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極北ラプソディ
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極北ラプソディの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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「極北クレイマー」の続編。 極北とは名ばかりで、雪見市にある、極北救急救命センターにいる速水と花房。速水が喉から手が出るほど欲しがった、ドクターヘリがある。 財政破たんした極北市の、極北市民病院の立て直しにきた、世良院長と成り行きで副院長になった今中。 前作では、妊婦の為に尽くした三枝先生が逮捕される事件があり、市民病院は救急を辞めて、救急隊員に嫌味を言われ続ける。 「三枝先生がいれば…」という救急隊員に、「その三枝先生を追い出したのは誰?」という世良。どちらの葛藤も分かるが、世良の肩を持ちたくなりました。 ドクターヘリの隊員の漢気がかっこいい。 極北救急救命センターのドクターや看護師、神威島など、魅力的なキャラクターがたくさんいて楽しいです。 速水、花房、世良がこんな形で決着するとは… 世良くん、天城雪彦に骨の髄までとらわれ続けたくせに。。 主人公の今中が少しかすんじゃった。。 巻末に、NHKでドラマ化したくだりがありました。 今中が瑛太、世良が小林薫とは! | ||||
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辺境医療。極北市は 市の経営が破綻。 同じように 市民病院も 破綻していた。 それを 立て直す医師 世良。 マスコミでの評価も高く,テレビ先生ともいわれる。 医療費の未払いの患者を 診察を拒否したとして、バッシングをあびる。 その中で,世良は 腐った医療の変革に乗り出すのだった。 一方では 雪見緊急医療センターは 速水将軍の君臨で、 ドクターヘリも駆使して 救急医療をすすめている。スタッフも充実している。 極北市民病院 外科医 今中は 世良と速水を見つめながら 医療のあり方を 深く考えて いこうとする。 越川 大月の ヘリチーム。 結構 プロ意識があって 堂々としている。 伊達、五條の活躍 花房看護師長は、きりっとしても 恋心に揺れ動く。 桃倉センター長は バンカラなタイプで、息子の成長に 目を細める。 小説で 医療界に 問題を提示するという海堂尊の 姿勢は 変わっていない。 | ||||
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海堂尊作品すべてよんでいますが、医療に携わるものとして共感するところが随所に見られるエンターテインメント作品だと感じます。 ジェネラルの恋の行方にも意外性ありで一気読みしてしまいました。 | ||||
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状態良かったです まだ新しい本を、少しでも安く手に入れて、満足しています | ||||
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世良と速水のキャラにつられて「今中」キャラがいまいち「どーでもよし」になってしまったw が、ここでの主役は自分的には大月と越川。ドクターヘリの維持を第一義に置くなら、いのちに優先順位があるなら、君らこそ最優先だ。義侠心故の行動で去らざるを得ない影の英雄は余りにも哀しい。 「凱旋」時、自分自身を食いつぶしきってしまったのか?と思った速水が健在で相変わらずだった事に改めて安堵。 しかし、速水と花房と世良もひっくるめて「18年もお前たち一体何してたんだ!?」。速水おめーがぷらぷらしてるからだよ。如月に揺らいでたツケがきたんだよ。世良も世良でそこまで執着あったなら、途中で何とかしておけよ!…と、本論には関係ない所で最後にエキサイトしてしまったw 花房が分からなくなった…。猫田さんが初めにひっかきまわしたのが元凶なのか…? | ||||
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財政破綻した極北市の市民病院、救急救命センターを引き受けた雪見市。 そこに展開される地域医療の在り方は正しいのか? 地方財政−地域医療−そして患者の治療。 医療格差の中、極北市の市民病院で奮闘する世良と、救急医療の現場を戦場に戦い続ける速水を中心に、二人の地方医療に対する姿勢が描かれます。 その二人を見つめるのは外科医今中。 様々な問題点を提起しながら、物語はどんどん進みます。 その間に、世良と花房・今中と五條との恋愛感情を織り交ぜながら、小説は進みます。 ラストに神様的な地方医師久世の登場で、大団円を迎えます。 重いテーマでありながら、作者の物語の構成力で、非常に読みやすい楽しい作品になっています。 | ||||
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海堂尊さんの小説を買い続けて、ここまでたどり着いてしまったというのが本当です。ドラマは本の後で見ました。医療の目標について医療に携わる者として考えさせられた作品でした。 | ||||
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うむ。登場するのは「知った」人物ばかりなんだが。 表題から推して知れるように「極北クレーマー」のコンティニューには違いないが、意外なところで「モルフェウスの眠り」よりは前だとわかり、「ジェネラルルージュの凱旋」よりは後とはすぐに理解し、「ジーン」とか「マドンナ」も、こっちが後だな、など時系列の如何を頭の中でひねりながら読むのも、案外楽しい。 地域医療の困窮は何も本作での状況ばかりではなく、居住地域の中堅どころの病院がある日、外車のショールームに変容していたなんという話は今日び珍しいことではないが、地域行政、地域経済のそれと密接に関連したケースであれば、さらに深刻に違いない。 どうも本作は上手く継ぎ目をかけはぎしたオムニバス三作のようだ、とは読後感だ。第1楽章の主旋律と第2、第3のそれは後で考え合わせれば、確かに違うんである。恐らく読者は読み終わっても、第1楽章の主旋律が再び奏でられるのではないかとあてのない期待をし続けてしまうに違いない。 ああ、それで「ラプソディ」ねと表題の意図は組み取ったとして、「で結局、話の続きは?」という気分のまま終わるのは、第1楽章がエキサイティングなだけに、第2楽章の緊迫感の魅力は認めたとしても、どこか「尻切れトンボ」感を抱いてしまうのは残念だ。瀕死の「市民病院」の再生の行方が気になるのは人情だろう。 が...... もし、それもまた著者の例の「遠望術策」で広大に広がる物語群の入口への「誘い」なんだとしたら。 いんや、きっとそうに違いない。 だってさー、NTTの番号案内の基地が沖縄にあったりするわけじゃない。たとえばさ、AIセンターが極北市にできても不思議はないよね。 その場合、さしずめ表題は......えーと、えーと...... わっかんないッ!!! ともかくも、早く次が読みたい。 | ||||
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さすが、医師という背景があるので、実にrealで整合性の取れているストーリーである。 「診療拒否で患者死亡」という新聞報道に対する、反論記者会見での、理路整然とした世良院長のセリフは圧巻でした。 | ||||
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病院経営って意外と大変ですね。最後の方が少しだけ展開早すぎって感じもしますが、一気読みできるくらいの軽さで良いですよ | ||||
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美品でした。 本なので、いかに新品に近いかで、嬉しさが変わってくると思います。 ネタバレするので本の内容には触れませんが、楽しく読めました。 海棠尊のファンに、オススメの一冊です。 | ||||
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いくつかのシリーズで登場した人物のその後を知る楽しみもあり、日本版「人間喜劇」といえるが、極北で悪戦苦闘する医療関係者の実態がよく描かれている。こんな先生方(お医者さん)が身近にいたらどんなに楽しいことだろう。医療小説としては極上。 | ||||
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さて、今回の作品の中心はドクターヘリです。 本書を拝読するまで、『こんなに便利なものを起用しないのはやっぱりお金がかかるからだよね』と思っていました。 勿論それもありますが、翔ぶためにはこんなにもいろいろな条件がクリアされなければならないことを、はじめて知りました。 地域でドクターヘリが翔んでいるかたには、ぜひおすすめです。 なんというか、ありがたみが千倍くらい増しますよ!!!! 星四つなのは、女性登場人物の思考回路が個人的に嫌だったので引かせていただきました。 | ||||
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以前の「極北クレイマー」も読んだが、詳しい中身はほとんど忘れていた。 そういう読者やこれが最初の人のためにも、 全く別の設定で書いても良いのではないだろうか。 読んだことがあるものは、忘れていることを意識させられるし、 読んでいないひとは、繋がりが分からず内容に入りきれない気がするはず。 地域医療の難しさや救急医療の問題など、 知らないことを教えてもらい充分面白かった。 しかし、医療の世界で解決が難しい問題を取り上げたが、 結局政治や金がからみ、解決策が見つからずに、 安易なハッピーエンドにしてしまったようで、残念な気がした。 | ||||
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極北クレイマーの続編ということで、とても楽しみにしていました。 とても面白かったです。 「結局こうなるのかー」という終わり方ですが、 今回も期待を裏切られなかったです。 個人的には今中先生の今後が気になるところです。 | ||||
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世良、速水、花房を始め、魅力的なキャラクターが満載である。新キャラクターの伊達、五條、大月、越川の存在も秀逸。勿論、神様久世先生や桃倉センター長の存在感も絶大である。 しかしながら、この物語で重要なのは誠実ではあるが不器用で平凡な医師、今中の存在であろう。 正直、本編中のドクターヘリのミッションなんかは面白いと言えば面白いんだが、どこか現実離れしていてのめり込めない。 ジェネラルと桃倉の師弟関係など、様々な見所は満載であるが、このような天才(語弊はあるが)が活躍するエピソードが列挙されて、どこか浮世離れしてしまいそうなこの作品を名作足らしめているのは前述した平凡な今中医師の存在ではなかろうか? 誠実に医療、患者と向き合うことを望み、また、自分がなにをすべきかと常に葛藤している姿は海堂作品の新たな財産であろう。 前作、極北クレーマーでは未成熟であった今中のキャラクターが成熟した今、海堂作品には新たな地平が見えて来ているのではないだろうか。 | ||||
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やっぱり海堂尊の作品はおもしろいです。しかも私のように、すべての作品を読んでいるからこそ、細部にわたっておもしろく感じますし、すべての作品にリンクしているのがわかります。今後も海堂作品に期待しています。 | ||||
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破綻した自治体の市民病院と、そのとなりながら先見性があり ドクターヘリなど導入している対照的な自治体の救急医療を題材にした小説 作者の海道さんは、医療関係の小説を多く書かれる方で、 医師として自分の専門である死後医療関連が多い方です。 この小説は、自治体の破綻と、悪意と過失が無い 医療訴訟のダブルパンチにより崩壊した市民病院 極北クレーマーの続編です。 あらすじは、その後の市民病院、訪問看護の看護婦2人と 医師2人、そしてたった一人の事務員と大規模縮小した 状況から小説ははじまります。 救急医療は隣の市まかせ、薬はなるべく出さないようにするなど ちょっと見、医者が患者を選り好みしている状況に陥っています。 対照的に救急医療を受け入れている自治体は、ドクターヘリの 導入など先進的な医療体制をとっています。 話は3つの出来事からなりたっています。 第一部で扱っている治療費未払いをしつづけている患者が治療を 受けずに帰りすがら死亡した出来事。 これはメディアに診療拒否のために死亡したととられ極北クレーマーと 同じようなメディア対医療の戦いが繰り広げられます。 第二部でドクターヘリの紹介と良い点を述べた後、第三部で ドクターヘリの盲点、有視界飛行が基本になるため「規制の枠」を 超えた救援活動のすこし悲しい後始末のお話。 そして第四部で、医師とはどのようであるべきなのかという 投げかけの回答の一つのような離島の出来事で構成されています。 この作者の少し残念な所は、袋小路の様な現状の矛盾に 対し、悲しいまでの理想だけを投げかけて終わる小説が多い中 これはめずらしく、具体性のある回答で終わっており とても温かさを感じる作品になっています。 チームバチスタのような荒唐無稽なキャラクターではなく 北の大地らしい素朴なキャラクター使いは私にはとても 好感をもって読み進めることができました。 少し盛り上がり感が薄い感じもありますが、「地の塩」 としての医療を感じる良い作品だと思います。お勧めです。 | ||||
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「極北クレイマー」の続編、北の大地が物語の舞台です。 作品中に登場する架空の街「極北市」は財政再建団体となった夕張市がモデル。 「ブラックペアン1988」、「ブレイズメス1990」で登場した世良医師が破たんした市役所のぼんくらを手玉に取りながら、市民病院の再生に着手。 ジェネラルこと速水医師は、念願のドクターヘリを備える救命救急センターで花房師長ともに奮闘。 ドクターヘリはどのような条件で運用されているのかがよくわかります。 四部構成の最後「オホーツクの真珠」は、特によかったですね。 神がいる島。 ずっと1人で戦ってきた世良医師を理解してくれていた、久世医師の存在の大きさにちょっと感動。 | ||||
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