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ジェノサイド
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ジェノサイドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全390件 161~180 9/20ページ
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レビューであまり評価してない人もいたのでどうかな?と思いましたが、久々にのめりこみました。 スケールの大きな話で、普段耳慣れない分野の専門用語もありますが、まったく難しい、飽きるということはありませんでした。 読み終えて大きく満足のため息が出るような作品でした。 | ||||
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本作が面白いのはわかっていたが、読むタイミングを逸してしまい文庫が出るまで読まずに来てしまった。逆に言えば、話題になっている時期を逃しても面白さが損なわれないことがわかっていたために読まずにいたのかもしれない。本書では、人間の残虐性を生物学的に考察している。この残虐な種が戦争という共食いをやめることがでないでいる反面、それを食い止めようとする変異種がすぐそこにいるかもしれないという希望を感じることができる。この変異種が影響力を持ち人間の本能を凌駕することにならないかと期待するのは、ないものねだりなのだろうか。 | ||||
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ネタバレとなりますので先ず読んでからもしくは読んだ人、ご覧ください。 この作品の真髄は未開民族から生まれたホモサピエンス進化形の幼子が世界の覇権国アメリカの中枢ホワイトハウスを手玉に取り勝利を納める部位にあります。 現実にはあり得ないが可能性を否定出来ないリアリティ感が見事です。 作者がこの作品を書くきっかけとなった立花隆さんの「文明の逆説」を読めばそれは明らかです。 ノンストップのエンターテイメント性と深淵な生物学考証を絡めた傑作です。 | ||||
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裏表紙に「現代エンタテインメント小説の最高峰」とあるが、賛成だ。 「エンタテインメント小説」であろうが、この深さはどうだろう。薬学への造詣、人間やその社会への洞察、計算されつくした物語…。 秘密裏に重大なことがらが決定され実行される世界も描かれている。2013年末の「特定秘密保護法」成立も、作者なら見通していたのかもしれない。ルーベンスやハイズマンら天才や碩学が登場するが、筆者もその部類なのでは、と思う。 ホロコーストや南京大虐殺、第一次アフリカ大戦等、残虐な記述も多いが、研人と正勲の友情を通して、平和への願いも痛切に伝わる。 題名の「ジェノサイド」(民族大虐殺)だが、この物語が直面するジェノサイドは少人数だと思われる。さて、それは何人でしょう? | ||||
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「星を継ぐもの」と同じにおいがしました。(作者を和製ホーガンなどとは言いませんが) 登場人物たちの力強さ、あきらめない姿など、三十数年前に「星を継ぐもの」を初めて読んだときのわくわく感がよみがえりました。 | ||||
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現在の人類にとっては神のような存在ともいえる超人類の出現という、気宇壮大な物語。その構想の大きさと独創性は、20年以上前に読んだマイケルクライトンのジュラシックパークを思い出させます。 現在の人類発祥の地といわれるアフリカの密林を舞台にした物語は、アフリカで実際に行われたエスニッククレンジングや米国の対イラク戦争を挿話として取り込んで、現実味を高めています。超人類という存在を前提とすれば、ストーリーの進行もおおむね無理がなく、SFサスペンスに思い切り浸ることができます。映像としても見たい作品ですね。 多くのコメントにある著者の歴史観の披瀝は確かに唐突で、個人的には違和感を覚えますが、全体の構想力と独創性を評価して☆5をつけます。 | ||||
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文庫になるのを心待ちにしていました。私が題名から想像していた内容とは違いましたが、ストーリー自体はハリウッド映画にしたら面白いんじゃないかな、という感じでした。 私はストーリーよりも、歴史観だったり、人間と何か、とか所々に散りばめられた作者の価値観が面白かったですね。 | ||||
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薬学や数学などの理系学問、哲学や歴史学、さらに軍事的な内容に至るまで非常に幅が広い作品であり、作者の知識の広さとそれらを貪欲に取り入れようとする姿勢に驚嘆しました。 ストーリーは若干一本調子的なところも感じましたが、内容は非常に濃く、少し気分の悪くなる描写もありますが、読み応えのある作品です。事実、他の小説に比べて読破まで時間を要しました。 ただ、他の方のレビューにもあるように、少し思想の偏りがあるかと感じたのと、その思想を作品内に強く入れ込み過ぎてると感じたところが少しマイナス点かと。 あとは…現代人類に理解できないはずの超人類の思考を、現代人類が描いていいのか?という疑問が生じましたが。まあそんなことを言うと、何も書けなくなっちゃいますが。 | ||||
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590ページを2日で読み切ってしまいました。 政治・薬学・民族学・生物学・軍事など多種多様な分野を横断し、全世界を舞台にしたスケールの大きな作品です。 他の方も書かれているように日本人が「差別主義的」「根暗」など過去・現在を通して自虐的に描かれており、「日本人としての劣等感」や「中国・朝鮮に対する(真偽不明の)戦争犯罪」などが多少強調される内容になってはいますが、それを補って余りあるエンターテイメント性を持って迫ってきます。次のページをめくらせるパワー、読ませる力があります。 | ||||
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とてつもない発想とスケールの大きさに驚きました。高野さんの本を、また、読みたいと思います。 | ||||
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わたしは、10ページほどで、本に入れました。 これまでの作品よりも、地域や分野、テーマの幅が大きいので、若干の戸惑いはありましたが、読み進めるにつれて、ぐぐっと入れます。上巻のほとんどは、前振りや複線などが散りばめられていて、クライマックス前の静かな物語のように感じます。上巻の終わりあたりから、クライマックスへの加速がかかってるようで、下巻が楽しみです。 | ||||
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お正月に一気読み。創薬とアフリカの記述が興味深かったです。アフリカの地図を見ながら読んだのは私だけではないはずだ。 | ||||
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書店の文庫本新刊のコーナーで、本作を見つけたとき、別の作品の解説で、「高野秀明の作品に順位をつけるとしたら、ジェノサイドの次にこの作品を挙げる」という記述があったことを思い出した。 そこまでのものなら、読んでみたいと思い購入した。 自分の中でのベスト1が変わるということはなかったけど、十分面白かったし、教えられるものもあった。 それは読む人などによって変わってくると思うのだけど、自分が感じたのは「人間が持つ残虐性」について。 この物語の中だけどはなく、現実社会ではそれ以上に残虐性にとんだ事件が日々世界のどこかで起こっている。 それらを聞くたびに、「こいつらは人間じゃない。少なくとも自分は100%しない」などと思ってしまうが、間違いなく彼らと自分は言語や人種は違えど、同じ人間だ。 本作を読み終えたときに頭に浮かんだのは、「自分だって一歩間違えれば排除する側に立つ可能性はあるんだよな」ということだ。 人間には善の心もあれば、残虐性をはじめとした悪の心は持っている。 それは忘れてはいけないし、意識して生活をしていかなければいけないんだと、研人、バーンズをはじめとした登場人物たちから教えられた気がする。 スケールが大きい作品なので、これから読もうとする人にはそのことを意識してほしい。 そうしないと、入り込みにくいし、おいて行かれる感じが少しするからだ。 | ||||
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作者の反日思想にはうんざりしたし、韓国人を持ち上げすぎだとも思ったが、そんな 悪感情を吹っ飛ばすぐらい文句なしに面白い。 | ||||
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久しぶりにこんな大作を読みました。 話の展開に圧倒され2日かかって読みきりました。 ただ、作者の所々の政治思想には驚きました。 こんな作品に出会てよかったです。 | ||||
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このミステリーがすごい で話題の作品を結構読んできましたが これは私には興奮度ナンバーワンといっても過言ではない作品でした。 ミステリーといえるかどうか 殺人事件があって、謎解きがあって という作品ではありません。好き好きがあるかもしれません。 でも謎がどんどん拡大していき、 解決を求めてぐいぐい惹きこまれて一気に読んでしまう秀逸のミステリーでした。 いくつも出てくる深刻な問題は 現在の方がかえってリアルに読める気がします。 解決にあたってのご都合主義な部分や、 著者の思想が偏っているなど 他のレビューにみられる指摘は 当てはまっているように思えるところもありますが、 それが物語の面白さを損なうかというと私はそうは思えませんでした。 私にはこの物語は愛国心や日本の戦争史観を語ろうとしているのではなく、 人間について語っているのだと取れましたし、 ミステリーにご都合主義はまあ割とみられることで、 知識欲も満たせ共感もでき感動もして 面白かったのでご都合主義は(まあどうでも)よし、と思いました。 元々アクションものや暴力ものの濃い作品は苦手なのですが、 この本の読後のカタルシスは全編を通じた残虐さ(タイトルどおり)の描写なしには 得られなかったと思います。 「ジェノサイド(大量殺戮)」の言葉の意味が重層的に語られていて いろいろと考えさせられ、これぞ物語の力!と感じました。 | ||||
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2011年3月に出版された【高野和明】氏による正統派サイエンス・フィクションの傑作が本書です。一読して驚きました。最近滅多に見ない超骨太の正統派科学小説だったからです。テーマ的には【人類進化テーマ】に分類されるのでしょうが、このテーマの傑作と言われるクラークの『幼年期の終り』や小松左京先生の『継ぐのは誰か?』に匹敵する出来映えの作品です。リアルな国際政治や情報科学や医学といった情報を駆使して、実にリアルに人類の進化を描いています。序盤は国際社会を背景にしたサスペンス小説風に始まるのですが、中盤にアフリカの奥地に住む超人類が現われてから物語は一気に本格SFへと移行して、最後は人類という種そのものの持つ本質的な残忍さとそこからの救済を描いた哲学小説へと移行していきます。ラストがハッピーエンドであることがとても気持ちよく、読後感が非常に爽やかなのも大きな魅力です。あとアフリカの奥地に住む超人類という設定は、たぶん小松先生の『継ぐのは誰か?』へのオマージュでSFファンとしてはニヤリとしてしまいます。また終盤の方にちょこっと出て来る超人類の使う特殊な言語は、たぶん山田正紀先生の傑作『神狩り』とサミュエル・R・ディレイニーの傑作『バベル−17』へのオマージュで古くからのSFオタクとしては更にニンマリとしました。という訳で本書は最近あんまりない正統派【サイエンス・フィクション】の大傑作です。マニアの方も、そうでない方にもオススメします。面白いですよ(笑)。 | ||||
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一言で言って、読み応えあり! です。 これまでに私は読んだことのないような話の進め方、表現の仕方、話の展開の仕方 であり、映画を見ているかのような構成です。 出てくる病気とか、薬とか、重要なkeyとなるレポートとか、如何にもこの世にあるような表現ので書かれていますが、全て作者の考えたフィクションとの事、、、。 途中からは小説のような展開なりますが、途中まではノンフィクションのような感じを持ちながら読み進めてしまいました。 ドンドン読み進めたくなり、厚い小説ですが、すぐに読み終えてしまいました。 皆さんが書かれているように、最後に近づいた部分は、少々乱暴に話を進め方すぎている感じです。 でも、読み応えたっぷりの小説ですよ。 女性向けではありませんが、是非とも読んでみてください。 いつもと違う世界に連れて行ってくれます。 | ||||
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久しぶりに面白いSFアドベンチャーを読みました。 新・人類が生まれるとき、今の世界の矛盾がすべて明らかになってしまいます。 人間の可能性と人間らしさを感じる一冊です。 | ||||
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本の状態があまりにきれいだったので、新品かと思いました。 読みたいと思っていたのですが、タイミングをはずしていたので、やっと…って感じですが、 あっという間に読んでしまいました。 | ||||
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