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塩の街
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塩の街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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有川浩のデビュー作ということで購入してみました。 敢えて改訂前の電撃文庫版を読みました。 正直言って、期待はずれです。 大きく三つの物語で構成されていまして、 最初の物語の恋愛描写が瑞々しくて一番楽しめましたが、 三つ目の物語は恋愛描写もいまいちで、 「塩」を巡るメインの攻防も設定を生かしきれずに ぎこちないまま消化不良で終わっている感があります。 また、イラストが内容に合っている合ってない以前に 好みでないので☆-1です。 角川文庫版は大幅改訂を謳っているので、 ぎこちない部分がこなれているのではないか、と期待したいです。 | ||||
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「価値観の相違」って言葉。よく離婚の原因なんかで使われるけど、私にとってはこの本がまさにそれ かも。もうどこがどうとかより根本からすべて悉く合わない。「阪急電車」が良かったので「他の作品も」と 手に取ったのですが、この作品は自分には全くダメでした。(以下ややネタばれ注意です) 冒頭2章の読み応えからSF的な盛り上がりを期待したのに、いつのまにかうぶな少女の恋愛物語に なってしまったのも興ざめでしたが、それは筋違いの勝手な期待をしてしまったこちらにも問題がある わけで価値観の相違とまでは思わないのですが、問題は登場人物の心の動きとそれに伴う行動の ひとつひとつが自分にはまったくしっくりこなかったこと。そもそも秋庭のような性格の男が、真奈の ようないたいけな少女(といってもいいぐらいの幼さを感じる)に、保護者しての父性の座から降りてきて 恋愛感情を持つに至ること自体に大いに違和感を感じる。で、「世界が滅んでもいいからいかないで」 とかって迫られて感極まってしまうのですが、現実の男性は女性のこういう態度に萌えてしまうような 奴ばかりではない。「うえっ俺やっぱこいつ無理」となる奴も(私も含め)たくさんいると思う。秋庭のような 性格の男はまさにそういうタイプなのではないかと思うのです。 他にも「その後」に出てくるルポライター志望の中学生。思春期まっさかりの男の子が、秋庭のような 怖い大人の前で、幼いとはいえ年上の異性にああいう傍若無人な振る舞いに及ぶのが理解できない。 少なくとも正気とは思えない。そして秋庭の父親も。元自衛官でパイロットで、死に近い仕事であることを 知っていて、自分が死んで妻及び家族を不幸にしてしまう可能性が普通よりだいぶ高いことを十分理解 して生きてきた人間が、妻の死に目に会えなかったことをあそこまで後悔するのはどうにもおかしいと思う。 とかとか。入江のことなんか考えだしたらきりがなくなるのでこの辺にしときます。 ということでこの作品、全編まるごとまったく私には合いませんでした。たぶんこういう物語、人物を書く 作者さんともきっと合わないだろうと思います。こういう完全に×な状態を「価値観の相違」というのかなと 思った次第です。 私には合わなかったけど文章はきれいだったので星は2つに。 | ||||
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あまりにも現実離れした設定に、いくらSFといえど感情移入できませんでした。 読者は置いてきぼり。緊迫感もなし。 すらすら読めるけれど、もう一回読みたい、もっと詳しく読んでみようという気は全く起こりません。 わざわざハードカバー化した意味が分かりません。ライトノベルのままで充分だと思います。 図書館戦争が良かっただけに、がっかり。まあ作者のデビュー作だし、文句はつけられないかな。 | ||||
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この電撃文庫から出ている「塩の街」に、続編を大幅に追加した「塩の街」が角川文庫から出ていますので、後者を購入することをお勧めします。 | ||||
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レビューとは少し違うかもしれません。すみません。 「空の中」を初めに読んでおもしろさに感動し、次に「海の底」を読んで さらにボルテージが上がり、で、最後にこれを読みました。で、がっかりしました。順番通りに読めばよかったと。 おもしろいことはおもしろいのですが、「空の中」、「海の底」とはちょっと違いますよね。 物足りなかった。期待しすぎてしまいました。 | ||||
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長年文庫を読んでますが、こんなにひどい乱丁は初めてです。それも最後の部分に発生している為、「今まで読んできた時間をどうしてくれる!」と思ってしまいます。作家があまりにもかわいそうです。 | ||||
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謎の結晶体により塩化する人々・・・ という設定は面白い。けれど日本の半数 以上の人々が塩化した世界でも困窮した描写が少なく、政府も崩壊した世界で 自衛隊が機能している? 違和感を感じた。 恋愛物は良いけれど、設定の甘さが気になった。ハードカバーで期待した のだけれど残念。 | ||||
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この本はamazonのカスタマーレビューを見て星5つをつけている方がいたので購入してみました。届いてみて、まず思ったことは『何これ』でした。 表紙の絵がひどすぎます。この絵を見た瞬間読む気がなくなります。本というのは、文章だけでなく挿絵や表紙などの絵も重要なのではないでしょうか?どんなにいい文章だとしてもイメージする登場人物がブタのような顔をしていたら感動できますか?内容面でも面白いと思ったのは、体が徐々に塩になるというの設定のみ。それ以外のストーリーは特に面白いところもなく単調に進んで、 あっけなく終わります。どこがラブストーリーなのでしょうか? 捕まったところを助けられたというのが理由ではどうなんでしょう?助けてくれれば誰でもいいんですかね?正直言ってあまり人に勧められる本ではないと思いました。 | ||||
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塩の街は、選考時から電撃雑誌等で見て気になっていました。 ものすごく惹かれるタイトルで、設定もいままでになく面白かったです。 でも 読み終わってから、『これが大賞の作品なのか?』 という疑問を感じてしまいました。 すべて読み終わってもなんか、『読んだ!!』って気にはあまりなりません。 私的には大賞作品として不十分だと思います。 | ||||
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大賞作品としては不充分だと感じました。まず、設定は非常に良いです。身体が塩になっていくという設定はかなりおもしろいです。 逆に、キャラクタは魅力的ではありませんでした。 主人公はまだマシなのですが、相方も悪役キャラも薄い感じがします。 特に、悪役キャラの行動に疑問を多々感じました。テーマも”愛と世界どちらを取りますか”というわけでもなく、 かなりぬるさを感じました。ストーリー展開は、前半部の短編二つが非常によかったです。 世界設定と雰囲気そのものは秀逸なので、 それを上手く活かせています。対して、本編の方はげんなり。 こまごまとした説得力の無さに目を瞑れば、外枠は悪くないのですが、キモとなるべきキャラクタの心情(恋愛感情)の展開が早すぎて、説得力が皆無。 ストーリーを通して紡がれるものである恋愛感情が、非常に唐突でした。 キャラクタの感情の動機付けがおろそかになりすぎている気がします。女の子→恋愛感情→青年、青年→ほおっておけない→女の子というのは、 第9回大賞のキーリ(壁井ユカコ)と似ているとよく言われますが、キャラクタの出来、感情の変遷の書き方を比べると、 どうしてもこちらの方が下だと思わざるを得ません。塩害の設定はとてもよかったのだから、もう少し心理的展開に気を配ってほしいと思いました。 | ||||
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