I'm sorry,mama.

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評判

I'm sorry,mama.の評価:

3.59/5点 レビュー 83件。 B ランク

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平均点3.59pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 81〜83 5/5ページ
No.3
(2pt)

I'm sorry,natuo.

I'm sorry,natuo.
うーむ、「グロテスク」が個人的には気に入っていただけに本作品は、いただけない。
登場人物の名前をマッチの軸に書いてカラカラ振って飛び出てきた人物を描いてるよーなそんな求心力のなさ加減がいただけない。
但し、巻末の島田雅彦氏の解説は、イタイほど良い!!
一読あれ。
「作品を通じ、読者の寛容を試しているかのようだ。」
氏のこの言葉が全てをあらわしている。
I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307
No.2
(4pt)

悪行の果てにあるものは・・・

売春宿で生まれ、幼少を孤児院で過ごした主人公「アイ子」が起こす、窃盗、放火、殺人などの残虐行為を書き連ねた長編小説。
作品を覆う雰囲気は、終始救いようのない悪意に満ちていている。しかも、悲壮な出自を持ちながらもその容姿の悪さや利己的かつ短絡的な態度によって、読者がアイ子にいっさいの同情を寄せさせないようにされているから寄る辺ない。
この作品を読むと、なぜ作者はここまで徹底して人の闇の部分を描写するのだろうと思っただが、それは巻末に寄せられた小説家島田雅彦氏のわかり易い解説が教えてくれた。
I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307
No.1
(3pt)

設定や展開のインフレーションがリアリティーを削いでいる

「グロテスク」「残虐記」と、誰もが知る猟奇事件を小説のモチーフとすることで、「“想像を超える現実”をさらに超えていく想像」に果敢に挑んできた桐野夏生。本作は久しぶりにそうした前2作の図式から離れた作品である。ただし扱っている主題は前2作同様“現代の闇”であり、出自、貧困、醜、愛の欠如...と負の要素をこれでもかと抱え込んだ女主人公が感情もなく人非人の限りを尽くす、いわば現代のピカレスク小説である。
 前2作は“想像さえ超えてしまった現実”という挑むべき相手が明らかで、それが作品のフレームにもなっていたのだが、本作は自ら、現実に拮抗するような悪意や不可解や陰惨を構築する必要から、設定や展開がインフレーションを起してしまっている。前2作はいくら過剰な設定、展開、解釈があっても“実話”という説得材料があったが、今回はそれがないため、あまりに戯画的でリアリティーが感じられない。
 なぜ女主人公のような“悪”が生み出されるのかといった点も、輪姦で男親もわからない出生、売春宿での幼少期といったディティールでは、昔からある「遺伝か?環境か?」といったレベルの論議に収斂してしまい、現代との接点が見えてこない。

I'm sorry,mama. (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: I'm sorry,mama. (集英社文庫)より
4087462307