエンタテインメントストーリーを、世界に向けて発信するための国際的エンタテインメントアワードを目指す」ゴールデン・エレファント賞、第一回W大賞作品ですが、公式HPやイメージソング、イラストまであることを知ってしまうと、サブカルへのメディアミックス商法の、原作探しなんだろうなぁとも思ってしまい、作中の鬼込め時の、闇から湧き出る魍魎図を想像。 奈津との再会(死んでませんよ)、次代の千里眼の牟田惠子とのかかわり、閻魔に射す一条の光のようなこの後の、戦後昭和平成編も読みたいです。 | ||||
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物語冒頭の「鬼込め」から始まり奈津との出会いあたりまではなかなかよかったんですが、最後のあたりが少し弱いように思いました。特に、同じ不死(であるはず)の猫のクロの最期を記すあたりで、どうも永遠の不死ではないということがわかりますが、その違いがなんなのか、どうもしっくり来ません。また同じ長崎の地で被爆した高見と夜叉の運命を分けたものがなんであったのか、一方は瀕死の状態でも死ねずにいるのに対し、一方は顔面のやけどといった違いは、二人のいた場所なのか、それとも鬼込めが何か影響しているのか、よくわかりませんでした。どちらも事実だけを受けとめればいいんでしょうが、そこを明確に語ってくれないと「鬼込め」の実態が非常に不安定になるように感じました。 最後まで読むとわかると思いますが、明確に次作が存在するであろう展開になっています。上記の疑問が次作を読んで理解できるというのであればいいんですが、現時点ではやはり消化不良です。2作読みきって、なるほどと思わせて欲しいと切に願っています。 文章自体は平易で、読みやすいですが、あまり特徴がないのが特徴なんでしょうか。ストーリーテラーとして、もっとこなれてほしいなあと思いました。 | ||||
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命の恩人の彫り師から「鬼込め」をされ、不老不死の身となった「裏閻魔」こと主人公の周の運命を、同じく自ら「鬼込め」して他人の心臓を喰らう事で不老不死を維持する「夜叉」並びに周の盟友の娘奈津の運命と重ねて描いた作品。「ポーの一族」を想起させる設定ではあるが、「夜叉」が周の(幻の)兄弟子兼宿敵であり互いの久遠の闘いを描いた物語である点と、不老不死という特性を利用して江戸末期から昭和初期にかけての世相を一人の視点から眺めるという趣向に独自性があるのだろう。 更に大きな特徴は、20才のまま変らない周に対して、14才の時に周の義妹となって以来、周を慕い続ける奈津が時と共に周の年齢を越えてしまう哀しみが物語の一つの軸となっている点である。変り得ない者と移ろい行く者とのコントラストが織り成す哀感が物語の主旋律を奏でているのだ。魔界的舞台設定に比して、文体・用語が簡潔で、物語の進行も詩情性に富んでいるのは凛とした奈津の存在が大きい。周と夜叉、共に宿業を背負っている割には透明感に溢れている点もこの傾向を助長している。他の人物配置も良く練ってある(ご都合主義とも言えるが)。特に猫のクロには深い印象を受けた。逆に、ドロドロとした展開を好む方にとっては淡白過ぎて物足りない面もあるかと思う。 鬼が棲む人の心の漆黒性を描き上げたスケールの大きな作品、という印象は微塵も受けなかったが、上述した哀感・詩情をテーマとした娯楽小説としてはマズマズの線を行っているのではないか。心の掘り下げ方次第で、今後も期待出来る作家だと思う。 | ||||
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丁寧でありながら、個々人による想像の余地がある文章。 続編を意識して書いていると思われる。が、個人的にはこの本の中で何らかの完結を見られると思っていたので残念。 しかし続編が出たら間違いなく読む。 女性層に好まれるキャラ作りだと思うが、それに留まらず幅広い層に読んで楽しんで欲しい作品。 取っ付きやすい文章なので、特に、あまり本を読まない若い層にオススメしたい。 作者が地方の専業主婦さんであることもまた、良い作家の発掘は、都会の若い人材のみではないという可能性を示してくれたようで嬉しい。 | ||||
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この手の本を初めて読みましたが、なかなか 発想や構成がいいと思いました。 不老不死は多くの日本人が望んでいるところだけど… 実際は… 少々文章が幼稚な感じがしたのと 場面展開が急すぎてついて行けない部分もありましたが 面白さはあり。 アニメ化、漫画化するともっとわかりやすいでしょうね。 楽しめると思います。 | ||||
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とても読みやすく面白かったです でも純日本風の作品なので日本以外で発売されるアメリカ、韓国、中国の方に理解出来ますかね? 特に昭和20年の原爆の話は日本人と考え方が違うから理解出来ないんじゃない? | ||||
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とても読みやすくストーリーも中々面白かった。映画化とかすぐできそうな感じです。 | ||||
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齢48、40年近く娯楽小説ばかり読み漁ってきたやつがれですが、今いっとー次回作が読みたい作家はこの方ですナ。 ふつーのラノベと思ってましたよ。 だってこんな設定でこんなキャラで、でもって売り方もこんなだしさ。 いや、ラノベじゃあるんですよ?読みやすい文体にビジュアルなシーン。もちろん設定やらキャラなんぞは言わずもがな。正しくラノベです。 でも、「ただの」ラノベじゃなくって、ちゃんとした小説に仕上がってるのヨ。 文章もしっかりしてて、擬音なんかにたよらずにアクション書き上げてます。コレはかなりの実力です。 ラノベってキホン20代前半以下が主たる想定読者だと思うんだけど、その関係で時間の流れを生活のレベルで感じさせる話ってあんましない。でも本作にはそれがあって、ざっと80年ほどにわたるお話の中にちゃんと80年分の時間が感じられるつくりになってるのネ。 ヒロインもしっかり年取るんですから。ラストあたりじゃ80近いバァさんですよ? でもちゃんとそれなりの萌えはあります。ヒロインも萌えです。ちょーツンですが(笑 てなワケかなり全方位にオススメできそー。大人が読んでも楽しめるお話だと、いー男もいー女もいっぱい出てきますから性別も問いません。迷わず★五つ。一度読んでみてくだされ。 | ||||
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不老不死キャラというとどうしても達観して老成したキャラになりがちだけど、 この主人公はガキっぽくて甘ちゃんで熱血漢というのが面白い。 不老不死の呪い「鬼込め」にしても傷の治癒に激痛があったり寿命があるかも? ・・・というのを匂わせて完璧なものではない、という描写が新鮮だ。 ただ結果的にそういう部分が主人公のひ弱さを際立たせて「周囲の人に守ってもらってるヒーロー」になってる。 展開しそうで案外展開しない話であまりカタルシスがないのが気になった。 時代がスキップして年代ごとに展開する点や、新撰組ネタで始めて原爆ネタでオチをつけるのは上手いと思った。 ただこれも大河ロマンというより結局「惚れた女に告白できず何十年も逡巡する話」なんだよなぁ。 登場キャラが多いわりに主語を飛ばして書く文章も若干読みにくかった。 もう少し練った方がよくないか? なんか全体にあまり褒めてないけど、自分はこういう話が今ひとつ好きでないのかもしれない。 ノイタミナ枠で深夜アニメとかになりそうな話ではある。 | ||||
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この手の作品は、ダヴィンチのやたら新人賞を取りまくる作品同様に下馬評ばかりでつまらない作品だと思っていました。 ただ、読んでみると嬉しいことにストーリーや恋愛模様などしっかりと作りこまれているし、ファンタジー小説のような雰囲気はあるけれどしっかりと誰でも楽しめる内容になっています。 私は「獣の奏者」や「スカイクロラ」なんかも面白いと思える読者層なのですが、こういった作品に少しでも共感した経験があるなら読んでみる価値は十分にあると思います。 | ||||
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小説の好みは様々ですが、私は素直に面白かったです。 内容については、これから読まれる方に申し訳ないので書きませんが、一気に読ませるだけの力のある小説だと思います。 ジャンルは違いますが、少女漫画で波津彬子さんの雨柳堂シリーズがお好きな方、今市子さんの百鬼夜行抄がお好きな方にはとてもお勧めです。 個人的には、読んでいる間中、波津彬子さんの漫画のキャラが登場人物として頭の中で動いていました。 小説のジャンルでいえば「しゃばけ」シリーズほどノホオンとした子供向けではなく、大人のエンターテイメントに仕上がっています。 でも、京極夏彦氏の作品ほどオドロオドロしくはありません。 時代'時代を追いかけていく構成も、読み手を引き込み、また閻魔の哀しみを共有させる仕掛けになっていると思います。 | ||||
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第1回のゴールデン・エレファント賞受賞作品とのことでしたが、賞そのものはよく知らないので、一つの作品として読ませていただきました。 作品自体のスケール感については、どうでしょうか?主人公と周りの人々が生きる時代が移り変わり、遠くで起きた出来事が繋がっていく感じ。現代のサスペンスやミステリーにある点と点が繋がるような横のつながりに縦の繋がりが加わったとでも言うべきでしょうか? 登場人物の心理面の描写については、それほど深く描かれているとは感じませんでしたが、登場人物全体に渡り、その人物を容易に想像できるような内容なので、読み進める上ではイメージを膨らませることができました。 最近出版されている本にはブックカバーに登場するキャラクターが描かれているものが多いようにも思います。この本にも主人公やその他の登場人物が帯に描かれています。賛否両論あると思います。半ば強制的にその人物の外見などを固定してしまうのはマイナスに働くこともあると思います。 この本は4カ国同時発売とのことで、外国の方に受け入れられるかどうか? 物語の中には外国人も登場します。その人物描写をどう受け止めてくれるのか?日本人から見た外国人のイメージがこういうものだと思われても困ります。 総合評価としては、この作者が今後の作品において、事前の情報収集をしっかりした上で、物語のスケール感を広げ、さらには奥行きを持たせられるようになればもっとおもしろいのではないかと思い、期待を込めて星4つにしました。 | ||||
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刺青師・宝生閻魔の幕末から昭和の初期までの人生の歴史小説です。 奈津、刺青師・夜叉らが 一緒にその人生を生きていきます、また黒猫のクロも一緒に。 最初は 怖いかも、、グロイかも、、と色々予想を立てながら読み進みましたが、、、。 読後の感想はきっと人それぞれでしょう、 私は さわやかに感じました。 | ||||
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中村ふみ氏による第一回ゴールデン・エレファント賞受賞作。 不老不死の呪いを背負った彫り師「閻魔」の戦いを描く。 幕末、新撰組から瀕死の重傷を負った一ノ瀬周は、宝生梅倖から「鬼込め」呪いを刻まれる。 不老不死となった周は宝生の名を継ぎ「宝生閻魔」として終わりの無い人生を生きることになる。 しかし、自らに不老不死の鬼込めを施し破門となった兄弟子・夜叉の暗い影が、常に閻魔につきまとう。 そして奈津を通じた二人の宿命は、明治、大正、昭和を経て複雑に絡み合ってゆく。 本作は長編でもあるが、「横浜リッパー」や「白日夢」など、連作中編的な要素もある。 メインとなる登場人物達が、時代を経て、様々なドラマを演じているところが面白かった。 また、奈津や信正、そして夜叉達といったキャストのバランスもよかった。 ラストにも希望の欠片のようなものを感じ、読後感も悪くない。 イメージイラストに影響されたからだろうか、アニメ映画にしても面白いのではないかと思った。 大変満足できるエンターテイメントである。 | ||||
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主人公の悲しい過去から、出会い、別れを繰り返していくなかで、 人とのつながりを追っていく物語。 主人公は年をとらないので、その分、時代の激動がより濃く表現されている感じがしました。 時代背景にのっとっても描かれているので、 なかなかに日本の姿もかわったなぁ、と思いました。 とても読みやすい文章なので、すぐに読むことができました。 間口が広いかも。 | ||||
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不老の主人公閻魔が魅力的で、わりと分厚い本なのにさくさく読めてしまいます。 帯的には若い世代向けなのかもしれませんが、歴史(幕末・明治・大正・昭和)が好きな人にも楽しめると思います。 歴史は史実にもとづいているので、実際閻魔は今もどこかにいてるのではないかという気持ちになりました。 | ||||
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ゴールデン・エレファント賞は聞き慣れない賞の名前ですが新設された賞だそうで。 受賞作は4ヶ国(日米中韓)で翻訳、出版が約束されたなかなかスケールの大きい エンターテインメント小説賞です。 本作を読み終えての感想を一言。 面白かった!! 不老不死の宿命を背負った幕末の剣士の物語。 目の前を通り過ぎてゆく愛おしい人々の老いと死。 不死と愛憎に苦悩する永遠の青年。 ただこれだけのストーリーですが、変に凝った設定がなく、 文章にもクセやアクが少ないためとても読み進めやすかったです。 クセがなくドライすぎるのか、強い感情移入はしにくいと感じましたが。 奇をてらわず、娯楽の基本に忠実に物語を展開させていることが 最後まで大きな破綻や綻びが出ず、きれいにまとまっている要因だと思います。 驚天動地の大どんでん返しや予想の斜め上をいく超展開はありませんが、 純粋なエンターテインメントとして完成度が非常に高く、 ストレスなく安心して最後まで読める作品でした。 GE賞最終選考委員による講評では「歴史好き向けのファンタジー小説」 と評されていますが、時代小説を感じさせるような濃い世界観ではなく、 下手にジャンル分けして読者を限定しないほうがいいような気がします。 日本人なら学校や小説、ドラマ、マンガなどで触れる機会が多々あり、 誰しも漠然とでも共通したイメージを持っている幕末〜開国〜明治〜太平洋戦争〜終戦を 舞台にしているので、歴史や文化の前提知識は特に必要ありません。 これが翻訳されたときには、各国向けにいろいろと注釈がつくのでしょうが。 第1回から大賞ダブル受賞、しかも第一号出版の本作がこのレベルであれば、 もう一作の大賞作品、また今後の受賞作にも大変期待が持てます。 作者の略歴を見て驚きましたが、専業主婦だそうで、しかも年齢も……。 内容、設定、キャラクターの素直さや文体から、もっと若い方の作品かと思っていました。 いや、失礼な書き方かもしれませんが、個人の印象としてお許しください。 プロを名乗る作家でも読むに堪えない文章を書く人もいる中、 世の中にはまだまだ才能のある人、魅力的な物語というのは多く存在するのだな、と なんだか嬉しくなりました。 もちろん、この作者の他の作品も読んでみたいです。 星は4つにしましたが、5つに値する作品です。 今後のGE賞からさらに面白い作品が生まれたときのためにもう一つの星はとっておきます。 〜以下、余談〜 この「裏閻魔」には販促公式サイトがあるのですが、 各キャラクターのイラストやイメージソングは必要なのでしょうか? 作品に対するイメージが個々の読者で異なる幅があるのが小説のひとつの魅力だと思っている 私はもう古いのですかね? これくらい大々的に広告を打たないとならない出版界の事情もあるのはわかりますが。 私は某テレビ局のドラマ〜映画(マンガ原作のアレ)みたいにうるさくやられると 逆に興味を失ってしまうひねくれ者なので、なんの予備知識もなく読むことができたのは ラッキーだったな、と思いました。 | ||||
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表紙を見てありがちなライトノベルかと思いきや、とんだ勘違いでした。 幕末から昭和に掛けての深い知識がなくても楽しめます。 知っていれば史実との対比がより、楽しめますけれど。 永遠の命は誰もが一度は望むものですが、それが必ずしも幸せなのか・・・、 色々な人物の視点から読みやすく描かれています。 100年の間に閻魔が出会い、別れる誰もが個性的で魅力的です。 450ページ以上と厚い本ですが、物語に引き込まれて一気に読めました。 普段あまり本を読まない方でも、読みやすいのではないでしょうか。 派手な戦闘や描写はなく、終始淡々と物語りが進むので、それを期待していると 少し物足りなさを感じるかもしれません。 とはいえ、退屈を感じる事は一切ありませんでした。 終幕は本当に切なくて時の流れの残酷さを感じます。 巻末に「続編が期待される」と書かれています。 もし出版される事があれば、間違いなく購入すると思います。 | ||||
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