プリンセス・トヨトミ

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評判

プリンセス・トヨトミの評価:

3.42/5点 レビュー 217件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.42pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全446件 161〜180 9/23ページ
No.286
(2pt)

大坂が醸し出す雰囲気を豊臣の末裔に託して表現 ちょっと残念

大坂の街には外から見ても中から見ても、何か結界のようなものあるような気がしていましたが、著者はそれを豊臣の末裔の存在、上の世代が下の世代へ語り継ぐ仕来りというプロットをもって表しているのでしょう。こうした構想力に著者の非凡さを感じました。ただ、本の分厚さや登場人物の特異なキャラクターの割にはよく練れていない展開だったのは残念でした。まあ、これも含めて、大阪の街を表す効果だとしたら「あり」なのでしょうが…。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.285
(2pt)

大坂が醸し出す雰囲気を豊臣の末裔に託して表現 ちょっと残念

大坂の街には外から見ても中から見ても、何か結界のようなものあるような気がしていましたが、著者はそれを豊臣の末裔の存在、上の世代が下の世代へ語り継ぐ仕来りというプロットをもって表しているのでしょう。こうした構想力に著者の非凡さを感じました。ただ、本の分厚さや登場人物の特異なキャラクターの割にはよく練れていない展開だったのは残念でした。まあ、これも含めて、大阪の街を表す効果だとしたら「あり」なのでしょうが…。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.284
(3pt)

総理は広島ファン

大阪国内閣総理大臣である大輔の父親が
大の広島カープファンであり、前田智選手の
活躍をスポーツ新聞で読むのを楽しみに
している・・・
ここだけでも十分楽しめました。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.283
(4pt)

映画を先に観て、不満だった人にお勧め

何の作品知識もなく、予告編のみ面白そうだと思い本作品のDVDを見て、その内容のひどさに驚き、本書を読んでみたくなりました。
内容的には、映画と同様、大阪の機能が全停止する訳はないと思いながらも、本書の記載ならひょっとするとと思わせるものもありました。
私も大阪の出身で、30歳前に両親をなくしているので、もし自分が映画のシチュエーションであっても、大阪国のことを秘密にするのは絶対に無理で、ましては嫁さんに内緒にするのは不可能と思っていました。
でも、もし末期がんの父親に大阪城の地下に連れて行かれて、往復2時間の道のりを歩きながら説明を受けていたら、やはり秘密は守るし、決められたサインを目にしたら、登場人物と同じように、半信半疑でも行動するかもしれないと思わされるものがありました。
映画は焦点がおおぼけで壮大なスケールの物語が前面に押し出されていた感がありますが、小説はまさに大阪の男と女の機微が主眼となっており、構成もしっかりしたものになっていたと思います。
映画の批評になってしまいますが、時間的な制約があるにしても、もう少し原作を尊重した作りにすれば良かったのにと思います。
タイトルにしたように、映画をみて感情移入が全くできなかった方や、何じゃこりゃーと思った方は、本作を読めば、私と同じように、「あー、そういうこと!」と思って頂けるのではと期待します。
最後に、映画の批判で申し訳ありませんが、旭を男にしたことで、すべてのストーリが台無しになった反面、多くの映画のレビュアーが無人の大阪を鳥居が走るシーンを評価したのは皮肉な結果となりました。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.282
(3pt)

総理は広島ファン

大阪国内閣総理大臣である大輔の父親が
大の広島カープファンであり、前田智選手の
活躍をスポーツ新聞で読むのを楽しみに
している・・・
ここだけでも十分楽しめました。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.281
(4pt)

映画を先に観て、不満だった人にお勧め

何の作品知識もなく、予告編のみ面白そうだと思い本作品のDVDを見て、その内容のひどさに驚き、本書を読んでみたくなりました。
内容的には、映画と同様、大阪の機能が全停止する訳はないと思いながらも、本書の記載ならひょっとするとと思わせるものもありました。
私も大阪の出身で、30歳前に両親をなくしているので、もし自分が映画のシチュエーションであっても、大阪国のことを秘密にするのは絶対に無理で、ましては嫁さんに内緒にするのは不可能と思っていました。
でも、もし末期がんの父親に大阪城の地下に連れて行かれて、往復2時間の道のりを歩きながら説明を受けていたら、やはり秘密は守るし、決められたサインを目にしたら、登場人物と同じように、半信半疑でも行動するかもしれないと思わされるものがありました。
映画は焦点がおおぼけで壮大なスケールの物語が前面に押し出されていた感がありますが、小説はまさに大阪の男と女の機微が主眼となっており、構成もしっかりしたものになっていたと思います。
映画の批評になってしまいますが、時間的な制約があるにしても、もう少し原作を尊重した作りにすれば良かったのにと思います。
タイトルにしたように、映画をみて感情移入が全くできなかった方や、何じゃこりゃーと思った方は、本作を読めば、私と同じように、「あー、そういうこと!」と思って頂けるのではと期待します。
最後に、映画の批判で申し訳ありませんが、旭を男にしたことで、すべてのストーリが台無しになった反面、多くの映画のレビュアーが無人の大阪を鳥居が走るシーンを評価したのは皮肉な結果となりました。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.280
(2pt)

作り込まれてはない気がする

まず最初に、合わない人には合わないでしょう
よくあるファンタジー作品のように舞台も設定も架空のもの、というわけでなく、この作品は舞台は現実そのものだけど設定は架空というものなので、そのちぐはぐ感が最後まで違和感の原因でした。
そして、その設定(この作品では主に大阪国について)の理詰めが甘い。
小説だから、フィクションだから、と割り切るには無理があった。
大輔の女装も、インパクトのためだけにつけた設定としか思えなく、白けてしまう。案の定、後半の大輔の見せ場では女装なんてものは何の関係もなくなってしまっている。
他の方も言っておられましたが、最初から映像化の話が来てたのではないでしょうか。
女装もそうですし、何人もの大阪の男が押し寄せてくるなど・・・
直木賞候補作、映画原作、「大阪全停止」(停止しません)、この触れ込みに騙されて買ってはいけません。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.279
(2pt)

作り込まれてはない気がする

まず最初に、合わない人には合わないでしょう
よくあるファンタジー作品のように舞台も設定も架空のもの、というわけでなく、この作品は舞台は現実そのものだけど設定は架空というものなので、そのちぐはぐ感が最後まで違和感の原因でした。
そして、その設定(この作品では主に大阪国について)の理詰めが甘い。
小説だから、フィクションだから、と割り切るには無理があった。
大輔の女装も、インパクトのためだけにつけた設定としか思えなく、白けてしまう。案の定、後半の大輔の見せ場では女装なんてものは何の関係もなくなってしまっている。
他の方も言っておられましたが、最初から映像化の話が来てたのではないでしょうか。
女装もそうですし、何人もの大阪の男が押し寄せてくるなど・・・
直木賞候補作、映画原作、「大阪全停止」(停止しません)、この触れ込みに騙されて買ってはいけません。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.278
(4pt)

まあ、結構。

作者は京都大学出身なんですよね。大阪出身ではないのですか。
 よく出来ていると思います。
 よく書けていると思います。
 真田さんの頭の良さと、変人なところ。幼い頃の記憶。
 徐々に明らかになっていく、綿々と続く大阪の謎。
 壮大なスケールで語られる。そしていよいよ幼い頃の記憶の謎が.....

 よく分からなかったのが、大輔君の趣味なんですが、これも大阪?
と言うことで納得?かな。
 
 イメージ的にはあの有名な海外映画の謎解きがダブります。
それと比較すると、あまりにも根拠もへったくれもなく、全体として
はりぼて感があるのですが、これも大阪なんでしょうか。

 結構面白かったです。面白いだけって言うと失礼かもしれませんが、
肩の凝らない大阪ドラマ。壮大なスケール感をどうぞ。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.277
(4pt)

まあ、結構。

作者は京都大学出身なんですよね。大阪出身ではないのですか。
 よく出来ていると思います。
 よく書けていると思います。
 真田さんの頭の良さと、変人なところ。幼い頃の記憶。
 徐々に明らかになっていく、綿々と続く大阪の謎。
 壮大なスケールで語られる。そしていよいよ幼い頃の記憶の謎が.....

 よく分からなかったのが、大輔君の趣味なんですが、これも大阪?
と言うことで納得?かな。
 
 イメージ的にはあの有名な海外映画の謎解きがダブります。
それと比較すると、あまりにも根拠もへったくれもなく、全体として
はりぼて感があるのですが、これも大阪なんでしょうか。

 結構面白かったです。面白いだけって言うと失礼かもしれませんが、
肩の凝らない大阪ドラマ。壮大なスケール感をどうぞ。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.276
(4pt)

大阪に行きたくなった

途中までがなかなか読み進めなかった。後半は集中できたけど何度か長いなと感じた。
鴨川は最後まで読めずに脱落し、鹿男はとても面白かった。
今回も地理や歴史が絡まり、普通の大阪の下町の人たちの様子がリアルに感じられ
とても面白かった。
会計検査院の三人には後半に入るまで全く感情移入できなかった。
後から出てくる大輔と茶子に気持ちを傾けさせる為なのかな?
プリンセスを守るのに大げさすぎな気がするんだけど・・・。まあその為だけの大阪国ではないんだけど。
存在は認められたけど予算の使い方やシステムなどに改善を促さなかったのが不思議。
有事の際の伝達の方法が何重にも練られてて、また面白い事をみんなが大真面目にやっていて楽しかった。
親子愛郷土愛などほろっときた。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.275
(4pt)

大阪に行きたくなった

途中までがなかなか読み進めなかった。後半は集中できたけど何度か長いなと感じた。
鴨川は最後まで読めずに脱落し、鹿男はとても面白かった。
今回も地理や歴史が絡まり、普通の大阪の下町の人たちの様子がリアルに感じられ
とても面白かった。
会計検査院の三人には後半に入るまで全く感情移入できなかった。
後から出てくる大輔と茶子に気持ちを傾けさせる為なのかな?
プリンセスを守るのに大げさすぎな気がするんだけど・・・。まあその為だけの大阪国ではないんだけど。
存在は認められたけど予算の使い方やシステムなどに改善を促さなかったのが不思議。
有事の際の伝達の方法が何重にも練られてて、また面白い事をみんなが大真面目にやっていて楽しかった。
親子愛郷土愛などほろっときた。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.274
(2pt)

期待はずれでした。

映画化もされた作品でしたので、期待して読みましたが、期待はずれでした。
そんなことの為に税金5億円・・・?としか思えず、松平が追及をやめた時点でがっくり来てしまい、最後はもやもやしか残りませんでした。

プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.273
(2pt)

期待はずれでした。

映画化もされた作品でしたので、期待して読みましたが、期待はずれでした。
そんなことの為に税金5億円・・・?としか思えず、松平が追及をやめた時点でがっくり来てしまい、最後はもやもやしか残りませんでした。

プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.272
(3pt)

大阪?

2009年に出た単行本の文庫化。
 大阪人なら楽しめるのかも知れない。しかし、そうでない読者にとっては疑問や不満が渦巻くストーリー展開だ。特に結末のあたりは、小説として破綻している。「大阪愛」ですべてを説明されてもねえ…。
 ディテールはおもしろい。けれどストーリーはめちゃくちゃ。読書体験としては楽しいが、同時に非常にいらいらさせられた。
プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.271
(3pt)

大阪?

2009年に出た単行本の文庫化。
 大阪人なら楽しめるのかも知れない。しかし、そうでない読者にとっては疑問や不満が渦巻くストーリー展開だ。特に結末のあたりは、小説として破綻している。「大阪愛」ですべてを説明されてもねえ…。
 ディテールはおもしろい。けれどストーリーはめちゃくちゃ。読書体験としては楽しいが、同時に非常にいらいらさせられた。
プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.270
(2pt)

プリンセス『ねね』を読む。

ネタバレありありです。プリンセストヨトミ、2日間で読み終える。ひとつの縁というかタイミングを感じる。今年は、個人的に『ねね』に心服していて、高台院は新年詣でる予定。じつは、今年の正月、偶然京都散策していたら、若いカップルがうぢゃうぢゃたくさんいてよくみれば、秀吉とねねの菩提寺、高台院だったわけですが。あやかりたいとばかり、若いカップルがたくさんいたわけで。で、ちょうど最近、『女太閤記』ぜんぶみたんだが、ねねの凄さと佐久間良子の凄さがかなりよくて、『ねね』に想いを寄せながらいろいろ調べたわけです。『ねね』は清洲出身ですよね。秀吉=藤吉郎と恋愛だったってのは、そもそもこのひとたちが、戦国末期寸断されたところから、捻りだされたと思うわけですよ。さておいて。まあ旭は朝日姫。とくらぁ茶々=茶子と容姿が真反対になるが、朝日姫が茶々に女としての苦労を説くのは、合点がいくし、引き合いが『ねね』というのは普通に大河通な話しじゃん、とも思えた。描写が多い。とも思えなかったけれど、描写がちょうど外堀、内堀を埋めるように冬から夏へと季の移ろいの如く流れるタユタイというかテンポは感じる。が、蜂須賀、羽柴=橋場、真田の絡みやら件はまぁ好感度をあげながら、それじゃぁ、竹中、加藤、福島、宇喜多、島、諸々ただ名乗り列挙でテンポに合流できてねんじゃね?とも思え合点がいかず、とうとう筆力を感じえない。パワー切れな感じですか。と問いたくなる。太閤下水とか東京駅=赤レンガ=辰野金吾とか空堀町とか、こうなると都市構想、建築の分泌量が気になったけれど、細く絶えていった気もする。たとえば、帝都構想は徳川=江戸構想もしくは平将門=関東ユートピア構想というアングラ・ロマネスクがあったわけで、勝手ながら、豊臣=大阪構想のアングラ・ロマネスクに少々胸踊らせてみれば、たんなる小出しのガジェットに終わった感がありですね。このあたりはラノベだな、と思ったし、突き破ろうというガッツというか筆力は感じなかった。というか。豊臣というのは豊国(九州)の臣下というのを朝廷から下賜された氏姓で、豊国というのは大和=奈良に遷都される源(はじまり)の国名。そういう意味もあるし。秀吉は謎の石工技術集団を統率していて、土木革命を起こしている。戦場を土木産業で埋め尽くした。そこに蜂須賀とか加藤とか福島とかとんでもない怪人物が含まれている。たぶん、当時の世界水準からしてもクレーンや重機がなくとも巨大で精緻で速いといった技術力は一番くらいを有してたみたいなんだけど。その恐ろしい技術力を朝廷が配下に置いたというシンボルが大阪城となる。秀吉の母国である愛知県にはなんとなく、豊国臣下のうねりを感じますね。織田はとうとう氏姓を変えないものとして貫いた、その意志とはなんだったのだろうか、或いは、豊臣に氏姓を変えたものの意図、さらに反応するかのように徳川に氏姓を変えたもののアンチイズム、その西と東のあり方が日本の地脈にはざっくりと隔たりながら合流している何かがあるとする。いや、あるんですよ。たとえば、これは50ヘルツと60ヘルツに繋がるんですよ。なんて。ざっと、このくらいは切り崩してほしかったな。妄想ついでに。というよりは俺の妄想が速度超過しているのかもしれない。ガジェットをみて。話者はガジェットに溺れていた感はありますよ。たぶん。描写は好きな感じでしたが。真田幸村?=幸一の息子は天草四郎時貞との伝説もある変わり目なんですが、なんでセーラー服なんだろう。わからんけど、テンポあってこのあたりはおもしろいですね。じゃりん子チエばりに。ジタバタする真田幸村の亡霊というか。最後に。ちなみに、朝日は秀吉の妹。徳川家康に政略的に婿入りしていて、結構、悲惨なヒロイン。だから旭から茶子のエールは滲み出てるし、若干の歴史通なら泣ける言葉ですね。さらに最後、松平=徳川が旭=朝日についてこいというのも、渦中のあはれを吐いた言葉っぽい、ですね。たぶん。なんというか、むちゃな結びですが、『女太閤記』の現代版として見立ててもよい感じ。あとね、松平、旭、鳥居のシルエットが、山から川に連なる喩えってなんでしょうね。気になりませんかね。こういうとこ、気になっちゃうんですけど。プリンセストヨトミは当然、橋場茶子=茶々だけれど、プリンセストクガワ=ゲンズベール旭=朝日姫となるわけです。でも話者の慕うプリンセスって、本当は『ねね』じゃないんでしょうかね。そんな感じしますよ。豊臣から、織田から、徳川から、一目置く『ねね』こそが、『女天下人』として労うべき秘話がここにはあったんじゃいんでしょうか。そういう意味で、徳川の川文字が頭に浮かんじゃったのは行き過ぎな妄想群でしょうかね。


プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.269
(2pt)

プリンセス『ねね』を読む。

ネタバレありありです。プリンセストヨトミ、2日間で読み終える。ひとつの縁というかタイミングを感じる。今年は、個人的に『ねね』に心服していて、高台院は新年詣でる予定。じつは、今年の正月、偶然京都散策していたら、若いカップルがうぢゃうぢゃたくさんいてよくみれば、秀吉とねねの菩提寺、高台院だったわけですが。あやかりたいとばかり、若いカップルがたくさんいたわけで。で、ちょうど最近、『女太閤記』ぜんぶみたんだが、ねねの凄さと佐久間良子の凄さがかなりよくて、『ねね』に想いを寄せながらいろいろ調べたわけです。『ねね』は清洲出身ですよね。秀吉=藤吉郎と恋愛だったってのは、そもそもこのひとたちが、戦国末期寸断されたところから、捻りだされたと思うわけですよ。さておいて。まあ旭は朝日姫。とくらぁ茶々=茶子と容姿が真反対になるが、朝日姫が茶々に女としての苦労を説くのは、合点がいくし、引き合いが『ねね』というのは普通に大河通な話しじゃん、とも思えた。描写が多い。とも思えなかったけれど、描写がちょうど外堀、内堀を埋めるように冬から夏へと季の移ろいの如く流れるタユタイというかテンポは感じる。が、蜂須賀、羽柴=橋場、真田の絡みやら件はまぁ好感度をあげながら、それじゃぁ、竹中、加藤、福島、宇喜多、島、諸々ただ名乗り列挙でテンポに合流できてねんじゃね?とも思え合点がいかず、とうとう筆力を感じえない。パワー切れな感じですか。と問いたくなる。太閤下水とか東京駅=赤レンガ=辰野金吾とか空堀町とか、こうなると都市構想、建築の分泌量が気になったけれど、細く絶えていった気もする。たとえば、帝都構想は徳川=江戸構想もしくは平将門=関東ユートピア構想というアングラ・ロマネスクがあったわけで、勝手ながら、豊臣=大阪構想のアングラ・ロマネスクに少々胸踊らせてみれば、たんなる小出しのガジェットに終わった感がありですね。このあたりはラノベだな、と思ったし、突き破ろうというガッツというか筆力は感じなかった。というか。豊臣というのは豊国(九州)の臣下というのを朝廷から下賜された氏姓で、豊国というのは大和=奈良に遷都される源(はじまり)の国名。そういう意味もあるし。秀吉は謎の石工技術集団を統率していて、土木革命を起こしている。戦場を土木産業で埋め尽くした。そこに蜂須賀とか加藤とか福島とかとんでもない怪人物が含まれている。たぶん、当時の世界水準からしてもクレーンや重機がなくとも巨大で精緻で速いといった技術力は一番くらいを有してたみたいなんだけど。その恐ろしい技術力を朝廷が配下に置いたというシンボルが大阪城となる。秀吉の母国である愛知県にはなんとなく、豊国臣下のうねりを感じますね。織田はとうとう氏姓を変えないものとして貫いた、その意志とはなんだったのだろうか、或いは、豊臣に氏姓を変えたものの意図、さらに反応するかのように徳川に氏姓を変えたもののアンチイズム、その西と東のあり方が日本の地脈にはざっくりと隔たりながら合流している何かがあるとする。いや、あるんですよ。たとえば、これは50ヘルツと60ヘルツに繋がるんですよ。なんて。ざっと、このくらいは切り崩してほしかったな。妄想ついでに。というよりは俺の妄想が速度超過しているのかもしれない。ガジェットをみて。話者はガジェットに溺れていた感はありますよ。たぶん。描写は好きな感じでしたが。真田幸村?=幸一の息子は天草四郎時貞との伝説もある変わり目なんですが、なんでセーラー服なんだろう。わからんけど、テンポあってこのあたりはおもしろいですね。じゃりん子チエばりに。ジタバタする真田幸村の亡霊というか。最後に。ちなみに、朝日は秀吉の妹。徳川家康に政略的に婿入りしていて、結構、悲惨なヒロイン。だから旭から茶子のエールは滲み出てるし、若干の歴史通なら泣ける言葉ですね。さらに最後、松平=徳川が旭=朝日についてこいというのも、渦中のあはれを吐いた言葉っぽい、ですね。たぶん。なんというか、むちゃな結びですが、『女太閤記』の現代版として見立ててもよい感じ。あとね、松平、旭、鳥居のシルエットが、山から川に連なる喩えってなんでしょうね。気になりませんかね。こういうとこ、気になっちゃうんですけど。プリンセストヨトミは当然、橋場茶子=茶々だけれど、プリンセストクガワ=ゲンズベール旭=朝日姫となるわけです。でも話者の慕うプリンセスって、本当は『ねね』じゃないんでしょうかね。そんな感じしますよ。豊臣から、織田から、徳川から、一目置く『ねね』こそが、『女天下人』として労うべき秘話がここにはあったんじゃいんでしょうか。そういう意味で、徳川の川文字が頭に浮かんじゃったのは行き過ぎな妄想群でしょうかね。


プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020
No.268
(1pt)

途中で断念

自分は合わなかっただけかもしれませんが…
200P近く読み進めても物語が一向に進展しなくて投げました。

掴みだけ大きくてその後が全然おもしろくないです。
と、いいますのも、会計監査の3人の描写や、
大阪の街並みの描写、中学生達の描写が冗長すぎます。
物語自体に起伏らしい起伏が全然ないんです。
会計側の仕事ぶりにも、いまいち奥深くに踏み込んだような、
具体性を感じないし、建築家について触れた行はどこかの
文献をそのまま転記でもしたようで、このページまでの
文体から考えてしっくりきません。
学生側の描写も大変さは伝わってくるものの、物語に絡んでくる
要素が少しも見えてこないのでただ長いと感じるだけでした。

それぞれの点と点が徐々にリンクしていくのを楽しむ小説なの
かもしれないと考えて読み進めていたのですが、一度本を閉じたら、
それきり。もう開きたくないという思いのほうが強くなりました。
ゆえにそのまま開いていません。
映像で楽しむなら、冗長と感じた部分もすっきりとやり過ごす
ことができて、こんなにイライラしないで済んだのでしょう。

さしたる起伏がない物語が200ページあっても退屈しない方は
読んでみてもいいと思います。もしかしたら、この先にいい展開が
あるのかもしれないし、最後まで冗長なだけで終わるのかも
しれないですけど…。

プリンセス・トヨトミ Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミより
416327880X
No.267
(1pt)

途中で断念

自分は合わなかっただけかもしれませんが…
200P近く読み進めても物語が一向に進展しなくて投げました。

掴みだけ大きくてその後が全然おもしろくないです。
と、いいますのも、会計監査の3人の描写や、
大阪の街並みの描写、中学生達の描写が冗長すぎます。
物語自体に起伏らしい起伏が全然ないんです。
会計側の仕事ぶりにも、いまいち奥深くに踏み込んだような、
具体性を感じないし、建築家について触れた行はどこかの
文献をそのまま転記でもしたようで、このページまでの
文体から考えてしっくりきません。
学生側の描写も大変さは伝わってくるものの、物語に絡んでくる
要素が少しも見えてこないのでただ長いと感じるだけでした。

それぞれの点と点が徐々にリンクしていくのを楽しむ小説なの
かもしれないと考えて読み進めていたのですが、一度本を閉じたら、
それきり。もう開きたくないという思いのほうが強くなりました。
ゆえにそのまま開いていません。
映像で楽しむなら、冗長と感じた部分もすっきりとやり過ごす
ことができて、こんなにイライラしないで済んだのでしょう。

さしたる起伏がない物語が200ページあっても退屈しない方は
読んでみてもいいと思います。もしかしたら、この先にいい展開が
あるのかもしれないし、最後まで冗長なだけで終わるのかも
しれないですけど…。

プリンセス・トヨトミ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: プリンセス・トヨトミ (文春文庫)より
4167788020