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ジェノサイド
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ジェノサイドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全390件 281~300 15/20ページ
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これを読んでしまうと他の作品が退屈に思えてしまうだろう。人類の進化進歩という永遠のテーマに挑んだ不朽の名作、次回作にも大いに期待したい。膨大なデータ収集、多くの専門家への聞き込みによる生命化学、薬学、インターネット、暗号、航空について掘り下げた知識の裏づけにはただただ目を見張る。想像で補われている部分もあるだろうが、ここまで国際社会政治の手の内を明かされてしまうと、日本ならず、世界の指導者らがわれわれの期待しているものに値しないとの認識をさらに強くしてしまうに違いない。読みづらいとのコメントも見られるがトム.クランシーなどに比べれば読みやすいし、ある意味作品として凌駕していると思う。断片的に見られる著者の歴史観もこれまでの歴史の反省の上に人類の進むべき道を示唆する。現実性、必然性やストーリー展開に荒削りな部分があるが、格調の高さとスピード感がそれを気にさせないものにしている。著者が掘り下げた多くの分野に少なからず興味を抱かせると共に、今後の人類について深く考えさせられる啓発書でもあると思う。 | ||||
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久々に「小説を読む」という行為が、こんなにも贅沢な娯楽なのかと思わせてくれた作品です。 ストーリー、テンポ、語り口どれをとっても極上のひと言に尽きます。 そして、ズシンと重たく伝わってくるテーマ。途中ページを飛ばしたくなるような残虐な描写が出てきますが、このテーマを描くうえでは必然的な描写と言えるのでしょう。ただ単に楽しむだけでなく、考えさせられるテーマですから。 多少ご都合主義的な展開や、個々のキャラクターの結末には共感できないところが残るものの、ここまでの盛りだくさんの内容でグイグイ引っ張られたら、もう文句はありません。 多くの人が指摘するように、ハリウッド映画を観ているようなスケール感ではありますが、小説だから描けるおもしろさだと思います。中途半端に映画にされたら、現代版E.Tみたいな感じになりそうで、ガッカリすると思います。 小説っておもしろいな、映画とはまた違ったおもしろさがあるな、もっといろんな小説を読んでみたいな、という興奮を久しぶりに思い出させてくれた作品です。 | ||||
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一度読み始めたら、終わりまで読まないと気がすまなくなるような本です。 父の遺志を継ぐ羽目になった息子、病に掛る息子の為に戦い続ける父親。 立場が違えども、似たような境遇の二人が、交わる時驚くべき事実が判るので、凄く興奮すると思います。 | ||||
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日本人が描いたハリウッドアクション映画、ともいうべき、 エンターテイメント性満載の小説。 現実性がないのと展開に無理があるのが気になるが、 冒頭から最後までこのスピード感。停滞することなく突き進む。 面白けりゃいいじゃん。という感じ。 文句のある奴は書いてみりゃいい。 | ||||
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純粋に面白かった。 レビューを見てると、反日とか、誤った歴史観って書いてあったけど、 あんまり気にならなかったけどなぁ。。。 国粋主義の方って、多いんですね。 | ||||
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サイエンス・フィクションのつもりで読んでいましたが、世界規模での話の風呂敷を広げて何はともあれまとめるエンターテインメント小説として、ワクワクしながら一気に読むことが出来ました。設定や歴史観などの細かい点での突っ込みどころは指摘されていますが私は特に気になりませんでした。ハリウッド的なので、そのうち映画化でもしてもらいたいです(多分観に行かないけれども)。 | ||||
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間違いなく大傑作である。 色々欠点があろうが大傑作である。 読むべし。読むべし。 | ||||
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最初は新型ウィルスせん滅と救出作戦の冒険小説と思わせておいて、それは導入部分に過ぎない。 当事者同士と主人公がだまし、だまされる二転三転するストーリー展開。医学知識と軍事知識が 面白いようにからみあう。単純な暴力でなく、必然性のある暴力や救いのある人間性が感じられる ミステリー好きが読むだけでなく、ハードSF(サイエンスフィクション)という側面の方が強い なぜなら、最終的に「謎」は解けるのだが、解けるカギはSFを認める前提が必要だからだ。 一部に著者が「自虐史観」だから面白くないというレビューがあるが、それは大きな傷では無い 書名がジェノサイド(大虐殺)である。ナチのアウシュビッツ、南京大虐殺、関東大震災の朝鮮人 殺害、コンゴの内戦での民族虐殺などが、ある程度のステロタイプ(単純化した見解)でとりあげ られるのはストーリー展開上、許容される範囲と考える。 この単純な見方は「政治的な見解」というより、ストーリーの「わかりやすさに貢献」している。 物語は、部分でなく本質で考えるべきだ。この物語の本質は、新人類の出現と対する人間の行動に ある。人間の不完全さの表現としてのジェノサイドだから、日本人にわかりやすい南京や震災時の事件 (異論があるのは承知の上で、一番知られている)を取上げたのだろうと考えた。 コンゴの内戦の表現など、コンゴ共和国から抗議が来てもおかしくない位だから、南京などさほど でもない。物語は物語として読むべき。 「自虐史観」のあるなしという「枝葉」はさておき、ハードSFの「本質」を見れば星5個をつけるべき。 | ||||
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この作品を見て反日的な著者の曲がった歴史的主観が盛り込まれていると批判的な方のレビューが多いことに、逆に心からがっかりした。他の国のジェノサイドを描いて(そもそも主軸はアメリカ国家)自国である日本の過去のジェノサイドを棚にあげるのは自分たちは違うと思っている日本人の卑怯さの表れではないか。日本人は特にその傾向が強いと私も感じるし、作者が日本人によるジェノサイドを書くのは、反日的な感情でもなんでもなく、ただ全世界どこの国家でもどの時代でも人間が繰り返してきた所業を、わかりやすく自国の歴史に則って描いているだけではないか。 協力者を韓国人としたのも、日本人が特に軋轢のある朝鮮半島との国家を超えた 個人の純粋な善意と友情を描きたかった意と感じる。エマやアキリの種が主流となった頃には、国境もないかもしれない。それを私たち人間たちでも無理なことと知りながらも努力していくべきことではないのかと考えさせられる。 作品自体は確かに様々な専門分野を出しすぎて個々の内容自体はその分野の専門家にとっては甚だ疑問を感じる部分もあるのかもしれないが、逆に様々な人種を出すことが新しく感じるし、ジェノサイドを描きながらも平和を望む筆者個人の表しかたかもしれない。 | ||||
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面白い。 久しぶりに一気に読んで、すぐ、2回目を読み出した。 このまま、ハリウッドで映画化しないかなぁ・・・ 日本映画界の力では無理だろうなぁ・・・ 意外と韓国映画界が作ってくれるかも?そのほうが現実味あるし、いい映画になりそう。 レビューで反日小説と嫌悪を唱える人が多いが、そこまで愛国心がある人が多いのには笑ってしまった。 細かな史実の誤り、過剰な表現、それは作者の考え・認識であって、それに感化されてしまうほど、読者は馬鹿であろうかと思う。 アメリカ人が読んで、「反米だ!」って怒ると思う?? この小説を韓国人/在日の人が書いたとしても、小説としての完成度については文句言えないはず。 ホラーじゃないとかSFにしてはとか、素直に面白かったと言えない人、何を読んだら認めるんだろう。 まぁ、感想なんてのは個々違うから、満点もあればゼロ評価もそれは自由です。 私は素直に「面白かった」。 ゆえに5点。 | ||||
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今年のミステリナンバーワンの呼び声が高いので読んでみましたが、どちらかといえば、SF小説でした。 人類について、コンピュータや薬についての理系の知識がばんばん出てきて、 文系の私はヒイヒイ言いながら、ついて行くという感じでしたw ただ、ヒイヒイ言いながらも、発想のおもしろさ、丁寧に調べて書かれた描写などに興味は尽きず、 最後までページをめくる手は止まりませんでした。 ひとつだけ引っかかったのは、わりと前のほうの記述で、父親が大学教授、息子も大学院で研究者という設定なのに、 いきなり現れた祖父と伯父が、喧嘩に明け暮れていたとか、理由なんかないけど朝鮮半島の人たちが嫌いだとか言う、 いかにも知性のなさそうな人物像となっていたことです。 理由はきちんとあるはずだし、なにも理由がなく嫌い、嫌いと言うような粗野な人たちであれば、 どうしてそんなに主人公や両親と違う人種なのか、説明があってもよかったと思いました。 その部分を書きたい気持ちが先走ったのか、あとから加えたためかのか……。 そこで引っかかってしまったために、主人公と行動をともにする韓国人男子学生の人柄の良すぎるところや、 日本人の傭兵の誰もが嫌悪を感じてしまうような描写に、とってつけたような違和感をおぼえてしまいました。 ものすごく面白い小説だっただけに、そこが残念です。 左翼思想の人(?)はどうして他国の悪い点は見過ごして、日本ばかりを責めるのでしょう。 広い視野で公平に見れば、どこの国の人も被害者とは言い切れない過去があり、ジェノサイドの歴史があり、 日本人だけを責めるのはおかしいと気づくはずです。 | ||||
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作者に対する不快感を露にしている読者が多く見受けられますが、それは、作者の表現した南京大虐殺の歴史、残虐でひねくれ者の日本人傭兵、お人好しで博識な韓国人留学生が主な原因でしょう。ですが、歴史というものは記録する者の感情や権力によって操作されている可能性もあり、すべてを鵜呑みにしてしまうのはあまりにも危険なものです。また、残虐でひねくれ者の日本人傭兵にしても、たまたま日本人であっただけのこと。現に作中で、彼には暗い過去が垣間見えており、彼の性格は人種に関係なく彼自身の過去が大きく起因していることがわかります。お人好しで博識な韓国人だってこの世にはいくらでもいます。私はこの作品を読んで正直驚きました。この作品は日本人の知性を、未来を切り開く力を試しているのです。 | ||||
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これはすごい。 「本の雑誌」で上半期ナンバーワンになった辺りから注目していたが、作者にこれといった印象がなかったので(そういえば乱歩賞で『13階段』てのがあったなあ、くらい)、しばらく様子見していた。 文庫化まで待とうかと思っていたが、我慢しきれず購読。結果、大正解。 できれば年に一冊くらいのペースでこのくらいの内容のものを書いて欲しいものだが、難しいだろうなあ……。 どちらにせよ、新刊が出たら読みたい作家が、また一人増えた。 | ||||
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長いけれど、読みやすいのであまり本を読まない人にもオススメ。 とにかくテンポが良くて、緻密で壮大なスケールの中に、読者を驚かせる仕掛けが満載。ページを捲るごとに引きこまれていった。3つの物語が同時進行していて、多方面から描かれているので、こちらが疑問に感じたことを次々と解決していってくれる。ここまで緻密に描ける著者は少ないので、本好きさんほど驚かされると思う。 少しエグいシーンもあるけれど、必要最低限の描写になっているので耐えられた。 精神論が描かれているわけではなく、緻密だけども深くはないので、「エンタメ小説」という位置づけは当たってると思う。 もし映像化するなら、映画にした場合、視覚的な面白さは出ないし、この作品を2時間に収めるのは難しいと思うので、連続ドラマにした方がいいかも。 | ||||
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創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人のもとへ急死したばかりの父親から一通の電子メールが送られてくる。その内容に導かれて訪れた古色蒼然としたアパートには、秘密の実験室が設けられていた。 一方、傭兵のジョナサン・イエーガーは、難病に苦しむ息子の治療費を稼ぐため、アフリカ奥地で地元民の大虐殺計画の任務に就く。そして彼はある村で、人類がいまだかつて目にしたことのない存在と対面することになる。 日本、アフリカ、アメリカと3つの地域をまたにかけた壮大なSFアドベンチャー小説です。人類を新たなフェーズへと引き上げる可能性をもった存在との邂逅をめぐり、人智を大きく超えた物語が怒涛の展開を見せます。ハリウッド映画的な迫力ある物語です。 何の知識もないまま、作者の本を一度も読んだことがないまま、直木賞候補作品だという一点だけで手にした作品です。どこに向かってストーリーが突き進んでいくのかを知らぬままに読んだからこそ味わえたこの面白さ。他の読者にも分かち合ってほしいがために、その物語展開に触れることは極力控えたいと思います。 創薬化学の専門研究者に対して濃厚な面談取材を行なったことと、膨大な数の幅広い文献資料を渉猟したことが巻末に付されていて、このめくるめくフィクションを支えるためにこの作家が膨大な時間と労力を費やしたことが見て取れます。 だからこその、特に薬学にまつわる専門的な記述が延々と続く箇所がいくつもあり、ほとんど消化不良のまま頁を繰り続ける場面もあります。ですがそれでもこの物語の果てに感じたのは、人類に対する希望と信頼を確かに持つだけの価値はあるのだという、清々しい思いです。 主人公たちが出会ったその新しい存在が、いつの日かこの地球上に実際に現れるかもしれない。そのときに人類は、果たしてどのような行動を起こすのでしょうか。 | ||||
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アフリカ、合衆国、日本を舞台に展開される「人類の進化」をテーマにした作品。 とても疾走間があり、まるでアメリカの人気ドラマを観ているような展開にぐいぐい引き込まれました。 随所に、現生人類が行ってきた虐殺の歴史や現在日本では大きく報道されていないアフリカ戦争の悲惨さが描かれており、自分が所属するホモサピエンスという種の酷悪さに胸が塞がれそうになりました。そしてそれらは決して目をそらしてはいけない事実として残りました。 また、そう思わせる作者の筆力を感じました。 わたしは他の方が書かれるように、内容の一部を反日的とは受け取らず、こういった残虐さは民族に関係なく、ホモサピエンスという種のもつ負の一面なのだととらえました。 おそらく作者は「民族や人種にかぎらす、それがサピエンスの一面なのだ。日本人も例外ではないのだ。」ということを表現したかったがために、やや穿ちすぎた結果、上記のような評価をえたのではないでしょうか? サピエンスという種をフラットにとらえてもらいがたいため、多くの読者である日本人すらも特別扱いできなかったのではないでしょうか? 一方で戦闘シーンはどこかハリウッド的でリアリティを感じず、「ヒトを超越した存在」がそこまで全てをコントロールできるかに疑問を感じました。個人的にはラストがやや月並みな展開となってしまい、少し安っぽいのも残念です。 それでもエンターテイメントとしては、今年読んだ中ではトップクラスです。 読まないよりも、読んでよかった。 | ||||
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壮大なスケール・内容の深さ・描写の緻密さ。とにかく素晴らしい。 著者の持っている人間への愛情も確かに伝わってくる。 こんな本はいつ以来だろう。 とにかく、良い意味で予想を裏切られた。★5つでも足りないくらいだ。 | ||||
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途中ところどころで「ちょっと無理があるような…」と思わせる箇所がありつつ、 序盤からフルスピードで走り抜ける勢いで一気に読めました。 難しいネタも上手いこと消化できて、万人に通ずるエンターテイメントになっているのではないでしょうか。 | ||||
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物語は日本、アフリカ、米国で同時進行する。物語の中で日本人の主人公は難病の新薬を作成するのだが、その過程は現実感をもって迫ってくる。これは『謝辞』で述べている通り作者の創薬に関する綿密な調査によるものであろう。同じように傭兵の装備、行動についても十分に調査していることが伺える。十分な裏づけ調査に基づいた物語はドキュメンタリーではないかとも思わせてしまう。もしかしたらこの本に書かれているようなことが実際にあるのではないかと十分に思わせてくれる。また、アフリカでは傭兵4人が活動する。そのうちの1人は日本人だ。従い、何らかの重要な役割を担っていると思っていたらあっけなく死んでしまう。そのような以外性もある。最後まであきさせない第一級の娯楽作品と思います。 | ||||
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2011年3月刊行の本作品、まず、ストーリーは… 現代のアメリカ。プロローグで、大統領にもたらされたのは、アフリカ・コンゴで、「新種の生物が出現」したという報告だった。 本編は次の二つの物語が同時進行する。 1.アメリカ人、ジョナサン・イエーガーの物語。民間軍事会社の傭兵である彼は、コンゴでの極秘の計画を請け負うこととなる。 2.日本人、古賀研人の物語。大学教授の父を失った薬学の大学院生の彼は、父が密かに行っていたことを受け継ぐこととなる。 以下が、本作品を多くの方が楽しめる要因と感じた点です。 【ミステリとしての面白さ】 プロローグで示される、「ハイズマン・レポート」とは何か? イエーガーの請け負った仕事の真の目的は何か? 古賀研人が死んだ父から受け取ったメールで託された使命とは何か? …冒頭で示されるのは、謎めいたことばかり。 1.2.の物語がどのように交錯するのか、という興味とともに、目まぐるしく物語は展開していきます。 そして、ラストには、思いがけない真相が待ち受けている。 もちろん、巧妙な伏線が利いてくるところは、さすが乱歩賞作家だけのことはあります。 【SFとしての面白さ】 「謎の生物」と古賀研人が「薬学」の学生、という要素から、「生物学」分野の科学を根拠としたストーリーが展開します。 しかし、理数系苦手でも全然問題なし。 専門知識がない人にも分かりやすく、それでいて、綿密な取材力を感じさせる物語展開です。 なお、私は、本作品を読んで、映画「2001年宇宙の旅」を想起。 あの名画のテーマを、全く別のアプローチで読み応えのある作品に仕上げています。 【感情移入しやすい人物設定】 古賀研人は、理数系は成績優秀かもしれないが、全く普通の青年。 そんな彼が、世界的規模の事件に巻き込まれていく。 身近な人物を配することで、多くの方が感情移入や共感をしながら、物語に入り込めるように工夫されていると感じました。 | ||||
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