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(短編集)
幸福な生活
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幸福な生活の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全195件 21~40 2/10ページ
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百田尚樹氏のストーリーテラーとしての面目躍如である。あらゆる場面に様々な伏線が張ってあり、ストーリーの最後へ一気に流れ込み、最後の1行で「え!」と思わせる。再度、読み直して、「あー、こういうことだったのか」と分かるような、様々な仕掛けが楽しめる。しかし、かなりブラックで憂鬱になるようなストーリーもある。オチも含めて素直に楽しめたのは、「夜の訪問者」「再会」「ママの魅力」「深夜の乗客」「催眠術」である。 | ||||
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「母の記憶」は曖昧な記憶の中に思い違いと真実があって、何が本当なのかという面白さがありました。最後まで読みましたが、途中から手法が明らかになってしまってからは、予想がついてしまい、だんだんと飽きてしまいました。 | ||||
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掉尾に置かれた表題作を含む19の短編から構成される「男女の間に潜む"怖さ"」をテーマとした短編集。各短編(掌編と言って良い短さ)は良く練れており、特に、(時にフェイクとして使われる)小道具の使い方が上手い。ラスト一行で"怖さ"(あるいは人情の機微や悲哀)を感じさせる手腕が鮮やか。人間に対する作者の観察眼の鋭さが前面に出ている。 各短編の登場人物は、子供の頃に父親が家を出て行ってしまった主人公と主人公が中年になった際に妄言を吐きまくる認知症の老母(これで、どう"怖い"のかはお楽しみ)、浮気性の夫を持つ妻(深夜の自宅に不倫相手が押し掛けて来る)、バイセクシャルの夫とその妻、内気な妻とその妻に対する世評とのギャップに戸惑う夫、かつて美人として持て囃されたが婚期を逸して焦るアラフォー女性とその結婚相手、心優しい妻と無精子症の夫、美人妻と一見冴えない夫、美人局風のチンピラ一味の女と痴漢扱いされた夫、ブスを貶す医者の夫と美人妻、キャリア・ウーマンの妻と10年前に離婚した暴力的元夫、人気作家に賭けを申し込んだ夫とその賭けの対象の妻(「南から来た男」に触発されたらしいが、捻りがある)、母親を自身が運転する自動車の交通事故で亡くした夫と雪女の様な妻("鶴の恩返し"的SF)、余命幾ばくもない老妻が夫に送ったビデオレター、イケメン夫と太目の妻(珍しく明るいオチ)、男関係の激しい元部下かつ元交際相手で今は結婚している女と出会ってしまった主人公とその美人妻(オチは安直だが、女性達の噂話の喧しさに圧倒される)、タクシー運転手の男と客の女、亡くなった気位の高い学者の父親と自分だけ可愛がられた娘、尻に敷かれている美人妻に催眠術をかける夫(これも明るいオチ)、娘が結婚する事になった両親(特に父親)。 ラスト一行で"怖さ"(あるいは人情の機微や悲哀)を感じさせる手腕が鮮やかな「男女の間に潜む"怖さ"」をテーマとした秀逸な短編集だと思った。 | ||||
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普段は本を読まないのですが、読書好きの友人に勧められ興味を持ちました。 休憩時間毎に1話読んでおり、6話まで読んだところでこのレビューを書いてます。 約20ページ弱の短編小説集で普段本を読まない私でもサクッと読めます。 1話ごとにオチがあり、それを予想して読むのも楽しいです。 読み切る前にレビューを書きたくなる程魅力的な内容です。一読の価値あり。 | ||||
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一話が短く、寝る前や通勤時間にぴったりです。 最後の一行を先に見てしまわないように!! | ||||
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短編小説で読みやすい。 読んでみてラスト1行がお笑いで云うとおち! 個人的には面白かったです。 | ||||
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百田先生の作品はほとんど読んでいます。私のような者でも気軽に手に取って読書でき、かつ、面白いのが百田先生の作品かと思います。短編のこの本はドキドキハラハラ最後まで一気に読めました。 | ||||
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バッチリ | ||||
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幸福の裏に隠された衝撃の事実を綴った19の短編集。 また最後の一行にてビックリさせられる結末に持っていく構成力の見事さにあっぱれです。 男女の恋愛、夫婦、家族、友人など、身近な事柄を日ごろの人間観察眼により、その闇にメスを入れる。 どれもが傑作短編で、唸ったり、ぞっとしたり、感動したりで、やられました。 | ||||
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知人に「だいどんでんがえし」な本ということで勧められ、途中まで読みましたが。。。 ほかの方も書いているようにオチがありません。予想どおりで「えっ」そのまま?何がオチなの?という感じで終わるものがほとんどで読み続けるか迷うレベルです。面白いと感じる方は星新一など読んだことがないのでしょうか? この内容が面白いと思える人がいるのがショックです。長編は面白いものもありましたが、この人は小説家ではなくやはり三流の放送作家なのかもと感じます。 | ||||
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百田さんのシリーズやっぱ面白いです。 短編が詰まった小説で結末が衝撃的で好きでした。また、同じような作品読みたいです。 | ||||
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スパイシー&トリッキーな短編集、全19話で各話20ページ足らずの、所謂ショーショート作品集です。 前作が超特大ボリュームの「錨を上げよ」だったので、百田先生にとってはある種「箸休め」的な作品だったのかもしれませんね。 肩の力を抜いて、気軽にページをめくっていける作品となっています。 タイトルにあるように、「幸福な生活」を主題として、様々な人間模様をシニカルに描いた本作。 大半は夫婦関係を中心とした家族生活にスポットを当てた物語なのですが、しかしながら、心がほわっと暖かくなるような(例えば「輝く夜」で見られたような)優しいストーリーは殆どなく、通底するのは人間の心の闇の部分を辛辣に抉り出すような、ブラック・ユーモア溢れるものとなっています。 各話毎のジャンルについても多岐に渡っており、サスペンスからコメディ、ホラーからSFまで、色んなスタイルが楽しめたりもします。 個人的な好みで言えば、コメディ・タッチのものが気に入ったかな。 その中でも「ママの魅力」「催眠術」そして「賭けられた女」が非常に良かったです。 小学3年生の息子が、母親の意外な「魅力」について知ることになる「ママの魅力」(思わず声を出して笑ってしまいました)。 若夫婦のユーモア溢れる会話が妙に楽しく、しかし恐ろしくもある?「催眠術」(この夫婦、個人的にはもの凄く可愛らしく、チャーミングに感じられましたw)。 そして、「賭けられた女」については、全作品を通じて一番気に入りました。はまりました。 これぞあっと驚く大どんでん返しであり、見事なまでに騙されましたよね。 ただ、中には若干不快に思える内容のものもあったりと(「残り物」「ブス談義」「隠れた殺人」あたり)、決して一筋縄ではいかないというのも本作の大きな特徴のひとつなのでは、と感じさせられました。 しかしながら、その辺りというのは、逆に著者のストーリーテラーとしての面目躍如たる部分と言えるのかもしれませんよね。 読書マニアの皆さんにとっては若干物足りないと感じられる作品なのかもしれませんが(そういうレビューをこちらのサイトで少なからず目にしましたので)、個人的にはとても楽しめるものになっていました。 読書しながら変に先読みしたりせず、あくまで自然体で読み進めていくのが、本書のような作品を楽しむためには必要なマナーであるのかもしれませんね。 | ||||
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18篇の短編集である。 幾つかのカテゴリーに分類出来る。 【殺人】 「母の記憶」「隠れた殺人」 【不倫・復讐・裏切り】 「夜の訪問者」「そっくりさん」「豹変」「ビデオレター」「ブス談義」 【狂気・恐怖】 「おとなしい妻」「幸福な生活」「残りもの」「償い」「再会」 【欺瞞】 「生命保険」「淑女協定」「深夜の乗客」 【意外な超人】 「ママの魅力」「痴漢」 【分類できない作品】 「催眠術」 いずれも人の心の闇から生ずる人生模様である。 最もグロテスクで気味悪い読後感が残るのは「隠れた殺人」である。 百田作品のテーマの一つに「美しく生まれなかった女性」がある。「モンスター」がそうであり、この短編集の中の「ブス談義」がそうである。 不倫の作品にも通底するが、面の皮一枚で女性を評価する男の愚かしさが笑いものにされている。 女の側も似たり寄ったりではあろうが、これは致し方無い人間の性か? 私はビートたけしには全く無関心で過ごして来た。彼の初期の漫才で「ブスは死ね」とか障害者を笑いものにする漫才を聞いて呆れかえってしまったからである。 最後に傑作を一つ挙げよ、と言われたら何を選ぼうか? 「淑女協定」 | ||||
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なんのひねりもない話を、よくもまあここまで揃えたなという印象。趣味で小説書いてる人レベルの作品。本当にひどい。読めばわかります。 | ||||
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寝る前に読むのに丁度良い内容で、結末を推測しながら読んで、最後の一行がそうなっているかどうかで、わくわくしながら読めました。 | ||||
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毎度楽しませていただいています。今回も一気に読みおえてしまいました。 | ||||
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最後に開く1ページに ひと言 衝撃的なことが書かれている。 初めは面白く読んでいたが 全部同じ構成なので だんだん飽きてくるのと オチが全部ブラックなものなので、だいたいの展開が読めてくる。 この流れはきっとこうだな?と、内容よりもオチを考えている自分に気づき、そうなっても構わない薄い内容だということにも気づく。 最後に驚くようなことを書いたら それでおしまい。 そのあとはどうなるの?と 考えると、起承転結の「転」で終わっている 未完成の集まりのような気がしてきた。 | ||||
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ページをめくるとオチの一行だけが書いてあるっていう短編がいくつも載ってる。 こういうのを斬新な構成とか言っちゃうのかな。思いついても普通はやらないと思うけど。オチ自体も凡庸だし、しょうもなさすぎ。 | ||||
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1話1話短いのであっとゆう間に1話読めます。一番面白かった話は、ビデオレターですね。妻が亡くなって夫が生前妻が残したビデオレターを見ることから始まります。夫は、浮気性で妻が生きている時もずいぶんと迷惑掛けました。そんな夫も年なので自営の会社を息子にゆずる時期で経営権等を全て息子に移管しました。亡き妻のビデオレターで息子は、他の男との間に出来た子供で夫の子供ではないとビデオレターで告白します。生前、夫の浮気性で苦労させられた妻の復讐劇ですw 夫は自分の会社の全権利を自分の子供だと思っていた他の男の子供に譲ってしまった後なので全てを無くし妻の思惑通りに復讐されてしまい悔しがる話です。この話は、面白かったので短編じゃなく長編で1冊にしてもいいのではと思いました。 | ||||
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百田尚樹さんの短編集。 アッと驚く展開が楽しい。 「モンスター」や「プリズム」が短編になったような 話もありました。 圧巻だったのは「痴漢」と「ママの魅力」です。 読み応えがありました。 | ||||
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