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ジェノサイド
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ジェノサイドの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全393件 241~260 13/20ページ
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| 一部のレビューで韓国に媚を売るだとか、自虐的だとあるが物語の主要なメッセージは、人間という生き物の不完全さ、そしてコンゴ共和国などの弱小国に対する大国の傲慢さのほうが大きいのではないか。そして何より読者を世界観に持っていくうまさもあるし評価されるべき作品だと思う。超専門的記述が飛び交うが、そこにつっこむよりかは作品全体の完成度、そして何が伝わるかを二転三転考えられる作品だと思う。 | ||||
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| 本作の「歴史観」が問題視されてますが、韓国のことを少しでも褒めたり、 日本の事を少しでも貶めると、こんなに叩かれるとは、驚きです。 まさにこの作品で描かれている人類の不寛容が再現されていて、 「結局、小説読んでも、ストーリーとギミックしか追えない人が多いんだな」 と思います。 文体も、物語も、人物描写も、これくらいの小説なら、まあ普通ってところだと思います。 でも、この作品の最大の魅力は、作者の祈りみたいな、メッセージだと思います。 理系の大学生を主人公にしたのも、アキリの存在も、今後の世界平和への願いが表れている。 エンターテインとしては、やや消化不良ですが、(先が読めすぎる) 作者の緻密に計算された祈祷は、読者に感動を呼びます。 | ||||
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| 2011年に一度読んで、2012年に再読してみた。薄い内容だと、「ネタバレ」で、途中で投げ出すのだろうが、ストーリーラインの持つ緊迫感は再読でもいっさい落ちなかった。再びわくわくさせてもらった。おもしろかった。良質のエンターテイメントだ。 主に、コンゴのジャングル、ホワイトハウス、日本の町田辺りを各登場人物が、うごめきながら物語が進行する。地球上の点と点を結ぶのは主にインターネットと高性能ラップトップコンピュータだ。現在ではあたりまえの、こんなちっぽけな前提をうまく使って、神に近いヌースや驚異の創薬ソフトGIFTというような「あり得ない絵空事」に、リアリティーという生気を吹き込む著者の構想力・描写力はすばらしい。 いくつかのレビューにある、著者の「歴史観」への疑義は個人的には全然気にならなかった。著者の視点はもっと広いと感じた。その前提は、自称人間嫌いのハインズマン博士の以下のせりふに代表されていると思う。「すべての生物種の中で、人間だけが同種間の大量殺戮(ジェノサイド)を行う唯一の動物だからだ。それがヒトと生き物の定義だよ。人間性とは残虐性なのさ。かつて地上にいた別種の人類、原人やネアンデルタール人も、現世人類によって滅ぼされたと私は見ている」さらに、白人であるハインズマン博士に、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸でのヨーロッパ人の蛮行を淡々と著者は語らせている。 個人的に、違和感を感じたのは、ヌースの対立軸となるアメリカ合衆国の「力」だ。買いかぶりすぎている感じがぬぐえない。アフガンでの軍事作戦の手詰まり感、北朝鮮との交渉具合、イランへの制裁措置等、ヌース以下の存在に、この超大国が翻弄されている。これが物語の前提となる現実だ。現実のアメリカは物語世界のアメリカよりずっとたよりない。 ともかく、本書は、十分再読に値する冒険活劇です。 | ||||
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| 歴史的な認識は、それぞれ分かれるところなので、作者が書いたことに特に違和感は感じません。 それがストーリーの本筋ではないのですから。また、理系の理論がたくさん出てきたのも、 全く理解できなかったれど、それでも十分読み終えることができました。要するに、重箱の隅を つつくような観点から読まなければ大作だと思っています。日本人の作家が書いたから、日本人が 優秀であって、正義感に燃えなければならないこともなく、様々な人間が出てくるのも結構。 作者が書きたかったことを十分理解できれば何も問題もないし、読み応えがある作品でした。 優秀な韓国人と優秀な日本人、一方では、醜い人々も様々な形で描かれています。韓国人が優秀で あると表現することへの反発、関東大震災及び南京における虐殺行為を書くことへの想像できる 大きな批判をおそらく念頭に置いて書いたのでしょう。ラストを読めば、そんな事柄に騒ぎ立てる ことの虚しさを憶えるはずです。☆5にしたかったくらいです。 | ||||
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| 大作のSF小説です。道具立てからは、現代を舞台にしながらも近未来小説 と言えるかもしれません。エンターティメントですが、構想もわりと大きく、 人間性に対する批判的な部分も肯定的な部分もあり、単にエンターティメント であることを越えて心に残りました。レビューを書きながら、こう言うのも なんですが、ミステリー的な展開もあるので、あまり紹介記事などを読まずに、 楽しむつもりで、直接、本書を読み始めるほうが良いと思います。 | ||||
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| 作者の歴史観などいろいろ言われていますが、僕は純粋にこの作品は非常に面白かったと思います!!!!スケールの大きい、とても大きい作品でした。そこまでの読書家ではありませんが、僕の中ではここ数年で一番の作品だと思います。あと、いろいろな兵器の名前が出てくるのが、FPSなどを良くプレイする僕にとってはとても楽しかったです。 | ||||
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| 物語としてはとてもよく出来ていたと思います。 展開がどうなるのかとハラハラしながら読む事ができました。 しかし、他の方がおっしゃっている通り、小説という架空の話の中で現実で起こった真偽の分からない出来事を、文献を読んだだけでさも自分が現場見てきたかのように真実だと断定して書くのはいかがなものかと。 韓国人留学生が出てくるからといって、あの記述は必ずしも必要なものではなかったと思います。 その部分はストーリーにも関連性は無く、全くの余計な記述としか思えませんでした。 他の部分は良かっただけに、読んだ後その記述の無駄さ、不快感がより残り残念に思いました。 | ||||
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| 実に面白い小説でした! 読後感が良い。一読をお勧めします。 新人類が、我々をジェノサイドしないように祈りましょう(笑)はたしてそのキーは日本人にあり!良いですね。 和をもって尊しとなすの日本精神で、現生人類を導いて欲しいです。 しかーし、読んでてアメリカは一番怖い国でした・・・。エシュロンって本当なのか??? 巻末の主要参考文献をあげておきます。勉強します! 「文明の逆説」立花隆著 「21世紀 知の挑戦」立花隆著 「サル学の現在」立花隆著 「ヒトと進化」ジョルジュ・オリヴィエ著 「ウイルス進化論」中原英臣・佐川峻共著 「新しい薬をどう創るか 創薬研究の最前線」京都大学大学院薬学研究科編 「創薬化学」野崎正勝・長瀬博共著 「最新 創薬化学(上・下)」C.G.Wermuth編著 「ゲノム創薬 合理的創薬からテーラーメイド医療実現へ」田沼靖一編 「インシリコ創薬科学 ゲノム情報から創薬へ」藤井信孝・辻本豪三・奥野恭史編集 「ドキュメント 現代の傭兵たち」ロバート・ヤング・ペルトン著 「戦争における「人殺し」の心理学」デーヴ・グロスマン著 「ブッシュの戦争」ボブ・ウッドワード著 「戦争大統領」ジェームズ・ライゼン著 「アメリカの秘密戦争」セイモア・ハーシュ著 「ブッシュの戦争株式会社」ウィリアム・D・ハートゥング著 「CIA秘密飛行使 テロ容疑者移送工作の全貌」スティーブン・グレイ著 「すべては傍受されている 米国国家安全保障局の正体」ジェイムス・バムフォード著 「エシュロン 暴かれた全世界盗聴網 欧州議会最終報告の深層」小倉利丸著 「メッセ−ジ・マシーン テレビ解説者を操る国防総省」デービッド・バーストウ著 「子ども兵の戦争」P・Wシンガー著 「5万年前 このとき人類の壮大な旅が始まった」ニコラス・ウェイド著 「森の狩猟民 ムブティ・ピグミーの生活」市川光雄著 「循環と共存の森から 狩猟採集民ムブティ・ピグミーの知恵」船尾修著 「理系白書 この国を静かに支える人たち」毎日新聞科学環境部著 「差別と日本人」野中広務・辛淑玉共著 「関東大震災」吉村昭著 「南京事件 増補版」秦郁彦著 「南京戦 切りさかれた受難者の魂 被害者120人の証言」松岡環編著 | ||||
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| 謀殺と盗聴にまみれた現代の世界情勢に対するのみならず、人類史および薬学などに関する作者の豊富な見識に深い感銘を受けた。そのような見識により、現代世界に新たな知性が誕生した場合にはどうなるかを考察し、国際的なスケールで小説化したものがこの書籍に他ならない。 ストーリーの秀逸さはもちろんだが、人類を行動させてきたのは恐怖であること、人間は大量殺戮を行う動物であること、歴史学は支配者による殺戮を英雄譚にすり替えたものなど、物語の各所に現代世界や人類に対する作者の深い洞察によるメッセージが記されていることも見逃せない。たとえ映画化されたとしても、それらのメッセージは小説でしか味わうことができないので、ぜひ多くの人々に一読されることを勧める。 関東大震災、アフリカなどで行われた虐殺の様相を詳細に描いているのは、人類が虐殺を行う動物であることを強く印象づける。 合衆国憲法は民主主義の仮面を被りながら独裁を許す制度であることを知り、アメリカが発展した理由がわかったような気がする。 日本人に、世界を相手にしたこれだけのストーリーを書いた知性が現れたことを誇らしく感じる。 | ||||
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| 淡々とした幕開けに、淡々と読み進める。絡まって行く二人の主人公の目的とバックグラウンドにどれくらい感情移入できるかが没入感の鍵になるだろうと思う。 確かに多くの人が指摘しているような、特定人種の礼賛のような描写もあるがそれほど気にはならなかった。と言うのも、自分自身が強力な人材とはとても思えないため、現実に勝てない外国人を見るときのような誰に向けて良い物かはたと苛立ちを感じる瞬間を思い出すからだ。余り良い気分ではないのは間違いないのだが、リアリティにつながるこの設定はちょっとうまいと思ってしまった。参考文献や謝辞を見るとそうそう足蹴には出来ないだろういろいろな人に支えられて、その結果出来上がって本になったことを思うとそこは気にしなくても良いかなと感じる。 また、余りに単純な戦争概念や中東やアフリカの概念に違和感がなかったわけではないが、そこを複雑に描写するよりも単純なアメリカや、単純な其処此処を作り出した方が効果的だったのだろう。様々に戦争観念が描かれた本がいくつもあるのに、そのどれにも目を通していないと言うことはないだろうと思うから、この辺は確信犯だろう。 上記を差し引いて、単純に一直線にエンディングまで読むと大きな満足感。ここ最近アクションでSFでサイエンスでスリラーな本を余り見つけることが出来なかったが、良いのが読めて大満足。都合の良さのバランスもすばらしく感じた。うまい。 とはいえ、何となく作者の歴史認識とかに引っかかりを覚えないことも無い。そういう部分は他の事を入れれば良かったんじゃないだろうか。わざわざ描かなくても良いような気がする。 | ||||
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| 大変おもしろく読ませていただきました。 エンターテインメントの醍醐味を味わいました。 ここのレビューで「作者の歴史観が残念」という意見が多かったので少し驚きました。 わたしは昭和30年代生まれなのですが、学生だった頃にちょっと進んだ意見の持ち主にあっては大東亜戦争で南京大虐殺があった、ということは常識でした。 最近はそんなことはなかったという論者もみられますが(もしかして小林よしのりの受け売り?)、検証にはまだ時間がかかりそうです。 そんなことで面白さを感じられなくなるような読者の意識構造に少し恐怖を感じますy。 | ||||
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| まず良かった点は、「壮大なスケールで展開される物語」と「専門知識の活用による知的好奇心の喚起」の2点。 前者は、アメリカ・日本・コンゴでの各登場人物の行動が、複雑に絡み合いながらも、最終的に収斂していく様が見事に描かれていて、その発想力と展開にワクワクさせられ続けます。人類の進化や、現人類vs超人類がテーマとなっているため、ミステリーというよりもSFにカテゴリーした方が良いかも知れません。 後者は、具体的には薬学(新薬開発)・人類進化・独裁者心理・航空機・戦闘用兵器などの、専門的な知識を要する描写が非常に緻密で、知的好奇心を駆り立てられます。よくもまぁ、これだけ複合的なテーマを一つの作品内に収めようと思ったもんだ、と感心します。 一方で「??」な点は、全体を通しては上記のように緻密な背景描写を試みているにも関わらず、いくつかの場面で「その状況で、そんな結果はあり得なくね?」というような箇所が登場する部分です。(例えば、日本の大学院生がCIAの手先から簡単に逃げ切れる、とか、そもそも全知全能な超人類が味方にいればもっと簡単にアフリカ脱出できるんじゃね、とか) 上記のような「??」が、作品のリアリティを要所要所で削いでしまっていて、しっくりこない読後の感想でした。内容としては物凄く面白いハズなのに、ちょっと残念だったかな、というのが正直な感想で、星4つとしました。 | ||||
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| 2011年に読んだ小説では、私は一番面白かったです。 盛り込みすぎのような気もしますが、飽くまでもエンターテインメントであることを忘れない作者に脱帽! 特に、ルワンダ虐殺以降のアフリカ大戦に関する記述は、まったく知らないことだったので、衝撃を受けました。 次回作が楽しみ。 | ||||
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| 確かに一気に読ませる力はある。 スケールも大きく、舞台も複雑に展開され、その上専門的な知識も緻密で、 作者の力の入れようが伝わってくる作品。 が、やはりというべきか結局ご都合主義で終わってしまった。 まぁ、読み応えはありました。 | ||||
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| 私には考えたり、勉強になったり、残酷さや無念さで胸が痛くなったり、いろんな感情を味わえる濃密な内容で、 巻末の参考文献も読んでみたくなるような、広がりのある物語でした。 ハリウッドの映画か、洋物の長いドラマのようで、場面が次々に目に浮かび、そのリアルさに感動しました。 分厚い本ですが、一気に最後まで読んでしまえると思います。 (科学分野の専門的なところは、ちょいちょい飛ばしましたがww) しかし、とても面白かったので、さぞ好評価なのだろうとレビューを見に来たら、 日本人だ韓国人だと騒いでる人が多くてびっくりしました。 もしも翻訳された本書をインドの人やフィンランドの人が読んでも同じレビューになるのか甚だ疑問です。 もっと他のことに目がいくと思うんですが、、、。 平和と言われる日本でも、些細なことでジェノサイドがおこるな〜と恐怖を感じます。 やはり人間の本質なのでしょうか、、、。 そう思えるのも本書のおかげなので、大変良い1冊だと思います。 | ||||
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| 超大作。知識の量がはんぱじゃない。作者の努力が想像もつかない。 ‥‥‥‥‥ 自分には、いわゆる"ウヨに嫌われる"国の血が混ざっています。 そんな自分でも読んでいてミックのくだり等、大丈夫かよコレと思った。 これは叩かれるなと。 それを除けばとてもいい作品。 | ||||
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| この作品が小説で本当に良かった。あの生き物の「目」を見なくてすむのだから。 | ||||
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| 人間は善か悪かというテーマを壮大なスケールで描いた作品です。畳み掛ける展開で一気に読めるほど面白かったのですが…。中にアフリカの非道な武装勢力に拉致されて兵士に仕立てられる子どものエピソードがあります。この描写があまりに残酷で、酷い。結局彼は何の救いもなく、殺されます。この描写以降はどうも引っ掛かって、ただ面白いだけで済まない、重いものが残りました。結局、最後には主人公たちは救われるわけですが、彼ら子ども兵士たちには何の救いもない。そこがちょっと釈然としませんでした。勿論、現実はこんなものではないのでしょうが…。また、アメリカという国はここまでひどいの?という展開も少し気になりました。しかし、著者の歴史観はともかく、この作品のキモは、極限状態の中、他人のために薬を開発する日本人主人公の無償の行為ではないかと思います。 | ||||
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| この本は週刊ブックレビューで紹介されたのをきっかけに 読み始めた。 冒頭から、一体話がどう展開するのか、 ‘見たこともない生物’の行く末、 絡まりあう謎を解き明かしたいと自然に力が入る。 それと同時に、読みながらも普通の生活に戻ると、 世界は繋がっているのだと改めて感じさせられた。 コンゴ、日本、アメリカ合衆国、一見関係なさそうに見える関係が、 より身近に現実感を帯びてくる。 近くに見える世界が全てだと感じながら生きている私たちが、 こうしているうちにも、資源をめぐった抗争、便利になった ネット社会の脅威、略奪されていく子供たちの現実は起こっている。 ここに出てくる人種やその立場は、どの位置に自分が立たされても おかしくない。どの立場にもなり得るのが現生人類だから。 争いを止めない現生人類、その特性を超える新しい人類の出現を 描いた作品は、フィクションでありながら、人類の将来を見ているような 気になる。 作者は角川のサイトで「いろんな読み方ができる本。それぞれの視点で 楽しんでください」と言っている。 それぞれの『ジェノサイド』を自分の中で解釈できる本ではないかと感じた。 | ||||
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| 「このミステリーがすごい2011大賞受賞作。受賞前から近所の本屋さん がひたすらイチ押しでずーっと平積みにされてて気になり、手に取りま した。読み始めると、これが面白くて全然止まらない。イラクと日本か ら始まる物語が、世界中に展開され、最後は有機的に結びつく。スケー ルの大きく、かつ、精密に作りこまれた抜群のエンターテイメントでした。 (ネタばれになるけど)なんで頭のいい“彼”がわざわざ存在を発見され るような連絡をしたのかが気になるところですが、それ以外は広げた “風呂敷”もしっかり収束してくれて物語の世界観に没頭できる作品です。 | ||||
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