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ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子
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ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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二階堂氏の合作と言えば愛川昌氏や黒田研二氏と組んでやったキラーXシリーズ4作が、普段の二階堂氏のガチガチ本格の要素とギミックに溢れた叙述トリックや仕掛けが組み合わさり、2倍以上の面白さが発揮された傑作シリーズであったが、それに続く二階堂合作シリーズの1作目である。 今回は女性探偵を主人公にしたハードボイルドものの体裁であり、キラーXのような少ないページ数でネタがこれでもかと詰め込まれた濃密さはあまりなく、ページ数が多い割にまあ、ハードボイルドものということもあり、主人公が捜査に歩きまわる描写が多く、ギミックに溢れたネタはラストの意外な犯人以外あまりない。 方向性が違うと言えばそれまでだが、やはりキラーXシリーズのような読後の満足感はあまりなく、標準的な出来に留まっていると言わざるを得ない。 後書きで、作中のネタが法月綸太郎の短編で先に使われてしまったが、そのまま使わせてもらったとあるが、○○アレルギーというニッチなネタが同時期に被ってしまうとはミステリー作家の発想は思考が似ているんだなと逆に関心させられた。 後、表紙の主人公のイメージと作中の主人公の風貌の描写の落差が凄い。女探偵が主人公でそのルックスを○○○ちゃんにソックリなどと書くのが大胆過ぎる。 | ||||
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2007年に宗形キメラ名義で出た単行本の文庫化。 二階堂黎人さんと、新人作家の千澤のり子さんの合作である。 女性私立探偵・桐山真紀子を主人公にしたシリーズものの第一作。 桐山の姪のルームシェア相手が失踪した事件を追ううちに、巨大な陰謀に巻き込まれていくというストーリーで、緊迫感があっておもしろい。 ただ、トリックや「真相」の部分ではやや不満が残る。 ルームシェアの実態や危険性に関する蘊蓄が詰め込まれているのは楽しかった。 | ||||
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あとがきを先に読んでしまったのが、間違いのもとだった。二階堂氏の手が入っているものと多少の期待はあったのだ。ミステリーの構成は出来ているものの、平坦で盛り上がりに欠ける点は如何ともしがたい。そこに本論とは関係のない叙述がえんえんと続く。何度、読むのをやめようと思ったことか。 第2作を準備中とのこと、レビュアーの声を聞いて、大きくジャンプして欲しい。 | ||||
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