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(短編集)
十四の嘘と真実
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十四の嘘と真実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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著者の文章と非常に相性のよい人は いったん読んでしまったら最後で あっという間にこの本に補足されてしまい 読み終わるまで「この先はどうなんだ…」という思いを する羽目となります。 もともと著者は議員さんでもあったので 政治がらみの作品もチョコチョコ見受けられます。 ですが、著者の醍醐味といえば 危険な「火遊び」が絡む作品でしょう。 ふとしたきっかけである男性と出会い、 彼女が未亡人になってから 結ばれるという作品があります。 そこでハッピーエンド? いやいや。 前途多難な2回目の結婚ですよ。 順風満帆なわけがありません。 そして、最後には とてつもない強烈なアッパーが用意されています。 大打撃です。致命傷です。はい。 上記のような思わぬどんでん返しも面白いですが 言葉の表現にも長けているのです。 特に最後の作品で出てくる ある種の表現ですが さらりと言ってのけるだけではなく言葉がまたスマートなのです。 ただダイレクトに言わないのにとても印象に残るのです。 著者はまさに、本の魔術師なのかもしれません。 | ||||
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Jeffry Archer 短編集の一冊、14編で構成されており金銭がテーマになっている作品が 複数ありますが、似通った背景や人物を描いていないので新鮮味があり面白く読めます。 The Endgame...富豪の男性、財産がなくなれば彼の親類はどんな態度をとるのかを試す ため偽装破産宣告をします。本音が出るそれぞれの反応と思惑が何とも人間臭い。 Chalk and Cheese...甘やかされ自分勝手な不実で不発の画家は、堅実、着実に出世して いく篤実な兄に経済的に迷惑をかける。その兄がなくなり弟は財産分与に期待を膨らまし ますが・・・ Too Many Coincidences.......不埒な男、用意周到な計画の下に資産家の人妻を陥落させ、 彼女の夫が亡くなるや結婚し、やがて人のいい彼女から離婚を求めさせるように仕向ける べく最後の仕上げに。 流石Archer、どの作品も筋立てや登場人物を浮き彫りにするのが上手いです。文章は簡素 明瞭で読み易い。美術にも造詣が深いのでその記述箇所は勉強にもなり、得をしたような 気分になります。 | ||||
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最近友人に勧められてJeffrey Archerの短編集、 To Cut a Long Story Shortをamazon経由で買いました。定価£7.99のペーパーバックの新本をロンドンから直送料金を含め\932で買えたので、本の値段より安かったと思います。Jeffry Archerの英語は比較的平易で、英語が余り得意でもない僕にも殆ど辞書に頼ることなく読めました。ストーリーは長くても54ページ(The End Game)、短いものはわずか4ページ (The Letter)という手軽さで、寝床の中でも楽に読み終えます。どの短編もどんでん返しの趣向が利いていて思わずああそうだったのか、と唸らせます。Jeffrey Archerの作品を読んだのは初めてですが、値段も安く面白いので早速他のタイトルを取り寄せて、読んでみようと思います。注文して損をしなかった本です。ぜひお勧めします。 | ||||
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大半が、社会的地位のある人間の皮肉に満ちた 人生の来し方行く末について書かれている。 「隣の芝生は……」が最も面白かった。 銀行の前にいるホームレスの視点から始まった物語は、 徐々に銀行内部の、地位の高い人間へと移っていく。 最後の視点となった人物は意外と言えば意外だし、 当たり前と言えば当たり前。 しかしながら結末は、格差社会の行く末をユーモラスに 暗示していた。 | ||||
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良い点 1話が面白い。 2話の展開の中に時折人情の機微が伝わってくる。 3英語を勉強している日本人にとってreadingの格好の教材となる。 話が短く英文として質が高い。シドニーシェルダンあたりの英文ではやさし すぎる人にとってちょうど良い難しさと思われる。 問題点 1日本人になじみのない慣用表現が時折見られて理解しにくい。しかし話を理 解する上ではそれほど支障はない。 | ||||
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アーチャーは長編小説も書いており、中にはよく読まれているものもあるが、なんといっても短編を書かせればこの人ほど面白い文を書く人を知らない。 基本的には、長い導入部分があり、最後にどんでん返しが待っているというプロットには違いない。しかしその結末に、一部のハリウッド映画のような無理がない。またそこへいたる細部の描写が際だっている。Archerの英語のリズムは、その中に知らず知らずの間に引き込まれるとしか言えないような魅力がある。数回読み返すのに足りるだけの質である。 | ||||
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How long had I waited for this new book of short stories by Jeffrey Archer! His novels, such as "Shall I tell the President" or "Kane and Abel", are very good, but his short stories never betray me, no, always betray me. I read this book on the flight from London to Narita, and it also betrayed me. Besides, we can enjoy many types of stories in his books. A love story in "Love at First Sight", an irony of life in "The Grass is Always Greener", a profound plot in "Too Many Coincidences", and heart-warming " Change of Heart", they are all excellent! | ||||
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