■スポンサードリンク
(短編集)
バイバイ、ブラックバード
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
バイバイ、ブラックバードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂幸太郎は好きでほぼ読んでいますが、ゴールデンスランバーみたいに張りまくった伏線が最後回収されていくようなものが好みです。 この作品でも、最後の謎解きを期待していました。 でも読み進めていくうちに…そんなことより、繭美に惹かれていく自分がいました(笑) 皆さん書かれているように、テレビで大活躍のあのお方が否応なしに頭に浮かびます。 ラストがとにかくよかった…(ToT)! 1〜5話はそれぞれ5人の彼女との別れの話で、独特の言い回しやシャレも効いてて、らしいな〜と相変わらずおもしろく読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前に重力ピエロを読み、その時は今回程の気持ちにはならなかった。 図書館で借りたんだけど、久しぶりに本、買って手元に置きたいと思いました。 そんなに好きじゃなかったんだけど、他の本も読んでみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人が死にまくる伊坂作品が多い中、「砂漠」に次いで本作が好きです。 派手なシーンはなく淡々と進みますが、その中で繭美がいい味をだしています。 マツコデラックスをイメージさせるキャラクターですが、伊坂作品はドラマや映画にすると軽妙な会話が台無しになってしまうため、やめてほしいと願います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品だと思いました。 が、いつもと同じように 一気に読んでしまいました。 若干ファンタジーさがない作品なのかな?? 伊坂さんファンなのでどの作品も家に置いているのですが、 他の皆さんはどう思われました? 私的には「オーデゥポンの祈り」がお気に入りです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂先生の作品の中で一番いいと思いませんけれど、やはりいい匂いがします。一つ一つの物語りが小さいが、心が暖かくなります。伊坂先生のファンならオススメます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バスに乗り、どこかへ連れて行かれることになった星野と監視役の繭美が、星野が付き合っている5人の女に別れを告げる為会いにいく。そこで5つの短編を拝読することに。どの作品も結びの一文が心地よい。作品自体から隠喩や暗喩を読み取る必要はなさそうである。ただ、大事な事はキャラクター同士の会話の中に含まれている。サラっと読んで楽しい時間を過ごしていただきたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一篇の短編小説ができると50人の人に郵便で送られる「ゆうびん小説」として企画されたもの。 5人の女性と同時に付き合っているある男性が「怖いこと」になって、理不尽な生き物に連れられて、その一人一人と別れ話を切り出していく…… 五股をかけながらもなぜか愛嬌のある星野、別れをきりだされる女性、そしてマツコ・デラック……違う、繭美のテンポの良い会話で繋ぎながら、張った伏線もきちんと活かす……で、最後にはきっちりと胸を詰まらせる。 伊坂幸太郎さんらしい楽しめる作品でした。 号泣も爆笑もしませんが、物語の閉じ方は最高です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作は6つの短編からなるものです。 最初はすごく怖かった彼女が、 なぜか途中から親しみを感じてしまいます。 ラストにも感銘を受けました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂らしい人の書き方。。 また、文中でそれぞれ分析までしている。。 人が好きなんだと思う。 読んでいると、どの人物も憎めなくなる。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういう世界あるんだなぁ・・・ と感じてしまいます。 そうやって作る作品もあるんだ。。。 とも感じます。 世の中まだまだ未知にあふれてますね♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
借金で首が回らなくなり、「あのバス」に乗ることになった星野っち。 「あのバス」に乗るまでのお目付役の繭美と共に、5人の彼女たちにお別れを告げに行く。。。 テンポの良いストーリーとしゃれた会話。 最近の伊坂幸太郎に疑問を抱きつつ、読み続けてよかった。 こういう話を待っていた! この本のヒロインは5人の彼女たちではなく、 180cm180kg、口が悪くて乱暴で、人の不幸が大好きな繭美。 最初は「何、この女?」と思うものの、所々かわいい。 最終章ではとてもかわいかった。 イメージはまさにマツコ・デラックス。 「星野っち」は私が一番気に入った彼女、ユミちゃんの呼び名。 幼稚園児 海斗くんもよかったなー。 電車やカフェで読んでると、噴き出すところもあるので要注意。 さぁ、かかれ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりにもタイムリーな、ブレイクタレントと 完全に一致するキャラである、繭美が主人公といっても 過言ではない、伊坂節作品。 白新高校の不知火、癌にかかってもガンバレ、 名刺切らしてます・・・。 相変わらず、うまさが突出している。 星野の設定も、決して悪人でもなく、 成り行きと、関わる人間に対する 愛情がかえって「本当の優しさ」と反比例 してしまうところがにくい。 そして、マツコ、いや繭美の存在感。 現実と一緒で、繭美の言ってることって、 物事の真実をど真ん中から突いていて、 爽快感この上なし。 確かに非現実的で、めちゃくちゃなのだが、 対人関係・大人の事情から、ここまで は出来ない・言えないことを代弁してくれる 設定は、事なかれ主義の現代の病巣への 挑戦状かな。 終盤での、繭美本人の生い立ちや内心を のぞかせつつ、星野へのある種の愛情を感じさせる くだりも、物語に深みを与えている。 だからこそ、5股になってしまうほど、魅力的 な星野のキャラにもすんなり納得できる。 男って、イケメンでも金持ちでもなく、 本音でぶつかってくるやつがもてるのだ。 ただ、最後の終わり方、タイトルレビューの 気持になるし、その後をいろいろと 想像してワクワクするのだが、「あのバス」 の正体や星野が乗らなければいけない理由を 書いてもらわなきゃ、話の本筋がブレたまま で消化不良だな。 オマージュである、太宰作品も未完だし、 伊坂氏なりの解釈で、話のキモを決めたって 問題ないし・・。 「スランバー」のように、言わずもがなの 背景なら、放置でも読者が勝手に補完する だろうから、キックがどうなったかは放置 でも、納得できるキモが欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2010年7月4日リリース。当初は双葉社の『ゆうびん小説』として短編一編を書き上げては50名の人に送り読んでもらうという企画から始まった。最終編のみ書き下ろし。それ以前に編集者から太宰の絶筆『グッド・バイ』の続きを書き上げませんか、といった投げかけから始まったらしい。ぼくは幸せにもサイン入り・落款入り初版を手に入れた。 読み出す前に『ブラックバード』とは誰をさすのか、あるいは何をさすのか予想してみた。ジャズ好きならすぐ浮かぶのはキース・ジャレットの『バイバイ、ブラックバード』だろう。これはマイルス・ディヴィスの追悼盤で『ブラックバード』はマイルスを指している。ロック好きならビートルズのホワイト・アルバムの『ブラック・バード』。これは『ゴールデン・スランバー』つながりから予想しうる。すでにこの段階から伊坂ワールドの魔術にかかっているのかもしれない。 で、そう言った予想を遙かに覆す展開でストーリーは進んでいく。どこか映画的である。何しろ繭美のキャラクタが強烈で、全編を支配している。映画的だが日本映画ではなくて、リュック・ベッソンが創りそうな映画だ。特にラストがそうだ。 読了後、伊坂幸太郎はスランプを脱したと感じた。かつての輝きを取り戻しつつあるようだ。まだもうちょっと本調子には時間がかかるかも知れないが試合は見事に作り上げる。そんなプロのピッチャーのような秀作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作ではないとは思いますが、前回読んだオー・ファーザーのお父さん4人設定の逆で、独身のしょうもない男が何故か5股もかける悪い?奴で、その割に本人はそれぞれ本気で付き合っていたという風変わりな設定。 そんな彼の自堕落な性格が災いしたか?なん日か後には、どこかへ連れ去られてしまう予定。それまであいだ、監視役の超ゴリラ級の性格最悪肥満女とつき合っていた女の所へ別れの挨拶に回る。その際の成り行きをストーリーに仕立てている。 私は正直このくだらない設定は、伊坂幸太郎らしくて好きです。ただこの作品には、ゴールデンスランバーやオーファーザーにあったようなスピード感がなく、話がこれから大きく展開し始める所で出版しているのが残念。まだ話は半分でしょ!?ちゃんと話が出来てから出版してほしいよなあ? ということで1点減点のランク4です!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここ何作か伊坂幸太郎そんを「期待」すると?というような「作品」だったのと特定の人数に届けるという「作品」というのに 引かれ買いましたが繭美はどうしても「あの人」がイメージされて頭の中をぐるぐるというかドタドタ走り回ってしまう(笑) さらっとした「作品」と思っていたら「女優」の章のラストでは何故か泣いている自分に驚き、ラストでは繭美と一緒にカウントしている自分がいた。 「あのバス」って一体なんなの? 本についている綴り紐は何故2本あるの? 色々と不思議だけど一番の不思議は5股をかけ、なおかつ一人に絞れない優柔不断な男「星野」にどんどん興味がわいてくるというのが不思議でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
祈りましょう。 かかれ!かかれ!かかれ! 読んだ時間も読んだ場所も異なる読者が合唱するようなお話です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初に個人的ではありますが、言っておきます。 全作品の中で一番面白かったです。 カテゴリーに分類するなら短編集で、6話からなるお話です。 「あのバス」に連れて行かれるまでの2週間。 大事な5人の人にバイバイを告げにいく物語です。 理不尽な別れ、それでも女の人達はそれぞれ凝った反応を示します。 苦しく悲しいはずなのに無理やり笑って「バイバイ」を言う女の人達には何かグッとくるものがありましたが それは涙を流すという行為ではなく、なんかジーンとくる行為に近くて、ここらへんは流石としか言いようがありません。 「何が楽しかったのですか?」「どこがよかったのですか?」と聞かれればおそらく答えられません。 でも、何かを答えようとします。でもそれが見つかりません。 それこそがこの物語の魅力であり面白さであると私は思ってます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連作短編形式で過去の作品でいうと「死神の精度」 に近いかな。 5股をかけてた主人公が訳あって彼女たちと別れてゆく、 まあそれだけの話なのだが、この主人公の「星野ちゃん」優しいんだよね。 優しい男が5股もかけるな、なんていわれると困るが、そこはそれ、 「星野ちゃんは間違っていない、間違っているのは世界のほうだ」的な。 星野ちゃんも困ったチャンだが彼女たちもそれぞれ問題を抱えてて、 別れ(させられ)たのに彼女たちの問題を解決しようとする「星野ちゃん」 いいね。1期の伊坂を髣髴させる。ホロリとさせてくれる良作でした。 特に4、アレはいいものだ。 作家なのでいろいろなスタイルを模索しなければいけないだろうけど 初期の張りまくった伏線を一気に回収するのもいいが、 伊坂幸太郎にはこのスタイルもよく似合う。 次回作も楽しみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「あのバス」で連れて行かれる星野と、バスに乗せる役割を担っている破天荒な繭美が、バスに乗る前に女性たちにバイバイの挨拶をしにいく物語。 5人の女性と付き合っていたにも関わらず、星野の女性を想う誠実さがにじみ出ていた。どの女性も癖のある女性だが、嘘がなく自分の気持ちに正直な星野に惹かれるのもなんとなく分かるような気がした。5人目の女性が言っていたように、計算ができず全部に真面目で誰に対しても一生懸命な星野の性格には非常に好感がもてた。それとは対照的に、何を仕出かすか、どんなことを言い出すか分からない繭美のキャラクターも際立っており、繭美の言動にハラハラする星野の様子も楽しめた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
繭美かな?自分が好きになるキャラクターでは決してないけれども振り返ると繭美の魅力たっぷりな小説になってしまっているような気がする。4話目の結末は気に入っており、安易な結末になってたらどうしようかという心配を吹き飛ばすものだった。楽しむ状況でないはずなのに那美子と一緒にニヤニヤしてしまった。いつまでも心に残る名作とは違うけど最後まで楽しめました。 ところで本についている紐はなぜ2本?「何で?何で?どうして?どうして?」 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!