ねじれた文字、ねじれた路

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ねじれた文字、ねじれた路の評価:

4.35/5点 レビュー 17件。 B ランク

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平均点4.35pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 1〜20 1/2ページ
No.31
(5pt)

本は偉大

ラリーは元気な木を切らない。
ラリーの引き出しはこんなになめらかな感触の引き出しは初めてだと驚くほど手入れされている。不当に人生をズタズタにされてもなお静謐さを感じるほど丁寧に暮らすラリー。その人柄に引き込まれて読み進めた。
中盤から面白く一気読みした。
サイラスの心の内に共感が薄いとおそらくサイラスざけんなで終わってしまうと思う。読み手の共感力の深さによって読みごたえが浅くも深くもなる話だった。

気になる点を挙げるなら、丁寧に暮らす人なのだから毎食ファーストフードでなく食事もきちんと作る設定でよかった気がする。そしてサイラスの罪にアンジーや同僚みんなが甘すぎる。ラリーの定かでない、証拠もない罪には容赦なかった人たちだというのに。ちょっと違和感。

しかし、真に人を見る目があったのはホットドック作りの達人マーラだけだったという・・。
ラリーは読書という逃避先がなかったなら人として壊れててもおかしくなかった。本は偉大。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.30
(5pt)

本は偉大

ラリーは元気な木を切らない。
ラリーの引き出しはこんなになめらかな感触の引き出しは初めてだと驚くほど手入れされている。不当に人生をズタズタにされてもなお静謐さを感じるほど丁寧に暮らすラリー。その人柄に引き込まれて読み進めた。
中盤から面白く一気読みした。
サイラスの心の内に共感が薄いとおそらくサイラスざけんなで終わってしまうと思う。読み手の共感力の深さによって読みごたえが浅くも深くもなる話だった。

気になる点を挙げるなら、丁寧に暮らす人なのだから毎食ファーストフードでなく食事もきちんと作る設定でよかった気がする。そしてサイラスの罪にアンジーや同僚みんなが甘すぎる。ラリーの定かでない、証拠もない罪には容赦なかった人たちだというのに。ちょっと違和感。

しかし、真に人を見る目があったのはホットドック作りの達人マーラだけだったという・・。
ラリーは読書という逃避先がなかったなら人として壊れててもおかしくなかった。本は偉大。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.29
(3pt)

純文学に近い

ミステリーとして目を引かれるようなものは特にありません。種も仕掛けもなく単純なもので、はっきりと解決しない謎もあります。
ではドラマとしてはどうかというと、どんよりとしたアメリカ南部の風景や人間関係がよく描かれています。ただ主人公たちが青少年期に起こった事件や事故がもととなり、彼らが成人しても現在に影を落としているという回想の類の小説って、エピソードの挿入や事件解決の仕方がどれもワンパターンなんですよね。各々の作品の主人公たちの性格は違えど、どこかで読んだような展開ばかりでどうも新鮮味に欠けます。トマス・クックが好きな人はこういう作風好きかも知れませんね。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.28
(3pt)

純文学に近い

ミステリーとして目を引かれるようなものは特にありません。種も仕掛けもなく単純なもので、はっきりと解決しない謎もあります。
ではドラマとしてはどうかというと、どんよりとしたアメリカ南部の風景や人間関係がよく描かれています。ただ主人公たちが青少年期に起こった事件や事故がもととなり、彼らが成人しても現在に影を落としているという回想の類の小説って、エピソードの挿入や事件解決の仕方がどれもワンパターンなんですよね。各々の作品の主人公たちの性格は違えど、どこかで読んだような展開ばかりでどうも新鮮味に欠けます。トマス・クックが好きな人はこういう作風好きかも知れませんね。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.27
(2pt)

無理な設定

おそらく、そうなんだろうなという設定であるが、事件が本当に解決したわけでも無く、主人公の二人の思いが淡泊過ぎる様な気がして、真実味が感じられない。消化不良。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.26
(2pt)

無理な設定

おそらく、そうなんだろうなという設定であるが、事件が本当に解決したわけでも無く、主人公の二人の思いが淡泊過ぎる様な気がして、真実味が感じられない。消化不良。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.25
(3pt)

ねじれた文字、ねじれた路

ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れる。それから25年後。自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。だが、町で起きた新たな失踪事件が、すべてを変えた。過去から目を背けて生きてきたふたりの運命は、いやおうなく絡まりあう―。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.24
(3pt)

ねじれた文字、ねじれた路

ホラー小説を愛する内気なラリーと、野球好きで大人びたサイラス。1970年代末の米南部でふたりの少年が育んだ友情は、あるきっかけで無残に崩れる。それから25年後。自動車整備士となったラリーは、少女失踪事件に関与したのではないかと周囲に疑われながら、孤独に暮らす。そして、大学野球で活躍したサイラスは治安官となった。だが、町で起きた新たな失踪事件が、すべてを変えた。過去から目を背けて生きてきたふたりの運命は、いやおうなく絡まりあう―。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.23
(4pt)

読みやすかった

クーンツの「心の昏き川」を読んだ後だったので、アメリカ南部の田舎町で起きた少女失踪事件をめぐる事件が始まりのこのミステリーはテンポも緩やかで、登場人物もわかりやすく、どんどんページが進んだ。一昔前の古い家族関係や、貧しい白人の暮らし、白人と黒人の根深い人種差別が、豊かな自然描写に織り込まれて、自分もこの町に放り込まれてしまったような気にさせられる。昔の事件の容疑者扱いされ、町の人から無視されて暮らす孤独な自動車修理を営む男ラリーと、事件を捜査する助手のサイラス。彼が黒人ということが事件のポイントで、このふたりが25年前の事件とも、からんでくるというのがあらすじ。まあ、結局は、人間関係のねじれ,心の行き違いが悲劇をよび、秘密が明らかになった時に主人公二人の再出発の人生がはじまるのでしょうか?
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.22
(4pt)

読みやすかった

クーンツの「心の昏き川」を読んだ後だったので、アメリカ南部の田舎町で起きた少女失踪事件をめぐる事件が始まりのこのミステリーはテンポも緩やかで、登場人物もわかりやすく、どんどんページが進んだ。一昔前の古い家族関係や、貧しい白人の暮らし、白人と黒人の根深い人種差別が、豊かな自然描写に織り込まれて、自分もこの町に放り込まれてしまったような気にさせられる。昔の事件の容疑者扱いされ、町の人から無視されて暮らす孤独な自動車修理を営む男ラリーと、事件を捜査する助手のサイラス。彼が黒人ということが事件のポイントで、このふたりが25年前の事件とも、からんでくるというのがあらすじ。まあ、結局は、人間関係のねじれ,心の行き違いが悲劇をよび、秘密が明らかになった時に主人公二人の再出発の人生がはじまるのでしょうか?
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.21
(5pt)

ミステリーとしては・・・でも一人間としておすすめ

ミステリーとしては面白くないだろう。でも僕のように学生時代一度でも、『虐め』とはいかなくても『仲間外れ』ぐらいな経験(誰でもこのくらいは一度はあるのでは?)がある人間、もしくは『加害者』とまではいかなくても『傍観した』ぐらいな人間(これも誰しもが経験していると思う)にとっても、この作品はグサッと胸に刺さる作品なのだ。どちら側の人間も、主人公たちに共感してしまうこと必至である。トリックなどない、犯人も途中で想像がつく、でも味わい深い作品だ。ミステリーが好きな人も嫌いな人も、人間である以上、どちらにも是非読んでほしい
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.20
(5pt)

ミステリーとしては・・・でも一人間としておすすめ

ミステリーとしては面白くないだろう。でも僕のように学生時代一度でも、『虐め』とはいかなくても『仲間外れ』ぐらいな経験(誰でもこのくらいは一度はあるのでは?)がある人間、もしくは『加害者』とまではいかなくても『傍観した』ぐらいな人間(これも誰しもが経験していると思う)にとっても、この作品はグサッと胸に刺さる作品なのだ。どちら側の人間も、主人公たちに共感してしまうこと必至である。トリックなどない、犯人も途中で想像がつく、でも味わい深い作品だ。ミステリーが好きな人も嫌いな人も、人間である以上、どちらにも是非読んでほしい
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.19
(5pt)

凄く面白いです

初めて、外国のサスペンスを本で読みました。この本はラジオ番組で紹介されてとてもストーリーが気になっていました。久々に本を読み 先が気になる展開の仕方でとても楽しかったです。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.18
(5pt)

凄く面白いです

初めて、外国のサスペンスを本で読みました。この本はラジオ番組で紹介されてとてもストーリーが気になっていました。久々に本を読み 先が気になる展開の仕方でとても楽しかったです。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.17
(5pt)

よかった

「いっけん無能だが、ずっと待ち続ける勇気をもった人」「才能ある人だが、真実を明かす、という義務を放棄して逃げてしまった人」
の対比がクッキリしていた

強いけど、弱い。弱いけど、強い・・・

孤独のうちに暮らすということ、幼少期のコンプレックスを抱えて生きるということ、
私自身に重なる部分もあり、強くひきこまれた。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.16
(5pt)

読後感が、心地よい

2流小説的とは思うが、ブラックランズか、ロストチャイルドの様な、メランコリックと言うか、ノスタルジックな感触が、全体にゆったりと流れ、そこに、主人公の穏やかな性格が重なり、読んでいる間、とても、リラックスできた。誘拐殺人の容疑者と言う、厳しい状況の中でも、自身の行き方を変えない、変えることのできない主人公に、哀れを感じもするが、その、芯の強さに、何か、心を打たれる。
 アメリカ中南部の小村と言う設定だが、良く考えると、今の都市は、結局、極く、近くの関係者だけとの薄い付き合いしかない、過疎地帯と同じで、作者も、現代の縮図を意図したのではないかと思う。
 犯罪の解決と共に、長いわだかまり(ねじれ)の解け始めるエピローグは、安易とも思うが、静かな癒しを与えてくれる。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.15
(5pt)

読後感が、心地よい

2流小説的とは思うが、ブラックランズか、ロストチャイルドの様な、メランコリックと言うか、ノスタルジックな感触が、全体にゆったりと流れ、そこに、主人公の穏やかな性格が重なり、読んでいる間、とても、リラックスできた。誘拐殺人の容疑者と言う、厳しい状況の中でも、自身の行き方を変えない、変えることのできない主人公に、哀れを感じもするが、その、芯の強さに、何か、心を打たれる。
 アメリカ中南部の小村と言う設定だが、良く考えると、今の都市は、結局、極く、近くの関係者だけとの薄い付き合いしかない、過疎地帯と同じで、作者も、現代の縮図を意図したのではないかと思う。
 犯罪の解決と共に、長いわだかまりの解け始めるエピローグは、安易とも思うが、静かな癒しを与えてくれる。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.14
(5pt)

アメリカ(深南部)の豊穣な息吹を感じる名作ミステリー

アメリカのディープサウスと言われるミシシッピー州の田舎町が物語の舞台で、過去と現在が交錯しながらストーリーが進んでいく。 大きなくくりとしてはミステリーなのだろうが、ミステリー的な要素は手段として用いられているだけで、保守的な土地柄ゆえの差別、偏見、無知ゆえに起こってしまった事件を通して織りなす人間ドラマが過去と現在をカットバックしながら、ゆっくりと流れていく。 したがって、結末は途中で容易に想像がついてしまうが、この小説の醍醐味は顛末を知ることではなく、過去と現在、白人(ラリー)と黒人(サイラス)、北部と南部、都会(シカゴ)と田舎(ミシシッピー)、正義と悪、男と女、内向的と外交的、裕福と貧困といった相対立する構図が埋め込まれた仕掛けと、ラリーとサイラスの感情の交錯やゆらぎを読み解きながら楽しむことにあると感じた。 心を揺さぶられる小説を久しぶりに堪能した。 次作の出版を期待して待ちたい。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510
No.13
(5pt)

アメリカ(深南部)の豊穣な息吹を感じる名作ミステリー

アメリカのディープサウスと言われるミシシッピー州の田舎町が物語の舞台で、過去と現在が交錯しながらストーリーが進んでいく。 大きなくくりとしてはミステリーなのだろうが、ミステリー的な要素は手段として用いられているだけで、保守的な土地柄ゆえの差別、偏見、無知ゆえに起こってしまった事件を通して織りなす人間ドラマが過去と現在をカットバックしながら、ゆっくりと流れていく。 したがって、結末は途中で容易に想像がついてしまうが、この小説の醍醐味は顛末を知ることではなく、過去と現在、白人(ラリー)と黒人(サイラス)、北部と南部、都会(シカゴ)と田舎(ミシシッピー)、正義と悪、男と女、内向的と外交的、裕福と貧困といった相対立する構図が埋め込まれた仕掛けと、ラリーとサイラスの感情の交錯やゆらぎを読み解きながら楽しむことにあると感じた。 心を揺さぶられる小説を久しぶりに堪能した。 次作の出版を期待して待ちたい。
ねじれた文字、ねじれた路 Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路より
4150018510
No.12
(5pt)

ねじれが解けてふたりの結びつきが明かになっていく

25年前にミシシッピー州の小さな町で、ホラー小説好きで内気なラリーと野球好きで快活なサイラスは友情を育んだ。
しかし、あることをきっかけに、ふたりは付き合うことがなくなってしまう。
そして、同じ高校の女子生徒が失踪し行方不明となった。
ラリーは女子生徒の失踪に関与したと疑われたが、何の手がかりがかりもなく迷宮入りの事件となった。
ラリーは高校を卒業したあと軍に入隊し、自動車整備の技術を身につけて町に戻ってきた。父親の自動車修理工場をついで、ひっそりと暮らしていた。
しかし、何年経っても町の人々はラリーを潔白と認めなかった。
一方、サイラスは大学に進み野球を続け、名内野手として活躍した。
そして、25年後治安官となって町に戻ってきた。
町では、新たな女子大学生の失踪事件が起こっていた。

ある日、家に訪ねてきた何者かにラリーは撃たれ救急病院に運ばれ意識が戻らない状態となった。
そして、サイラスがラリーの事件を担当することになり、ふたりは顔を合わせざるを得なくなるのだった。

貧困や人種差別や父親の暴力など、ふたりの少年は抗えないねじれた運命に翻弄されてきた。そして、後半になってそのねじれが少しずつ解かれていく。
謎解きやどんでん返しがあるわけではないが、読ませる見事な筆さばきだ。
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151801510